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シンフォニック=レイン

シンフォニックレイン、生まれ変わったHD版、Siroによるリマスター!舞台は音楽と降り続く雨の街、ピオーヴァ。ビジュアル ノベルと音楽ベースのゲームプレイが調和して融合した中で、クリス バーティンをマスター ミュージシャンへの道に導きましょう。

みんなのシンフォニック=レインの評価・レビュー一覧

kuhoki

kuhoki Steam

2017年12月10日

5

2018/12 追記 スイッチに移植されたようで、おめでとうございます。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
今回のSteam版で初プレイです。(実績全解除済み)
2004年にPC向けに発売された作品のHDリマスター版(立ち絵、イベント絵は今回の為に描き直したらしいです。)
ゲームジャンルは基本ノベルゲーム(シナリオ重視で選択肢は少なめ)と音ゲー(苦手だったらオートプレイがあるので問題はなし)です。

シナリオは三角恋愛物で正直序盤は退屈ですが、最後までやったらすごく面白いし、感動して最後までやって良かったなと思える作品でした。
まぁ、目をそむけたくなる展開があるので人を選ぶシナリオだと思いますが^^;

他の方もレビューで書いていますが、岡崎律子さんの音楽が素晴らしい。
正直音楽が聴きたくなって最後まで進めれたのもあります。
切なくなるメロディーと世界観にあった歌詞がまたこの作品の魅力だと思います。

購入前はリメイクといえ、2004年に発売されたゲームにしては4,400円は高いと思いましたが、
払う価値はあるでしょう。

Steam版の問題?として愛蔵版、普及版に収録されているらしいノベルがないことですね。
自分みたいにSteam版からファンになった人に向けて有料でもいいので追加されませんかねぇ。

あとボーカルアルバムのCDが廃盤になっているので、こちらもDLCとして配信して欲しい所です。

こんなに素敵な作品なのにPCでしかなく知名度があまりないのはもったいないです。
このHD版がCSに移植されて少しでもファンが増えたらいいと思いました。

下手くそな文章で感想を書きましたが、シンフォニックレインの事がとても好きな作品になりました。

kei

kei Steam

2017年10月09日

3

「おすすめしない」にしているが、万人におすすめできるわけではない、という意味で。
岡崎律子さん遺作とも言える作品、ということで購入したがそういう要素薄めで感想。

[h1]シナリオ[/h1]
「あ、これやばいやつだ」とわかるシナリオ。
「鬱シナリオ」と表現する人もいるが「狂気」と表したほうがいい気がする。
どこかで感じた狂気だ、と思ってスタッフを見ると西川真音(Q'tron)とあったので納得。
好きな人は好きだろうけれど、[b]歪んでる[/b]要素が強すぎて好きじゃないなと思ってしまう。

[h1]音ゲー[/h1]
判定がわかりづらいというか、GoodやMissなどポップアップしてくれない。
譜面のズレとか雑では、と思うこともあるが、2004年のゲームなのでそれもそうかと納得するしかない。
[strike]エンジェリックコンサートのノウハウでシステム直せばいいのにと思うが[/strike]毎回工画堂のシステムは親切な印象を受けないのでご愛嬌。スコアによってエンディングが分岐するのでもう少しやる気を出してほしいが。
[b]オートプレイがある[/b]ので問題なく進めることは出来る。オートプレイだからといってスキップはできない。強制的に数分の曲を聞かされることになる。
[b]ボタンは日本語キー準拠[/b]なので、USキー使用者は「+」が出てきて焦る。「修正した」というのは恐らく英語設定のみ。オプションの中にキー設定があれば良かったのだが。

[h1]システム[/h1]
一通り揃っているように見えるが、シーン切り替わり直後のテキストは設定を無視した文字速度(最遅?)になる。
テキストめくり中に右クリックでメニューが出せるが、出せたからと言って何かが出来るわけではない。[b]おとなしくメニューを閉じてテキストが流れるのを待ってほしい[/b]。
セーブ・ロードも、保存場所をクリックしたら「セーブしますか?」とポップアップが出るのではなく、場所が選択状態になるだけで画面下にある「セーブ」ボタンを押してセーブする。そういえば2004年のゲームってこんな感じだっけと思わせてくれる。

[h1]サウンド[/h1]
一番おすすめ出来るところはここ。ゲームのメイン部分ではないのでこの為にプレイするのは無駄が多いように思える。
キャラソンアルバムのRAINBOWぐらいはDLC販売してほしいところ。キャラソンは非常に各シナリオに合っているのでゆっくり聞きたい。
キャラソンをセルフカバーしたfor RITZもあるがどちらもDL販売していないのが残念。

