Gone Home
1995 年に行われる一人称探索ゲームで、ヨーロッパから帰国した大学生のケイティが家族が新たに相続した邸宅に到着すると、そこには誰もおらず、妹のサムから家を出たことを示唆するメモが残されていました。ケイティは両親がどこへ行ったのか、そしてなぜサムが家を出ることにしたのかをまとめるために邸宅を探索しなければなりません。
みんなのGone Homeの評価・レビュー一覧
ホトトギスくん
2024年11月30日
[h3]何だ…俺の好きなゲームだったわ[/h3]
一人称視点の探索ゲーム
主役は久しぶりに自宅に帰ってきた女性
自宅を歩き回りメモ・手紙など家族が残したものを見つけるのが目的です
ホラゲ程ではないですが一部怖いシーンがあります
例えば、家はかなり大きいにもかかわらず無人
でも照明やテレビが点いている…
誰かいるんじゃないかと不安になります
そんなの気にしないという人もいるかもですが
普段ホラゲばかりしている自分からすると結構ビビります
そして、常に雷鳴が鳴り響いているため雰囲気もなかなか良いです
程よい緊張感を味わえて楽しかったです
ストーリーはいまいち良く分かりませんでしたね
というかテキストが読みにくいんですよ
ほぼほぼ読み飛ばしてました…ってオイ!w
気になる方はセールの時にでもぜひ
※リリースから月日が経ってるのでセール時にはお得に購入できます
gc_rev
2024年11月09日
Gone HomeとはUnity 2018製のインタラクティブADVで、陽キャの長女が予定も何も立てずふらっと出立した雑な海外旅行から帰ってきたら家庭崩壊しかけていたでござるの巻。
父の叔父から相続したクソデカ屋敷を舞台に、売れないクソ小説を二冊書いたっきり自著の在庫を大量のダンボール入りで抱え込んだままスランプに陥り家電製品のレビューライターとして燻っている父、倦怠期に悩み若いツバメに傾きかけているゴリウーママン、感受性が強くイケナイ恋に目覚めた次女という、バケモノ屋敷に相応しい機能不全家族の身に何が起きたのかを、家中を荒らし物を投げまくり書き下ろしの原稿を洗濯機に突っ込み電子レンジの中に金属スプーンを放り込みながら推察していく。
ゲームとしては決して器用に作られているわけではなく、たとえばプレイヤーキャラクターの接触判定がでかく物を開いたりするときに干渉して引っかかることがある、最適化が不足しておりパフォーマンスがゲームスピードに影響する(おそらくゲームエンジンを更新した際に発生した新しい不具合)、一部実績がバグで取得できないなど、わりと無視できないものが目につく。
またホラーゲームでは無いにも関わらず画面がやたら暗い、雷の音がクソでかいという、洋ゲーあるあるなクソ迷惑要素をきっちり踏襲している点は残念だ。特にサウンド面に関しては雨の音と雷の爆音しか耳に残らず、音楽がまったく印象に残らないのはADVとしては致命的だろう。
グラフィックもインタラクティブADVとしてはやや貧相で、質感に乏しくボケボケのテクスチャやポリゴン数の少ないモデルが気になるが、2013年製の小規模インディー製作ならこんなものか…という気もする。
背景の理解に必要な情報は話を追っていくだけでも示されるのだが、攻略とは直接関係のない小物の配置でそれとなく示唆されているものや、意図的にプレイヤーに想像の余地を残している部分もあり、それらを自分なりに推察していく必要がある。
物語をどのように解釈するか、それぞれの登場人物に対してどのような理解を示すのか、といった点はプレイヤー自身の感性に委ねられており、おそらくは「誰が、どうすべきだった」というような「正解」は意図的に排除されている。個人的にはこの家族に明るい将来が待っているとは到底思えないが、もちろん、別の感想を持つ人もいるだろう。
はっきり言ってストーリーや設定そのものは「世紀の超大作!これを体験しないのは人生の損です!」と言えるほどのものではないのだが、このゲームの場合、その点は重要ではない。むしろ、そういうわかりやすい付加価値というか、即物的な感動を求めるプレイヤーには向かないだろう。物語重視のゲームで、物語そのものは重要ではない、というのも、ちょっと矛盾した話に聞こえるかもしれないが…要するに本作は、プレイヤー自身の人生経験や価値観を写す鏡として機能することを意図して作られているのである。
とにかく時短やコスパを重視し、エンタメをその場で喰い散らかすインスタントな消費物としてしか見ていないゲーマーには向かない作品である。もしあなたが小説を読むとき、ただストーリーを追って文字を見るだけではなく、一つ一つの文に作者がどのような意図を込めているのかを推察し読み解こうとするタイプの読者であるなら、本作は興味深いアプローチを提供してくれるだろう。
juperiod
2024年06月29日
「ウォーキングシミュレーターゲーム」、その代表格だと勝手に思っている。
土砂降りの雨の音がする無人の屋敷をファーストパーソンで歩き回り、すこしずつ家族のいきさつを紐解いていく。
怖いことは起きない。ただ残されたものや日記、手紙から、自分が不在だった間の家族を知る。
この、真相がじんわりとにじむように広がる感覚は、自分はこのゲームで初めて経験した。
建物のグラフィックが美しく、ただ知らないおうちの探検という感覚でも面白い。
