

Demon Turf: The Tower
みんなのDemon Turf: The Towerの評価・レビュー一覧

ァ㌔ゥ
03月12日
ジャンプを主とした3Dアクションゲームで、壁キック・3段跳び・宙返りのアクションや見た目そのまんまなステージにマリオ64の面影あり。
スピン+ジャンプで飛距離の長い前転ジャンプ、ジャンプ+ジャンプで高度を稼げるコウモリジャンプ、これらの多様なジャンプを使い分けて進みます。
[h2]基本の流れ[/h2]
各ワールドは入口ステージ→6つのステージ→ボスステージの順に進行。
アイテムを担保にステージをパスすることも可能で、後で実際にクリアすればアイテムを返してもらえます。
落ちたり赤く光るもの(トゲ・弾・レーザーなど)に当たったりするとミスになり、チェックポイントからやり直し。
チェックポイントの旗はステージ内に3つ立てることができて、ある程度自由にやり直し位置を決められます。
[h2]攻撃[/h2]
攻撃はスピン・踏みつけで気絶させる、張り手オーラを放って弾き飛ばすなどの操作を駆使します。
ステージ内にあるコンバットゾーンは一定数の敵を倒すと先へ進める仕掛けで、土俵のようなリングと相まって相撲みたいなイメージ。
敵は直接倒すことができず、落としたりトゲに当てたりして倒す必要があり、手早く済ませるためには敵を誘導して同士討ちさせるテクニックも重要です。
[h2]特殊能力[/h2]
ワールドごとに特殊能力をひとつずつ習得していき、進むほどにアクションの幅が広がります。
使いこなせばダイナミックな移動が可能となり、かつて苦戦したステージも思わぬ近道が開けてタイムアタックに役立つことも。
ホイール・鳥はデフォルト設定のままだとうまく旋回しきれないことが多いので、メニューのコントロール設定からX方向の感度を上げておくのがおすすめ。
[h2]カメラワーク[/h2]
3Dアクションにおける永遠の課題ともいえるカメラワーク、それをこのゲームはどう解決したかというと、ほぼ手動。
カメラを自動に設定してもキャラの動きに対して追従が遅く、先を見通すためにはどうしても手動操作する必要があり、「崩れる足場を渡りつつカメラを方向転換する」などの同時操作が最初のワールドから求められます。
対して攻撃や特殊能力は「カメラの向き=標的の向き」というTPSの作法に則っているため、それらを使う中で自然とカメラ操作する癖がつくように仕向けられています。
万人向けのカメラワークを追求しても結局どこかしらで文句がつく、ならば視点の悪さをすべてプレイヤースキルの問題にしてしまえ、とも言いたげな逆転の発想が面白いところ。
しかし最初のうちは3DアクションとTPSのデュアルタスクをこなしているも同然の大変さなので、これに慣れるかどうかがゲームを楽しめる境目となるでしょう。
[h2]言語[/h2]
日本語非対応について、特に苦労するのはフォトハント(文章から撮影スポットを推測)とボス戦のヒント(一瞬表示されるメッセージを見て対応)の2点と思われます。
操作面では支障は少なく、随所に看板を置いて必要なアクションを絵つきで説明してくれるため、どのボタンを使えばよいかわかりやすいです。
[h2]いいね[/h2]
[h3]2Dキャラの軽妙さ[/h3]
キャラクターだけ2Dというのがプレイ動画を見る分には異物感がありつつ、自分で操作する段になると秒で馴染んでくるのが不思議。
旗をクルクル回して立てる・落下してペシャンコ・ミスして不満げに幽霊になるなど、かわいくユーモラスな描写が難関に挑む際の癒しです。
道中の変なスポットを記念撮影するときに自撮りで驚き・怒りなどのリアクションを上乗せし、デコる楽しさを平面絵が与えてくれます。
[h3]好奇心をそそる探索[/h3]
ステージのいたるところに「ギリいけるか?」の数々が散りばめられており、アイテムや近道を探す楽しみがあります。
左スティック押し込みでアイテムの方角を示すヒント機能も搭載し、取り逃しの不満も少なめ。
マリオ64でピーチ城の頂上にやっと登ったけれど何もない、そんなあの日のがっかり感を取っ払ってくれるかのようなチャレンジ精神に応える作りが好きです。
[h3]再訪ステージで味変を[/h3]
ワールドクリア後は再訪という扱いで難易度の上がったステージに挑めるようになります。
通常とは逆のルートを進んだり入れなかった場所が開いていたり、マップは同一ながら雰囲気の変化が面白く、ときには大胆なアレンジがお出迎え(Calm BayのCalm Bay要素どこいった?)
ボスになった後の会話・ポスター・グラフィティなどの更新も見どころで、アイテム収集や難しさ目当てだけでない横道的なワクワクがあります。
[h3]ワルでノリノリのBGM[/h3]
ギャングが闊歩する世界にマッチした悪童的グルーヴでアクションを楽しくさせてくれます。
ボス戦ではフェーズごとに盛り上がるインタラクティブな構成、再訪ステージでは通常BGMのリミックスで緊張感をプラス。
海を舞台にマリオの水中面のフレーズを入れたり、氷ステージではチル繋がりでラップを流したり、遊び心にも富んでいます。
[h2]う~ん[/h2]
[h3]特定の操作が厳しい[/h3]
ゲームパッド推奨とあるのでXboxコントローラでプレイしたものの、一部の操作に無理やりな感じが残ります。
例えばホイール変身中は猛スピードで移動しつつ右手親指だけでハンドルとジャンプを両方操作することになるため、咄嗟の切り替えが困難です。
[h3]掴みが弱いワールド構成[/h3]
出だしのワールド1は色彩に乏しい荒野、代わり映えしない光景、ステージ構成も狭苦しい感じが続いて地味につらいところ。
一転してワールド2は広々とした探索範囲に加えて、ステージごとに明確なアクセントがつけられていて面白い。
落下しても水で平気、毒による疑似的なライフ制など、1ミスでアウトのシビアさを緩和する作りにもなっており、こちらのほうが最初にふさわしいのでは? というチグハグな印象を受けました。

