アパシー　鳴神学園七不思議

nikaikara21

2024年12月22日

始めに行っておくと、私は「学校であった怖い話」がとても好きで、とても大切な思い出の一つでもあります。
アパシーシリーズ以降、継続する歴史の中では様々な変化が生じてきたわけですが、その中で最も大きく変わっていった要素のひとつが、語り部たちの印象の変化でしょう。【暴力、陰湿、狂気】、そんな性格の歪み、特に負の側面が強調されていることがデフォルトになり、「クラスに一人はいるかもしれない、変わった生徒」から「なにをするか分からない、得体の知れない存在」として描かれることが多いです。(一周回って終始一貫している岩下さんが、逆に一番分かりやすいと思う)
本作を最大限に楽しむにあたっては、「この癖のある語り部たちを受け入れることができるか？」と、いう点が一つのポイントでしょう。

ストーリーに関しては、かつてのシリーズから人気シナリオをいくつかピックアップして踏襲されているため、クォリティーの高いものが多く、この点は「アパシーシリーズを初めて遊ぶ方」には特にオススメできる要素だと思います。また、過去シリーズを既プレイ済の人でも楽しめるよう、いくつかのシナリオのエンディング内容が多少、変更されていたり、モブ役が別のネームドキャラに配役が変えられていたり。と、サプライズ的要素はふんだんに盛り込まれています。この辺りは非常に楽しかったです。ボリュームも含め、お値段に沿う作品であることは間違いありません。

ではなにが不満なのか……。非常に残念であったのは、BGM、SE、場面転換といった要素の演出クォリティーは旧作と比較してもあまり良いものとは思えなかった点です。
・テキストにそぐわないポーズをとった立ち絵
・読後感が薄れる、単調な悲鳴ボイス(設定でボリューム0にできるのが救い)
・(バグだと思いますが)一部、シリアスな描写をぶち壊すように流れ続ける明るいBGM
特に移植元があるストーリーだと、「(学怖やアパシーの)旧作の方では、ここの演出怖かったんだけどな……」と、いう要素が目についてしまい、その度にどこか悲しい気持ちが先行してしまいました(多少の思い出補正があったのかもしれませんが)。
時に思い出は思い出のままで終わらせるのが、一番輝くのかもしれません。

timne

2024年08月25日

スチームデックでプレイ出来ました！
操作方法も問題なく、操作の編集も出来ます。
スチームクラウドにも対応しています。
有料拡張の「危険な転校生」も含まれていますので
スイッチの廉価版と遜色ありません！
スチームデックは画面がスイッチより大きいので、字の小ささがネックだった人でも少し読みやすいはずです。
内容はスイッチ版で完全クリア済みですが
ここまでやれば文句のつけようがない空前のボリュームと、そのボリュームがありながら、その全てほぼ外れのないクオリティに仕上げられたものばかり。
好みの問題はあると思いますが、逆に言えば好み以外に問題は見当たらないクオリティーです。
とてもお得でサービス満点な内容です！

okazaki

2024年08月18日

ゲームが面白いのはほぼ確定なので低評価レビューをあまりつけたくないのですが、正直今の操作方法から何も変わらないのであればあまり人におすすめは出来ません。
メッセージ送りや決定がCキーなのはちょっと厳しいです。
キーコンフィグ、マウス操作が実装されたらおすすめできます。

Angel Queen

2024年08月18日

ノベルゲームが好きで　ホラーが好きならば　このゲームが気に入ると思います。
最初プレイして「ん」　と思いましたが　いくつか読んで気に入りました。
フルボイスがほしいと思う人もいるかもしれませんが　テキスト量が多いので
ボイスはかえって煩わしいかもしれません。フルボイスは価格も高くなりがちですしね。
（効果音はあります）
エンディング数が半端な数ではないので、全部見るのはたいへんそうです。
一度選択した項目は✓マークがつくので選択肢の回収は便利です。
ただ実績はあるのにSteamクラウドに対応していないのでセーブデータについては不便です。
（対応してほしいです）
興味のある方はプレイされても良いと思います。

8/24　追記
Steamクラウドに対応になりました。
ありがとうございます！！！！！！！

mondo-nakamura

2024年08月17日

　このコンセプトが受け入れられれば、間違いなく買いのゲームです。
　ゲーム内容に不満はありません。
　ただ、マウス操作がほとんどできないのはなぜでしょう。他の作品では普通にマウスが使えるので疑問です。
　まあパッドがあるからそれほど不都合はないのですが…
　　システム的に一番よかったのは、選択肢を選べば自動でセーブされ、直前にすぐ戻れるので、選択肢つぶしがしやすいことです。