Sultan's Game
Sultan's Game は、千夜一夜物語からインスピレーションを得た、カードベースのシミュレーションおよび物語ゲームです。あなたは強大なスルタンの大臣の一人です。気まぐれで残忍な王であり、自分の快楽のために臣下を危険なゲームの駒のように扱うのです。自分の命を救うために恐ろしい選択を迫られたあなたは、スルタンズ ゲームだけでなく、その結果からも生き残る方法を見つけなければなりません。
みんなのSultan's Gameの評価・レビュー一覧
Lagurus
04月03日
2回目で運よくクリアできましたが、達成できなかったイベントもあり、心残りがあるので何周もプレイしたくなるゲームです。
アルスラーンが好きな方なら、ストーリーにも引き込まれるかと思いました。
S.S.
04月03日
ターン性のストラテジーです。
主人公が固定の為ランダムに発生するイベント、複数の選択肢＋ダイスはありながらも基本的な幅は同じ、周回前提の難易度とゲーム性。
カードの強制力とユニットの感情値を含めた管理が明確な縛りとなっていて難易度は高い様に感じますが、周回で獲得が可能なptがある為繰り返しにメリットもあり、
何よりテキストが秀逸なので結構楽しい。
Ssawagani
04月02日
[h1]“まだ”オススメできない[/h1]
いいところと悪いところ両方あるがトータルするとギリ悪い寄りでオススメしにくい
面白くはある。楽しめてはいるがストレスが多い
でも改善の兆しは見られるので時間がたったら再度レビューすると思う
ゲーム自体はリソース管理＋ゲームブックという遊び味
運も絡んだひりつく選択が病みつきの方は楽しめるだろう
[b]いいところ[/b]
・雰囲気
荒廃的狂気的幻想的なアラビアンナイトの世界観がストーリー、イベント、アートワーク、音楽で表現されている
PVでビビっとくれば刺さること間違いなし
・キャラの扱い
キャラも手札のひとつなのだが、勝手にイベントを起こしたり二度と戻ってこない形で消費できたりと生き様が感じられる
大切にするかリソースとして使い古すかもナラティブの一部となる
・リプレイアビリティ
通常プレイも難しいので何度も遊ぶことになるが、追加要素のアンロックで別ルートを解放したり新キャラを投入できたりするので新鮮な気持ちで遊べる
・修正の速さ
リリース翌日のアプデで不具合だけではなく翻訳も直したりとフットワークは軽い様子
[b]悪いところ[/b]
・翻訳の質
低評価の理由の半分はコレ。アクションゲームなら許せるレベルだが、かなりの量テキストを読むゲームなのでとても辛い。
上記の通り雰囲気重視ゲーなのだが、翻訳のせいで魅力が半減している。とくに登場人物ごとの口調が一定でないのが！
またシステムに関わる語の表記ゆれやつたないルール説明もリソース管理ゲーとして遊びやすさを損ねている
・未完成感
翻訳漏れや原文でも「後で加筆」となっている個所がある。プレイにさほど支障はないのだが荒が目立つ
・チュートリアルの不十分さ
システム面のチュートリアルがほぼない。特に何故そのカードが使えないのか案内がないので、プレイを重ねて自力で理解する羽目になった。リソース管理ゲーとしてbad
・1プレイの長さ
こなさなければならないミッションがそもそも多い。ルールを理解した後の初プレイは4時間ほどかかってしまった（そのうえで敗北）
繰り返し遊んで攻略法を見つけるタイプのゲームなのだがあまり気軽に遊べないのは難点
・テンポの悪さ
リスタートすると毎回短いチュートリアルが入る、毎ターン起こすイベントで同じ文章を読まされる、演出が長い等々プレイ時間が延びる原因となっている
とまあ現状ストレスの方が上回っているが、アイデアとテーマはとてもいいのでぜひ売れてちゃんとローカライズされてほしい
応援したい人は現時点でも買って損はない
rikamara
04月02日
デモ版を80時間ほどプレイして面白かったので製品版を待っていました。実装されたキャラクターデザインや世界観の設定がとても好みです。また想像を膨らませてくれるテキスト量の多さも魅力です。ですが周回を前提としたゲームですので、テキストやロールのスキップ機能があると嬉しいなと思います。
改善点はあると思いますが全体的に雰囲気がよくじっくりとストーリーに浸れるゲームです。これからのアップデートなど待ちながらのんびり攻略するつもりです。
ymspgm
04月02日
