Darwinia
ダーウィニアの世界は仮想テーマパークであり、完全にコンピューター ネットワーク内で実行され、ダーウィン人と呼ばれる知覚を持って進化する生命体が住んでいます。残念なことに、ダーウィニアは制御不能に増殖したコンピューターウイルスによって蹂躙されてしまった。あなたの任務は、ウイルス感染を破壊し、ダーウィン人を絶滅から救うことです。
みんなのDarwiniaの評価・レビュー一覧
rko37559
2018年01月28日
日本語化可能。MODファイルをフォルダに入れてオプション変更だけ。
2005年作ということで、不便さや古さはあるが、それなりに楽しめた。
prison architectのパッケで過去作まとめて買ったので、単価100円もしていない筈だ。
不便さはゲーム性のパット見のわかりにくさに起因しているものの、ショートカットも必要な分は揃っているし、カメラを遠景にしてフィールド全体を見渡せばユニット生成と移動を効率的に行えたり、案外かゆいところに手が届くようになっている。
以下のコツを覚えておけばかなり印象は違うのでは。
・F1~F8のFキーでユニットと装備はすべてUIを経由せず投入可能。とりあえずこれだけ覚えれば快適性はグッと上がる。Cでユニット消滅、数字キーで選択、スペースで解除。
・スカッドを始動すると、生成可能な場所が光で照らされる。ゲーム開始時、どのポイントから攻略できるのか定めるのに役立つ。
・蜘蛛を中心とした大型敵はだいたいレーザー無敵で、グレネードなどを駆使するしかない。
・ダーウィニアンはスカッドと違い、かなりの傾斜を登れる。
・敵が無限湧きするように見えるステージは、どこかにラッパ状の生産施設がある。気付かないと延々と蜘蛛と戦う羽目に。
・UIはオプションで大きくできます。
音楽もなかなか良く、シミュレートされた生命の輪廻転生を、デジタル空間で理屈づけた設定とストーリーはよくまとまっている。演出もなかなかで、奪い取った生産施設が稼働しはじめるステージギミックなども凝っている(ローポリだが)
前半は自前ユニットでチマチマRTS、後半はダーウィニアンに指示を出して補給線を繋ぐのが主力になると、それなりに飽きさせないデザインになっている。その他、ナゾ過ぎるゲーム起動時のOP、ゲーム中延々とハゲのおっさんの話を聞き続けるキャラクター性など、作りの丁寧さと奇妙な突き放し方はさすがPrisonArchitectの開発者といったところ。
cellF11
2016年09月08日
VR知的生命の研究所Darwiniaに事故でウィルスが流入し、住人を喰らいながらどんどん汚染を広げている。ここに悪い(あるいはちょうどいい)タイミングで訪れてしまったプレイヤーは責任者である博士の助手として彼が原因究明と対策にかかっている間、彼の開発した介入ツールを用いてシステムの復旧を任される・・・
非常に雰囲気が良く、ストーリーも単純ながらよくまとまっているので多少英語が読めればなかなか楽しめる。一見紙人形のような原住民たちに固有のセリフなどはないが、Darwiniaの輪廻のシステムの中で一人一人が彼らなりの時間を生きる独立した知性体なのだと知るとそれとなく愛着がわいた。
個人的にはサウンドトラックが驚くほど美しい出来で特におすすめなのだがこちらは原作者のページでもいくつかの曲が公開されているようだ、興味のある人はTrash80で検索すると幸せになれるだろう。
難点としてはユニットの種類と同時操作可能数の少なさ、ストーリー本編の短さ(クリア後にレベルエディタが解放されるのもの根気がいると思う)、何よりRTSとしてのUIの悪さだろうか。メインの戦闘ユニットは重装なためか水中や急斜面といった場所を通過できないにもかかわらず迂回するといった行動をとらない。細かくルートを変更してやらないと山肌に引っかかってたり、入水自殺を遂げてしまったりがしょっちゅうある。
また、たまにユニット召喚条件を満たしていても受け付けなくなってしまったり、字幕の表示部分がメインとTipsのための端書きの部分で分け損ねていたりといった粗も見受けられる、このへんは人によっては大変なストレスであろう・・・
幸いゲームを再起動する羽目になってもほぼ直前から再開でき、ステージをリセットしても開放した中継ポイントは残っているので、基本的な要領をつかんで上記のような点に多少目をつぶれば致命的なほどではなかった。
以下ゲーム内で使用できるユニットとTips