Libra_sumizome

Libra_sumizome Steam

2017年09月13日

5

岡崎律子さんの遺作であり「ヤマノススメ」のしろ先生の商業デビュー作でもある本作。
伏線が丁寧に張られた素晴らしいシナリオと、作品を彩る素晴らしい楽曲の数々。
ぜひプレイしていただきたい。

いぐ

いぐ Steam

2017年08月08日

5

初見プレイ時、攻略途中では起動しただけで心と心臓のあたりが痛くなってプレイし続けるのが苦しくなる程に心にきた個人的トラウマ作品となっている。しかしながら最後までプレイすると鬱ゲーから鬱が治るゲーになる。オールクリア近くにネタばれが確定した後に改めてもう一周し確認したい事が出てくるためクリア後もう一度見直したくなる上手いシナリオとなっている。

前作であるエンジェリックコンサート・エンジェリックセレナーデのようなコメディ要素は嘘のようになくなり無くなったシリアスなシナリオであるが、これほど感情を揺り動かされる物語は他になくぜひプレイしてみてほしい。

シナリオ的には攻略順は汎用バッド→リセ→ファル→トルタがおすすめ。

不満な点としてはリマスター前の普及版などに入っているとされる物語を補完する後日談等の記されたコンテンツがSteam版にない事。有料DLCとしてでも良いので可能ならSteamで販売してほしい。

Inuashi

Inuashi Steam

2017年06月30日

5

私にとっての本作は、岡崎さんが手がけた最晩年の仕事という程度のイメージだった。だから岡崎さんつながりということで、パッケージ版は購入していたのだが、開封することもなく放置したままだった。それよりは本作の楽曲を岡崎さん自身でセルフカバーしたアルバム"For RITZ"を楽しむことにかまけてばかりだった。
本作がSTEAMにリリースされなければ、この先も手をつけていたかどうか怪しかっただろう。私にとってもいい機会だったと言える。実績もすべて解除済みの今、もっと早くに手をつけておけばよかったと少し後悔している。

雨が降り続く街ピオーヴァの学院でフォルテールを学ぶクリスは、卒業のかかった演奏を控えていた。しかし、フォルテール科の生徒の演奏には歌い手を伴う必要があった。気乗りしないながらもパートナー探しを始めるクリスの前に、何人かの候補が現れる・・・。
ギャルゲー寄りのアドベンチャーゲームで、音ゲーの要素も備える。岡崎さんが手がけた楽曲に乗せて繰り広げられるドラマは、岡崎さんの歌を聴くだけでは想像できないほどに悲しく、重く、切なく、謎めいて、そしてすがすがしいものだった。
ヒロイン別のルートと結末からして色々と考えさせられる。読み手の捉え方にもよるが、「甘辛い」程度では済まないかも知れない。しかし、少年少女たちが悩み傷つきながらも自身の道を見いだす姿には、なにがしかの感動と、何よりある種の憧れを抱かずにはいられない。
それぞれのルートを経て次第に回収されていく伏線の数々。あまりに切ない、緻密な心理描写(意味するところはきっと分かってもらえるだろう)。そうして真実が明らかにされるプロセスは、さながらミステリー小説を読んでいるかのような驚きだった。とある人物の、とある行動の意味を知ったときには、本当に驚愕すら覚えたほどだ(その人物を見る目がまた少し変わったのも事実である)。
実績にもあるので触れておきたいが、グランドエンドは・・・やっぱりトゥルーエンドの結末こそが、常識的には妥当だと思われる。それでも、グランドエンドで得られる感動はひとしおであった。本作を最後までやり遂げ、是非目にしていただきたいと願う。卒業演奏の観客の興奮が、あなた方にも伝わるといいのだが。
テキスト量はかなりのものであり、ルートで共通する部分を読み飛ばすとしても、すべて終えるのに40時間はかかったと思う。ボイスをいちいち再生しなければもっと早く終えられるだろうから実際のプレイ時間は人それぞれだが、読み応えは十分と言える。

岡崎さんが手がけた楽曲は、この作品のために作られただけありよく合っていた。歌の多くは作中のヒロインたちが歌っており、岡崎さんの歌声とはまた違った魅力がある。フォーニの澄んだ歌声は特に気に入っており、もしかしたら岡崎さんが歌うものより好きかも知れない。それにしてもトルタちゃん、それはさすがにクリスでなくても困惑するよ・・・。
音ゲーについては舞台設定上、作中に組み込まれているのは分かるのだが、(検証しきったわけでもないが)結果がはっきり反映されるところは少ない気がする。自動演奏でパスできるようになっているのは親切だけれど。自分に合った難易度で遊ぶ分には結構楽しいが、私はEASYで遊ぶのがやっと、HARDともなるとキーボードのブラインドタッチができないと話にならない。