[h1]フレーバーが秀逸な一人用TRPG[/h1]
TRPGだが、厳密なステータス管理や戦闘を楽しむようなものではなく
残虐なゲームの魔力と気まぐれなスルタンの絶対権力に翻弄される一人になりきれる世界観がウリ
とにかく雰囲気作りは徹底されており、称賛に値するものだ
主人公をスルタン本人ではなく上級家臣にしたのはとくに上手いところ
ゲームは雑に他人を犠牲にすれば序盤は切り抜けられるが、それだけだといずれ詰んで自分が処刑されるので
基本は寛大な権力者として家臣を増やし権力増大を狙い、悪事はこっそり行う
残虐なルールやスルタンの権力を言い訳にしながら利益のために血に染まっていくという
ゲームの魔力がうまく表現されている
主人公はゲーム開始前の背景は妻との関係も含めてしっかり設定されており
不貞にもまあまあ厳しい世界観なので
キャラロールにそこまで完全な自由度があるわけではないが
ゲーム中はハーレムでも同性愛でもなんでもやりたい放題である
もちろんその報いはプレイヤー自身が受けるのだが
各イベントについて細かいダイスチェック判定や報酬などは事前に分からないので
雑に進めて死んだり仲間や財産を失うがそれも含めたゲームである
簡単に巻き戻しできるモードとできないモードもあるので好きなほうを選ぼう
フレーバーとしては攻略を見ないで追い詰められるのが正しいともいえるが
自力で特殊エンディング条件に到達するのは中々大変そうだ
欠点を言えば雰囲気が最優先されUIの分かりやすさやゲームテンポはやや犠牲になっている
例えばゲームの要素（キャラ、装備、資産、属性、スルタンカード）は全てカード化され横に並べて持つが
使いどころが違うものも全部同じカードなのでとにかく管理がやり辛い
製品版になって4つに分けて管理できるがタイプ別などは自分でいちいち並べ替える必要がある
この辺りも中世のゲーム的リアリティはあり、敢えてやっているのはわかるにせよ面倒ではある
また他のユーザーにあるように1プレイが長すぎるという意見もわかる
これも1回の死を軽くしすぎないためにはやむを得ないともいえるし
しかしそれをセーブロードで回避するのも雰囲気を損なうので中々難しいところだろう
最後まで足掻けば意外と処刑には到達しないので
どこであきらめて次の周回に行くかというところまで含めてプレイヤーの判断に任されている
これからの改善もありそうなのでお勧めできるゲームだ
体験版でも雰囲気は十分楽しめるが製品版はよくアップデートされているので買って損ではない
Hinko
04月02日
[h1]ちょうどよかった。ここに殺戮カードがある。[/h1]
暴君スルタンの無茶ぶりに応えて生き延びる。散財、色欲、殺戮、征服の４つのカードを破かないと死ぬ。具体的には７日以内にミッションをこなさないとスルタンに処刑される。そのほか、城への出勤を拒否してもだんだん不機嫌になって死ぬし、死ぬし、死ぬ。とにかく死ぬ。とにかく死ぬのだが死に具合が絶妙に理不尽ではなく、ぎりぎりのところで困難が降ってくる。
風が吹けば飛ぶような運命の中で一方で誰かを踏みつけにして勝ち誇ることもできる。このカードは相手のランクに応じて免責される魔法のカードでもある。ピラミッドの上位の相手となるとそもそも存在自体がレアなのだが、でもこんな厳しい中についてきてくれた嫁を差し出したりはしたくないしできればちょうどいい悪漢が来てくれたら殺戮カードを始末できるのに……。
そう思うころにはこのゲームに毒されている。だんだんスルタンのゲームがうまくなってくる。さもなくば死ぬだけだ。
悪人/善人どちらのプレイも可能だがせめぎあう事情により清廉潔白でいられない。苦悩と葛藤の中で人物描写が矛盾せずに同居している。
意外と、スルタンは面白れぇ男が好きなのでウケたらなんでも良しである。
陰謀を張り巡らせて刃を研ぎスルタンを転落させたって良い。喉元に刃を突き付けてやれ。
周回プレイをしていくとどんどんゲームが楽になる要素が解放されていく。
なぜか体験版で（仮）エンディングまで遊べたので、すでに結構な時間をつぎ込んでいることになる。ようやく製品版を購入して、やっと２つエンディングを見た。本当に最高のゲームだと思う。
今のところ日本語訳がところどころ行きとどいてない部分があるのだが、ゲーム進行が難しいほどきわどいものはないし、原文が美しいことを感じさせるので期待を持っているしどうせ有志訳が出るんだろ。
kuraudo0721
04月01日
