







Layers of Fear: Inheritance
『Layers of Fear: Inheritance』は、『Layers of Fear』のプロットを拡張し、過去と向き合うために子供時代を過ごした家に戻ってきた画家の娘の物語を語ります。娘を邸宅の残骸に導いて、父親が家族全員に与えた狂気に参加してください。彼女は父親を許すことができるでしょうか、それとも起こったことすべてに憤慨するでしょうか?
みんなのLayers of Fear: Inheritanceの評価・レビュー一覧

yamashuu
2016年08月14日
結論言うとつまらないんです。
昔の苦痛ばかり伴うアドヴェンチャーゲームの様にオブジェ探しばかりです。
中身は薄いですね。
本編が楽しくて楽しくて仕方ないと思った人は良いかもしれないですね。
本編の補完的な作品なのでホラー物と思える要素もほぼありません。

Ainmhi
2016年08月04日
早速クリアしたのですが、本編同様にマルチエンディングのようなのでとりあえず一周した時点での評価です。
良かった点としては、本編では存在を示唆されていただけの娘の視点から彼女の父親像や母親像、家庭環境等について見て取れたという事です。
本編同様、抽象的ながらも各所に配置されたメモや落書きの絵等からも彼女の置かれた環境の異常性が垣間見えます。
また本編程ではないですが、視点の移動や同じように見える場所を歩き続けると何かが徐々に変わっていく、といったような"変化"を用いた演出が見られます。
悪かった点は、まず回想シーンへの導入の唐突さ。これによって、作品全体のテンポを崩しています。
また、回想シーンにおいては演出上致し方無い部分もあるのかもしれませんが視界が靄がかっていて、かつ視点が子供目線を意識して低く設定されているので画面が見辛く、何処に何があるのか分かりづらい、長時間視点を動かしていると酔うと言った症状もありました。
酔いに関しては個人差があるかと思われますが、これらのせいで本編のような探索の楽しさを見出す事が出来ませんでした。
そして、相変わらずエンディングへの分岐法則がいまいち掴めない作品だな、と。
ホラーゲームとしても本編の音や視差を上手く使った雰囲気作りとは反対に、別の視点から本編の一部を補完するに留まった形の作品となっています。
Layers of Fearという作品が好きな方ならば楽しめるかもしれませんが、それと同時に本編のようなおどろおどろしいホラー演出を期待すると肩透かしを食らうかもしれません。
ただ、価格を見ると値段相応の出来のDLCではあるかな……といった感じです。