グラフィック面については高解像化、パッケージ版からおなじみのシロ氏による全面リニューアルと気合いが入っているのはいいが、やはりパッケージ版の作画も選べた方がよかったのではないか。プレイヤーの好みが最も出やすい部分だけに、客観的に見て残念なところだと言える。私はまあSTEAM版も受け入れているし、パッケージ版もあるからね・・・。
風景の画像はもの柔らかな水彩タッチで、雨の情景によく合っており、見ていて飽きが来ないのに好感が持てる。

色々と書いてきたが、全体としてはシナリオと音楽とグラフィックが見事に融合した、確かな良作である。パッケージ版のリリースから随分と月日が経っている程度のことは、この作品を敬遠する理由にはあたらないだろう。うっかり見落としかけていた出会いを再び与えてくれた工画堂スタジオ、およびDEGICAに感謝したい。

最後に、ウィキペディアによると本作は、岡崎さんの古い楽曲『Ma Mémoire ( マ・メモアール ) ~さよならはまだ言えない~』に着想を得て制作されたという。私にとっても付き合いの長い、本当に好きな歌なのだが、本作を遊んでみて心から納得した次第である。
本作と全く関係がないとしても素晴らしい曲である。本作を好きな方なら、なおさらお気に召すだろう。歌の入ったCDは既に廃盤となっているが、ネットで探せば見つけるのはまだ難しくはない。よろしければご一聴のほどを。

CK_JPN

CK_JPN Steam

2017年06月21日

5

音楽 岡崎律子で速攻ウィッシュしました。切なく苦しいお話が多くてちょっとへこたれかけたけど
グランドエンドで涙と鼻水がシンフォニックレインしました
曲が凄いよかった……岡崎律子さん、本当にありがとうございました。

firusu

firusu Steam

2017年06月16日

5

[h1]救いようのない痛みに満ちた世界とそこに残った小さな光を描いたノベルゲーム黄金期の傑作。[/h1]

切ないけど痛い話しか書けない若手シナリオと可愛いけど嘘くさい表情しか描けない新人絵師と素晴らしい出来だけど余命幾ばくもなくて書く歌詞全部遺言になるベテラン音楽が合わさった結果何故か完璧な作品になった三位一体の物語。

痛いだけ、悲しいだけ、優しいだけ、ともすればそういう結末もあり得ただろう中で、この三人のうち誰が欠けても――例え代わりに入ったのが欠けた人より遙かに優れた能力の持ち主だったとしても、決してここには及ばなかっただろうと確信させる作品が出来たという奇蹟。

Steam版以前にも二度に渡って再発売されたものの家庭用等の周辺展開が殆ど存在しなかったため知名度はあまり高くなく、商業的にはもう二度と顧みられることもないだろうと思っていた名作をこうして再び世に出してくれた工画堂スタジオとデジカには感謝しかない。

ただしこのSteam版を決定版として考えるなら、解像度が大幅に上がりイラストそのものも面影を残したままリファインするという手間を施しパワーアップしたわりにエンジンが昔の(多分13年前の)まままったく弄られてないのでウェイト長くてテンポ悪かったりホイールで読み進められなかったり[strike] 何故か旧作では出来た音ゲーパートのfps変更がなくなった上に30fps固定になってたり(元々60標準なのでこれはバグでは?)[/strike] 極めつけに普及版に同梱されていた物語を大きく補完するデジタルノベルコレクションが付いてなかったりと改善して欲しい部分は山積みだったりする。

けれどそれを差し引いても本作の物語はサムズアップとして投票するに相応しい物だと思うし、痛い話が苦手でなく、ノベルゲームというジャンルに忌避感ない人がこれを読んでちょっとでも興味を持ってくれることを切に願っています。
(ちょっと序盤退屈だけど広い心でお願いします)

とりあえず旧版からの信者としてなんとかお願いしたいアップデートは以下の三つ↓

[strike] ・元から出来たはずの音ゲー60fps化(高解像度化の影響でエンジン起因で60取れなくなったとかなら諦める)[/strike]
何時のアプデによるものか分かりませんが久しぶりに起動したら60fpsになってました。やったぜ。

・トリミング適当でもいいから旧絵柄モードの実装(リファイン絵を見る限り元データは残っているようなので素材さえ作ればフラグ一つで切り替えられるはず)