ゲーム内容は面白いのに中国人がよくやる低評価爆撃により初動は賛否両論まで落ち込み、その後メキメキ評価を伸ばしている作品（デモ版は圧倒的好評）
爆撃された理由はホモ描写の是非（ムスリムは同性愛禁止なのに男色の選択肢が多い）を発端とした中国コミュニティでの対立で、否定派と容認派が互いにレビュー欄で主張しあっている
そうした禁忌を犯すゆえの背徳的な愉悦がこのゲームの肝だと思うのだが…
本作の同性愛描写はポリコレ由来のエセ平等を啓蒙する内容ではなく単に堕落した快楽として描かれているため、ポリコレ臭が大嫌いな自分でも「暇と権力にあかせた王侯貴族の変態趣味」の一環として抵抗なく（できれば選びたくない手段だが）理解することができた
基本はTRPGやゲームブックのような進行で、ステータス値やアイテムとダイスで成否判定してイベントをこなす
主人公はスルタンカードというおみくじを引かされ、札に書かれた理不尽なノルマ（未達＝死）を片付けながら、空いたリソースをやりくって密かに協力者と通じスルタンの支配を脱する方法を模索していく…といった流れ
デザインやシステムのオリジナリティが高いので、既視感丸出しの◯◯フォロワーみたいなゲームに飽いている者からすると新鮮で楽しめると思う
操作性に難があり要求されるクリック数が多い
インベントリがごちゃごちゃでカードを探しづらい
読書や家業で毎ターン同じような操作を要求されるなど全体的にテンポが悪い
日本語訳の品質が低い
といった点は難点だが開発はアプデに意欲的に見えるので改善に期待したい
発売直後の現状でも十分遊べるが、しばらく熟成させておいてもいいだろう
C-ljur
04月01日
[h1]デモ版から大幅に加筆されてて楽しい！[/h1]
デモ版にハマった人なら買って損はないと思う。
クリアしたときも、従者のその後の話がそれぞれ読めるようになってて良かった。いろいろ妄想できて楽しい。
もちろん文章面以外でも良くなっていた点はたくさんあった。
例えば、デモ版ではモブが全身黒ずくめの「?」顔な立ち絵だったのが、今回からちゃんと専用グラフィックが用意されてて感動した。やっぱこっちの方が没入感出ていいね。
あと例の女だけはなぜかめちゃくちゃぬるぬる動くようになっててびっくりした。
ゲームシステムとしてはトライアル&エラーを繰り返す前提。
実績を解除するなどでポイントが貰えるから、それで周回しつつ、徐々にニューゲームを強くしていくって感じです。
とりあえず善人プレイでスルタン撃破までは行けたので次は違うロールプレイしてみようかな……
[初回完走の感想]
デモ版で要領は掴んでいるので、様子見で難易度は普通でプレイ。
最初～中盤あたりは全カードを破ってのクリアを目指していた。
順調に進んではいたものの、最後の一枚(金の征服)を残してどうしようもできなくなってしまったため、仕方なくスルタンにカチコミという流れへ。
なんだかんだ100日以上耐久していたので、そこそこ溜まっていたアイテムを駆使して何度かリトライしつつ撃破。無事クリア。
[spoiler] 中途半端に邪教に手出したせいで仲良かったキャラが離脱→最終決戦で敵対→斬り○すしかない [/spoiler]……なんて羽目になってしまったことだけが悲しみ。やらかしポイント。
[spoiler] あと主人公君のチソポ返してあげられなくてごめんよ……科学には犠牲はつきものなんや ( ；∀；)[/spoiler]
spring2080
04月01日
まだ操作系に改善の余地はありますが 内容がとても面白いのであまり気になりません
低評価の原因は体験版の時と操作系や音楽の違いのようですが
体験版をほとんどやってない自分はほとんど気にならない問題でした
初めてさわる人には関係ない部分だと思われます
強いていうなら必要になる能力値を補正するカードをピックアップしてくれる機能が欲しいです
hiro
04月01日
面白いけど1周にかかる時間が長すぎる…。セーブデータが複数作れず一つルートを見たらまた最初からやり直しになるので、エンディングを色々回収しないと気が済まないタイプの人は時間が溶けることを覚悟した方がいい。内容は独特で退廃的でかなり良い。
chikuwa.sika.motte.nee
04月01日
魅力的なグラフィックと幽玄な音楽と闇のおとぎ話が交差する素敵なゲーム！
織りなす人間模様が複雑でドラマに溢れています。
気が付けば何枚もスルタンカードを引いており やめ時がわからない…やることが多い!!
