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シンフォニック=レイン

シンフォニックレイン、生まれ変わったHD版、Siroによるリマスター!舞台は音楽と降り続く雨の街、ピオーヴァ。ビジュアル ノベルと音楽ベースのゲームプレイが調和して融合した中で、クリス バーティンをマスター ミュージシャンへの道に導きましょう。

みんなのシンフォニック=レインの評価・レビュー一覧

5

2004年に発売した、隠れた名作と言うのも憚られるほどの全年齢作品の名作。
そのHDリマスター版になります。

雨の町ピオーヴァを舞台にした、少年と少女、そして音の妖精
彼らの奏でる音楽と雨を主題とした、美しくも切ない物語。
登場人物たちの様々な人間模様を巧みに描いたこの物語は、
初回版発売から20年以上を経た今でも、プレイした多くの人の心に残り続けるものと確信しています。
"人の心"の交差、物語の節々に丁寧に織り込まれた伏線。
しろさんの描く、柔らかくも儚い印象を持つ登場人物達。
降りしきる雨の音と共に、故・岡崎律子さんの紡いだ珠玉の調べが重なり合い、
【シンフォニック=レイン】という物語の世界にプレイヤーを引き込みます。

この作品は、事前に知識や攻略情報は一切仕入れず、まっさらな状態で読み進めて欲しいと強く願います。
少しでもこの作品に興味を惹かれたならば、どうか、騙されたと思ってこの作品を手に取って下さい。
最後まで読み終えた時に、決して後悔することはないと信じています。

Lily

Lily Steam

01月06日

5

灰色のように繊細な雨粒が、そよ風に乗って、ふんわりと漂っているの。ずっとそのまま…時の果てまで続くって〜

・・・おすすめかな~?・・・
☑ はい
☐ いいえ
☐ もうちょっと詳しい情報がわかるまでは、内緒にしとくね

2nd_sisya

2nd_sisya Steam

2024年10月10日

5

シナリオと歌が良い。劇中歌やキャラ個別EDで使用される曲の歌詞がすべてシナリオに関係するものなので入念に聴いてほしい。

edytha

edytha Steam

2023年09月23日

5

雨のようにしみじみとした気分を感じさせる作品です。
途中までは陰鬱な雰囲気の方が強いですが、最後までプレイすることで、その雨もあがるかもしれません。

nago

nago Steam

2023年04月05日

5

私も音楽学校で素敵な恋愛をしたかったですねえ。
学園が舞台ですが、所謂学園ものっぽい感じもなく主人公も一人暮らししているので、大学生活の雰囲気に近くて個人的には好みで良かったです。
文章は特別上手いという訳でもないですが、落ち着いた感じで雰囲気によく合っており、十分役目は果たせているので特に不満はないです。
ストーリーもキャラに拠りますが、全体的には適度な起伏があって良かったです。特に難解である訳でもなく、考察とかが特に必要なものではないですが、人間関係を直球でやっているので人の心に浸り方には良いかと。あと全ルートやったほうが良いと思います。というか全ルートやらないとたぶん勘違いが起こります。
個人的にはアルが好きです。

♖La Manzerla♜

♖La Manzerla♜ Steam

2022年07月26日

5

I heard the sound of rain all the time I was playing.
But I'm not tired of it yet.

channoma

channoma Steam

2022年01月04日

5

岡崎律子さんの曲が刺さる涙が止まらない
ストーリーも良い
名作

フラボノ

フラボノ Steam

2021年12月17日

5

優しそうで優しくない、ちょっと優しい
そんな世界の物語と感じた。
岡崎律子さんの音楽が素敵……

orinasu

orinasu Steam

2021年11月06日

5

Steam版が初プレイです。
素敵なシナリオと音楽をありがとうございました。

主人公は、卒業演奏会を間近に控えた音楽学校の生徒。
卒業演奏会のパートナーとなる女の子を選び、本番に向けて二人で何度も発表曲の練習をすることになります。

演奏パートは音ゲーになっており、卒業演奏会で楽曲をクリアできればパートナーとのグッドエンドになります。
面倒くさいと感じるかもしれませんが、初回はオートプレイにせず、自力でクリアしてみてください。
苦手な方はイージーでもそれなりに練習しないとクリアできない難易度です。
二人で同じ曲を何度も練習するというシチュエーション自体が、パートナーへの思い入れをより強くしてくれることでしょう。

