Capitalism II
Trevor Chan's Capitalism II は、オリジナルの Capitalism の続編であるビジネス シミュレーション ビデオ ゲームです。 Enlight によって作成され、2001 年に Ubisoft Entertainment によって公開されました。
みんなのCapitalism IIの評価・レビュー一覧
Tama
2019年04月29日
[h1]重要!公式サイトで上位版(Capitalism Lab)を買ったほうが絶対に良い[/h1]
[b]※最初サムズダウンでレビューしていたんですがメーカーの個人対応が神だったのでサムズアップに変更しました。ただし、Steam版の2は避けて公式でLabを買えという論旨には変更ありません。購入方法についてはレビューの下の方で。[/b]
他のゲームでは到底味わえないガチのグループ企業経営が楽しめる素晴らしい経営シミュレーションゲームです。嘘か本当かわからないけど、[url=https://www.capitalismlab.com/resources/educational-uses/]海外ではビジネススクールで教材としても使われているんだとか。[/url]
プレイフロー自体は、製造・購入と小売(安く買って高く売る)で利益を確保しながら、宣伝で自社のブランド力を高めたり、研究で商品の品質を上げたりしつつ大企業を目指すというオーソドックス(というか現実的)な経営シミュで、資源確保と製造で上位製品を作り利益を出すプレイ感覚はTransport TycoonやSimutransなどに少し似てますが、こちらは輸送よりも小売と資本管理に焦点を当てた作りで、設備ごとに9個あるマスに入荷担当、販売担当、宣伝員、倉庫など自由に配置させて自分でチェーンさせるインターフェースが独特かつ斬新で面白いです。
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[*]そこそこ詳細な財務諸表が見れる。
[*]カツカツな資金状況でプレイするメリットがないので、日本の中小企業のように信用取引を意識するようなことはないが、資産を持っていても資金繰り・キャッシュフローがおざなりで現金が尽きればちゃんと(?)破産する作り。
[*]詳細かつ流動的な株取引。
[*]自社株の追加発行による資金調達(増資)が可能。マネーゲームとしての流通市場と、投資家・企業家から見た発行市場という株の二面性がちゃんと再現されている。
[*]自社株を一般株式市場ではなく特定の資本家に独占されると経営権を奪われ退陣させられる。
[*]逆に他社の株を一定率以上所有すれば買収となり経営の全権を掌握できる(M&A)
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などなど、経済システムとして重要なのにゲームとなると軽視されがち(煩雑になるからでしょうけど)な要素もしっかり押さえられており、真に経営者視点でのコントロールが可能。かつシビアで現実的な資本(株式)システムがしっかり実装されている点が光る。まさに「Capitalism(資本主義)」というタイトルに恥じない。
私の個人的な意見ですが、コンピューターゲームとして発売されているビジネスマネジメントシミュとしてはこれが不動のトップで、いくらか離れて光栄の「トップマネジメント2」などがある他は、このレベルで企業経営が体感できるゲームはないと思います。日本語版のCapitalism 2はアマゾンで中古1万円超えのプレミアが付いています。
いくつかの固定シナリオモード、及び特定の商品分野で独占を目指せといったチャレンジの数は多いものの、肝心のフリープレイモードには「メーカーがデフォルトのゲームバランスとして想定している設定」というようなものがなく、年代・インフレ率・ライバル社数など非常に細かく多岐に渡る条件設定を自分で試行錯誤しながら好みのゲームバランスを追求していく必要がある。そうでなければ適当な商品を右から左に転売して待っているだけでなんとなく利益は上がってしまう大味な経営ごっこになってしまい、「気軽に手応えのある経営シミュが遊べる」といった感じはあまりない。
前述の教育的使用と併せて考えても、どちらかというとゲームというより、環境条件をユーザー自身が色々試行錯誤し、そこで自社を運営することで都市経済とどういう相互作用があるのかを体験するための、あくまでシミュレーションソフトウェアであるという面を押し出している感じ。戦闘機シューティングとガチフライトシミュの対比みたいな。そんなわけで、ディープなゲーム性はあるものの、それをきちんと消化するにはユーザー側もそれなりに腰を据えてかかる覚悟が必要になると思います。
