





Dominions 4: Thrones of Ascension
あなたは神です!あなたは忠誠な国の主人であり統治者です。あなたは想像を絶する力を自由に使えるのです。あなたはこの世界を自分のものだと主張しました。しかし、あなたの邪魔をする人たちがいます。あなたはこれらの僭称者を倒して破壊しなければなりません。そうして初めて、あなたは神に昇り、新しいパントクラトールになることができます。
みんなのDominions 4: Thrones of Ascensionの評価・レビュー一覧

kaz.80.25
2021年09月17日
SLGないし戦略ゲーが好きな人ならセール中に買って損は無い。
細かい戦術や美麗なグラフィックが好きな人はあまり向かないかも・・・
日本語はwikiで引きながらやればNO problem

esehara
2020年10月13日
(2020/10/13 に 75%引きだったので、レビュー)
世の中には「カジュアル受けは絶対にしないが、ゲーマーには絶対的に支持されているゲーム」というのが存在している。
例えば、2001年からシリーズ初作が開発され、今もなお開発が続けられている『Dominions』シリーズはそうである。この作品は、ファンタジーを舞台にしたシミュレーションゲームであり、一つの世界の支配を巡って国同士が争うという仕組みになっている。
礼儀上「おすすめ」にはしているが、今さら『Dominions 4』を買う必要はない。いわば続編である『5』との違いは一切なく、興味ある人がフルで遊べる「体験版」として、『5』の前に買うくらいのものだろうと思う。実際、『4』の段階でかなりボリュームがあり、ゲームに惚れ込んだか、やり尽くして続編をやりたいなら『5』といった、入り口に買うものであろうと思う。なので、セールで75%以下だったりするとき以外には買う理由は殆どない。『5』を買え、『5』を。
さて『Dominions』シリーズに関してなのだが、なぜゲーマーズ・ゲームなのかといえば、一言に言えば複雑に絡み合う戦闘の部分にあるといってもいい。
このゲームは国盗りゲームなのだが、そこに外交などは存在しない。あるといえば、戦争で相手を制圧するだけである。もちろん、AIのバカじゃないから、こっちが有利なときは絶対攻めてこないし、こっちが弱ってくるときは潰しに群がってくる。そういう意味では、軍事だけでもゆるやかな関係というのは、一応存在している。加えて明示はされないが、AIは攻めれられたら「敵対関係」になるフラグが立つ。だが、基本はただ殴り合うことのみ。至ってシンプル。
このように戦闘に全振りしているだけあって、本当に勝因がややこしい。例えば次のようなわけわからん殺しというのが発生する。
[list]
[*]現地で民兵を募って戦ったら、士気が低いため戦ってすぐ逃げ出していき、結果負ける。
[*]リザードマンの兵を作ったら、変温動物なので寒さに弱く、冬に戦ったためにすぐに疲れて負ける。
[*]相手の魔法の研究が進んでいるため、強力な魔法でめちゃくちゃにされて負ける。
[*]筋肉ムキムキの近接集団で戦おうとしたら、相手が物理系をほぼ無効化するスキルを持っているため、ぜんぜん傷つかずに負ける。
[*]グールやゾンビでアンデット集団を作ったら、相手の神官が浄化しまくって負ける。
[*]遠距離でちくちくやろうと思ったら、グリフォンなどに乗った飛行ユニットが後衛に飛んできて負ける。
[*]相手の装備が充実していて経験も豊富なため、少数陣営にめちゃくちゃにされて負ける。
[*]相手の神の影響力が多大なため、相手にいやなバフが付きまくって負ける。
[*]城を包囲されて食料が突き、ユニット病気になったところを突破されて負ける。
[/list]
……とまあ、考えられるだけで、これだけの負け方が存在している。
負けて覚えないといけないゲームに加えて、ターンの巻き戻しも出来ないので、不利を巻き返せないとずるずると負け続けるという悲惨な状態に陥る。
この負け方一覧を見て「ということは、これだけ勝ち筋がたくさんあるってことだよな!燃えるぜ」という人は、このゲームに向いている。逆に「なんか面倒くさいゲームだな……」と思ったら、あまり向いていないと思う。
とにかく膨大な魔法、装備、ユニット、そしてそれに付随する能力に加え、土地の散策やら偵察やら研究やらも存在しており、さらには本作を特徴づける「神の影響力」を伝播させるための寺院の建設やらということで、一週間か一ヶ月かけてWikiを見ながら覚えることが多い。言い換えればそれだけボリュームが多く、複雑で、深みがあり、やればやるほど楽しくなるということなのだが、悪く言えば一つのゲームにそれほど時間がかけられるかボケナスということになる(言葉が悪い)。
幸いなことに『Dominions 4』は昔からのハードなゲーマーたちが情報を集めたWikiが充実しており、またプレイ報告なんかも存在しているので、英語がわからなくてもそのページを見ればだいたいどうプレイすればわかるようになっている。
もしあなたが一つのゲームに一年かけることを苦ともせず、シミュレーションが大好きで、とくにファンタジーが大好きで、英語も苦ともせず、しかもチープなグラフィックなんか気にせずに「本質」をやりたい、そして1ターンにウンウンと頭を悩ませることのできる硬派なゲーマーなら絶対にやるべきだろうと思う。そして、これだけ前提を踏まなければいけない時点で、恐らくカジュアル向きではない……。
俺は意地でやった。そういうゲームである。