peppiya
2021年11月20日
英語なんでストーリーが分からないですが
自撮りしてるスライム姉さん達がかわいいのでとりあえずヨシ!

朝比奈 / Asahina
2021年11月04日
[b]2021.11.4 1stインプレッション[/b]
[hr][/hr]
『Demon Turf』は、魔界を舞台にした2Dキャラクター&3Dプラットフォーマーを組み合わせたユニークなグラフィックのゲームだ。
主人公は "Beebz" という悪魔の女の子。魔界は魔王が統べているが、各地にはまるでギャングにように様々な悪魔たちが縄張り争いを繰り広げている。
1000歳を迎えたばかりのまだ若い彼女だが、今こそ彼らを倒して自らが「悪魔の女王」になるべく行動をはじめるのだ!
[h1]ゲームプレイ[/h1]
ゲームとしてのメインは3Dプラットフォーマーらしく、様々なロケーションからなる高低差のあるステージをくぐり抜け、ゴールを目指して、最終的にはボスを倒すというものだ。
道中にはBeebzの行く手を阻む魔物や、一筋縄では行かないギミック、簡単には進めない地形が立ちはだかるが、様々なアクションや応用したテクニックを駆使して突破していくことになる。
アクションとしては基本を抑えていて、手から波動を出す攻撃や、ジャンプ・二段ジャンプ・コウモリに变化して空中を短時間飛べたり・タコに变化して水中を泳ぐといったことが可能だ。
難易度はそれほど高くはない印象で、ほとんどは直感的に操作できるし、チュートリアルも画像と文章で丁寧に説明されているので、安心してプレイできるだろう。
[code]キーボード/マウスにも対応しているが、ゲームとしては最適化されたゲームパッドでの操作が推奨されている。[/code]
[h1]ハブとなる街[/h1]
本作には各ステージとのハブ=中継地点となる街が存在する。
メインストーリーの傍ら、ここでは住人たちとのコミカルな会話や、カメラ機能を使った写真館のコレクション要素、時にサイドクエストを受けて刺激的なチャレンジに挑戦することもできる。
また街にあるショップではアクションを強化・拡張できる「Mod」を購入することができ、これはステージの道中で手に入れたケーキと交換するようなシステムとなっている。
個々のModにはスロット値があり、これはBeebz自身の最大スロットの枠内で調整して装備する必要がある。ビルドを組むようなものだと思ってもらえればいい。
[h1]日本語翻訳/ローカライズ[/h1]
ローンチ時点では英語のみの対応で、イベントではフルボイスとなっている。残念ながら日本語には未対応だ。
基本はステージ攻略のアクションだが、要所でのイベントや、街でのNPCとの会話、Modの説明などそれなりに文章を読む機会は多いので、英語が得意でなければPCOTなどの翻訳ツールの力を借りた方がいいだろう。
なお、将来的な日本語対応の見通しについては、SNSで開発者のFabraz氏から以下のコメントをもらっている。過去作も日本語に対応しているので今回も期待しておきたい。
[code]Fabraz氏のコメント:
Because of all the platforms we had to port to our small team wasn't able to do translation work as well. But maybe in the future we can add Japanese support, we'd love to!
訳:
移植しなければならないプラットフォームがたくさんあるため、小さなチームでは翻訳作業を行うことができませんでした。でも、将来的には日本語を追加できるかもしれません。[/code]
[h1]総評[/h1]
アクションそのものは比較的オーソドックスではあるものの安定してバランスがよく、2Dとは思えないほどよく動くキャラクターと、3Dプラットフォーマーとの融合はユニークだ。
日本語に対応していないためストーリーの理解や、コミカルな会話、なによりBeebzの魅力を十分に体験できないのは残念だが、それでも楽しめる部分はあるだろう。
PVの雰囲気がゲーム内と離れていないので、PVを見て魅力を感じたならばおすすめしたい。