日本語版を遊ばせていただいておりますが、新たに追加された装備名称の字体がちぐはぐだったり
スルタンカードを消費する際の種類指定が時折間違っているようです。
ざっくり遊ぶ分にはそんなに気にならないので今後のアップデートに期待します。
オリジナルサウンドトラックと美術設定資料をDLCで欲しい。
おさかな
03月31日
DLしてから11時間ぶっ続けでプレイして先ほど1周クリアしました。
demo版と比較して世界観の作りこみを徹底したなあという印象です！うれしい！ありがとう！
アニメーションやSEが増えたり、キャラクターの立ち絵やイベントシーンも豪華になったりとブラッシュアップがしっかりされていて感動しました。
特にカード置きのUIは場所やイベントによって背景がガラリと変化していて驚きました……！
殺戮カードのシーンではナイフが斜めに刺さっていて、刃の先にターゲットのカードを置き、持ち手の部分に主人公のカードを置くといったデザインは秀逸でした。
演出面でいうとカードを破いたときの効果音がやや大きくてビビるのと、demo版からBGMを一新してしまったので慣れ親しんだあの曲やその曲が聞けなくなってしまったのは寂しいなと思います。
イベントが増えただけでなくdemo版にもあったイベントのテキストがどっさり増えていたり、難易度選択やカード期限延長など難しかったスルタンカードをこなしやすくなっていて大変遊びやすくなっていました！
一度イベントシーンに置いたカードをもとに戻せたり手札のソート分けなど痒い所に手が届いておりました。
翻訳についてはキャラクター名の表記ゆれ・男女の一人称や口調のブレだけでなくイベントシーン1個丸々中国語のままだったりしてそこは悪い意味でびっくりしました。
ローカライズのチェックが間に合わなかったとのことなのでフィードバックしっかり送りますね……。
フォントに関しても前のほうが雰囲気出てて好きなんですけど、テキスト量がものすごく増えているので読みやすいフォントのほうが疲れずやりやすいかもしれないと感じました。
何よりややダサフォントをカバーするようにイラストやUIが豪華になったので自分はあまり気になりませんでした！
demo版からの変更点がたくさんあるので賛否両論になるのもすごく分かるんですけど、「demo版そのままではなくもっといいものを製品版で出すぞ！」という製作陣のやる気と成果がとっっっても伝わるので自分は満足です！！！
demo版が楽しめた人はほぼほぼ楽しめると思うので迷ってたらカートに入れてください！！！
demo版やってない人は初見でもっともっと楽しめるのでお得ですよ！！！！
これだけ言わせてほしいのは
配信者モードでてっきり大人のおもちゃに規制かかるのかなと思ったらそんなことなかったのでそこへの配慮もお願いします！！！！！！！！！！！！！
鰤
03月31日
[h1] シュミレーションゲームとしてめちゃくちゃおもしろい[/h1]
……けど、テンポが悪いのが気になる……
体験版は１時間ほどプレイ済みです。
時間溶ける系のゲーム。面白い故に細かいところが気になる。
[b][h3]シュミレーション・TRPGが好きな人、雰囲気に惹かれた人は、一度プレイしてみて損はない [/h3][/b]
[h3] 良かった点 [/h3]
・体験版で感じていた「説明不足感」、「文字の読みづらさ」「カードの再設定」等がかなり改善されていた
・ [u][b]雰囲気最高 [/b][/u]
・完全日本語対応。今のところ文字化けやテキスト未翻訳に遭遇してない
・日本向けのスタッフがいる安心感（バグの把握が早い）
・難易度が三段階選べる
・序盤はキツイけど、やりこむほど余裕ができていく
[h3]気になる点[/h3]
・まだ微妙に物足りない操作性
・スルタンカードのレア度によって、どうしようもなくなる時がままある
・文字が読みやすくなったのはかなりありがたいけど、メインのフォントがゴシック体はゲームの雰囲気とそぐわない
[h3] 改善してほしい点 [/h3]