[h1]Steam版2のここが致命的[/h1]
アプリの設計が古すぎて今プレイすると内容以前の問題で辛いです。解像度4:3縛りな上にウインドウモードでの動作不可(強制フルスクリーン動作で左右に黒帯が入ります)という二重苦が特に時代錯誤でありえない。1はウインドウで遊べるのに(DosBoxで動いているから)・・・
また、当然ですが日本語は入ってません。下記Capitalism Labはオフィシャル公認の有志日本語化があります。
ですので、安物買いの銭失いになりたくなければ基本的にSteamでは買わないほうがいいです。
[h1]オススメの購入方法[/h1]
今購入して遊ぶのであれば、スタンドアローンで動作する拡張版の「Capitalism Lab」が、上記の解像度の問題やUIも大幅に改善した完全な上位互換と言って良い内容なので、[url=https://www.capitalismlab.com/]そちらをメーカー公式で買う[/url]のがオススメです。そちらにはユーザーコミュニティ製の[url=https://www.capitalismlab.com/resources/download-user-translated-game-text/]日本語化モジュールもあるのでちゃんと日本語で遊ぶことができます。[/url]
Labは普通に買うと20ドルくらいで、一応2を持っていると起動画面のリンクからアップグレード割引のあるストアに飛ぶ事ができるのでLabも12ドルくらいで買える・・・という名目があるんですが、[url=https://www.capitalismlab.com/upgrade-to-caplab/]ググればアップグレード割引のページが普通に出てくる[/url]し、別にプロダクトコードとかも要求されないので、2持ってなくても割引で買えると思います。
もっとも、Labの方も古いゲームであることに変わりはないので、前述の解像度の問題など完全には解消されたとは言えません。ウインドウモードもあっちには実装されてますが、選べる解像度・アス比が少なく、4K環境はフルスクリーン以外を想定していないなど。不満は残ります。[strike]個人的にはWindowsモードで1600x900の解像度で遊びたいのです(ストリーミングしやすいので)。[/strike]
※当レビューに対してメーカーのアカウントから直接メッセージがあったので、上記の不満点を言ったところ、Cap Labの対応解像度を増やす要望を開発チームに伝えてもらい、なんと数時間で解像度対応を増やしたバージョンがリリースされるという神対応で本当に驚きました。残念なのはその神対応がSteam対応の2では行われず、LabのSteamリリースもないというところですが・・・
古さゆえプレイアビリティにいくらか難が残るのは非常に惜しいものの、Capitalism Labであれば許せるレベルです。このゲームは非常に奥が深く他のゲームでは代わりが効かない存在なので、興味を持った方にはできるだけ良い環境でプレイしてもらいたいです。
[quote]
[i]このレビューが役立ったなら、ぜひ「参考になった」ボタンを押してください。また、他にも様々なゲームを [url=https://store.steampowered.com/curator/26084475-Suizin/]Steamキュレーターにて[/url] 紹介しています。[/i][/quote]
hiropon_64bit
2019年04月26日
thank you still supporting and updating this game.
i still play this game.
まずは、2001年のゲームを2019年になってもサポートしてくれて、
UPデートしてくれたことに感謝。
製造業や流通・小売り販売の経営ゲームとしては、
非常に良くできています。
鉱物や石油の採掘から、原料への加工、
それらから部品を作って、さらに組み立てて製品へ。
その製品を小売店に卸して、
自社販売網や独占販売、他社販売。他社のOEMと、
製造も他社の部品で自社製品作ったりと自由度があり、
時間泥棒なので、土日はあっという間に月曜になります。
めちゃ古いXPのノートPCでも動くので、
古いPC一台余ってたら、ぜひプレイしてみてください。
日本語はありませんが、それ程難しくはありません。