失敗できない演奏会本番を迎える緊張感と高揚感、それまでに積み重ねたパートナーとの練習の記憶、その曲をもう弾かなくてよくなるという安堵感と幾何かの寂しさ。
本番までの練習を集中してプレイしていれば、そういった現実で演奏会に出るときに近い感覚が味わえると思います。

なお、他のレビューにあるsteam未収録のサイドストーリーは、有料ではありますがnoteというサイトで読めるようになっています。(2021年11月時点)
steam版を持ってるのにサイドストーリー目的で普及版(パッケージ版)を買いたくない、という方は検討してみてはいかがでしょうか。
https://note.com/kogadobooks/m/mcd1961074586

かなで(Kanade)

かなで(Kanade) Steam

2021年07月18日

5

みんなのことを考えると涙が出てくる...

5

報われない思いが濡れてく
傘も差さない帰り道
決してあなた気づくことはない
涙 しずく 雨

MARTHER

MARTHER Steam

2020年12月29日

5

2004年洋画「バタフライエフェクト」が公開されてから、ギミックに量子論を使用したノベル系ゲームがぽつぽつ現れました。本作は、「終の空」「ひぐらしのなく頃に」などと並走し、同技法を用いた作品群のパイオニアとなった作品の一つです。

そのため、読解はとても困難であり、未だに議論されている箇所がある程ですが、愛蔵版特典の「妖精の本」と同人CD「エデンの分かれ道」の2タイトルにて、それらの解答が出ています。また、本作はとことん報いの無い悲しい物語ですが、それらは最終作の「ディアピアニッシモ」にてハッピーエンドを迎えるための伏線でもありますので、本作が気に入った方は、これらも試されることをお勧めします。

inuor

inuor Steam

2020年11月29日

5

工画堂HPのトップにナノカ居るんだから
トリスティアシリーズもスチームで再販してくれよ~
頼むよ~

5

何度も何度も何度もプレイした超名作!

号泣させるシナリオはもちろん。
豪華声優陣の唄と一緒に奏でるリズムタイピング!
キーボードの配置を覚えるのにも最適です!

ピアノを弾くがごとく滑らかにタッチ!上下に手を動かし目をつぶり浸れるゲームです
目を開け横を向くと…母ちゃんがつめたい目をしているうううううううという私の様な経験をしない様気を付けましょう!!!

nanoragcie

nanoragcie Steam

2020年09月08日

5

I LOVE this game!

おそらく一番簡単でより多くの人に伝えたいのならこの言葉になる。
このゲームに関して言いたいことはたくさんあるが、多すぎて書ききれないのが現状。
ただ個人的に一番よかったことは、話のボリュームに対して全く飽きがこなかったこと。
読んでてだれるどころか、話にどんどん引き込まれていって続きが常に気になっていた。
途中何回か止まって考察したり気持ちの整理をしながら楽しんでいた。
セールでなんとなく買ったけど、本当に購入してよかったと思う。
あぁ、これでやっと雨がやみそうだよ...

Sunset

Sunset Steam

2020年05月09日

5

steamが初プレイ組。

結論から言えば、システムの「痒い所に手が届いていない点」が結構気になるが、ADVとしては良作。
シナリオはネタバレ厳禁なタイプの為、システム寄りなレビューを少し。

[システムの何が駄目?]
1.テキスト送りの際にキャラクター音声を停止させずに再生を続けられない
2.設定ないし、一定ルートのクリア等で「時間のかかる音ゲー要素」をほぼ選択スキップできない
3.段階的な開放要素に対して分かり易さに欠けている点がある

※2に関してはオプションで自動演奏がある為、成功判定を取る事自体は容易でも、
 特に2周目からは時間ばかり掛かって唯々怠いという…致命的な減点ポイント。
 他(私の問題かもしれないが、気になった要素)
  音を出すタイミングと出る音のイメージが一致し辛い。
  自動演奏であっても入力タイミングの音符の動きと音のタイミングが微妙にずれている気がした。
 以上の理由で「音ゲー」としては、とてもお勧めできない。