・ファミリービジネスや書店での流れは何度も見ることになる上に、連打しててもダイスロールなどの演出のせいで待たされるので、早送りやスキップができてほしい[b]（オート機能が意味を成してない）[/b]
・カードが増えすぎてインベントリがごっちゃごちゃになる。フォルダ分けもできるけど使い勝手が良くない。最初からカテゴリ毎にフォルダ分けされたりすると嬉しい
June_Ne_
03月31日
(一周目レビュー→三通りクリア後に追記)
独特な雰囲気のストラテジー。
好き嫌いは分かれるかと思いますが、趣味に合えば楽しいタイプのゲームです。
善い行いと悪い行い、貴族と平民どちらを優先するかなど、様々な選択肢が取れるので、
ムカついた奴に殺戮カードを投げてもいいし、仏の顔で見逃して仲間にしたっていいです。
周回で両方見ようとして時間が溶けていきます。
(一部の性的な要素に警告する機能も追加予定のようですが、
いわゆる【地雷】が少ないプレイヤーのほうが向いていると思います。個人の感想です。
筆者も[spoiler]カニバリズム[/spoiler]は無理なんですが、ストーリーにその要素が出てくる作中キャラは割と好きなので[spoiler]一緒に食べました[/spoiler]。無敵になったかもしれません。)
イベントの達成期限・宮廷の情勢・嫁の機嫌など気を配ることが多く、
慣れないうちはBADイベントが多発して焦るかもしれませんが、
周回アンロック要素もあるので、1プレイ目はお試しくらいの気持ちで遊んでもいいかと思います。
あと意外と解決できたりもします。
日本語訳が発売日時点では部分的に未実装なことや、終盤はカード枚数が多すぎて管理が面倒なことなど、細かいマイナスポイントはありますが、
アップデート予定はあるようですので、今後の期待も込めて応援させていただきます。
kanio
03月31日
祝！リリースおめでとう！
Demo版からフォントが一新されたのが本当に嬉しい。
異体字が改善されただけでなく、文章もローカライズ的に違和感なく読むことが出来る。
UI周りも色々見やすくなっていて、快適度が増し増し。
ユーザーの意見を反映してくれてありがとう…ありがとう……。
あいろん
03月31日
[h1]圧倒的な奥深さとテキストで魅せるソロ・テーブルトークRPG、美しくも残酷なデスゲーム[/h1]
ゲーム性は簡潔に言えば「CivilizationやFrostPunkのような人員配置ターン制ストラテジー」であり、そこにテーブルトークRPG要素が載っている感じの作品です。各イベントの成功失敗は、割り当てキャラのスキル値が影響するダイス（サイコロ）チェックで行われ、まさにゲームブックをプレイするような感覚。
デモ版を20時間ほどプレイし、クリアまで到達した上でのレビューです。序盤の世界観やゲーム性、また最も手軽に到達できるエンディングの解説を動画に残していますので、良かったら購入の参考になさってください。
https://www.youtube.com/watch?v=6SUS4jmDd5w
登場キャラの魅力も非常にしっかりとしているため、TRPG好きな方や、テキストを読み進めることで世界観に浸るのがお好きな方には高確率で刺さると思いますが、同時にクリアまではある程度の攻略知識と明確なルート進行攻略が必要にもなってくる点にも留意です。
[h1]【GOOD】[/h1]
・デフォルトで日本語に対応、デモ版からフォントも大きく改善。
・配信者のプレイを手助けする配信者モードの新規追加。
・デモ版からの、一部クリア条件の変化。
・膨大なイベントやテキストに裏打ちされた濃密なTRPG体験。
・個性豊かで印象に残る登場キャラクター。
・イージー・ノーマル・ハードの難易度選択が可能。
・他のローグライク作品のように、周回プレイによって強化・有利要素解禁が可能。
・複数用意されたエンディングへの、様々な到達ルート設計。
・ステータスUPアイテムを用いたキャラクリの自由度の高さ。
・これにこんな使い道があったのか！と思わされる各種カード。
・グラフィック、BGM、SEから構築される魅力的な世界観。
