













Infernium
インフェルニアム、ノンリニア一人称サバイバル ホラー。相互接続された美しい地獄の肖像画の中に飛び込み、鉄格子のない刑務所で死に、残酷な悔い改めを乗り越えてください。体の芯まで揺さぶられるような、不安を引き起こす苦痛な体験。
みんなのInferniumの評価・レビュー一覧

Greener
2019年09月20日
https://store.steampowered.com/app/296070/MIND_Path_to_Thalamus_Enhanced_Edition/
綺麗で不思議でどこを切り取ってもサマになる、そんな風景画の中を歩き回れるちょっとパズルなお散歩ゲー、MIND: Path to Thalamusの作者が作ったすんげぇダルいホラーお散歩ゲー。
今回も幻想的な景色がないでもないんだけど、ゲーム性がひどい。パックマンを主観視点にしてパワーエサをなくして、普通のエサを食べるのに3秒ほどボタンの長押しが要るようにしたら面白いのかっていう実験作。面白くない。
エレベータを呼ぶのに3秒長押し。上階へ行けって言うのに3秒長押し。穴を飛び越えるのに3秒長押し。長押し地獄。敵はゆっくりじわじわしか追ってこないがこっちもモタモタしか動けないので、上手いこと距離をとって隙を見てすかさずエサを食ってまた逃げろ、みたいなことなんだろうけどダルいとしか言いようがない。
死ぬと一旦なにか死後の世界っぽいエリアに飛ばされ、10mほど離れたところにある現世に戻る装置を3秒長押しするとチェックポイントに戻る。ダルい。本当にその工程要るのか。あまりのダルさに終了しようとESCを押してもメニューが開かない。そう、このゲーム、ESCメニューを開くにも3秒長押しが要る。
長押し地獄(二回目)。
ちなみに普通のエサよりでっかい巨大エサもあるが、食うのにさらに長押し時間が伸びるだけで、体当たりで敵を殺せるようになるだとかそういうマリオのスター地味た効果はない。
workshopに作者自ら提供する敵だけ鈍足化MODや敵が出現しなくなるMODもあるが、主人公は単にドアを開け閉めするだけでも3秒長押しが要るポンコツなので、敵が迫ってくるハラハラ感がなくなったら只々意味もなくモタモタしてるおっさん。
値段と中身が釣り合わなさすぎる。

STMT
2019年01月11日
本当はオススメしたい……とも言いづらい……説明させてください。
昨今はレベルデザインという言葉を知らないんじゃないかというゲームで溢れかえっています。戦いたいモンスターに合うために面倒な二人クエを強要される上に回線切断頻発で体力上げるしか脳のない4人用モンスターと一人で戦う羽目になるゲームしかり、無駄な部屋や意図のない仕組み、ショートカットにならないショートカット、発売されればたった一つの武器が横行した上に弱体化で産廃と化す事がお家芸と言われる、難易度という言葉の意味を勘違いした魂のゲームしかり。
このゲームはレベルデザインにおいて最低ラインをとにかく念入りにこなした、という説明が適切かと思います。マップとショートカットはそれぞれ適切に配置され、やり直し時に敵やエレベーター、無駄なテレポートを極力排除されるよう設計されています。
システムは言われている通りパックマンを一人称3Dにして、見た目は美しく幻想的な風景に仕立てています。
これらは、この開発元が「余計なことをしない」ことを証明しています。
ただし、プレイヤーに神の視点からいたずらや理不尽な死を押し付けないことはある程度認められるものの、間違いは数多く存在します。想定されていないテレポートなどの抜けはともかく、例えば敵なしモードにもたまに存在する敵や、敵なしモードであるにもかかわらず消えない特定エリアの敵、別のワールドのものと思われる通路が空中に出現、言語設定がルートメニューに戻るともとに戻っている事がある、など。
そして、素人プレイヤーにはある程度きれいに見えるゲームのビジュアルとサウンドですが、UnrealEngine4を触ったことがある人なら誰でも、「うーん、これ、ほぼアセットを組んで作ったものだなあ」という印象を持ちます。ワールド内にほとんど独自のデータを必要とするアニメーションオブジェクトが存在しないためです。UnrealEngine4での非アニメーション3Dオブジェクトの切り貼りは最初のチュートリアルが教えるものです。
手抜きだ、という言い方をしたいわけではありません。結論としては、「UnrealEngine4を初めて使う人に、一通りのチュートリアルと、最低限の予算で、ゲームとしての体裁を保ち、ある程度のボリュームとチャレンジを内包する、誰にでも理解でき、プレイ可能なゲームを作成させる」と、お手本としてはこんなふうになるんじゃないかな、と思います。
最低限のパズル要素だけでは、いずれ誰でもクリアできるチャレンジのない散歩シミュレータになってしまうところを、ごく単純でアニメーションも殆ど無い敵を配置することで、最低限リアルタイムゲームの体裁を保っています。使い回しもセンスはいいです。「ここ抜けてるだろ~」と思う部分はぱっと見はないと思います。
個人的には、これで演出にこだわってくれたら素晴らしい結果だっただろうと思っています。低予算でHellblade: Senua's Sacrificeに並べたかも、と。効果音やビジュアルは最低限すぎて、例えば敵の布がはためくだけでも、青い光の兵士の体が燃える稲妻のように揺らめくだけでも、あるいはサウンドに一工夫あるだけでも、段違いに良かったはずです。
また、設計が素直すぎ、かつ演出へのこだわりがないため、ショートカットの位置や敵、壁の配置や地形の形から全体の仕掛けをおおよそ予測できてしまいます。これは贅沢すぎる欠点かもしれませんが、特にこうした謎解きゲームをプレイしている人からすると、本来初見として挑みたかった謎がマップに到着した瞬間に大体わかるのはやっぱり寂しいです。余計なことをしない素直さは美点ではあるのですが。
総評として、アップグレードしていくなら将来性に期待できますが、現在は¥2,500の価値はないでしょう。パックマンを今¥2,500出して買いますか?ということです。私の見立てでは¥1,500ほどでしょうか。でも、一瞬でパーっと終わってしまうゲームではないので、粘れば長く遊べます。難易度も割と高めです。もちろんアクション性という意味ではなく慎重な探索と計画を要求されるという意味で。
(ネタバレ注意)ラストの25の扉、どう考えてもなにか特別な条件が必要そうに見えるのに、光を1ストック持ってればいいだけという謎の条件を攻略で見つけるまでの試行錯誤が徒労に……やっぱりなぁんか抜けてるなあ……。

ochinpomilk1919
2018年11月08日
触れると一発でやられる敵の相手をしながら謎解きもするという激ムズゲー
しかしご安心を、敵無しモードが選べます。むしろ推奨
テレポートの距離がシビア過ぎて何度も落下死したけど、
シームレスに繋がった幻想的で美しい世界を探索できるというだけで、クリアまでプレイした価値はあったと思う
ウォーキングシミュレーターとしてはオススメ、ホラー目的で買うのはオススメしない