※3に関しては A->B->C or A->B と予想していたら A->B->A だった感じ。
 詳しくは書けないが、そこで無駄に時間を費やしたので気になった。

[参考にするかどうかは人によるデータ]
2020/05/10現在
グローバルプレイデータ
Symphonic Rain
>ゲーム中にオープニングムービーを見ました。74.7% -> プレイすれば、必ず取得されると言っていい実績
>すべてのエンディングを見ました。16.2% -> 説明そのまま

完全新作で無い事もあり単純に評価はできないが、steam版のオール(ルート)クリアは意外とされていない印象。

…とはいえ
OP(スチームのストアページでも見られる動画)で魅力を感じたら人なら、本当にお勧めしたい。

きょ

きょ Steam

2020年05月02日

5

僕にとっては一番の作品です、唯一の、今までの、このままの。

The only one best visual novel I ever met, in my life.

mabel

mabel Steam

2020年03月14日

5

暗めのシナリオが苦手じゃなければ楽しめる。
音ゲー要素も有るが、オートプレイが有り、苦手な人でも問題ない。

音ゲーはスキップ機能が有れば、もっと良かった。

arasyou

arasyou Steam

2020年03月12日

5

絵本のような優しくて淡いイラスト。岡崎律子氏の非常に完成度が高い楽曲の数々。音楽と雨の街ピオーヴァを舞台にした音楽学校での生活……。
 まず、私のプレイする前の印象として、非常に雰囲気がいい作品という印象を抱いていた。きっと、この優しい雰囲気が好きな人はあらすじやイラストを見た時点で、この作品のことが好きになるという期待のようなものを抱くと思う。そして、その期待は実際にプレイしても裏切られない。ただし、本作の優しい雰囲気の水面下には「秘密とうそ」が隠されているが。

※シナリオやテキストについて
 まず第一に本作のテキスト自体はあまり上手くない。ユーモアや文章の美しさとは無縁で、比較的淡白な印象を受ける。洗練されているというよりも、どこか未熟さを感じるようなテキストだと思う。そのテキストの未熟さもあいまって、正直物語の序盤は冗長で退屈だと感じた。
 しかし、特定のヒロインのルートに入った途端、突然本作の面白さを感じるようになった。文章的な上手さはさておき、このゲームの登場人物の造形はとても良くできている。一般的な美少女ゲームのヒロインとは異なっていて、テンプレのような記号的な印象を受けない。一言で言ってしまえば、生々しい。可愛らしいイラストとは裏腹に、感情の動きとか会話の何気ない部分が繊細で人間くさい。また、それぞれの登場人物が良いところもあれば、欠点や駄目なところをきちんと持っていてリアリティがある。人によってはこういう生々しさを苦手だと思う人もいるかもしれないが、きっと刺さる人には刺さる。
 また、恋愛模様も生々しくてドロドロしている。個人的に本作の特に面白いポイントは主人公にはすでに恋人がいるという点だ。主人公は故郷に幼馴染の恋人がいて、文通で手紙のやり取りをしている。遠距離恋愛をしている彼女ももちろんヒロインと呼べるが、本作の主なヒロインは主人公が通っている音楽学校の女生徒3人だ(ちなみにメインヒロインの一人は幼馴染の恋人の妹)。つまり、本作のプロットは初めから恋人に対する裏切りを想定していることになる。はっきり言って、かなり挑戦的だ。少なくとも、絵本のような可愛らしいイラストに釣られて、ヒロインとの純愛を基調とした恋愛模様をイメージして本作をプレイすると面を食らうかもしれない。しかし、本作の丁寧な登場人物の人間描写はその生々しい恋愛模様を巧みに表現することに成功している。本作の登場人物はイラストのおかげもあって非常に幼く見えるが、考え方は割と大人びている。甘い純愛を描く美少女ゲームもあるけれど、本作のようなビターな恋愛も面白い。
 本作の特徴的な要素の一つとして、秘密やうそが挙げられる。本作は初めから終わりまで秘密やうそが溢れている。ヒロインの一人のメインテーマの標題が『秘密』であることからも、本作の重要な要素であることがうかがえる。本作の登場人物にリアリティと魅力を感じる理由の一つが、彼らが皆秘密を抱え、時には嘘もつくという点だ。誰も秘密を持ち、時には嘘もつくことがあるという当たり前な事実を本作は実にうまく描いている。また、本作の嘘について、他人のためを思ってつく嘘もあれば、自分のためにつくエゴイスティックな嘘もあったりして実に人間らしくて良い。これは個人的な好みかもしれないけれど、私は秘密や自分が分からない部分を持っている本作の登場人物の複雑さに魅力を感じてしまった。そういう一筋縄ではいかない複雑な部分は派手さがないかもしれないが、地味ながら奥深くて面白い。
 本作に派手さはないが、一般的な美少女ゲームとは異なる独特な魅力があることは間違いない。ただ、色々なビジュアルノベルをプレイした上で本作をプレイしなければ、ストーリーという点では本作の独特さを感じることができずに退屈に思ってしまうかもしれない。本作のストーリーの魅力は登場人物にあって、話の筋そのものの面白さやドラマチックな場面はあまり期待できないと思う。しかし、地味ながら光る部分がたくさんあり、プレイした後は人に語りたくなるようなところもたくさんある。少なくとも私はこの作品の物語が割と好きだし、万人受けはしないかもしれないがとても良い物語だと思っている。

