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Weapons Genius

Weapons Genius は武器を作成するシミュレーターです。 Weapons Genius では、自分だけの武器を構築できます。大きくて強力な銃を作ることも、小さくても速い銃を作ることも、精度の高い銃を作ることもできます。

PC
2015年7月8日
シングルプレイヤー

みんなのWeapons Geniusの評価・レビュー一覧

Satojo

Satojo Steam

2015年07月09日

Weapons Genius へのレビュー
5

「好きなパーツを組み合わせて好きな鉄砲を作ってぶっ放す!」
そんな男の子なら誰だって恋してしまいそうなコンセプトの元で作られたらしいゲーム。
あなたは小さな作業場に引き篭もってネット通販でパーツを買い漁り奇妙なライフルを密造し続けることになります。
作成したライフルを用いた標的射撃のスコアに対して収入が得られるので、その収入でより良いパーツを注文し、より良いライフルを作る……
恐らくはこのサイクルがゲームの全てです。

現バージョンはBeta1.1とのことで、まあ諸々の不足や不具合が目立ちます。
作成モードについては、とにかくパーツの外見の種類が少ない点がコンセプト的にも非常に痛い。
現状では気持ち悪い鉄砲を作ることも、有名なアレコレを再現することもできず、AR-15とAK-47足して2で割ったような無難な見てくれの鉄砲しか作れないんじゃないかしら。
パーツ注文もリストのソート機能がないので欲しいパーツを探し難く、値段以外はクリックしないと性能がわからなかったりと不便が目立つ。

収入源となる射撃モードでは、だだっ広い平野に並ぶ固定の人型標的を撃つことになります。
残念ながらFPSとしての出来は良くありません。
このゲームはみんなだいすきUnityエンジンで動いているわけですが、何だかサンプルか何かと錯覚しそうな必要最低限度のFPSといった風。決定的な破綻こそないけれど、銃のアニメーションも乏しく、的の動きや変化もありませんから、そう遠くないうちに飽きてしまいそうです。

あと足が遅いのが若干ストレスですね。作業場と射撃場の非常に狭い範囲とはいえ、移動自体は頻繁に行うことになるので。

そういうわけで目下このゲームは「欠点が多く、やや出来損ない」と評価するほかにないのですが、少年心をくすぐるコンセプトにはそれらの欠点を打ち消し、少なくとも+-0までもっていけるだけの魅力はあります。
まだリリースされたばかりですから、今後の発展に期待するだけの良心と余裕があれば記憶の片隅とウィッシュリストに放り込んでおいて損はないでしょうし、加えてちょっとばかしの小銭があるんであればとっとと購入してしまっても良いでしょう。たぶん。

追記:MGS5の武器カスタムモードで本作がやろうとしたこと、すなわち色々な銃の部品を組み合わせてキメラなライフルを作ることが高級な形で実現しちゃいましたね。そういえば基本無料のBlacklight: Retributionでも、多少サイバー風味な見てくれではあるけれど本作以上の鉄砲づくりはできたはずです。先に述べたようにぼくは自身の良心に従ってこのゲームを購入しましたけれども、本作開発陣はうんともすんとも言わず、アップデートは待てど暮らせど訪れず、当然コミュニティも盛り上がらず、もうダメなのかもしれません。

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