psosyess
2020年09月19日
※この記事を書いた段階で Dominions5 が存在します。
新しい唯一神に自国の主神を据えようハルマゲドンの4作目。初期チーム戦など追加されたVerでもある。
基本英語しかなく日本語化されていないが安心安全。なにせ本作に関しては海外ですらわからないときは「データバンク:Dom4inspecter / 解説:Dominions4日本語wiki」というレベル。それぐらい充実しているwikiがあるのであとは操作ぐらいだろう。
現在では Dominions5 があるため、どうせならそちらをおすすめするが日本語ではこちらもまぁ悪くない。というか日本人ならこちらで慣れてから5に手を出すのも手。それぐらいwikiが充実しすぎている。これをみたあとDom5をみると…。
なお戦闘バランスではDominions4は戦闘システム上槍兵がとても強い。特に長柄槍の集団は異様に堅実。また行動が敵と味方と交互に動いてく点に注意。この関係でDominions5とはTrampleがまた違った強さになっている。こちらのほうが正直タコ殴りされすぎて脆い。といっても初期のElephantはひたすらに凶悪である。
ビジュアル:ドット絵レベルのサイズ。二コマしかないあたりで察してほしい。
かわりに2900以上のアイコンがあるという部分も。流石にここまで多いのは珍しい。
内政:建築と土地探査。一部の国は女の子収集。あとは魔術師雇用してひたすら研究。
戦争:指揮官は開始5Tまでの行動を指示。以後は大まかな方針のみ。
一般兵は2T待機の有無と大まかな目標指定。
隊列は固まるか戦列を組むかやや分散するか。
あとは自動で殴り合い。命中などは2d6の判定で行われる。
外交:ハルマゲドンなのでそんなものはありません。ただしプレイヤー間に限ってはメッセージや物資を送ることは出来るが専用の取引システムはない。騙し騙されの世界である。
収支:金銭は州の人口に依存。要塞でその州に限り増加。
維持費は1ターンあたり雇用費の1/15.Sacredなら1/30。
極一部例外はあるが宝石は魔法土地に依存。戦略画面で使う魔法は宝石を消費して使うことになる。
資源はターン当りの雇用限界に影響。余らせても金銭には一切寄与しない。
勝敗:すべての敵の領土を制圧する必要はなく、敵の宗教を根絶やしにしたら勝利。
本作からは規定数のThroneに登壇することで勝利をもぎ取れるようになった。
ユニット種類:2936種。すべてに解説文がある凝りよう。
MOD制作は容易。一応構文はすべて載っているが公式の説明書に必要なデータが足りないという欠陥があったりもする。いい加減公式の説明書にも全部乗せてくれませんかね…?
細かいところは dominions4 wiki を見よう。実質説明書なので(特に魔法は)熟読したい。

renzan.taka
2018年08月29日
このゲームは、世界中の神話(クトゥルフ神話も含みます)をモチーフにした国々が登場するターン制の戦略ゲームです。
国ごとに個性が強く、中には難しい国もありますが、コツをつかむとどの国も楽しめます。

Saboten
2017年08月27日
[h3]一つの強烈な長所をいくつかの強烈な短所が打ち消してしまっているゲーム [/h3]
個人的には買って良かったと思っているが、他人には簡単にお勧めしかねる要素がいくつかある
まず長所
[b]とにかく膨大なデータ量[/b]
沢山の特性、魔法、装備等を組み合わせて自分で勝ち筋を考えること、またそれが実際に上手くいった時は最高に楽しい
カードゲームで自ら強いデッキを考え、それによって勝利した時の楽しさとよく似ている
次に短所
[b]とにかく膨大なデータ量 [/b]
いちからデッキを構築するにはカードを一通り知っておく必要があるように、自分で勝ち筋を考えるにはどんな魔法や装備があるか、どんな兵士や魔術師がいるか、戦闘メカニクスはどのような計算式で成り立っているか等を把握しておく必要がある
幸いDominions4の日本語wikiは非常に充実しているのでその気になれば勉強することはできるが、それにしても膨大である
[b]マイクロマネジメントが多い [/b]
兵士の雇用、戦場での配置および行動設定、研究の設定、偵察兵の移動指示……これ以外にもプレイヤーが指示しなければならないことは沢山ある
中には一度指示すればある程度の期間放置できるものもあるが、ターンごとに指示しなければいけないことも少なくない
また有用であるにもかかわらずショートカットキーでしかできない指示もあり、これを覚えるのもまた一苦労
[b]日本語非対応 [/b]
1000弱ある魔法の効果が全て英文で説明されているというだけで自分などはもう気が滅入る
前述の日本語wikiやPCOT等の翻訳ツールである程度解消できる問題ではあるものの、ひと手間はかかる
この際グラフィックのショボさなどどうでもよくなるくらい、これらの短所が4Xストラテジーとしての抜群の面白さを打ち消して余りある
今買うならDom5もしくは6(※レビュー時点では未発売)になると思うが、5の日本語wikiは「前作との違い」というページくらいしか充実していないので、そのページと照らし合わせつつ4のwikiを熟読するか、ともすれば英語wiki(こちらは5も充実している)で勉強するくらいの気概を持っていなければ購入するのはお勧めしない
そういう意味では日本語wikiが非常に充実している4はセール時に1000円を切るのも含めて同シリーズの中ではまだ敷居が低いという面はあるかもしれない

