





Melody's Escape 2
自分の音楽ライブラリのリズムに合わせて走りましょう!大幅に改善されたオーディオ分析アルゴリズムを備えた Melody が帰ってきました。各 MP3 は、音楽のビートに同期した独自の障害物コースを作成します。メロディーのアクションは、あなたの選んだ音楽のエネルギーと激しさにマッチします。
みんなのMelody's Escape 2の評価・レビュー一覧

gurudone
2024年08月20日
音楽ファイルを読み取り自動生成された譜面をMelodyが走り抜ける音楽ゲーム。前作は横スクロールの2Dでしたが、今作はMelodyが手前から奥に走りつつ足元のオブジェを処理していく奥スクロールの3Dになっています。丸いオブジェはボタン、四角いオブジェは方向キーまたはスティックで、あとはたまーにホールド入力があるだけのシンプルな内容。難易度によってはオブジェをボタンでもキーでも取れるので苦手な人でも遊びやすいです。
対応しているフォーマットはmp3・flac・ogg・wav・m4aで、前作は表示できなかった日本語文字も対応しているのが嬉しいです。前作もそうですが、音楽ファイル選択のブラウザ操作がコントローラーだけで完結するのも地味に嬉しいところ。
譜面の自動生成アルゴリズムについては前作よりも洗練され、精度が高くなっているように感じます。
BPMを測定しテンポに沿ったオブジェクトが生成されるほか、メロディやベース、ボーカルなどで状況を見つつ何らかの音をトリガーにオブジェクトを生成しているようで、きちんと音楽にマッチしたタイミングで押せるのが心地良いです。
ビートのある音楽でのプレイが適しているのはもちろん、ジャズやピアノなんかでもメロディに合った上手いタイミングでオブジェクトが生成されるので色々なジャンルで楽しめます。流石にクラシックやアンビエント系はやや苦手かもしれませんが。
プレイ中は曲のピークに対応してMelodyの走る速度が変わり、最も激しい場面では滑空して疾走感あるプレイが楽しめます。最も静かな場面ではMelodyが歩きながら左手でオブジェを取る姿がクールです。
なんとなく常にピークが激しいような曲のほうが楽しいイメージがありますが、歩き状態でないと出てこないオブジェクト(ボタンホールド)があったり、BPMの高い曲よりBPMの低い曲の方がオブジェが詰まって忙しくなったりと、物静かな曲でも特徴的な部分があり、そういう意味ではバランスが取れているように思います。
またピーク高→低の部分ではダイナミックにMelodyがジャンプするエフェクトも格好いいです。
音楽ゲームの難易度としては、ほぼ4分か8分をテンポよく処理していく世界なのでカジュアル寄り。前作のOVERLOADに匹敵するような忙しないモードもありません。レビュー時点の高難易度モードはIntenseですが、Intenseはほとんどのボタンオブジェが隣接するボタンにパターン化されて配置されるようになっています。
もっと難しくするには、CustomでDifficulty Templateを「Intense」にしたあと、Input Color Patternsを「Diverse」にします。これをするとカラーパターンの生成規制が緩和され、隣接するボタン以外に反対側のボタンオブジェ(X-Inputの場合X→AやY→Bなど)が生成されてパターンに複雑性が増します。おそらくこれがバニラ状態での最高難易度です。
さらなる高難易度化の方法として、曲のキャッシュデータを改造してBPMを倍速化するというものもあります。これで更にオブジェを詰めることも可能です。先述したCustomにこのBPM倍速化改造を行うとオブジェがつまりすぎて一気に高難易度化します。
しかし、どちらかというと本作は高難易度化して遊ぶというよりは、音楽に合わせてカジュアルにテンポよくオブジェを処理していくというのが遊び方としての趣旨になるのではないでしょうか。
「高難易度曲に立ち向かう」というより「音楽と向かい合う」楽しみ方の方が正解だと感じます。
このストリーミング音楽時代、最近ではローカルに保存された音楽なんてなかなか聞くタイミングもなかったので、このゲームをプレイして眠っていた音楽と向き合うのはとても楽しい時間でした。
あとはワークショップでMelodyの外見やステージ、オブジェクトの色合いなどをカスタマイズできるのも楽しいです。数は少ないですが、ランダムに組み合わせるだけでも結構なバリエーションになります。
問題点としては、やはり3Dに慣れるかどうかですね。
まずオブジェクトの配色については、慣れないと相当見づらいです。プレイする前にオプションでボタン配色を手慣れたものに変更したほうが良いです。自分はPSカラーでやっていますが、これの左ボタン(紫)が方向キー(紫)ともかぶるので、設定次第ではやっぱり同色オブジェで引っかかりやすいかも。単純に「四角か丸かの見分け方+障害物がある手前のオブジェは方向キー」という感覚があってもやはり色で引っかかることは多々あるので、このへんは工夫してもらいたいですね。方向キーオブジェはグレーでも良いのではないかと思います。
続いてオブジェを入力する判定ラインの在り処は言うまでもなくMelodyの足元なのですが、視点の構造上入力タイミングの時点でオブジェとMelodyの体が重なってしまうのも結構ネックだと思います。判定ライン上、Melodyの足元に影的なスポットをいれるとか、あるいはオブジェが見やすいようにMelodyを若干透過させるオプションを付けるとかとか、プレイアビリティの向上は今後の課題ではないでしょうか。今のところこれに関してはオプションでShow timing accuracyにチェックを入れて判定を出したり、Show input linesをAlwaysにすることでなんちゃってFast/Slow的なものを実現したりすると遊びやすくはなるかもしれません。
あと前作同様、空打ちミスはなくても良いんじゃないかなと。特に実績でIntenseでパーフェクトクリアを積み重ねているとき、入力ミスより空打ちミスのほうが起こりやすくストレスになりやすいです。ある程度はアドリブも許容してもらいたいです。
EAながらなんとなく開発が停滞している感じがあります…。自動生成の質はそこそこ高く良い感じなので、さらなる楽しみを提供していただけることに期待しています。
ちなみにストリーミングサービスの対応も検討している模様。ただ、内容的にyt***を使用してYouTubeからダウンロードするような感じになりそうだしなくても良いかなと。昔は対応するModもあったようですね…。
レビュー時点のプレイ時間は500曲クリア達成のためですが、秒数短い曲でブーストしているのもあるので3-5分の曲を普通に遊んでいたらもう少し時間がかかるかな?と思います。

Flam
2022年10月01日
[h1]やってみて感じたこと[/h1]
まだアーリーアクセスなので何とも言えない感じ。
前作との大きな違いは横スクロールから奥へ進むタイプのスクロールになったこと。
視点が変わったことでキャラと障害物がアイコンの視認性を阻害するようになったため
少し慣れが必要かも?
[h1]譜面の自動生成について[/h1]
前作に比べて「曲の速度に関係なく静かな部分ではノーツを大幅に削る」
「曲中の語りも譜面化する」など凝った動きになっている。
譜面配置は難易度もによるし、これから改善されるだろうけど、
[strike]「各ボタンの配置順が時計回りに回すだけのものが多い」[/strike]若干改善された?
「最後はジャンプで終わる曲がやたらと多い」のが気になった。
[h1]要望[/h1]
○[strike]譜面生成後に曲選択に戻るボタンを付けてほしい[/strike]実装済み
○前作のお気に入りリストをインポートできるようにしてほしい
【余談】
後ろからの視点になったことでメロディちゃんの[strike]プリケツ[/strike]後ろ姿が堪能できるようになった。
[spoiler]Haydeeと比べると小ぶりだが、私はこういうサイズも好きです。[/spoiler]