Call of Juarez: Bound In Blood
人里離れた恐ろしい西部で、無法者のマッコール兄弟は伝説のフアレスの黄金を求めて旅を続けています。広大な風景を旅する無法地帯のガンマンたちは、目的を達成するためには手段を選ばない。ピストル、大砲、機関銃などで武装して、恐れ知らずの 2 人の同胞とともに任務に挑みましょう。彼らの血の絆は、一緒に流した血によってのみ強化されます。
みんなのCall of Juarez: Bound In Bloodの評価・レビュー一覧
AI:DPPB
2022年05月25日
[h1]●ゲームの説明[/h1]
Call of Juarezシリーズの二作目に該当するのが本作。南北戦争時代の南軍であるレイとトーマスが軍を脱走し、2人の弟であるウィリアムを巻き込んだ物語。第一作目の前日譚であり、レイは前作にも登場したキャラ。
前作と話は繋がっており、レイや前作のボスとの関り、そして前作で語られなかった彼らの事情と人間性が詳細に分かる物語となっている。
本編クリア時間は十数時間程度。
キャラクター選択が可能で、レイとトーマスの二人を選択できる。
レイは体力が多めで鈍足、そしてガトリングを持ち歩けて、ダイナマイトを使用する近距離パワータイプ。
トーマスは俊敏でロープでよじ登るアクションを使い、弓での狙撃ができるなど遠距離スピードタイプ+ステルスのナイフ使い。
武器の品質(グレード)が設定されており、より高品質の武器をショップで購入できる。
ゲーム起動時にプロフィールの作成が必須であり、名前とパスワードを作成する必要がある。(パスワードは無記入でも大丈夫)
本編のみのプレイでもこのプロフィール作成は恐らく必須であるが、2022現在でも本編はプレイ可能で、Steamがオフラインモードでもプレイできるので安心して欲しい。 現状オンラインはできないはずなので、もはや形だけの機能だが、誤ってプロフィールを削除すると、セーブデータも消し飛ぶので注意。
2016年8月以降はオンラインはサポートされなくなっているので、故にこのレビューはオフラインの本編のみである。
日本語はないので、英語力はそこそこ必要。英語が出来ても若干早口+早い字幕なので、速読出来るほうが良いかもしれない。
[h1]●良い点[/h1]
[b]・早撃ち決闘[/b]
前作程(瞬発力+エイム力+回避)簡単ではなく、第四作のGunslinger程(左右の目+左右の操作+瞬発力+回避)の集中力が必要なわけでもない。シンプルかつ丁度良い按排。
必要なのは瞬発力と左右の操作だけ。具体的にはホルスターの近くに手を維持しつつ、相手との位置を調節し、後は鐘が鳴ったら撃つだけ。第四作と比べると集中的なエイムと微細なマウス調整が無く、ホルスターのある左にマウス寄せるだけという複雑な位置調節が無い分、感覚的にプレイすることが可能。
これは没入感と緊張感が程良く維持されているのでシリーズ内では個人的に最も楽しかった。
ただ惜しむらくは、早撃ちしようとすると相手の股間を狙って撃ってしまう事が多いのがややシュールな点。それでいいのかガンマン。流石、忍者より汚い。
[b]・冒険感溢れる構成[/b]
ムービーや会話で物語の進行が分かり易く、かつインターバルにやや広大なマップで、バウンティ―ハンターをするというミニゲームの様なチャプターを挟む。
それらがロールプレイと冒険感を補強している。
ミニゲーム以外のチャプターでは似たようなマップが少なく、奥地・秘境の探索感があった。
また戦闘シーンでも馬車での移動、ガトリングで追手を撃退などというスクロール系戦闘を挟むなど、様々な状況変化でマンネリを感じさせなかった。第四作ではこの辺が不満だったのだが、それが何故か過去作で解消されているのが何か不思議な感じである。
[b]・武器[/b]
武器の大まかなカテゴリーはリボルバー、ライフル、ショットガン、その他(ナイフ、弓、ガトリング等)と少し少ないが、リボルバーの種類は割と豊富。
そしてそれぞれの武器にはグレードが設定されており、高品質な武器程、発射レート,リロード速度、威力がそれぞれ強化されている。
それぞれの特色が出ているのも良いが、チャプターが進む毎に、より高品質な武器が出現してくるので、戦力強化と品選びが面白い。
残念ながら武器の入れ替えは常時できる訳ではないので、状況を選んで選択する事は出来ない所は少し不満もあるだろう。
それでも敵から高品質武器をドロップした瞬間は嬉しく、ショップでの吟味は少し楽しい。
[b]・没入型UI[/b]