myottan
2015年01月12日
数々の国から国と神様を選び設計し、無数の魔法とアイテムを駆使して戦うスルメゲーです。
ゲーム簡略化のために他のゲームが捨て去ったような要素が生きており、それが複雑に絡み合い色々な戦略を作れます。
例としては、弓や魔法は味方にも当たるため、陣形の考慮や耐性強化魔法の準備などが必要になったりします。
戦闘時の疲労なども計算されており強力な魔法にはそれ相応の疲労が伴います。
これにも集団で魔法を唱える、アイテムを準備など数々の対策があったりしておもしろいです。
が、いくつか留意点があります。
-ゲーム開始後の投げっぱなし感
チュートリアルが公式マニュアルにありますので最初に読みながらやったほうがいいです。和訳が日本語wikiにあるのでそちらも参考になります。
チュートリアル後は既存マップでとりあえず遊んでみるのがいいと思います。キャンペーンもありませんし、いきなりランダムマップではどういった設定で始めればいいのかすらわかりません。
-マウスだけでは完結しないUI
キーボードショートカットを使わないとできない操作が結構あります。毎ターン同じ召還を繰り返すことや戦闘画面でのログ表示などです。
"?"キーを入力することで使えるショートカット一覧がでるので無理に覚える必要はありません。1ゲーム終わる頃にはショートカットキーを覚え快適になっていたりします。
-ランダムマップ作成時の設定
ランダムマップ作成時の一部設定がゲーム起動時の起動オプションとして提供されています。ランダムマップ作成時にUIで変更できません。
公式サイトの起動オプションに関するマニュアルを見ることになります。(例)--vwrap 北南ループ --seapart 海の割合
-外交がない
マップ作成時にチームを設定できますが開始後は固定です。好みの分かれる所だと思います。
-AIが正攻法
テレポートで敵地のど真ん中に突入、アイテムで補強したアサシンを送りつける、攻め込む前に多数のリッチでアンデットを100体ほど事前に送り込むなどゲーム上無数の戦略が許容されています。しかし、AIは正攻法で攻めてきます。これはマルチでもやらない限り仕方のない部分だとおもいます。
-グラフィック
軽いですよ。うん、軽いです。
また、日本語wikiが異常に充実しており神様の設計例、魔法一覧、アイテム一覧を眺めるだけでリプレイしたくなるいいゲームです。
色々と思うところはあるゲームですがストラテジー好きならおすすめできます。惜しむらくは誰かマルチやりません?ってことぐらいかな

Ennyui
2014年06月25日
「なんだこれ?スーファミみたいなゲームやな・・・」
「魔法の数多すぎで訳分からん」
「兵士の種類多すぎで(ry」
「神様?種類が(ry」
「国の数が(ry」
なんていう感じで、見た目こそかなりしょっぱいですが、とにかくこまかーい設定やデータが豊富すぎるゲームです。
【世界中の神話やおとぎ話の国が戦争したらどうなるの?】
プレイヤーは、Pretender god(神様候補)の一人(一匹、一本、一台・・・)として
他の候補を打ち倒し、真の神様になることを目標にゲームを進めます。
神様はそれぞれ(任意の)一つの文明から崇められており、その文明の力を借りつつ(もちろん借りなくても良い)
他の神様のdominion(影響力。どれ位信仰されているか)を全て打消すことが出来れば勝利です。
とまあ、これだけだと結構ありがちな雰囲気がします。が、なんといってもこのゲームはとにかくデータが多い。
文明(種族)だけでも、史実の古代・中世の文明や神話をモチーフにしたものが約70位。
普通の戦士が剣や弓でちょこちょこやってると思えば、やたらデカイ巨人や地底人が闊歩していたり。
海底では「いあ!いあ!」な勢力と半漁人が消耗戦を繰り広げていたり。
【見たら目が潰れる程美しい女神と、近づいただけで死ぬ、恐ろしい化け物が戦ったら?】
なんていうような滅茶苦茶な状況でも淡々とゲームは進行する。
まるでそれが普通といわんばかりに、こういったぶっとんだ装備や神様の多種多様なデータが用意されている。
製作チームの(異常な)情熱が伝わってくる。
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非常にリプレイヤビリティが高く、懐が深いゲーム。
前作では発売から数年バージョンアップが続いていたことから、今作でもまだまだブラッシュアップや追加要素が期待できる。
ただし冒頭にも書いたが、グラフィックやSEがかなりしょっぱい。本当にスーファミレベル。
気になる人はとりあえずデモが公式にあるようなので、一度試してみるのが良い。