







Dominions 6: Rise of the Pantokrator
ドミニオンズ 6 では、国家を統治し、神になることを目指す強力な存在を操作します。 Pretender Gods の種類は、魔法のように強力なアークメイジから、古いドラゴンや巨大な木までさまざまです。ドミニオンズは、非常に多様な呪文とユニットを備えた奥深い 4 倍ターンベースの戦略ゲームです。
みんなのDominions 6: Rise of the Pantokratorの評価・レビュー一覧

soda
2024年06月17日
本作は、率直に言って私たちに購入の二の足を踏ませるようなグラフィックが目立つ。しかし実際にプレイしてみると、非常に難しく、やりごたえがあって、グラフィックのことは忘れる。他の多くの作品と明確に異なる魅力は、圧倒されるほどに要素が多いことである。だから「これはとうてい把握しきれないな」と諦めてよく、あとはその「内容の総てをわからなくていい豊かさ」の海で泳げる、そうした、ゲームではほとんど味わうことのできない珍しい魅力がある。
そして大事なこととして、現代の環境が私たちに忘れさせようとしている"戦い方の本質"を思い出させてくれる。これは硬派な良いストラテジーゲームですねと言うしかない。ただ、ちょっと覚悟を決めてから取り組まなければ、開始後すぐに投げ出すことになりかねない。Wikiを読んでゲーム展開や既存のアイデアを知ることは必須の作品である(それによって結果的に学習時間を短縮できる。私は就寝前とトイレでWikiを読んでいた。)また、本稿の執筆時点で私はマルチプレイ未体験である。
ゲーマー目線で言えば、こんなビンテージ品にいま触れることのできる者は幸いである。一連のDominionsシリーズに20年ものあいだ情熱を注ぎ続ける数名の開発者が居る。こんないかれた連中(もちろん最大限の賛辞である)が手掛け、しかも生き残ってきたマイナーゲームなのだと思えば、やってみない理由を探すほうが難しい。
本作をプレイする意義、位置づけとしては、通過しておくべき古典の一つということになるのかと思う。たとえばブラックコーヒーを飲んだことがあれば、そのコーヒー牛乳が「甘い飲み物であること以外」を評価できるかもしれない。最近では、プレイすべき作品といえば『Baldur's Gate 3』だが、他にはSteamにも登場したフリーゲーム『Cataclysm: DDA』とか、あるいは『XCOM』シリーズや『Civilization』シリーズのような、多くの派生作品を生むことになったジャンルの代表的作品として本作も位置づけられるのではないかと思われる。
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ストラテジーゲームの共通通貨といえば、力である。力がさまざまに形を変えて、典型的には暴力の激しさだったり、金の量として作中に現れてくる。たとえば『Civilization』シリーズでは、この力の表現が多様化してきて(宗教や文化、科学など)、ゲームの勝利条件にも影響を与えている。しかしそうして洗練されてきたCIVであったが、それによって「誰が最も速くじぶんの勝利条件を達成するか」という効率レースゲームになっているように私には思われる。言い換えれば、ストラテジーゲームでありながらも、ゲーム内容が内向的なものに、たとえば街づくりゲームなどの方向に寄ってきているということである。
さて本作には、CIVのような小奇麗にまとめられた、洗練された力の表現は無い。Dominionsの世界は、より原始的な汚い暴力に満たされており、戦いの激しさは魔法によって加速されていく。命令に従わない部族弓兵の一斉射撃の後ろから、魔術師たちが放った無数の火球が降り注ぎ、その合間からトロールやらゾウやら、分身したエーテル体の騎兵やらグールやらが突入してきて何の変哲もないパイク兵とぶつかり合う、そういう何でもありの世界である(なお、戦闘は最初の5ターン以降は自動で処理される。そこにも妙味がある)。また本作では通常の会戦以外にも、いわゆる遠隔MAP兵器や暗殺、空挺作戦があり、土地の破壊や略奪、急激な気温の変化(疲労度に影響)、補給を絶つ、そして一連の作戦を成功させるための情報収集など、思いつく限りのアイデアが詰め込まれており、それらを戦略的に機能させることができる。全てのユニットがおよそ20ものパラメータを持っており、それらパラメータに対応する魔法が(おそらく)存在する。HPを削る以外にもユニットを無力化する方法が存在し、どのような方法であれ、「勝てばよい」ということになる。