照準以外の余計な装飾の無いUIが良い。HPの減りなどは画面効果で表現され、残弾数もリロードに設定したキーを押せば表示されるので必要時には呼び出せる。
臨場感と利便性の両面が両立されている。
[h1]●微妙な点[/h1]
[b]・足が遅い[/b]
トーマス使用時もやや遅めだが、レイはもっと遅い。
レイは弾帯を背負ったりと見るからに重装備なので、リアリティがあると言っても良いが、移動するだけの場面もそこそこあるので、その鈍足っぷりが少々気になるかもしれない。
[b]・少し難しめ[/b]
一部の場所ではあまり遮蔽物がなかったり、上部から撃ってくるなど集中砲火で死に易い。
筆者はHardでプレイしたが、Hard以上は敵の弾幕が強すぎて遮蔽物から出られない事が多々ある上に、敵が硬く、かなりの頻度でスポーンしてくるチャプターでは弾切れになる事が数回あった。
酷い時は被弾して遮蔽物に隠れても、屋上や隠れている敵の射線が通っている事も多いので、隠れられる場所が限定されていたり、敵のダイナマイトの一撃で満タンに近いHPなのに即死する事があった。
難しいのが苦手な場合は少しストレスかも知れない。
難易度は複数あるので、お好みの難易度でプレイすれば問題ないが、全体的に少し難しめである。
[b]・遭遇率が高い[/b]
敵が現れる地点と、その地点で現れる人数が多い。
低難易度だと的が増えて爽快感があるかもしれないが、高難易度だと、遮蔽物に縮こまって撃ち合いしたり、ダイナマイトが来て慌てて遮蔽物間を移動と忙しなく、敵も硬いので若干面倒くささがある。
ただ逆にそこが楽しいかもしれないので、一概にデメリットとは言いにくい。
[b]・カバーアクション[/b]
カバーアクションが優秀で、下手に身を晒し過ぎず、少しだけ調整して撃てるのが良い。
ただ慣れていないとすぐに照準が合わせられなかったり、もたついていると、ダイナマイトが投擲されるという不便さがある。
[b]・リロード[/b]
リロードが遅いので序盤は無防備な時間が多く、爽快感が無い状態がしばらく続く。
しかし、中盤以降は高品質な武器を使えば、リロード周りがかなり改善されるので、序盤さえ乗り越えれば問題は無くなる。どうしても気になるならクイックシューターという中折れ式リボルバーを使えば一瞬で終わる。
[h1]●悪い点[/h1]
[b]・視認性が悪い[/b]
草や木が多い場所に敵がいると、どこから射撃されているのかがまるで分からないし、大体の位置が分かって連射しても当たらない事もある。
というのも照準が合うと赤色になるが、この状態で撃っても必ず当たる訳ではないので、しっかり視認して、照準の中央に相手を置かないと命中しない。なので赤くなったからと連射するとリロード状態で無防備になったり、弾が無駄になる。
故に近づくなり、場所を変えるなりしないといけない。その最中に無防備になって、死ぬことが高難易度だと多い。ここが少し煩わしさを感じる。
[h1]●お薦めな点・感想等[/h1]
このシリーズは視認性が悪いのが共通しているのは何故なのか。そんな疑問を挟みつつもシリーズの中では今作はかなり楽しい方だ。
場面の移り変わりも多く、飽きさせず、英語が読めるなら話も分かり易い構成だ。
微妙な点で語った様に少し癖が強い所も多いが、概ねは受け入れやすいゲームだと思う。
どうしても気になるところがあるとすれば、オブジェクトやキャラのモーションに不自然さがあるところだろうか。とはいっても古いゲームとしては良く頑張っている方である。
西部劇FPSが好みであれば、前作と共に購入してみるのもありかもしれない。前作は筆者の別のレビューでお薦めしないにしている位には、ちょっと不満点の多いゲームだが、ストーリーを追うという意味ではやっておいた方が楽しいと思う。
gc_rev
2020年04月04日
ろくでなしの兄弟がろくでもないことをしたり、ろくでもない目に遭ったりするウェスタンFPS。敵を引きつけるために前に出るとなぜか兄弟が死ぬ。
非戦闘系キャラによるステルスパートや物理エンジンを利用したパズルなど、個人的にはQTEよりも嫌いな要素が目白押しであまりにプレイするのが辛かった前作から一転してシュートアウト特化となった本作は、ウェスタンらしい銃撃戦を存分に堪能できる佳作だ。似非フリーロームパートの存在意義はちょっとわからない。
