










Botany Manor
19 世紀イギリスの風格ある邸宅、ボタニー マナーへようこそ。あなたはその住人で、引退した植物学者であるアラベラ グリーンとしてプレイします。植物研究でいっぱいの家や庭を探索して、忘れられた植物のコレクションに理想的な生息地を見つけてください。それぞれの植物を育てて、その植物が持つ神秘的な性質を発見してください…
みんなのBotany Manorの評価・レビュー一覧

Elyn
2024年12月08日
希少な花を咲かせる方法を模索する一人称視点パズルアドベンチャー。クリアまで4~6時間くらい。チャプターセレクトがあるので実績回収は難しくはない。Steam Deckで問題なくプレイできるが、クラウド保存のはずのセーブデータがPCと同期されなかった。
19世紀の庭園や邸宅、そして女性が学者として活躍することの難しさについて深く作り込まれていて、胸に来るものがありました。日本語訳も美しく、音楽も素晴らしい良作でした。本当に遊んで良かった。
自分は3D酔いがひどいのですが、設定に3D酔い対策の指示付きの設定があり、それに従ったところ問題なく遊べました。開発者さまの配慮に感謝いたします。

(V)・∀・(V)かにぱん。
2024年10月02日
5時間弱でクリアしました。実績も1周で全て解除しました。
以前体験版を遊んだ記憶を保持しているため、最初の2つの花はすぐに咲かせられました。
ちなみに[b]体験版には英語しかなかった[/b]ので、体験版で最初の2つの花を咲かせるのには手こずりましたw
[h2]謎解きゲームとして、程よい難易度[/h2]
謎解き系のゲームに期待していることは、[b]「答えにたどり着くのに必要なヒントがちゃんと存在していること」[/b]と、それぞれのパズルが[b]「難しすぎないこと」[/b]です。
後者は人による基準が存在すると思いますが、少なくとも本作は自分にとって難しすぎず丁度良い塩梅のパズルになっていました。
ちゃんと書いてあることを読んでいればヒントがしっかり書かれているので、「どうしてその答えになるのか」を理解した上でパズルを解くことが出来ます。
つまり、「わからないから総当たりだ!」ということはありませんでした。
また、ヒントを伝えつつもフレーバーテキストを散りばめて物語や背景を説明していくのがうまいなぁと思いました。
また、チャプター1は一つ一つの花を順番に咲かせていくことになりますが、チャプターが進行すると[b]複数の花のヒントが同時に出てくる[/b]ようになるため、どのヒントがどの花の話題なのかも整理していかねばなりません。
少しずつ情報整理の方も難易度が上がっていくところはメリハリがあって、自分が段々このゲームに慣れてきている感じもあって楽しかったです。
ただ、集めたヒントを手元の本に項目名としてしか記載できないため、そのヒントにどのようなことが書かれていたかは、メモや手紙、書籍など現物があったところへ戻る必要があり、ちょっと覚え違いやうっかり忘れたりがあると、行ったり来たりになってしまいますw
体験版では、マップ全体のうちほんの一部しか探索できません。
それというのも、花を咲かせていくことで徐々に行動範囲も広がっていくからです。
そのため、体験版では「今は入れないドアがこれとこれだから、あとこのくらいの広さがあるのかな~」と想像するしかできませんでしたが、自分が想像したよりも実際の庭園は広くてびっくりしました。
謎解き探索アドベンチャーとしては広すぎず狭すぎないと思います。
[h2]不思議な植物たちと出会う[/h2]
このゲームは基本的に、[b]特別な生態を持つ植物を開花させるために謎を解く[/b]ことを目的としています。
これらの草花は実在のものではありませんが、生物の多様性を考えるとこのような生態を持つ植物が現実にあってもおかしくないかもしれない、という花ばかりで面白いです。
一応、現実世界の自然現象を元に考案されているそうなので、現実味のあるファンタジーという感じで興味深く進めることができました。
植物を育てることや、その生態に興味がある人にはこのコンセプトが刺さると思います。
私も、ヒスイカズラの栽培に何度も挑戦して繰り返し失敗していますので(今10株目に挑戦中――今のところ順調)、生育環境が健康や開花に強く影響する植物は色々と難しいというのがよくわかります。
ゲーム内では、生育環境のヒントと種を探して実際にその花を開花させることになりますので、花を咲かせるためにはその花の生態をよく理解している必要があります。
「そういう花があるんだぁ~……。じゃあ実際に咲かせてみよう!」
を繰り返す形になり、ガーデニング好きとしてとても楽しめました。
[h2]総評[/h2]
映像はローポリ気味ですが、元々ゲームに対してそこまで高精細な映像であることを求めていないので、色味や音楽の雰囲気が良くて個人的に大変満足でした。
19世紀後半のイギリスという舞台で女性主人公の作品なのですが、現代に比べてその当時を含むかつての女性が直面したであろう「教育を受けたり研究に携わったりする機会を得る難しさ」にも触れられています。その物語の締めくくり方もちょっと心が暖かくなる感じで良かったです。

inosen
2024年07月13日
各所に点在する資料から花種の開花条件を探していくADV
美しい庭園やガーデニングで癒されたい人向け。
結構忘れっぽい自分からしたら一度閲覧した資料内容がbook内で
再確認できれば、なお良かったですかね。

