






Primordia
人生は終わってしまった。人間というのは神話にすぎない。そして今では、機械さえも故障し始めています。ホレイショ・ヌルビルトと彼の皮肉屋な相棒クリスピンを率いて、崩壊しつつあるプリモルディアの世界を旅し、故障したロボット、古代の秘密、そして権力に飢えた容赦ない敵と対峙します。
みんなのPrimordiaの評価・レビュー一覧

Konro
2017年09月23日
世界観やキャラクター、ストーリーの作り込みが大変素晴らしいです。
例をあげると、主人公のHoratioをはじめとする何人かの登場人物は稀に「B'sod!」という単語を発します。
これは話された状況から察するに「くそっ!」とか「ああもう」とかそういう意味ですが、Blue screen of death(ブルスク)から来てるんじゃないかな?とか憶測することができてとても楽しいです。
また、Horatioの相棒であるCrispinは話しかけるとストーリー進行のアドバイスをしてくれますが、何度も話しかけていると「なぜ俺に訊いてばかりいるんですボス?俺はただのサイドキック(相棒)ですよ!」
と軽く皮肉を言ってきたりします。しかもフルボイスで。
ストーリーに関しては言及するとネタバレになってしまいますが、世界観やキャラクターを活かした素晴らしいものだと思います。
唯一の欠点は英語がかなり難しいことです。
専門用語や古語、詩的な表現、ガチガチの文書からフランクな口頭英語まで、ありとあらゆる英語が出てきます。
幸いこのゲームは字幕が表示される上にセーブとロードも任意のタイミングで行えるため、英語音声が聞き取れなくても字幕を何度も見直すということは出来ます。
それでも英語が苦手という人にはオススメしにくいゲームです。何よりストーリーやキャラクターの掛け合い等が魅力的なので。
英語さえどうにかなるのであれば、そしてSFやロボットが好きであれば本当にオススメのゲームです。

FestiveSandwich
2016年07月20日
大戦争で人類は死に絶え、ロボットたちだけが生き残った。そんな彼らがこの荒廃し死にゆく地で社会を築いた世界の物語。
「ガラスと光の街」Metropolから遠く離れた砂丘で、主人公のHoratio Nulbuilt Ver.5と彼が造った相棒Crispin Horatiobuilt Ver.1は、今日もガラクタを漁りながら住処にしている壊れた飛行機をちまちま直していた。ある日、住処に謎のロボットが襲撃し、エネルギー源であるパワーコアを強奪してしまう。パワーコアがなければ船の修理はおろか、自分たちの生命も危うい。ロボットを追跡し、パワーコアを何としても取り戻そう!
ゲーム自体は普通のポイント&クリックADVだけど作りこみがやばい。続編つくって。
普段ゲームの実績に全く興味のない俺も、このゲームは全実績解除するくらい大好き。ねえまじ続編つくって。
引き込まれるストーリーに深い世界設定、相棒Crispinと[strike]イカれた[/strike]愉快なロボットたちとの会話が楽しい。続編無理そうですかそうですか・・・
唯一にして致命的欠点は相当な英語力がいる。ぶっちゃけ俺もとてもじゃないが結構理解しきれない点が多い。機械社会特有の言葉や慣習もあるし、古い英語ややたら韻を踏む奴とかもいるから余計わかりづらい。現地点で日本語MODもなし。
そのハードルが大丈夫ならマストバイ。
続編はよ。