The Dark Eye: Demonicon

n_ship_n

2020年11月17日

賛否両論のアクションＲＰＧ。
こういった「賛否両論」ゲーはたまに凄く面白かったりすることがあり、また異常に安売りされていることがあるため、つい購入してしまうが今回はハズレ。アクションＲＰＧあるあるで、アクション要素もＲＰＧ要素も中途半端な感じでどちらもあまり楽しくない。アクションだけでも動かす楽しさがあればまだ良いが、ジャンプも無ければダッシュも無いし、格闘や隠密、派手なフィニッシュムーブとかも無い。ＲＰＧ要素としては、キャラ育成や、装備の選択、会話時の回答、錬金術等あるが、どれも選択の幅が狭くできることが非常に限られている。敵は盾や両手武器を扱うのに、こちらは片手武器のみ、しかも剣、斧、メイスしか選択肢が無いし、魔法は戦闘用４種類のみで、回復は錬金ポーションでしかできない。また、セーブがオートセーブオンリーなので死ぬと結構戻されるし、戦闘中は見えない壁で行動範囲が制限されている、ターゲットロックが無く勝手に的が変わる等々、なにかと制限が多くストレスを感じる。ここまで制限を設けるなら、ＲＰＧ要素のあるベルトスクロールアクションとして作った方が面白いものができそうな気がした。

しかし、複雑怪奇と思しきストーリーと、装備やオブジェのデザインには力が入っているようで、かなり独創的かつ奇抜な感じのものがある。主人公兄妹は元々悪魔召喚の生贄にされかけたようで、他にも同じ境遇の兄弟姉妹がおり、ストーリーの途中で出会うことになるが、彼らの服装がまたユニーク。終盤で入手するデーモンアーマーはかなりグロテスクだし、妊婦用の生贄台のデザインも怖い。そのあたりのデザインは一見の価値があるかもしれない。

ゲーム進行のテンポの良さとエンドロール中の曲は良いと思うが、ちょっと人におすすめできるような楽しいゲームではなかった。定価1000円なら他にもっと面白いゲームがある、という意見にはホント納得。

マティアス士爵

2017年01月05日

結構な !