勝てばよいのは当たり前だが、負ける公算が高い戦いであってもやらねばならない場合が多いということは、特筆すべき点である。どういうことか。国境の全域に大軍を張り付けておくことは実際不可能であり、相手が主力を繰り出せば止めることのできない手薄な地域が必ず出てくる。そのような手薄な地域で何が起こるのか、あるいは何をするべきなのか考えてみてほしい。すなわち、小兵力による地域の奪い合い、戦いの泥沼化である。また、仮にこちらの主力軍が相手の主力軍に勝てるだろうという様相の戦争で、何が起こるのか。相手は決戦を回避しようとするだろう、そしてこちらの手薄な地域への浸透を図ってくるだろう。こちらの主力軍は1ターンに1つの地域を確実に占領できるが、相手はその間に複数の地域を占領しようと試みるだろう。つまり、地域の獲得と戦争の有利な遂行という観点からすると、結果を読みづらい小中規模の局地戦が実際には多くなってくる。これが本作の戦争の特色であり、おそらくプレイヤーが何度も負けながら理解することになる大事な点である。つまり、兵士の命に順位・価値をつけて使う必要があり、それぞれ担う役割も異なってくる。「最強」をぶつけあう単純化された戦争ではないという点ではRTSの感覚に似ていて、たとえば「値段の安い部隊で高い部隊を制する勝利」という考えも出てくる。
ここでParadox Interactiveの『Hearts of Iron』シリーズを思い出してみよう。HoI4では当然、前線での一進一退と兵の消耗が起こっている。しかしそれはプレイヤーにとっては「マンパワーという数値が減少傾向にある」などという形でしか表されていない。はっきり言って、プレイヤーは前線で何が起こっているのかを知らないし、そんなことは知らなくていいんだよ、というのがParadoxの方針なのだろう、それが「マンパワー」という抽象化の意味だった。
本作では、最終的に全滅するであろう部隊を手動で組織する。そして地域を取ったり取られたり、壊滅したりを繰り返して双方の屍を積み上げていくなかで、ようやく実質的な「膠着状態」に持ち込める。戦線の膠着というのは、大兵力の睨み合い、単に2つの駒が動くに動けない状態だけを必ずしも意味するものではなかった。このように本作では、現代の主要なストラテジーゲームが描かない泥臭い戦闘の現場に立ち会うこと、彼らに死んで来いと明確に命令することを要求される。これは無駄死にさせるということではなく、たとえば相手主力軍の移動先が2つ考えられる時、両方に兵を出しておけばどちらかは地域を取れると考える。その部隊を次はもう一歩奥に進めれば、相手は兵を割いて対処せざるを得ず、前線における決戦で勝利できる可能性が高まる、ということである。
本作の中でおもしろい点は、どんな高名な指揮官であってもハンマーで頭を割られたら死ぬのが当たり前(ただし普通の生物に限る)、ということである。たとえ各勢力の神を自称する強力な存在(Pretender)であっても、疲労が限界に達すれば身動きできなくなり、雑兵に取り囲まれてあっけなく死ぬ。戦力が劣勢であっても本陣強襲策が決まれば勝てる可能性はある。
ごく簡単に言えば、いかにして戦争に勝利するか、本作ではそれだけが問題である。すべての領土に要塞を作ってもいいし、強力な魔法の開発にフォーカスしてもいい、国境沿いの小競り合いの中で相手を消耗させてもいい。ただし、こちらがやりたいことをやりつづけるだけ、強みを押し付けるだけでは勝利できないように思われる。当然、競争相手にも強みがあるので、その戦術に適応した戦い方が求められる。この点が最近のCIVとは違っている。たとえば相手が毒を使ってくると知っていれば、毒抵抗の範囲魔法を持つ魔術師を用意して、彼らが毒抵抗魔法を1、2ターン目に使うように設定し、多くの兵隊を魔法範囲に含むように全体の位置取りを調整する。相手が弓兵メインなら、側面攻撃用の部隊を増強して弓兵を狙っていく、などの対策が必須である。つまり、可能な限り強力な部隊を用意するのみならず、最良の仕方での勝利を目指すことになる。その道は非常に長い。定石はあるようだが、できることが多いため、極めることは誰にとっても難しい。そこに本作の尋常ではない豊かさがもたらす救いがある。