※舞台・設定について
 はっきり言って、この作品の舞台や設定について理屈を求めるとツッコミどころがあるのは分かりきっていることだと思う。舞台はイタリアのどこかで、時代設定はきっと近代あたり。私はそんなに気にならなかったが、設定にうるさい人だと色々なことを気にしてしまうかもしれない。
 本作にはイタリア語がたびたび出現する(ナターレやコペルトなど)。多くの日本人にとって馴染みのあまりないイタリア語が本作の異国風な雰囲気を醸し出すのに一役買っていると見るか、それともシナリオライターの衒学趣味のひけらかしと見るかは人それぞれだろう。個人的には適度に使われていて、文脈から意味が分かったのでちょっとしたスパイスとして楽しめた。
 あと、このゲームは音楽学校が舞台なので、そういう音楽的な部分が追求されることを期待するかもしれないが、残念ながら音楽について細かく語られることはない。あくまでも、一般的な音楽の話があるのみで、技術的で専門的な描写は特にない。
 更に、ネタバレになるので深くは言及しないが、物語の謎について説明されない部分や無理がある部分もあったりするので、そこに不満を覚える人もいるかもしれない。
 正直、設定や舞台に関しては、ディティールを楽しむというよりも雰囲気を楽しんだ方が本作を有意義に楽しめると思う。細かい部分を気にしなければ、本作の舞台である雨と音楽の街ピオーヴァに流れるアンニュイな雰囲気はとても心地いい。夢とうつつの境界にあるような音楽の街の空気感はなんだかんだでとても魅力的だ。

※イラスト・背景美術について
 本作のイラストレーターは『ヤマノススメ』で有名なシロ氏。優しくて淡い色使いが特徴的で本作の雰囲気にぴったりと合っている。キャラクターの見た目については、とても幼くて可愛らしく見え、なんというか「少女」という感じである。いわゆる判子絵というやつで表情のバリエーションに欠ける部分があるように感じられたが、これは好みの問題だろう。
 背景美術については非常に良くできる。絵については詳しくないので詳細に語ることができないが、本作の背景のタッチは独特な雰囲気があって良い。素朴で優しい手書き風の背景なので割と手間がかかっているような気がする。本作のテキストは舞台設定について細かい描写をしていないが、代わりに背景が舞台設定に強い説得力を持たせている。

