









Alt-Frequencies
Alt-Frequency は、インタラクティブな調査とポッドキャスティングが融合した音声ベースの旅にプレーヤーを連れて行きます。プレーヤーは、異なる人々のグループの複数のラジオ局の間で起こっている謎を解明する任務を負います。
みんなのAlt-Frequenciesの評価・レビュー一覧

"JP" Awesome Pony >)
04月03日
地味にチャプターで細かい分岐があるのに驚いた
ただその違いを見直すため方法がチャプターセレクトから直接選べず
少し前のチャプターから選択しなおさなければならないのが少し手間である
XUnity.AutoTranslator で日本語化してプレイ

JJ
2024年12月30日
自動翻訳で遊びました(情報に感謝)
字幕は自動で消えるので、通常のセリフは1回ループさせて翻訳済みを読むのが楽です。
ビープがなって赤枠になったのは1回しか流れないので、ESCを押して翻訳されるまで待つと良いです。
チャプター選択があるのでガイド片手に戻って実績を埋めたり、もう一度ラジオを聞いて、当時理解できなかったけどそういうことだったのかと理解したりが簡単にできます。

kana
2024年05月19日
何とも独特なゲーム。タイムループに捕らわれている状況に誰も気付いていない世界が舞台。タイムループから脱する為に試行錯誤するのだけど、できることが「ラジオ放送を聞く」「ラジオ放送の一部を録音する」「録音した音を別のラジオ局に流す」の3つだけ。分かり易い選択肢が出てくるノベルゲームと違い、[b]実際にラジオ放送に耳を傾け[/b]て、そこからループ脱出の為の取っ掛かりを見出だす必要がある。
[hr][/hr]
ラジオがキーになっているだけに全編フルボイス。どのキャストも聞き取り易い声だし、字幕もかなり親切。特に[url=https://steamcommunity.com/sharedfiles/filedetails/?id=3238238462]「音で聞こえるが会話ではないもの」まで丁寧に字幕化されている[/url]。
ただ、ラジオ放送なので当然ながらリアルタイムに次から次へと声が流れていく。途中で止めたりはできない(厳密に言えばメニューを出すことで一時停止はできるが、字幕がメニューに隠れるので読み取りの補助にはならない)。なので或る程度の英語力は要求される。
一方で3分くらいで状況がループするので、部分的に聞き逃したり理解が追いつかなかったりしてもやり直しし放題。ループすることによるペナルティは何も無いので、落ち着いて気楽に取り組める。
日本語非対応というハードルの高さはあるものの、上記の特徴から英語で苦労することは意外と無かった。[url=https://store.steampowered.com/app/388880/Oxenfree/]Oxenfree[/url]みたいに日本語非対応な上にリアクションまでリアルタイム性を要求されるゲームと比べれば全然楽。
[hr][/hr]
ストーリーは全5章構成。章によってクリアに必要な手数は結構マチマチ。ゲーム全体としては集中して取り組めば2時間くらいで終わる分量。
媒体が媒体だけに劇的な展開やら演出やらは無く、ストーリー的にもパッとしないところはあり、エンディングに至っては打ち切り漫画みたいな急さがある。
それでも、一つ一つのラジオ局にちゃんと耳を傾けて理解する必要があるプレイ体験は何とも独特でとても良かった。
続編なり似たコンセプトの次回作なりが出るとしたら是非やりたいと思えるくらいには良かった。
[hr][/hr]
ちなみに、ラジオが主体というゲームの特性からか、アクセシビリティの配慮が高いのも特徴的だった。音のみや音無しでもプレイ可能になっている。
ただこの配慮が仇となってSteam Deckで遊べるようにするには一手間掛かった。デフォルトでオンになっている "Screen reader" をオフにしないとSteam Deckではまともに遊べないのだけど、初期状態だとメニュー操作すら困難なので大分困った(カーソルでメニューをホバーできてもクリックして決定ができない。Enterでなら決定できるので、Enterを「Steamボタン+→」で入力すると良い)。

takora
2023年03月14日
XUnity.AutoTranslator-ReiPatcherで日本語に自動翻訳が可能です。機械翻訳だと「ラジオ局」(Station)が「駅」と翻訳されたりしてわかりにくいですが。

Arui Kashiwagi
2021年06月27日
[h1]国民の皆さん、今週末はタイムループ法案の投票日です。必ず投票に行きましょう![/h1]
「A Normal Lost Phone」シリーズのクリエイターによる謎解きゲーム第三弾。前作はスマホの文字情報を読むゲームだったが、今回は音声情報が主題。
あなたの目の前にあるのは何の変哲もないラジオ。この世界ではごく一般的な、「選局」「録音」「送信(番組におたよりを送るために使う)」の三つの機能を備えており、特に変わったところはない。
しかしこの買ったばかりのラジオをいじっていたあなたは、たまたま違法無線局のあやしい放送を引き当ててしまう。その陰謀論めいたアジテーションをいぶかしみながらもエアチェックを続けているうち、やがて唐突に時間が巻き戻って…?
ゲーム的なギミックは最小限に抑えられていてコンテンツだけが一方的に提供され、プレイヤーはその中から能動的に問題を見つけ出していくことが求められる、というデザインは前二作と同様。ただし「謎の放送による指示」というわかりやすい取っかかりから始まるあたりは過去作よりも親切設計といえる(それでも詰まった人のために直接的なヒント機能もある)。
プレイヤーは最後まで前述の三つの基本操作しかできないが、適当にニュースやトーク番組を聞いているだけでもこの世界のおおまかな事情は飲み込めてくる。たとえばつい先日「[b]経済再生のため全国民にタイムループ生活を義務づける法案[/b]」が議会を通過したばかりで、まもなく国民投票にかけられようとしているタイミングだということがわかるので、先程経験したループもそれ関係の何かだろうと推測できる。そんな理由でパブリックに導入されるタイムループ初めて聞いたよ!?
また「コンテンツ中のフレーズを抜き出して送信する」というゲームシステムは「Orwell」あたりとの類似性も連想させる。大学がありロックンロールがある一見普通の世界がゆっくりと管理社会へ傾こうとしており、そこに反体制運動が巻き起こる…という図式もそれっぽい。
しかしシナリオ的には良くも悪くもそこまで社会派ではなく、言い換えればはっきり答を提示せずに終わってしまう感はある(中立を心掛けたというよりは深入りを避けたという印象)。変な説教されるよりマシと思うか、不完全燃焼と感じるかは人それぞれか。
ゲーム的に見れば、プレイ時間2~3時間、話がだれないうちに適度に切り上げたとも捉えられるので、まあこんなもんかなというところ。
どんでん返しとかカタルシスを味わえるストーリーではないため若干の物足りなさはあるが(そういう方向なら過去作やOrwellの方が優れている)、ラジオ番組を聞くだけの行為を「ゲーム」に仕立て上げるというコンセプトはよく実現できており、ちょっと変わった推理ものをプレイしてみたい人に十分おすすめできる佳作。
なお当然ながら英語がわからないと何もできないゲームであることに注意。台詞は全部字幕化されているので、リスニングが苦手な人でも文字だけ読んでプレイを進めることは可能だが、リアルタイムでどんどん文字が流れていくことには変わりないため、それなりの速読力は必要になる。もっとも何回タイムループして同じ台詞を聞いてもペナルティはないため、リスニング練習教材のような感覚で遊ぶのも一興かもしれない。