













Venba
Venba は物語性のあるクッキング ゲームで、1980 年代に家族とともにカナダに移住したインド人の母親としてプレイします。プレイヤーはさまざまな料理を作り、失われたレシピを復元し、分岐する会話を交わし、家族、愛、喪失などについてこの物語を探索していきます。
みんなのVenbaの評価・レビュー一覧

clockworkstudio
05月09日
成長した息子が、自分で料理を作り、その香りから幼少期の母との会話を思い出す一幕で、プレイの手が止まってしまった。
それは私にとっては、手作り餃子であり、カレーであり、味噌汁であり、スーパーで買ってきた味付け肉を焼いただけのものだったりするけど、そういった思い出に、しばし思いを巡らせた。
1つ、これは、本作の質感のなせる技だと思う。主に音。スパイスが弾ける音は香りがしそうだし、鍋の蓋の音には重みを感じる。音から五感に展開して、記憶を想起させる。そういう一作だと思った。
インドの派手じゃないドラマってところでは映画「あなたの名前を呼べたなら」「エンドロールの続き」などに通じるところも感じた。

むめめん
02月16日
英語力は0でしたが雰囲気が好みすぎて購入しました。Google翻訳のカメラ入力機能に感動しながらクリア。
・料理が大変美味しそう。炒めてる音とか効果音がガチすぎる。
・インド系のBGMが結構本格的。インド料理屋にこういうBGM流れてるよね……。
・料理ゲームではありますがストーリーに比重が偏ってる。一本の短編映画を見るくらいの軽い気持ちで臨むといい。
・ストーリーもいい。短いから何言ってもネタバレになりそうなので、これはぜひプレイしてもらいたい。
マルチエンディング要素もなく、2周もすれば全実績を解除できます。クリアまで3時間ぐらいかかりましたが、英語が読めたらもっと早いかと。
プレイ時間に比して値段が高い? なんとVenbaにはストーリー中に出てくる料理の詳細なレシピがついてきます。レシピ本にもなって大変お得だと分かりますね。
この家族のこれからに少しでも多くの幸せが降り注ぐように願いながら、Googleで近くのインド料理屋を検索するのでした。

SparkWingGames
01月13日
カナダに移住したインド人家族の物語で、マイノリティーの辛さや異国で生まれた子供の複雑な環境がテーマだと感じます。
自分も子供がいるので、子供が大きくなって親離れしていくシーンを見るのは切ない気持ちになりました…
インド料理を作るパートでは、油で炒めるジュワ~音が最高だったので、南インド料理を食べに行こうと思います。
日本語対応してませんでしたが、簡単な英語だったので理解可能でした。

Z.O.E
2024年03月19日
[h1]👳🏽10項目短評️🍛[/h1]
🤤 エキゾチックな料理
🙂 イラスト調のデザイン
🤨 イラスト調の料理
🙂 BGM
🙂 家族ストーリー
🙂 短めのボリューム
🙂 レシピDLC
🙂 セールでお値打ち価格
🫤 ちょっとした英語力
😑 馴染みない調理パズル(ヒント有)
[quote]Steamキュレーター[url=https://store.steampowered.com/curator/33120141-%25E3%2582%25B2%25E3%2583%25BC%25E3%2583%259F%25E3%2583%25B3%25E3%2582%25B0%25E3%2583%2581%25E3%2583%25A3%25E3%2582%25A4%25E3%2583%25AB%25E3%2583%2589/]ゲーミングチャイルド[/url]では、近日発売予定のゲームの一口紹介を、あなたのアクティビティにお届けします。ぜひフォローしてください。[/quote]