・シーサイド自殺スクアッド:
先述の水没するメインユニット、正式にはただのスクアッド。ユニット選択時に右クリックで狙った先に集中砲火、撃ちながら左クリックするとサブショットのグレネードやロケット、爆撃ビーコンを発射できる(これらはストーリーで取得のちTABを押しながら選択中の分隊の横に出るアイコンで切り替え)。選択中は自動で撃ってくれないので集団に突っ込ませる時などは即座にスペースキーで選択解除するのが良いだろう。
自身は黄色く光る中継ポイントの周囲にしか召喚できないが彼らを中心とした範囲に後述のエンジニアを召喚できる。
・エンジニア:
飛行ユニット。ダウンした設備を復旧し召喚ポイントを確保するとともに、武装データキューブの回収やDarwinianの魂にあたるVR-DNA塊のリサイクルを行い彼ら原住民を専用の施設で蘇生できる。敵が手薄なところや複数送り込んで無理矢理修理できる中継ポイントがけっこうあるのでマップをよく見て効率的にスクアッドを送り込む起点をつくろう
・Darwinian:
原住民たちは独立しているので直に指示は出せないがTABの召喚メニューから彼らの数人をオフィサーに任命しユニット選択、右クリックでマップ上の特定ポイントに向かわせることができる。またこれも調整不足なポイントだが、オフィサーはユニット枠を消費しないにもかかわらず召喚システムの仕様のせいで枠が埋まっていると任命できない。可能なら忙しくなる前に要所に配備するのがいいだろう。
大型の設備は相当数の彼らを送り込んで起動させねばならないのでポイントごとにリレーさせる必要がある。
・ユニット強化:
TAB+Wで開発画面に移行する、ここで博士にどれかひとつの機能を時間経過で改善してもらえる。ユニットが運べるものの容量や武器の射程、同時操作可能数の向上のほか原住民たちに武装させることができる。彼らをメイン戦力とする後半は特に重要になるだろう。
・アーマー:
中盤以降転移ゲート付近に召喚できる装甲車。選択して自身を右クリックで原住民を乗り降りさせ、水中や山もなんなく乗り越えて輸送できる。地形の比較的平らな場所に右クリックで機関砲として展開されるので海向こうや丘などなるべく敵兵に乗っ取られにくくかつ同士討ちしない場所に展開してあらゆる敵を蹴散らそう。射程が長いのに壁向こうの敵まで認識して無駄撃ちするのが玉に瑕。スクアッドとうまく連携させるべし
P.S.
(何のつもりだか知らないがゲーム起動時のイントロが複数仕込まれており、半分くらいゲームの雰囲気にあって無かったり「このイントロはコーヒーとレッドブルキメながら十分ちょっとで作る羽目になったゴミです」とか自分で書いてあるのまであるのでアカン物を踏まされたのかと困惑しかねない、ちゃんとした奴もあるんだからそれだけ入れとけばいいのにどうしてこうなった)
rakkun1010
2014年12月03日
緑色のぺらっぺらなバーチャル生命体、それがDarwiniaです。
平和なDarwiniaの世界にウィルスが発生し、彼らは絶滅寸前に。悪いウィルス達を駆逐して元の平和な世界を取り戻しましょう。
・・・という目的でゲームが進行していきます。
カクカクしたポリゴン世界と、ぺらっぺらな棒人間は非常にこの世界観にマッチしています。
いかにもバーチャルっぽい感じでゲーム全体の雰囲気は素晴らしいですね。
しかし、全体的に単調なゲームです。
ユニットが無限に作成できるので緊張感がなく、突撃させて敵を駆逐するだけです。
中盤以降は砲台無双になり、これも突撃させて砲台を設置するだけです。基本的に詰み状態にはならないゲームバランスですね。ただし、自分が設置した砲台が敵に乗っ取られるとリカバリーには手こずります。
こんな簡単なグラフィックなのになぜだかDarwiniaが可愛く見えてくるから不思議ですね。
雰囲気はとてもよいのですが、ゲームの単調さと操作の面倒さもあって、あまりおすすめはできません。
ただし、気楽にRTSを楽しみたい方やこの世界観が気に入った方はセール時に買ってみてもいいかもしれません。
sensyuraku
2013年02月02日
プログラムや住人を操作してウイルスを撃退していくゴッドゲーム。前半はアクション要素が強く、後半はじりじり防衛ラインを押し上げていくRTS風になる。この後半戦が楽しい。グラフィックは簡素ながら演出が良くて意外に綺麗。それと流れる箇所が少ないけどBGMもなかなか良い。