Birth
Birth は、大都市で一人暮らしをし、そこらに転がっている予備の骨や臓器からあなたを守るための生き物を構築する、心地よく不気味なポイント アンド クリック パズル ゲームです。自分のものではない図書館、郵便局、博物館、カフェ、アパートを探索し、持ち物や風景に隠された観察パズルを解きましょう。
みんなのBirthの評価・レビュー一覧
miso_citta
2024年07月19日
キャラクターや色彩、画面の造りが独特で美しい、ポイント&クリックアドベンチャーです。
パズルや探し物を通じて骨や臓器を集めパートナーを生み出す…という流れで、ストアの動画やスクリーンショットに惹かれた方にはお勧めです。
[h3]パズルについて[/h3]
テキストはすべて日本語に対応していますが、ゲーム中のパズルはどれも非言語的です。
直感的に解法を見つけ出すパズルが主で、一部に物理パズルがあります。
出題意図や、必須の物への導線が分かりにくかったパズルもあるものの、難易度は易しめ。画面に描かれているものを愛でたり、部屋に住まう人の生活を想像して楽しむことを邪魔しない、適切な難易度だと感じました。
(よって、パズルに歯ごたえや複雑さを求めている人向けではありません)
[h3]昆虫[/h3]
このゲームは骨や内臓を扱っているけれど、ホラーゲームではありません。ですが、昆虫類は時々登場します。
「たとえイラストであっても虫やクモを見るのは怖い」という人は、一部のパズルがちょっと辛いかも。
(虫を見ている時間はそう長くないですし、プレイヤーを驚かせるために出してるわけでもないと感じました)
[h3]好きな部分[/h3]
クリア後の感想のため伏せておきます。
作中、[spoiler] 実にいろいろな組み合わせの人々が、友人同士あるいはパートナーとして共に過ごしていて、街は良い意味で生活感にあふれていて、そこがとても暖かく、好きだと感じました。(勿論、一人でいることを選んでいるだろう人も含めて。)[/spoiler]
hikari
2024年06月16日
ぼっち脱出のためにパズルを解いていく
テーマは若干ダークだけど全体的に穏やかでホラー要素はゼロ
日本語は時々がばってたけどパズルを解くのにはなんの問題も無し
総じて難易度が高くないからゆっくりまったり楽しめた
色んなところにをクリックしていけば特に詰まることもない
いっちゃん最後のところ結構どきどきした
今からゲームラストですよ~これで終わりますよ~今まで集めたもの使っちゃいますよ~って感じが個人的にめっちゃ好み
登場する子たちが恋人なのか友人なのかは分からないけど暖かみのある空間が多かった
不思議な世界観は好きだけどホラーは苦手って人にいいと思います
難易度高めの謎解きとか楽しみたい人にはぬるいかも
ウルトラおすしTwitch
2024年04月10日
配信でプレイさせていただきました。
孤独を感じた主人公が街を探索しながらパズルを解いて骨や内臓を集めるお話。
独特な世界観ですが、使われている色みや音楽
絵のタッチなどすべて自分にどんぴしゃで購入してよかったです。
「人が多い街に住んでいると寂しくなる」というセリフもなんだか響きました。
1か所、アリの大群が画面いっぱいに出てくるシーンがあるので
集合体恐怖症の人はめちゃくちゃびっくりするかもしれません。
そういうのが苦手な人はご注意ください。
seika
2024年02月20日
ストーリーは一応あるけれど、あんまりそこに期待せずにゆるーく構えておいたほうがいいゲーム。最初から最後まで簡単なパズルをサクサク進めていくというものなのだけれど、これにどういう意味があるのかみたいなのは深く考えないほうが無難である(ただし、象徴的な意味合いでこういうことをやっているのだなあというのを感じる場面は時々あるが)。あんまりストレスを感じないで1、2時間程度ゲームをしたいなという場合に向いていると思う。個人的には結構ストーリーに期待してしまっていたのでそこはちょっと残念だった。が、ストアページにある作品説明文の「君は独りぼっち。君は生き物、パートナー、湿った温かい心臓、骨のコレクションを作り上げることにする。」というのが事実誤認というわけではもちろんなく、文字通りの作品ではある。ただ、ストーリーは思ったよりもないというか、匂わせ程度のものだったというだけのことである。