belfaste
2023年12月16日
1980年代末にインドからカナダへ移住した夫婦の生活を妻Venbaの視点から、そして後半からはカナダで生まれた息子Kalvinの視点から描く料理アドベンチャー。
物語を彩るタミル料理の数々がとにかく美味しそう。
プレイヤーはVenbaを操って家族伝来のレシピ本を片手に料理を作るのだけれど、このレシピ本がくせ者で、ところどころページが剥げており、重要な部分が読めなかったりする。その穴を前後の状況や回想などで得られたヒントを元に、なんとか埋めていくのだ。
正直ここのあたりはやや理不尽なパズルっぽいのだが、基本は調理器具に何をどの順番で入れるかに終始するため、複雑な操作は求められない。それと現実の料理と違って多少間違えても無限にリトライ可能で、窮極的にはヒント機能という名のズルもできる。
使う材料や器具は多様で、豆と米の団子であるクジ・パニヤラムはタコ焼き機みたいなので焼き、米粉の蒸しケーキであるプトゥは金属製の筒(もともとは竹製だったらしい)で蒸す。最近では日本人にもおなじみとなったビリヤニもこうやって作るんだーと発見が多い。
料理の合間に展開される家族ドラマでは、移民家族の苦悩と相克が描かれる。
故郷では知識階級(教師)だったのに就職で苦労したり言語の習得に苦しんで現地語べらべらな子どもとの距離を感じる移民一世、現地の文化で育って親のふるさとの文化と隔絶を感じつつも完全にその土地の人にはなりきれないことに苛立つ移民二世、とそれぞれに悩みがあり、そのせいで親子でぶつかったり敬遠してしまったりする。
母親が「おいしいご飯作ったから持ってってお友達にも食べさせてあげなさい!」とおしつけるあたりは万国共通ですね。それに対する拒絶が「車がカレー臭くなるからいやだ!」というのも切ない。親視点だと聞き分けのないクソガキだけれど、「僕は”普通”になりたい」と願うKalvinも学校ではいろいろあったのだろうと察されて、こちらもまた切ない。
二時間足らずで終わる小品で、値段に対してやや割高かもしれず、やや勧めにくさはある。特に斬新な体験があるわけでも、滂沱する感動のストーリーがあるわけでもない。ゲームとしてはやや単調だ。60点か70点くらいだろうか。
しかし、すくなくとも繊細なアートワークと魅惑のタミル料理の数々は一見の価値があるし、このラブリーさは「オススメしない」に投票するにはためらわれる。
Xboxのゲームパスに入っているそうなので、加入者には迷い無くオススメ。
日本語版はまだない。

Stegmaier
2023年09月13日
2時間かからないくらいでクリアできる、お話を楽しみながらリラックスしてプレイできる作品。
民族的なアイデンティティーというテーマを、料理とうまく組み合わせて良質なストーリーに仕上がっています。
英語版しかありませんが、難しい表現もほとんどないのでプレイに支障はないと思います。
プレイにむけて注意なのは、
・プレイ前に近所に南インド料理のお店があることを確認しておきましょう
(都内だとエリックサウスやナンディニさんがそうです。インドネパールのお店は北インド料理が多いので劇中の料理は出てきません。ナンディニさんはドーサ食えますよ!ドーサ!)
・深夜のプレイは避けましょう

hot0ke
2023年08月03日
どんな日もご飯を食べるんだよ。
悲しい日。嬉しい日。誰かとケンカした日。病気の日。
それでもお腹は減るから、ご飯をつくる。
家族で食卓を囲んでご飯を食べる。
その時間の積み重ねが家族を作る。
音楽と調理時のビジュアルが本当に良い。
スパイスを油に落としたときの音、鍋から蓋を外したときの音。わきあがる湯気。
絵本調の雰囲気あるタッチを残しつつ、最高に美味しそうに見える料理たち。
そして調理後にご飯を食べながら展開されるスーリー。
料理を作る工程がヒントを見ながらトライアル&エラーになるので、インド料理についての知識がないと若干苦かもしれません。
料理を作る工程をはさみながらストーリーを読むことで、ストーリーへの没入感がこんなにも高まるんだと感じました。クリアまで2時間程度でした。
誰かの人生を追体験して、自分の心が豊かになる。
個人的には大満足でとても良かったです。

Tamanaka
2023年08月02日
ボロボロのレシピ本片手に、インド料理を作ろう。
本作は、カナダへ移住したインド人親子をテーマにしたクッキングパズルである。
夫の仕事のことで悩み、息子がカナダに染まっていく寂しい時であっても、いつも母のインド料理がそこにある。
現在は英語だが、文章量は多くない。ちょっとしたテキストを読むつもりで挑んでみよう。
個人的に好きなポイント:
息子が使ったビンを投げ捨てているところ
困ったときのメモ:
・生地によく蒸気が当たるようにしよう。
・篩に残った米も無駄にしないこと。
・玉ねぎはよく炒める。トマトは水を出す
・息子はタミル語を読み間違えてしまっている。
・ドーサの焼き方は、2回目以降も同じ。