





Wonder Boy Returns
アーケードアクションの名作『ワンダーボーイ』がHDリメイクされて登場! 原始人にとって食事は大切!体力がなくなる前にすべての食料を集め、すべての敵を倒し、すべての障害物を避けてティナを救いに向かいましょう!
みんなのWonder Boy Returnsの評価・レビュー一覧

Haco Slacker
2017年04月03日
クリア時のVer.は1.0。いきなりHELLでプレイを開始し、12時間でHELLの全人形収集完了と共にクリア。チャレンジモード走破すれば全実績解除できるけど、もう触りたくないのでアンインストール決行。
[h1]Pros:[/h1][list]
[*]可愛らしいキャラクター[/list]
[h1]Cons:[/h1][list]
[*]いちいち立ち止まることを余儀なくされる爽快感に欠けた配置
[*]下り坂でジャンプしづらい
[*]カメラの上下動を伴う箇所で映して欲しいところを映さない
[*]HELLで全クリアしてもNORMALの全クリアが開かない
[*]難易度による差異が殆どない
[*]リトライ時の無駄なシーン遷移
[*]ボス演出時の無駄な無敵時間[/list]
[h1]少年は帰還を不思議に思う[/h1]
現代の技術をもって過去のIPを蘇らせることにユーザーが期待することは何なのでしょう。綺麗な見栄えか、または忠実な過去の移植か、それともかつて描くことの出来なかった想像の具現化か。Wonder Boy Returnsは何をもたらしたのでしょう。私が思うに、その答えはフラストレーションです。
ネット上に情報が全く落ちてなかったため、隠しアイテム探しのために穴という穴に落ちました。その都度スタート地点もしくは中間ポイントから走り直す。これが楽しいと思えれば楽だったのに、全く楽しくなかった。ゲームオーバーになるとステージ選択画面に戻され、その出入り両方で無駄なロードを挟みます。ただでさえ作業なのに、能動的な探索を阻害するシステムになっています。これは時代の潮流に逆らったゲームであることは否めません。苦痛でしかない。
ステージの配置も微妙でした。テストプレイは絶対してないと思う。でなければ、あの構成にゴーサインを出すわけがない。最初に怒りを覚えたのは2-4でした。ダッシュして進むと必ず敵に当たるようになっていて、この流れはこのステージ以降最後まで続きます。常に立ち止まって、まだ見えぬ画面外の領域に石斧を投げながら進む羽目になります。初見殺しは許容したとして、その連続で度が過ぎています。
更に追い打ちとしてバグの数々があります。下り坂でのジャンプは目前に敵が迫っていても文字通りジャンプできず、一旦上りを向いてジャンプし空中で方向転換する必要があります。急いでいる時にこの操作を求めることがどうして直感的と言えるでしょう。画面が上下に動く箇所ではカメラの上下位置が元に戻らず、キャラが画面外に消えてしまったり、一旦カメラが下に下がるとジャンプの最高点が補正されて人形が取れなくなったりする場面もありました。実績解除とボス撃破のスロー演出が重なると、ウィンドウが開く処理にスロー演出が重なってしまい遷移がなかなか進まなくなるなど、普通にプレイしているだけで必ず何かの症状に遭遇します。
難易度の差異も残機数、ボスへの与ダメージ、幾ばくかのボスの攻撃パターン程度でステージ内の配置は変わらず。なので道中で死ぬ人は死に続ける仕組みになっており、救済措置はなし。頑張ってHELLをクリアしても、全く同じ工程をさせようとする割にHELL以下の難易度クリア実績は開かない。
そもそもの加減速も慣性が強く、ジャンプ距離に関してはボタン押下時間もそこまで気持ちの良いものではないです。正直言ってオススメできない。買うべきではない。ストレスが凄い。全くもって楽しめない。君は帰ってくるべきではなかった。本当、Boy wonder returnsにすればいいぐらい。