南北戦争直後の1860年代が舞台であるにも関わらずメタルカートリッジ式の銃火器しか登場しないのは少々残念な点、というかペッパーボックスがローディングゲートからメタルカートリッジを装填するナゾ機構になってたりするので、ディティールの考証はわりと雑、というよりもゲームナイズされている点には注意が必要だろう。敵もリロードなしで容赦なく無限弾を撃ちまくってくるため、こちらも深いことは考えず二挺拳銃のオートエイムを過信してラフに撃ちまくるカジュアルシューターと割り切ろう。
そこそこ広く作りこまれたマップにシークレット探索という要素があるにも関わらず、少しでもウェイポイントから外れると容赦なくゲームオーバーになるミッション設計には頭を抱える。
グラフィックは相当に美麗で、とにかくポストプロセスの使い方が上手い。場面に合わせて調整されたエフェクトは視覚効果や映像演出というものをしっかりとわきまえたアーティストの手による職人芸で、埃っぽい戦場や街並み、美しい大自然の情景といったロケーションが持つ空気感の表現に成功している。
本来こうしたグラフィック・オプションはしっかりと効果を理解したうえで適切に用いられるべきだが、本作から10年以上経った現在でさえ何の思慮もない短絡的な導入で動作を無駄に重く、画面を無闇に汚くしているゲームがあまりに多いのは悲しむべきことだろう。
他方、本作はコンシューマ向け(X360ネイティブ)に設計されたためかFOVが異様に狭く、またLODモデルに差し替わる距離が近いために移動するたびメッシュがぐにょんぐにょんに変質するさまは、さすがに古臭さを感じる…というか、"当時なりのグラフィックであるな"という実感が強い。こればかりは仕方ないが…
ウェスタン・ファンのゲーマーなら手にとって損はない作品。
yukineko[JP]
2015年09月14日
『Call of Juarez® Gunslinger』が好き
脳筋が好き
西部っぽいゲームがしたい
馬に乗りたい
そんな人におすすめしたいです
まだ1周しか遊んで無いけど結構楽しかったので!(セールで300円位)
因みに日本語MOD探したけど見当たりませんでした
でも英語全くわからなくても何となく映像でストーリーわかるし
☆マークの場所に行けばいいので英語が読めないという理由で積むような事はないと思います、たぶん。
Mr.Happy
2013年12月27日
古いこともあってWin7ではすこし工夫しないとストーリーモード難易度選択後落ちて進まない
http://www.sevenforums.com/gaming/14999-call-juarez-bound-blood-unable-start.html
上記を参考にするとWin7でも遊べる
Win8は知らない
elltar
2013年08月15日
特徴ある2人の兄弟レイとトーマスを使い分けてファレスの財宝を求めて旅をするという内容の西部劇FPSゲーム。ストーリーは本当に映画のような展開で、グラフィックも埃っぽさを感じる良いものだ。
他のFPSにはない西部劇ならではのシステムが採用されている。馬に乗ることができることや早撃ちや決闘だ。馬に乗りながら銃を撃つのは気分を高めてくれる。早撃ちは爽快そのものであり、決闘は立ち位置を調整しつつタイミング良く撃たないといけないため集中力を要する良いシステムだ。ゲームに登場する銃は当然ながら古いものが多く、また日本人には馴染みの無い南北戦争が背景になっていることからも手回し式のガトリングガンが登場し、銃が好きな人にとっては興味深い内容となっている。
西部劇の雰囲気を十分に味わえる良いゲームだと思う。
sakikake
2011年05月15日
西部劇FPS。
南北戦争時代を背景に3人の兄弟の内、上の二人を操作しゲームを進めていく。
シングルはほぼ一本道で、CoDみたいに行動目標と、目指すべき場所が示される。
なお、2人の内どちらかをチャプター開始時に選択することができ、
それぞれの得意武器や攻撃方法などで自分の好みの戦い方、武器などでストーリーを進めていくことが出来る。
グラフィックは大変綺麗。
シナリオの方は悪くはないが、兄弟の性格設定とかその他設定が酷い気がしないでもない。
まとめとして、クオリティは総じて高く、そこそこに良くできたゲームなので、
西部劇の雰囲気でFPSを遊びたいならば、貴方がプレイすべき貴重な作品になると思います。
YD
2010年11月20日
西部劇を舞台にしたFPS Call of Juarezの2作目のです
09年の発売のFPSとしてはマイナーな作品ですが、西部劇物としては結構面白いです
最近のFPSのような高性能な銃は登場しませんが、マニアックな拳銃や決闘システムなどがなかなか良い作品です.