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私はマルチプレイに一度も参加していないが、シングルプレイはゲームの流れを覚えるためのチュートリアルにすぎないらしい。そうだとしても、本作を一通り真剣にプレイしたことで、新作ストラテジーゲームを、これはカジュアル化したDominionsだろうと理解できる場面も出てきた。本作はだいぶ敷居が高い感はあるが、Wikiを確認・実践するなどして多少なりともきっかけが掴めれば、次の戦略目標を立てられるようになり、それに向かって一手一手の意味を理解しながらプレイするのが楽しめるようになると思う。そして、仮にその戦略が成功しても、Dominionsにおける氷山の一角を体験しているにすぎないことはよくわかる。簡単には汲みつくされないDominionsの海に飛び込み、安心して溺れてみてほしいと思う。
最後に注意点として、特に魔法が大量に存在するために、それらの説明文をある程度英語で確認して把握する必要がある(それでも肝心の活用法がわからないことは多い)。次に、部隊設定などの操作の煩雑さがやや現代的ではなく、またシングルプレイのゲーム中盤以降は戦争が続くことで 1ターンに15分以上は平気でかかる。そのため、シングルプレイだとしてもゲームの進行が非常に遅く、勝利条件を満たすことが難しく、「最大勢力となって、みなし勝利」をせざるをえないかと思う。「みなし勝利」の参考とするために、各勢力の戦力や領土数などの「情報を開示する」ゲーム設定にした上で開始することをおすすめしておきたい。

チャンポゲ
2024年03月28日
神ゲーでした。
有名どころの戦略ゲームはやり尽くしたので面白そうなインディーを探してたら発見、
戦闘画面が他ゲーとは違い新鮮、しかも自動戦闘とのことでちょっと高かったけど購入。
日本語訳なし、日本語実況もほとんど存在しないのでかなり取っ付きづらかったけど、
世界観の作りこみ、フレーバーテキストは過去1番の熱量と出来で本当にやってよかったと思う。
世界各地の神話や国家をもとにしたプレイアブル国家やキャラクターが素晴らしいですわ。
WARHAMMERみたいなファンタジー創作が好きなら絶対面白い。
ただしゲーム性については面倒くさい部分が多いのがもったいない…
毎ターン生産ユニット動かして、寺立てて、偵察も場合によってはして、と操作量に無駄が多い印象。
逆にNPCは操作量を気にせず毎ターンピストン輸送してくるのでそこでむかつくこともある。
その点を除けばめちゃくちゃ多い魔法、自動戦闘システム、ドミニオン勝利など斬新な設定が多く面白い。
一般指揮官が勝利を重ねてネームドヒーローになったときはほんとうれしい。
プレイ動画を見て許容できそうなら買いですわ。

Oniku
2024年01月25日
せっかくだから俺はこの赤の扉を選ぶぜ
スウェーデン製のパルワールドかな
パルかわいいよね
え?え?
寝てたパルたちが、立ち上がって歓迎してくれてるよ
お名前はSoullessとかLongdeadとかGhoulとか言うのね
いっぱいいっぱいいっぱいだ
あなたのために身を粉にして一所懸命に働いてくれるよ
うん、完全にパルワールドと同一だね
おすすめします
しますが、グラフィックスや操作性は最底辺で酷い出来。
しかしゲームシステムは最高に良い出来と言う一般受けしないゲームではあります。
なお、私はパルワールドを買いましたが、Dominions 6の方を遊んでいます。
赤い宝石がはめられた扉が好きなのです。

psosyess
2024年01月24日
ある意味、シリーズを通しての変化は正統進化のみのストラテジーゲーム。
かたや人々に治療を施し、恵みを与える王国。堅牢な武器と防具を作り出す軍事大国。神秘と魔法に傾倒し、繋がり合って強力な魔法を繰り出す魔術教団。
かたや騎馬民族を引き連れた東洋の大国。鬼、そして魑魅魍魎、武士団となる日本みたいなナニカ。
かたやクトルゥフ神話を愛する国家、北欧神話の巨人の国、死者だけが蠢く古代の王国、生娘を生贄にして自身の信仰を広めていく邪教集団。
正義を標榜する正統派国家から死者を愚弄し生者を嘲笑する邪悪な邪道派国家まで1時代で20以上、総勢100を軽く超える国家がランダムマップを縦横無尽に(金銭と宝石が続く限り)暴れまわる!