※音楽について
 本作の音楽を手掛けたのはシンガーソングライターの岡崎律子氏だが、彼女はこの作品が発売された後に病気で亡くなっている。つまり、本作は彼女の遺作という側面を持っている。私がこのゲームをプレイしたきっかけは、本作が彼女の遺作だと知って興味を持ったからだ。
 ヒロインが音楽学校の声楽科の生徒であるため、本作には多くの楽曲が登場する。そして、その全ての楽曲の完成度が非常に高い。また、曲を歌う声優の歌声も良い。とりわけ好きなのが本作の曲の歌詞で、ヒロインの心情を巧みに表現していて素晴らしい。はっきり言って、本作の音楽に文句の付け所はない。
 ただ、個人的に本作の音楽を冷静に評価することは非常に難しい。本作の音楽は岡崎律子氏の死と切っても切り離すことはできない。だから、音楽そのもの素晴らしさに感動しているのではなく、実は岡崎律子の死という部分に心を動かされてしまっているかもしれない。私は本作の音楽は本当に素晴らしいと思う。ただ、作者の死と作られた音楽そのものの関係を考えると、その素晴らしいと感じた理由を言葉にするのがとても難しい。

※システム面やリズムゲームについて
 さすがに昔のビジュアルノベルなので、所々不満に思う点がある。テキストを送るのが若干重い点やセーブデータの区別がつきにくい点など、細かい部分が少し気になった。ただ、通常のプレイには全く支障はないので特に問題はない。
 本作にはストーリーの所々でキーボードを使ったリズムゲームが存在する。これについては、私にとって難しすぎたのでほとんどオートプレイで終わらせてしまった。ただ、このリズムゲームのパートがまったく要らなかったというわけではなく、オートプレイにしながら曲をじっくりと聞くことができたのは結果としては良かった。

※総評
 作品としては不完全な部分もあるけれども、このゲームを全てプレイし終えるとその不完全さもひっくるめて好きになってしまうような不思議な魅力が本作にはある。特に登場人物の造形や岡崎律子氏の音楽は他の作品ではなかなか味わうことができない素晴らしさがある。誰にでもお勧めできる作品というわけではないけれど、人によってはとても印象に残る作品だと思う。

Agagus

Agagus Steam

2020年02月11日

5

最初に言っておきますが、日本人じゃないですから、言葉遣いが微妙だったり間違いがあったりしたら大目に見てくれると助かります。努力はします。

この作品に関して言えることは限られています。言いたいことは山ほどありますが、そのほとんどがネタバレなのでここに書くわけにはいきません。

ただ言えるのは、クリスっていう人物がいて、彼がピオーヴァっていう街の音楽学院に通っています。もう三年生で、卒業するには卒業演奏をしなくてはなりません。でも、彼の所属しているフォルテール科の生徒にはソロの演奏が許されません。というわけで、パートナーを探す毎日がこの話の中心となります。これまで読んでつまらない設定だと思ったのなら、その気持ちはわかりますが、実際読めばきっと驚くでしょう。

ビジュアルノベルが好きな方にも嫌いな方にもオススメ。この物語はそのどちらでもを感動させる力を持っています。もちろんそれも私の意見に過ぎませんが、信じてこの作品を読んでみれば、たぶん後悔はしません。

buenan

buenan Steam

2019年12月25日

5

steam版をやってみて、えっ!?と驚いたので、レビューを変更します。

このゲームは、シンガーソングライターである岡崎律子さんの遺作です。
闘病中に歌を作り、亡くなられました。
ヒロイン達の歌う歌の中で、岡崎さん自身の心情が語られ、みんなにお別れを告げていきます。

ただし、ゲーム自体は、お涙頂戴の泣きゲーにすることもなく、作中に死の描写は殆ど出てこないという不思議なゲームなんですよね。

OPムービーの歌を聴いて下さい。
この情報を知った人には、別の意味の歌に聞こえるはずですから。

名作と呼ばれるゲームは数ありますが、長い年月を得た後でも色褪せることなく、私の心に残り続けたゲームとなりました。

さて、ここで問題なのですが...
シンフォニック=レインは度々発売を繰り返されたゲームだけあって、微妙に修正が加えられています。
昔のあるバージョンでは成立した解釈がsteam版においては成立せず、ハッピーエンドで終わるように見える物語は実はバッドエンドとなっています。これが制作者達の最終見解なのでしょうか?