・開発者による迅速なアップデート対応
・ファミリービジネス等の何度も繰り返すイベントは「クイック実行」をアプデで搭載
・カードの整理もアプデで実装予定
[h1]【BAD・気になる方もいそうな点】[/h1]
・会話の超速スキップが無く、毎回かなりの回数のクリックを要求される→アプデされました
・とにかくクリックする回数が多い中、一部の会話はしっかりチェックボックスを狙ってクリックしないとウィンドウが閉じないといったシステム面。
・海外の低評価レビューは「デモ版では魅力的だったBGMが異なる」という理由のものが多い→アプデされました
・攻略情報無しのアドリブで進めても、ほぼ確実にクリアに至れないであろうルート設計。
・クリアルートが選択肢ミス等で潰れても通知されないため、予備知識がないと「今回のプレイは詰んだな」と気付けない。
・ルートを理解してもクリアまでに1周2時間ほどかかる、気軽には遊びにくいプレイ時間。
・軽い整理は出来るものの、とんでもなくごちゃごちゃするインベントリ周り→アプデで改善予定
・GOODに記載した点にも通ずるのですが、「このアイテム・人物にこんな使い道があるなんて、説明が無ければ分かるはずがないだろう」といったカードの存在。中には深くクリアルートに絡むものも。
[h1]【攻略上抑えておきたいポイント】[/h1]
・前提として、適当に進めてもほぼ確実にクリアできない設計なので、ある程度遊んだら攻略情報の閲覧を推奨。
・ゲーム内日数を延々と進めるだけではクリアにはならないため、「クリアには特定の条件の達成が必要」なことを意識。
・一旦イージーで何回か遊び、各種強化要素をささっとアンロックするのが効率的。複数枚の仲間カードや主人公1人追加カードを解禁するだけで快適性が大きく変わる。
・回数制限はあるものの、スルタンカードは魔術師との会話画面で種類・ランクの変更が可能。ただし変更先はランダム。
・全てのカードは、1度は左下の骸骨へドラッグ推奨。隠れたイベントが発生するものも多い。
・画面右端のイベント一覧表示は即座にOFFにすることを推奨。マップに発生しているイベントが隠れて見えないため。
・最初の主人公のステータス選択は「知恵追加」を選ぶと、序盤からステータスUPアイテムの「本」を読みまくれるので、デモ版では特に強い選択肢だった。
・ちなみに本を読むには、本カードを左下骸骨へドラッグし、読書イベントを発生させる。
・スルタン不在時は、同じカードを3つ提出することで上位のものに強化が可能。最初は気づきにくく、またこの要素はエンディング到達に必要なルートも存在。
・スルタンカードの中には左下の骸骨へドラッグすると消化イベントが発生するものもあるので、諦めてはいけない。
・4枚の金のスルタンカードは消化出来るイベントがほぼ固定されているため、アドリブプレイでは全ては消化出来ないと思った方がいい。
・カード提出は「右クリックがドラッグの代わり」「前回と同じカードを提出が1クリックで可能なボタンがある」「骸骨の右にならぶ小さな四角で整理整頓がある程度可能」な点に留意。プレイが多少楽になる。
[h1]【総評】[/h1]
ソロ向けテーブルトークRPGとしてはとても良く出来た、熱意をもって制作された力作だと思います。世界観、ボリューム、テキスト量とその完成度、クリアまでの各種ルートとイベント、BGMと、強烈な印象を残す一作であり、数十時間は遊べてしまった体験版の時点でも「圧倒的に好評」を記録していたのも頷ける完成度です。
非常によく出来た作品だからこそ、皆さん「ここをこう改善して欲しい」という部分が少なからずあると思うのですが、そうした不便さを含めても魅力の方が遥かに勝る、オススメ出来る作品でした。
「一度読んだことのあるセリフの超速スキップ機能」や「同系統のカードは金銀銅の枠ではなく、極限までまとめて整理できる」「クリアまでのルートの明確化」といった機能が追加されれば、より遊びやすくなるかと思います。開発者さんはかなり早いペースでユーザーの声を反映したアプデを行っているため、今後のブラッシュアップにも期待したいです。