というコンセプトなゲーム。
自身は唯一神の後釜を狙う神様となって自分を信仰してくれる国を用いて勝利を狙う形となる。なお神様がプレイヤーっぽく感じるがたんなる(自分で設計した使い勝手に応じた)優秀な駒のひとつでしかない。あえていうならシヴィライゼーションにおける指導者に大将軍と大預言者がくっついたようなもん。…まぁ実際の運用は大分違うけど。
ゲーム画面に関してはひたすらシンプルでいまどきほぼアニメーションすらせずに移動する駒を眺める(慣れるとそれすらしなくなる)というものなので、ド派手な戦闘シーンを見ることはない。見た目にかんしてはひたすらにストイックを貫いている。
なので派手なシーンを望む人や箱庭内政を大変好む人にはあまり向いていないが、じっくりことことスルメゲーを愛する人には大変向いている。
内政:★★☆☆☆
投資して収入をあげるという要素はすくなく、本作はあくまで宗教戦争がメインとなっている。一応要塞を立てれば管理力に合わせた収入アップがあるが、基本的に内政は信仰に応じて変動する天秤ことスケールの偏移のほうが大きい。
また軍事力を高めるのは魔法の研究のみ。金銭で雇える兵科はエンドゲームまで一貫してほぼ固定(違いは土着の兵士や特殊な地形でのみ雇える特殊兵のみ)である。
戦争・戦闘:★★★★☆
基本的にメイン。なのだがプレイヤーにできるのはぶつける兵力と指揮官の選択、あと魔術師に開始直後5ターンまでの詳細な行動とその後の大まかな行動及び初期配置、兵士に至っては初期配置と簡単な陣形のあとは開始時の大まかな行動のみである。
あとはAIが勝手に動いて処理する。
プレイヤーがやれることは少ないが、その少ない条件でどうやって魔法使いを活躍させるかで戦場の勝敗が決まると言っていい。巨人なら個体の性能で戦況をひっくり返すこともできるかもしれない。
ただ戦闘シーンは先述したとおりシンプル。なにが起きてるのかすらわからないことも多いので見た目は本当に面白みはない。…もっともこのことはMODの作りやすさにつながっているのだが。
外交:★☆☆☆☆
やったね、あんちゃん。AIと外交できるようになったよ…と思いきや「宣戦布告」と「停戦協定」だけである。
しかも受けてくれるかはかなりランダムが強い。友好度?そんなものはない。
…まぁ以前まではそもそも外交という言葉がなかったので一応進歩である。
個々のデータ量・世界背景などなど:★★★★★
ダントツである。ほぼすべてのユニットにフレーバーテキストの解説文がある。英語が読める人なら読み物としても楽しいことだろう。
大量にある魔法にもフレーバーテキストがあるのでこちらも読める人は楽しめる。
まぁその手のテキストがないのは魔法土地ぐらいである。
MOD:
作りやすさ:★★★★★
できること:★★★☆☆
ほんやく :★★☆☆☆
作りやすさ5だが、あくまでテキストエディタで記述する方式。ただ必要な素材が静止画アイコンチップだけでいいのでそっちの点で作りやすい。特殊な技術はほぼ要らないのが強み。
出来ることは基本、新国家(魔法・アイテム・ユニット)の追加かリバランスとなる。一応ランダムマップも作れるがこちらは若干ハードルがあがったとも。
翻訳だが…できないことはない。だが全部行うのが今のところ無理というところ。なお日本語ファイルだけならゲームフォルダ/Dataフォルダの中にguifontから始まるttf(Truetypeフォント)ファイルが3つあるのでそれを日本語対応のフォントにすれば問題なし。ただしウムラウトを利用している関係で使えるフォントは限られてしまう点には注意(割と日本語フォントは対応していないことが多い)。またフォントを入れたとしても2byte入力に対応してないので日本語を使ってるMODを入れない限り無用の長物である。
総評
おすすめはするが人を選ぶゲーム。日本語対応(というか多言語対応)が難しく動画映えするゲームでもないので日本人のプレイ動画は少なく(実際前作の動画は本当に少ない)内容を知るのは難しいのもあってハードルは高い。
ただとにかく圧倒的なデータ量の暴力からくるスルメゲーなのでハマる人にはとことんハマる。ドマイナーな魔法も多いため、奇計がすきな人にはある意味ぶっささることであろう。

Saboten
2024年01月22日
[h2]ゲーム界の天空の城ラピュタ[/h2]
[b]嵐のようなとっ付き辛さの先にある、奥深いゲーム性[/b]
まずファンタジーに抵抗がある方やストラテジーゲームが初めての方にはお薦めしません。
そのうえで更に人を選ぶので、各人の状況に合わせてレビューをしたいと思います。
Dominionsシリーズをプレイしたことがありますか?