・最悪有料でもいいから一刻も早いデジタルノベルコレクションの実装(ゲームではなくただのHTMLなので翻訳さえすればすぐに実装可能なはず)

既購入者向けの追記:
ローカルファイルのsongフォルダ内に挿入歌のoggが入っており自由に聞くことが出来ます。
またBGMに関しても拡張子をoggにすることで同じように出来ます。
フルが気になったらボーカルアルバム「RAINBOW」かfor ritzをお買い求めください。

追記2:
https://omnishop.kogado.com/item.php?id=943
18年5月現在、発売元の公式オンラインショップにて17年冬コミにて販売されたSteamキー版が販売されています。
そしてこの商品にはなんとSteamキーの他に10年以上ぶりの新規小説(あと缶バッジ)が付属されています。
送料込みで4100円と定価よりは安いものの最安セール価格とは差があるため、特に旧作プレイ済みの信者にオススメです。
[strike] でもB5/36Pなのか48Pなのかはっきりして。[/strike]

我那霸响BOT

我那霸响BOT Steam

2017年06月16日

5

いつも音ゲームやってんいるから大体問題ありません~!岡崎律子の声大好きです~ 来世で会おう!

KaleidS

KaleidS Steam

2017年06月15日

5

生涯最高の作品です この作品に出会ってから約10年が経ちますが、これを超える作品に出合う事は今後ないと断言できます
相当に人生を狂わされました

みんなネタバレ踏む前に今すぐやってくれ!たのむ!
個人的なオススメ攻略ルートはトルタ→リセ→ファルです

今回のリメイクでイラストが一新されましたが個人的にはいい具合に前の雰囲気残しててそこまで違和感なかったかなと
(まあ前のとどっちがいい?って聞かれたら前の方って言っちゃいますが…)
自分はこの作品についてはもうしろさんの絵以外考えられないので全て描き直してまでリメイクする事を決意した工画堂には本当に賛辞を送りたい

ただ、システム面が完全に当時のままなのでその辺もうちょっとなんとかしてほしかったなあ…とは思います 誤字もそのままだし
あと人に勧めて初めて気付いたんですが何一つチュートリアルもなく当然のように音ゲパートが始まるので面食らうかもしれません
(これまで一度もそこに関する指摘を見たことなかったので逆にビックリした)

以下、大してネタバレはないですが先入観持たずにプレイしてほしいので一応spoiler

[spoiler]物語の根幹に関わるトリックがありまして、確かにそれネタバレ喰らうとめちゃくちゃ勿体ないな、というのはあるんですが、それだけで作品全体が台無しになってしまうような事は全くありません
登場人物の描写の丁寧さ、豊かさがこの作品の核になる部分だと自分は思っています
でもまあネタバレ部分はそれを知っているかいないかで物語の受け取り方も変わってくるのでやっぱり知らずにプレイするのが一番です
全てを知った後でプレイする2周目が様々なシーンでキャラの真意に気付けるので二度美味しいかなと思います[/spoiler]

とにかくトルタがほんといいキャラしてるんですよ…二次元キャラで一番好き 幸せになってほしい
ヒロインはもとより学校の先生とか主人公の友人もキャラが立っててみんな魅力的です 無駄な所が一つもない
ストーリー、絵、音楽全てが見事に調和した傑作です みんなやってくれ

aldente

aldente Steam

2017年06月15日

5

2004年にPCゲームで発売されたノベルゲームです。
架空の町を舞台にした、少年を中心とした恋愛劇(僅かにファンタジー要素あり)。
音ゲー+ノベルゲーですが、音ゲー部分はオート化ができるので音ゲー苦手な人でも安心。

全体的にドロドロした恋愛物だけど、非常に良質なシナリオです。
そういうのに興味ある人は是非、オールクリアまで頑張ってください。
途中かなりかなり鬱になるかもですが、最後までやれば清々しい気持ちで終われると思います。

そしてこのゲームは、作詞作曲をした岡崎律子さんの遺作でもあります。
岡崎さんは闘病中にこのゲームの作詞作曲を手掛け、発売直後にお亡くなりになりましたが、作詞の端々に聞いてる人へのメッセージを感じます。

元は古いゲームですし、steamゲームとしてはやや高めの設定ではありますが、良質なシナリオと音楽で十分お勧めできる作品です。

ごめんね お別れが突然で
今は ちょっとね 寂しいけど
悲しみじゃないの
いつか ちゃんと思い出になる

約束 お願いはひとつだけ
生きて 生きて

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