




Leisure Suit Larry in the Land of the Lounge Lizards
ラリー・ラファーという中年男性の処女は、架空のアメリカの都市「失われた賃金」で「幸運を掴む」ために必死に努力します。 ラウンジ トカゲの国のレジャー スーツ ラリーでのあなたの目標は、夢の女の子を見つけて誘惑することです。この目標を達成するのは簡単ではありません。一晩しかありませんし、残念なことに、ラリーの見た目で行き詰まっているからです。お金の欠如、機会の欠如、口臭などの他の問題も事態を大幅に複雑にする可能性があります。ゲームとのインタラクションが、各状況の結果を左右します。 たとえば、キャラクターにメジャー リーグの野球チームと契約させたり、男性向け雑誌を創刊して成功させたりすることは、最終的な目標に役立つ可能性があります。一方で、致命的な病気にかかったり、現金をすべて失ったりすると、進歩が妨げられるだけです。目標を達成するには、常識、論理的思考、そしてまったくの幸運の組み合わせが必要です。
みんなのLeisure Suit Larry in the Land of the Lounge Lizardsの評価・レビュー一覧

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2023年08月09日
1980年(Apple II)からADVゲームの製作を手掛けてきた老舗Sierraが放つ、King's QuestやSpace Questに並ぶ古典的アダルトコメディADVシリーズ一作目。中年セールスマンのラリー・ラファーが、当時でさえ時代遅れのレジャースーツと100ドルぽっちの現金をもって、放蕩の街ロスト・ウェイジへ脱童貞旅行に向かう。
ベータタブから91年のリメイク(VGA)版への切り替えが可能。データを再ダウンロードすることになるので残念ながらオリジナルの87年(EGA)版とは共存が不可能、プレイ時にどちらか選択できる方式なら尚良かったが…プレイ環境はDOSBoxではなくScummVMでの動作となる。
本作の目的はイケイケなギャルをナンパしてコマすという、アダルトゲームでさえ滅多に見られないような潔すぎる内容だ。そして主人公はハンサムでもなければ特別な才能や血統も持たず、抱いた女を無条件に魅了するマジカルCHINPOの持ち主でもなければ金持ちでもない、ナイナイづくしの冴えない中年のオッサンなのである。しかも息が臭い(ゲーム中、あなたは頻繁に口臭スプレーを使うことになるだろう)。
どこを見てもモテる要素など持たないオッサンが、無責任男ばりに根拠のない自信と運とハッタリで運命を切り拓いていく。若者にウケるような話ではない、そういう意味でも本作は非常に…アダルト向けのゲームである。
ゲーム進行は一本道であり、行動できるエリアも非常に限られているため、自由度はほぼ皆無。
パズルの内容自体は馬鹿馬鹿しくもロジカルなものであり(TVのアダルトチャンネルをつけて用心棒の気を逸らす等)、クランクを回すと噴水から隠し通路が現れるというような非現実的なものは無い。
正直ADVとしての完成度はそれほど高くない、というのも運ゲー要素が強いのである。ゲームを進めるために金を稼がなければならない場面が幾つかあるのだが、その方法がカジノで稼ぐという手段一択であり、カジノで勝てるかどうかが運次第というわけなので…
しかし本作でもっとも難易度が高いのは、起動時に直面する年齢認証クイズであろう。
これは「20歳以上なら答えられるだろう」と想定された設問を5問中4問正解しなければならないのだが、クイズ内容を正確に言うなら「1967年以前生まれのアメリカ人を対象としたもの」と呼ぶべきもので、ローカルな時事問題やポップカルチャーなどが出てくると、ネイティブ・アメリカンの血の上に立っていない民族からすると、ちょっと手も足も出なくなる。
年齢入力画面で15歳以下や100歳以上を入力する、またはクイズに2回不正解すると、ユニークな警告メッセージとともにゲームが強制終了する。
(この年齢認証部分を制作したのはSierraのCEOであるケン・ウィリアムズ御本人である)
洋モノのエロコメなので当然人を選ぶ作品ではあるが、あちらのノスタルジックな空気感を味わいたい人、オースティン・パワーズとか好きな人にはオススメです。