美術面がとてもいい。キャラクターは骨ベースの異形として表現されていて、景色などの類も平和的な街並みや室内でありながら、何となく薄っすらと退廃的なところもある。パズルの中身もどれもそうした雰囲気をまとっている。
内容のネタバレ感想になるが、先に引用した作品説明文にあるとおり、主人公は街の中で独りぼっちに感じており、或る日、自分の相手となってくれる存在を創り出すことにして、そのパーツを集めるために街へと繰り出すことにする。そのパーツ集めの過程で、象徴的であるようなないようなパズルゲームをしていくことになり、最終的にいわゆる人体練成的なことをする。ただ、[spoiler] こうして出来上がった人造人間が実際にそのようにしてできたかというよりも、相手を作る過程で主人公は街の人々と交流するようになってその繋がりの欠片を集め、結果、主人公の前にも特別な誰かも現れ、孤独が和らいだのでした[/spoiler] という話だったんだろうなあと思った。あと、みんなどこかで誰かと繋がってもいるし、ほんのり孤独でもあるんだなあという空気感が良かった。
Vtuber鯱おじさん
2024年01月11日
[h1]チル系臓物さがし[/h1]
街に出て、ちょっとしたパズルを解いて、臓物や骨を集めよう!
死体やら虫とか枯れた花とか、なんだか不気味なものばっかりの街なのに、やさしいBGMとアートワークで不思議と癒される、そんなポイント&クリックなゲームです。
2時間くらいでクリアできると思います。じっとりと落ち着いた夜に……
Akatsuki
2024年01月09日
シュールな内容のパズルゲーム。デザインやゲーム性含め「Rusty Lake」の作品に似てるけれど、パズルの難易度はあそこまで高くなく、なんとなく直感的に進めていけば解けるようなものとなっている。
また、ストーリーはフレーバー的なものがあるのみで「ほぼ無い」と思った方が良く、ただただ街中に散らばる「骨」や「臓器」を、パズルを解きながら集めていくという内容。
個人的には楽しめたのだけれど、前作「Landlord of the Woods」が120円だったってのと、本作はクリアまで約2.4時間程度(実績全解除含む)ということもあり、定価で買うと少し微妙に感じるかも?
walledbotan
2023年06月24日
幸せはいつも骨と臓器とともにある
静かで穏やかな午後のような雰囲気の街散策パズルゲームです。
ゲームをはじめるとプレイヤーはマウスカーソルを操作して色々なオブジェクトをクリックしていくことになります。
ためしにバッグをクリックしてみると要るものリストが表示され、
それらを集めるのが目的だということがわかります。
ということでスタート地点の家から必要な材料を集めに出発~
街にはいろんなお店や家々が並んでいるので、ドアをクリックして中に入ってみましょう。
たとえばベーカリーでは、チョコトーストにバナナを切ってのせたりクッキーを焼いたりと、
店内のあちこちをクリックしてちょっとしたパズルを遊ぶことができます。
各パズルの難易度はやさしめで、考えるというよりクリックしたものの反応(かたちの変化など)を楽しむうちに自然とクリアできるようになっています。
そしてこのオブジェクトをクリックすること自体が楽しいつくりになっていて、
特筆すべきは効果音、やわら固い乾いたものを折るときのようなポクッとした音だったり、
陶器をうごかしたときのコトッ、など耳に届く全部の音が心地よいです。
BGMは穏やかな調べのクラシックとなっており音だけでも癒し効果抜群なのです…
たった数時間の体験でしたが、数ヶ月たってもこころにのこるものがある素敵な作品でしたのでぜひおすすめです。
また、前作(というより本作のプロトタイプ)にあたる「Landlord of the Woods」もひとくちサイズのなかに本作と共通の良さがぎゅっと詰まった内容となっていますので、そちらを先に遊んでみるのもいいと思います。
Kapu@TW/YT
2023年05月22日
ビジュアルパズルゲームです。