ネタバレ
[spoiler]
ゲームには、岡崎さんの(歌&現実の)世界と物語の世界が流れています。
テーマを直接的にシナリオで語らず、歌に託してあり、岡崎さんとヒロインの1人が、同じ運命を辿りつつある...というのがゲームの構造です。

ED曲で夜空を飛ぶフォーニは、ヒロインの死を示唆しています。
ヒロインが生きている間は、フォーニは空を飛べなかったのですから。(まだ天使になっていない状態)

トゥルーエンドとは、二人の辿る本来の結末。

ハッピーエンドのはずのグランドエンドにおいてもED曲が変わらないのは、天に召される岡崎さんが物語の結末を書き換えていったことを意味・・・・・・昔のあるバージョンでは、グランドエンドのED曲でフォーニではなく、光の玉が飛んでいたゆえに成立した解釈です。
今回のsteam版はフォーニが夜空を飛んでいますから、グランドエンドの結末はアリエッタの夢でしかなかった...という解釈しかできません。ちょっと、あんまりですよね。

(岡崎さんに降り続いた) 雨は止みませんでした。
それでも彼女は、止まない雨の中から 「止まぬ雨はない(お別れの悲しみもいつか癒えるよ)」と歌って去って行きました。[/spoiler]

kuroi

kuroi Steam

2019年11月17日

5

この作品を初めてプレイしたのはまだ学生の頃でした。
今回Steamでの発売を知り、10年以上越しに作品をプレイしましたが、、高校卒業以来一度も会っていない親しかった友人達に再会して近況を報告したときのような気持ちであり、当時は気づきもしなかった事実に気づいたような気持ちでした。
この作品の主人公は常に辛い選択を迫られています、しかし昨今の主人公と呼ばれる有象無象とは違い、全てに正直に向き合い苦しみながらも答えを出そうとします。
そして、各ヒロイン達も多くの苦しみや痛みを背負いながらも日々を必死に生きています。
そんな古い友人たちとの再会に私は大きな喜びを感じるとともに、当時は感じることのなかった気持ちすら芽生えました。
この作品のキャラクター・シナリオ・音楽すべてに私は今慈しみのような気持ちを感じざろうおえません。
できれば、日々の生活に痛みや苦しみを少しでも抱えている人全てに知ってほしい作品だと思います。

KinGam

KinGam Steam

2019年03月23日

5

先ほど最後のルートが終わりました。(全ルートは未回収です。)
基本的に舞台は一つの街ですが、今はどこか遠く辛い旅から帰ってきたような、そんな物語を読んだあとの気持ちです。

しかし、ちょうど15年前に発売されたゲームですか、懐かしいです。
当時は学生だった自分はなぜかフォーニのフィギュアが付いた限定版を買っていました。
ただ正直に言って記憶に残っている作品ではなかったのですが、ボーカルアルバムまで買っていたことは今となってはラッキーでした。
この作品はやはり歌に着想を得て作られたようですし、実際にヒロインとテーマソングが似合っていますし、どの歌も繰り返し聞きたくなる素晴らしいものばかりですので。
まさにこれを書きながら歌を聴いていますし…いえ逆です、歌を聴きながら作品を振り返りつつレビューを書いています。

ストーリーとしては別の方が書いているように、途中やルートによっては沈まされます。
とはいえ各ヒロインのストーリーはちゃんとエンディングを迎えますし、展開も面白いです。
しかし、私はこの作品の素晴らしさは個々のストーリー以上に全体の構成により救われる話・演出になっていることだと思います。
内容自体を書くべき場ではないので抽象的になりますが、そんなストーリーの運びだからこそ、いつも悲しみを心に抱えたクリス(主人公)のそばにいるフォーニが常にクリスとそしてプレイヤーの救いになったのだと思います。

こういうノベルベーム(?)をちょこちょこやってきた私の評価としては上位に入る素晴らしい作品です。
歌は間違いないのですが、ストーリー・キャラクター・絵などの質も高いと思います。
さらに、ノベルゲームで重要であるそれら全体で組み合わせが非常によかったと感じます。
それを5点満点の評価で表すなら以下のようになると思います。
ストーリー : ★★★★
キャラクター : ★★★★
絵 : ★★★
音楽 : ★★★★★
システム : ★★
全体 : ★★★★★