生活感がはっきり残っていて、無人の家なのに物語を感じる。
メインとなるストーリーの他にもにじんでくる家族同士の秘密、それを知ってしまうしばらく離れていた主人公の客観的な目線が面白い。
こういうゲームがもっとやりたくて探してしまっている。
YuXin
2023年08月19日
7年ぶりに再プレイ
特にアメリカ文化の知識が多く身についた状態で改めてやると、当時見逃していたものや理解できてなかったものなどが理解できてとても面白かった。
ダイアログだけでなく、物の配置などの環境によるストーリーテリングにおいても非常によくできており、実際に人が住んでいる/いた場所なんだなとプレイヤーを納得させるような作りこみが面白い。
人によっては好みは分かれると思うが、映画をみている、もしくは実際に誰かの話を聞いているような感覚でゲームをプレイできる面白みがあり非常におすすめです。
ネタバレ
[spoiler]7年前の初プレイ時に玄関のアヒルちゃんの寝床に気づけた時は、自分が賢くなったようで嬉しかった思い出です。 [/spoiler]
Yomitai Fooon
2017年11月24日
お化けが出てくるのかな?殺人鬼が出てくるのかな?
そんな風に思っていましたが良い意味で期待を裏切られました。
単調にプレイし表示された文章のみでシナリオを理解して終わるには勿体ない。
物語の舞台、インテリア、音楽、空気、全てがplayerの想像力を膨らませます。
興味深くハラハラし、先が気になり読み進めてしまう小説をイメージして頂ければよろしいかと思います。
能動的に自分からキャラクターを操作できる映画のようでもあります。
私は個人的に住宅の間取りやインテリアを見るのが好きなのですが、そのような人にもお勧めです。
この書斎は立派だな。バーカウンターまであるのか。台所は狭いけどサンルームは広く素敵。などなど。
繰り返しになりますが、一つ一つのエッセンスに想像力(妄想力)を膨らませる事が好きな方、出来る方にとてもお勧めできます。
mochi
2016年09月15日
つたない英語力のため辞書をひきつつでしたが、5時間ほどでクリア。
レビューを見てみると、2時間もあればクリアできるようです。やり込むような要素もない。自分はセール時に数百円で買ったものの、一本のゲームとしては非常に短いと言えるでしょう。
だがしかし、なんと濃密な数時間であっただろうか。
個人的には、すごく新鮮で、面白く感じた。人におすすめしたいゲームだ。
薄暗い家の中で一人きりなので、最初はホラーな要素が出て来るのではと構えていたものの、そういった要素はまったくなく、言ってしまえば、自分の家で物を見て回るだけ。
それなのに、なぜあんなにも心を動かされたのだろう。
ストーリーは、日本的ではありませんが、素敵なラブストーリーとも言えます。
声優さんが素晴らしく、言っていることはよくわからないのに、不思議と感動してしまったりします(笑)
そして、センスに満ちた調度品の数々。年齢もあるのでしょうが、90年代のアメリカを懐かしく思いました。別に住んでいたどころか、行ったこともないんですけど(笑)
でも、当時に見ていたテレビドラマで見た風景そのものなんです。
ちょっと前の映画やドラマを見て、当時を懐かしむような感覚です。
個人的に、こういうゲームがあるんだなと。これはゲームという表現手段で最も洗練された形ではないかと感動しました。
たった2時間、されど2時間の、ちょっとした現実逃避です。映画でも本でも音楽でもできない、仮想体験型の短編映画のような、ゲームでしかできない体験。
こういうゲームがVRでできたら、さぞ面白いだろうなと、いまから楽しみになります。
たかが数時間で終わってしまいますが、2時間の映画に1800円をかけるような感覚もありじゃないかと。
日頃の生活を完全に忘れてしまう2時間の息抜き。
それもまた、素敵な体験ではないでしょうか。
映像でも音でも音楽でも、ストーリーでも雑多な調度品でも、すべてにおいて作られた方のセンスの良さが随所にあふれています。それがわかる人なら楽しめるはず。
Akarengo
2016年07月09日
良かった箇所
1. ストーリーが良い。"良い"という言葉では表現することが出来ないくらいに良い。詳しくはネタバレとなる為書きたくても書けないのだが、"とてもエモーショナルなストーリーだ"とだけ言っておくことにする。
2. 音楽の質の高さ。90年代にアメリカにて起こった"ライオットガール"という音楽ムーブメント。そのブームを牽引したバンド群の曲が、何とそのままこのゲーム内にて使われているのだ。著作権の権利体制が増々厳しくなっていっている昨今において、こうして権利をきちんと得て素のままで使ってくれるのは、音楽好きにとっては非常に嬉しいことだ。
悪かった箇所
1. 強いて上げるなら価格とボリュームの比例が出来ていないこと。別にボリュームは今のままで全然構わないのだが、平均プレイ時間2時間強で1980円はどうだろうか。
総評
おすすめ出来ます。しかし90年代のアメリカのサブカルチャーについて詳しくなければ、このゲームのストーリーの奥深さはあまり伝わらないだろうと思います。勿論知らなくても楽しめるはずですが、知っておくとより楽しめますよ。
フゥ~ン ハァ? ヤハ!