謎の説明はなく、感覚で解いていくことになりますが詰まる感じはそれほどないと思います(詰まったらとりあえず次のエリアにいくと良いと思います)
絵の雰囲気も音楽もまったりしていて、雰囲気ゲームが好きな方にはおすすめだと思います。
ここの街にはどんな人が住んでいるんだろう。私はまだその謎は解けていません。
Rlyeh
2023年04月26日
[h1]内臓や骨を収集していくパズルゲーム[/h1]
日本語対応
日本語対応だが言語にさほど頼らないタイプのパズル
ノーヒントでミニパズルをモリモリ解いていく
町のどこかにヒントが置いてあるので
適当に散策しつつアイテム集めをしていく
ストーリーはあるようなないような不思議な感じ
骨や臓器という一見ダークな内容だが
あまり暗くはない(不気味さはある)
内臓も集めるけど生々しくなく独特の世界観で好き
ポイントクリック系のアドベンチャーで
謎解き大好き系の人にオススメしたい
全実績解除もさほど難しくないので
実績ハンターの人にもオススメ
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Steamキュレーターで紹介しました
[URL=https://store.steampowered.com/curator/41056472/]「3D酔いでもゲームがしたい」[/URL] [URL=https://twitter.com/_Rlyeh]Twitter[/URL]
毎日更新してます!
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あるばーと
2023年03月05日
ゲームの内容としては、街のなかで簡単なパズルを解き、骨や臓器を集めていくものです。特に難しい操作を求められることもないので、あまりゲームに慣れていない人もやりやすいのではないかと思います。
以下、印象に残った点。
・静かな雰囲気で、リラックスして遊べた。ストレスを感じない。
・ステージをクリアするとBGMが少し変化していくのがとても良かった。クリアまでは約2時間だったが、曲を聴くために何度か立ち止まりたくなった。じっくり聞いていたらあと何時間かは過ぎていた。
・前作のlandlord of the woodsをやっているとニヤリとしたくなる場面があり、作者のファンとしてとても嬉しかった。
・先に「簡単なパズル」と書いたが、一部しっかり考えないと解けないものと操作が分かりにくいものがある。全部がすらすらと解けても面白くはないと思っているので、ちょうどいいバランスだと感じた。
とてもおすすめではありますが、虫がどうしても無理だという人は少し気合いを入れてからプレイすることを推奨します。
belfaste
2023年02月20日
「[i]人が多い街に住んでいると寂しくなる。[/i]
[i]作り上げることにしよう……体、生き物、骨のコレクション、友達、パートナー、湿った温かい心臓を。[/i]」
「友だち」を作るために街に出て、色んな人のお悩み(パズル)を解決して「材料」をもらって集めていくアドベンチャー。
ちなみに街の人々や動物たちはみんな頭部が骨。他にも虫や枯れた植物などの死を想起させるモチーフが多様されて、ビジュアルの画風もあいまって独特の雰囲気を醸し出している。ストアページの紹介画像を見てもらえればだいたいどんな感じかは掴めるかもしれない。
じゃあ、ホラーゲームなのか、といえば、むしろ逆。
本作のテーマは「寂しさを互いに補うために他者と共にいること」であり、プレイヤーが街で出会うのもどこか温かみを感じる関係ばかりだ。
全編非言語的な作りになっていて、ストーリーらしいストーリーも語られないけれど、そうした街の風景から立ち上がる雰囲気はたしかに残るなにかをプレイヤーに与えてくれる。
パズルとしては難易度はあまり高くない。『Florence』や『Assemble with Care』のようなビジュアルノベル風味のパズルに近いといえばいいだろうか。あるエリアやパズルを解くために、別のパズルを手に入るアイテムがいる、といった少しややこしい導線はあるものの、それだってあまり迷うことはないはずだ。
とにかく独特のテイストがすばらしい作品。全編通して2時間ほどで終わるコンパクトさも好ましい。