昔のゲームにしては消して安くないですが、是非多くの方にやってみてほしいです。

suiton

suiton Steam

2018年12月27日

5

最近になってこの作品を知り、ゆっくりやって実績全解除まで50時間くらいでした。

基本的にサウンドノベル形式です。選択肢はありますが、どのルートを読むか決めるために序盤の選択肢を選んでいき、物語をエンディングまで追っていく形になります。エンディングを回収するにつれて、そうだったのかと納得することや、物語のテーマも少しずつ見えてきたりするので、私はたのしく読み進めました。

加えて、物語の合間にそこまで多くはありませんが音ゲーをする部分もあります。苦手な方はオートでも進めることができます。あえてハードモードで主人公たちが練習する気分を味わうのもいいかもしれません。

途中までモヤモヤしたものが溜まっていくとは思いますが、最後までやってよかったと思えるのでおすすめです。

sgarna

sgarna Steam

2018年06月16日

5

音楽で人の心を震わせるのは簡単な事ではありません。
このゲームで使用されている音楽は岡崎律子さんが作詞作曲されておりますが、詩曲ともに感嘆の声しか出てきません。
どれも本当に、歴史に残るべき楽曲です。
その素晴らしい音楽が素晴らしいシナリオを彩っている。
これにより、名作が一つこの世に生まれました。

グランドエンディング後に訪れる心地よい余韻を、もっと多くの人に感じてもらいたい。
心の底からそう思います。

denngaku

denngaku Steam

2018年05月08日

5

2018年5月8日のアップデートで演奏パートが60FPS化しました!
とっても滑らかで見やすくなり今でも遊ぶファンにとってありがたいです
リリースから時間が立ちますが、きちんとサポートがされていてとても好感が持てます

Akimizu

Akimizu Steam

2018年04月22日

5

雨が振り続ける街ピオーヴァで音楽を学ぶ主人公達のお話。
丁寧な心情描写のシナリオと岡崎律子さんの曲で、強く心を揺さぶられます。

しろさんの画風が変わり、最初は少し違和感がありましたがすぐに慣れました。
HD版リセルシアほんとかわいい。 新旧ともに崩れたケーキのシーンでやられます。
ぶっ続けでやると病みそうになるので、休憩しながらのプレイをオススメします。

チョコラータ・カルダ食べたい。

Kirito

Kirito Steam

2018年04月11日

5

律子お姉さんの音楽のために!しろ先生のロリちゃんだちのために!工画堂黑猫組万々歳!

swordofkings

swordofkings Steam

2018年02月13日

5

Goodエンド網羅までプレイしました。

ゲーム自体はだいぶ前から知っていて、そのうちプレイしたいゲームだと思っていたのですが、
風のうわさでSteam版が出たのを知ったので購入してみました。

かなり心にグッとくるゲームでした。素直に感動しました。
(ストーリーが主軸のゲームで、説明下手なのでシナリオに関しては割愛)

音ゲー部分はNormalだと音ゲー慣れしてない私には難易度が高いです。(特にファルのS&F連打、K&L連打)
苦手な方はEasyかAuto Playにすればクリア可能です。
(リセとトルタはひたすら練習してなんとかNormalクリアできました。)

他の人のレビューで見ましたが、デジタルノベルコレクションだとストーリー補完があるとのこと。
DLCでもいいので是非見てみたいですね。

追記:
名残惜しくて実績全解除まで遊びました。
気づいたこととして、誰のルートにも入らないバッドエンドが結構良く出来てるなぁと感じました。私と一緒でGood endだけみて名残惜しい人はぜひどうぞ。

Hajimetro

Hajimetro Steam

2018年01月20日

5

埋もれていた名作。偶然の出会いに感謝。
これが2004年春に出た作品とは驚きです。こういったノベルゲームの全盛期は終わってしまった気もしますので、今後なかなかシンフォニックレインを越えるゲームには出会えないでしょうね。

名の知れたノベルゲームは一通りプレイしましたが、この作品は設定・イラスト・ストーリー・そして音楽が素晴らしく調和していると感じます。まるで岡崎さんの「歌」のためにある作品のような印象を持ちました。今後制作される音楽をテーマにした他作品にとって、越えられない壁として存在し続けることでしょう。

他の方のレビューでも言われていることですが、ある意味奇跡の作品だと言えます。狙ったわけでなく、奇跡的にここまでの作品になった。狙って出せるものではありません。

シンフォニック=レインに似ているゲーム