2015年11月16日
ミステリー+懐古とか追憶とかそういう感覚を味わうゲーム。
らしいんですが日本人の私にはどうもさっぱりわかんなかった。
外人が「男はつらいよ」を見てもその良さを完全にわかるかな?みたいな感じと一緒だと思います。たぶん。
SomaliNeko
2015年09月03日
1年間の旅行から実家へ帰宅した主人公。
両親も妹も留守中なの…?と訝しみながら、屋敷を探検していくお話です。
難易度・・・困ったらMAP見ればOKという感じだったので易しいです。
ボリューム・・・お値段にしてはちょっとあれかなと感じました。
”おすすめします”にしてますが、定価だとボリュームの部分で人に薦めづらいかもです。
昔、アメリカに住んでたよ!小さいときにね!みたいな方にでしたら、断然お薦めだと思います。
というのも、昔懐かしのアメリカ!な雰囲気がこのゲームの一番の魅力だと感じましたので。
海外住まいがともかく、アルフやフルハウスなど、そういった海外ホームドラマを楽しんでいたよ!という方でも、
なんだかちょっぴり懐かしいなあっていう楽しみ方ができるかと思います。(あのコメディなノリではありませんが)
個人的には、ちょっと甘酸っぱい青春ドラマのような印象も受けました。
レターやメモなどの文字系アイテムの雰囲気がとても良かったです。
もしかしたらですが、プレイ前にBoys Don't Cry(クソ重い内容の映画ですが…)を観ておくと、
感じる印象や深みが少し変わるかもしれません。
RANAL
2015年06月22日
1年の世界長旅から帰ってきた主人公を迎えたのは、夜中に誰もいない無人の我が家。
主人公の目を通してその理由を探す作品。ゲームと言うよりインタラクティブムービー。
ちょっとの不気味さはありますが、ホラー要素はありません。
安心して我が家を歩き回って下さい。たとえどんなものをみつけても。
ストーリー的に、好き嫌いがわかれる主題で、レビューもそれに
そった感じになっています。
個人的にはストーリーの善し悪しよりも、3D酔いが起こりやすい
作品だったのがちょっと難点でした。
素敵な日本語化MODの導入と適度な休憩を忘れずにどうぞ。
yamachan360
2015年05月12日
怖くないです。
それどころか、ハートウォーミングな話だったり。
非常にレベルの高い日本語化セットが公開されています。感謝。
検索するとすぐ見つかるとおもいます。
MephistoKun
2014年11月30日
FPS視点で進むアドベンチャー。
日本語化可能。
長い旅行から家に帰ると自宅には誰もいない。
家族は一体どこへいったのか・・・?
という前振りで自宅についたところからゲームがスタートする。
このゲームは完全なアドベンチャーであり、戦闘は一切ない。
怪しい箇所をクリックしながら進めていき、少しずつアイテムを集めることで移動可能箇所が増えていくという
お決まりのパターンではあるが、ポイントクリックのものとは違い、実際に屋敷を探索できるのがいいと思う。
ただタグにわざわざ登録されているとおり、短い。
一日かからずクリアできてしまうほどである。
またグラフィックも最近のものと比べるとだいぶ劣ると思う。
だが、少しずつ謎が解けていくのは楽しく、グラフィックについても少しノスタルジーを感じさせ、
そこまで気になるものではないと思う。
短いこともあって定価で買うのはあまりお勧めしないが、セール時に1000円以下で、
探索が好きな人はやってみてもいいと思う。