












リモウトゥライフ
Remote Life は、PC 用の 2D 横スクロール スペース シューティング ゲーム (shmup) です。非常識で恐ろしいグラフィックを備えたハイペースなアクション ゲームを体験し、残忍で熱狂的なテクノエイリアンの世界に飛び込みましょう。吐き気を催す恐怖の息吹が人類を滅ぼす前に、この恐ろしい悪夢から世界を解放しましょう。
みんなのリモウトゥライフの評価・レビュー一覧

keita5455
2021年05月05日
シューティング経験は乏しいですが、参考までにプレイした感想を投稿します。
シューティングをしているよりも、ステージの一見殺しのギミックを死んで覚える、
そんな印象が非常に強いです。ギリギリまで開かない通せんぼしている門、ギリギリのスペース
しか与えてくれない上下する障害物、さらにそれの微妙にタイミングをずらした連続複合技など。
ストレスしか感じません。ギミックは非常にいやらしく難易度が高いです。
このステージのギミックですが、ギリギリまで通させないというのが多いので、その間は狭い空間で
敵やその弾を避けながら待つ。この「待つ」という展開が多く、ゲームの展開が非常に遅く感じられます。
最近プレイしたダライアスしましたが、敵の編隊をなぎ倒していくとういうような展開がないので、爽快感が
皆無。
このゲームはR-TYPEに近いのかもしれませんが、印象に残ったのは、このギミックで待たされる・ギミックでイライラ・ギミックを攻略しても何故か達成感がない・敵の編隊を倒すようなシューティングの爽快感がない。
途中で、何が楽しくてプレイしているのか疑問になりプレイするのをやめました。

YURIKAGO
2020年06月23日
[h1]伝統 + オリジナリティ、古くて新しいシューティング[/h1]
――我々は、予想しえなかった危機に晒されている。
宇宙ステーション"Hope II"が地球外のテクノロジーによる巨大な"母艦"に攻撃を受け、拿捕された。
"母艦"はその後、非常にゆっくりと、だが確実に、我々の星へと向かっている。
それが衛星軌道に到達するまでの猶予は、僅か2か月。
作戦は既に立案済みだ。
ハイパージャンプにより"母艦"へと到達し、"Hope II"の乗組員を救出。
しかる後にその中枢を破壊し、敵性体の侵攻を阻止せよ。
諸君の健闘を祈る。
[h1]概要[/h1]
「R-TYPE」に始まる横スクロールシューティングの流れを汲む作品で、過去の名作へのオマージュを随所に感じる。
しかし、後述するがオリジナルの要素も数多く、オールドスクールだが決してありきたりではない。
CGは3Dだが恐らくプリレンダで、奥行の概念のない2.5D。
ストーリーは序文の通りしっかり作られており演出も豊富、ただし日本語非対応。
チュートリアル、プロローグに加え全16ステージ構成。
自分の難易度ノーマルでのクリア時間は約3時間。
1ステージはさほど長くないがステージ数が多く、また難易度が高い面もあるので通しプレイはきついかも。
ただし一度クリアしたステージからいつでも再開できるので、疲れたら後日の再チャレンジも容易。
見た目は横スクロールシューティングだが操作系統は独自。
ツインスティックシューター形式で360度攻撃がいつでも可能だ。
これにより迷路を任意スクロールで進んだり、照準の方向だけを照らすライトを頼りに暗いステージを進むなど、懐かしくも新しい感覚のステージがある。
操作はキーボード+マウス、ゲームパッドに両対応。
武器の種類は20種類弱と豊富。
特殊武器は弾数制 + ボムストック、オプション的なガンポッドは時間制。
武器はどれも派手で面制圧力が高く、照準をぐるぐる回しながら弾をばら撒けばわりと何とかなる。
デザインコンセプトは、タイトル画面の第一印象の通り「ギーガー + 骨・虫系」。
細かくモデリングされたグロテスクな敵がうにょうにょグネグネ動き、好きな人には堪らない。
このクリーチャーデザインとレトロ感のあるメカが合わさり、独特の世界観を築いている。
ボスキャラにほとんど使いまわしがなく、ほぼ全面でユニークな中ボス・ステージボスが登場するのは嬉しい。
オープニング・プロローグを始め、ストーリーがしっかり語られているのも好感触。
"Hope II"の運命や、主人公と同時期にエイリアンの母艦に突入した隊員たちのストーリーもステージを進める中で知ることができる。
[h1]感想[/h1]
難易度はノーマルでプレイしたが、所々にやりがいを感じる、ほどよい難易度と感じた。
が、少々癖もあり。
最大の特徴として、自由な方向に攻撃できる代わりに敵も四方八方から攻めてくる。
地形も全体的に入り組んでいて、変形したり壁がふさがったり触手のように伸びてきたり……と、あらゆる手段で殺しにかかってくる。
ご丁寧に「敵弾だけ地形を貫通する」という昔のゲームによくあるアレもあるので、相乗効果で押しつぶされることもたびたび。
これにより、かわして撃つ、と言うよりも、障害物をクリアするルートを構築し有利な位置取りをキープする、というアクションゲーム的な立ち回りを求められる。
強力な武器の温存を念頭に置いて進めることでクリアが近づくので、やりがいがあり面白かった。
不満点は、まず第一に特殊武器とオプション的なガンポッドの制約。
弾数は全体的に少なく、ガンポッドの時間制限も短い。
そのため、何度かプレイし弾薬を温存する場所、惜しみなく使う場所を考える必要に迫られる。
特にガンポッドは強力なものほど使用できる時間が短く、最短で5秒という短さ。その分強力だが……スクロールスピードが遅めなので、新しい展開になる頃にはのきなみ時間切れで消滅しているのは少し寂しい。
次に、敵弾の細かさ。
米粒どころかきな粉ぐらいの大きさの破片までこってり当たり判定が設定されていて、「え?それ食らうの?」みたいな死に方が多い。
分かっていれば大回りして避けたり広範囲のショットでかき消して進めるが、見切りをつけるのに苦労した。
[h1]総評[/h1]
伝統的でありながらオリジナリティもあり、インディSHTとしての完成度は高いと思える。
2D横シューティング好きな人なら遊ぶ価値アリ。
ただし(自分がおすすめするゲームの多分に漏れず)グラフィックに抵抗がない、というかむしろ好みの人なら。
色々と書いてきたが、本作は本当に往年の横シューへの愛に溢れている。
と、勝手に思っている。
ステージ1は狭いゲートをくぐり、回るリング状の障害物を潜り抜け、ボスでは退路を断たれて機械的なエイリアンの上半身を模した中ボスが登場……という流れはまさしく「R-TYPE」シリーズ(特にII)のものだし、内臓チックなステージは「Xマルチプライ」。
「トライゴン」のドラゴンレーザーを彷彿とさせるボムもあるし、いや、それ以前に全方位攻撃可能なシューティングというと「宇宙戦艦ゴモラ」か? それにこの特徴的な特殊武器の軌道は「ダーウィン4078」……と、色々考えたくなる。
そこまで意図したものかは分からないけれど、新しくて懐かしい良作シューティング、と言うのが自分の評価。
それと、開発者さんが楽しんで開発している様子が伝わってくるのも好き。
ステージクリアの報酬で敵キャラのモデリング風景やメイキングオブ映像を見ることができる。
こういうのを見ると、なんだか幸せな気分になる。
# ほんっっっっっっとにどうでもいいんだけど、
# 開発者さんの自画像は暗殺教室のクレイグ・ホウジョウに似てる……似てない? ルックスもイケメンだ。