Pepetas
2024年05月16日
デモ版を遊んで楽しかったので早速買ってプレイ。
とても楽しかったです!
植物学者の謎解きゲーム。謎解きというか、良質な推理ゲームだ!日本語化も破綻なく雰囲気も良くて◎。
19世紀のとある田舎の館の女主人。植物学者の彼女の視点で、部屋の中のヒントから目当ての植物が何かを推理する。
ヒントを保存したりできないので、どこで何を見たか覚えてないといけない。ただ進行は部屋ごとで別の部屋のヒントが関わってくることはないし、ノートにもどの部屋になんのヒントがあるか書いてあるので、忘れちゃっても戻って見てくればヨシ。理不尽な解法もなくてとても楽しかったです。
また植物の同定以外にも、屋敷中に散らばった手紙や本から、主人公の状況や過去も推察できます。時代柄、学問を志した彼女の苦労、悔しかったろう出来事、彼女自身が語る言葉は殆どないので、なぜこの手紙を残していたんだろうなんて考えると色々考えちゃいますね。とても良いストーリーでした!
![[F]本マグロ](https://avatars.steamstatic.com/84faa9285150e926157dcdecfbb76dd22cbc246e_full.jpg)
[F]本マグロ
2024年04月15日
謎解きと雰囲気を丁度いいバランスで楽しめるゲーム。
謎解きについてはステージが進むにつれて難易度はあがっていくものの、理不尽な激ムズ要素はなく、かといって簡単すぎずとてもいい。
ヒントシステムについては改良の余地があるかもしれない。
単純に音と景色を楽しむこともできるし、各所に座ることのできる定点ビューとしての椅子が多数あり、製作者のお勧めの景色を共感しているようでとても良い。
育てた花はかなり自由に置くことができるため景色を自分でカスタマイズすることもでき、没入感が高まっている。
自分以外にキャラクターは登場しないものの、設定として無人の世界というわけではなく、各所にその気配を感じることができる。
辛いことがあったときにまたプレイしたいなと思うような作品だった。

Taik
2024年04月14日
とてもおすすめです。
癒される庭園を歩きながら、花の育て方のヒントを探し全ての種類を咲かせることが目標です。
行ける場所も少しずつ増えるのでジャンルとしては脱出ゲームに近いです。
難易度は難しすぎず簡単すぎずちょうど良く、ヒントは見つかりやすい所にしかないのもありがたいです。
後半になるとヒントがどの花に対応しているのか迷うようになり、同じ花のヒントだと思っていたら実は違うということもあります。
酔いやすいゲームなのですがしっかりオプションで対応できるのが素晴らしいですね。
価格の割にプレイ時間は短いですが、それでも十分おすすめ出来ます。
以下詰みやすいポイントについて、分からなくなったら見て下さい。(ネタバレ)
[spoiler] チャプター2:秘密の部屋を探さないと種が手に入らない。張り紙にヒントがある[/spoiler]
[spoiler] チャプター3:階層の翻訳が日本語と英語で違うので注意、「1」と書いてあるのが日本語で言う2階。窓の半開きにも注意。[/spoiler]
[spoiler] チャプター4:浴槽に植木鉢以外の物を入れる必要がある。[/spoiler]
[spoiler] チャプター5:瓶が6つある机は、植木鉢を置いてからでないと反応しない。[/spoiler]

海月 海雪
2024年04月11日
時間制限などもないので、自分のペースで楽しめる良いゲームです。
謎解きではありますが、マップが広くなくボリュームは少なめ。
個人的には、中だるみしない丁度いい塩梅だったと思います。
取得したヒントの内容は、その場所に再びいかなければ確認できませんが
ヒントの場所がどのフロアなのかも書かれているので慣れていない人にも易しいゲームだと思います。
グッズとしてポストカードが出て欲しいと思うくらいに、育てられるお花のデザインがとても素敵なので鑑賞目的としてもおすすめです。

オカ魔女ホゲ美
2024年04月10日
[h1] 綺麗な庭を巡って不思議な花を咲かせよう、画面酔いしやすい人は専用の酔いにくくなる設定が弄れるよ [/h1]
ストアで見かけて面白そうだったので即買いしてプレイ
結論から申し上げると「ボリュームは少し物足りないが丁寧に作られた美しいゲーム」です
綺麗な庭を歩き回りながら謎解きをして回る、という点では「The Witness」や「Viewfinder」のようなゲームと似てますが謎解きの難易度はそれに比べてかなり低いです。
成長する条件がよく分かってない種を開花させて植物図鑑を完成させる、というのが目的ですがヒントはそこかしこに散らばっており全て集めれば条件が判明するので自分で色んな事を試行錯誤する必要は無いです。
図鑑の完成に全部で12種の花を育てる必要がありますが、ヒントを集めて分かってしまえばすぐに育てられるのとそのヒントも近寄れば強調表示されるので約4時間でゲームクリアになってしまった点はボリュームが若干物足りないかなと感じた点です。
色んなところに点在している手紙や本の文章からヒントを集めるゲームなので日本語翻訳はかなりしっかりしており、作中で違和感を感じた点はありませんでした。
また、自分はこういった一人称視点のゲームに対して画面酔いをしやすい人間なのですが設定の詳細に[b] 「画面酔いしやすい人はこの項目を有効にしたほうがいいよ or この項目の数値を下げるといいよ」 [/b]という画面酔い対策専用設定の項目があった点は最高でした。
画面中央のレティクルサイズまで弄れるので酔いやすい人は大きめサイズ、逆にレティクル不要の人は最小サイズで消せるように設定されていたのでこういったアクセシビリティが整っている点は高評価でした。
総じて「ボリュームは物足りないけど丁寧に作られた美しいゲーム」という評価です。
古いヨーロッパの邸宅とか綺麗な庭、植物が大好きな人、あんまり難しすぎない謎解きゲームがしたい人、時間に追われずのんびりと散歩がしたい人にオススメです