┣はい
┃┗楽しめましたか?
┃ ┣はい→①へ
┃ ┗いいえ→②へ
┗いいえ
┗パラドックス社のゲームを好んでプレイしますか?
┣はい→③へ
┗いいえ
┗英語アレルギーまたはグラフィック重視ですか?
┣はい→お薦めしません
┗いいえ→④へ
①
[url=https://www.illwinter.com/dom6/changes.html] illwinterの公式ページ[/url]に5→6の主立った変更点が書かれていますので、それを参考にご購入の判断をされるのが良いと思います。
②
過去作はあまり楽しめなかったけどそれでも最新作が気になるようであればお薦めします。
今作はQoLの向上に重きが置かれているらしく比較的プレイしやすいですし、過去作の経験がチュートリアルになって今作は楽しみやすくなっているのではないでしょうか。
③
パラドゲーの良いところも悪いところも更に先鋭化したようなゲームです。
それを良いと思うならばお薦めします。
ただ冒頭で触れた通りバリバリのファンタジーものかつ軍が線ではなく点なので、HoI好きには合わないかも。
④
莫大な情報量に辟易する方にはお薦めしません。
ワクワクしながら一つ一つのステータスや魔法の効果を読み込める方にお薦めです。
とは言えレビュータイトル通り学習曲線が反り立つ壁みたいなゲームなので、たとえ後者であっても初見では楽しみ方が分からないことは請け合いです。
Discordに[url=https://discord.gg/mZprvf4Z]日本語コミュニティ[/url]があるので、そこで質問や情報収集をしながらプレイすると良いと思います。
個人的にマイナーゲームのファンは偏屈でマウント気質という偏見があるのですが、少なくともこのコミュニティには極めて初歩的な質問にも丁寧に答えてくれる親切な方がいます。

AngryChelse™
2024年01月20日
[h1] ぼくの かんがえた さいきょうの ファンタジー [/h1]
4Xストラテジーとして20年以上歴史あるDominionsシリーズ最新作であり、実装されているコンテンツが多すぎて4年以上プレイしても新しい要素を発見することでお馴染みのスルメゲーム。今作はUI周りが刷新されたり、新しい要素が追加された。
かくいう私もDominionsは超初心者なので、新しく4Xファンタジーを始めたいと思っている人に参考になるようなレビューを書いていこうと思う。ちなみにめちゃくちゃ面白い。外部ツールを使って日本語化もできるので、シリーズを始めるならDominions6がおすすめ。
大まかな5段階評価
グラフィック :★
サウンド :★★★★
操作性 :★★
ゲームボリューム:★★★★★
雰囲気 :★★★★
ゲームパフォーマンス:★★★★★
[h1] テクノロジーを駆使して快適度を上げる [/h1]
圧倒的すぎてめまいを覚える量の完全英語フレーバーテキストと魔法説明、それらを一々Wikipediaを開いて翻訳するのはなかなか手間がかかる。これらの問題を解決してくれるツールが[u]PTOC+DeepL[/u]である。
[url=https://www.gc-net.jp/s_54/] PCOTのダウンロードはこちら [/url]
PCOTとは画面上の英文を読み取ってそのまま翻訳することができる、ぬるっぽ氏が作成した翻訳支援ツール。特にDominionsのような静止画が多いゲームと相性がよく、ショートカットでサクッと翻訳ができるためゲームテンポを崩さずに英語を翻訳できる。
また、DeepLアプリと組み合わせることで更に高い翻訳精度を得られ、固有単語辞書登録機能もあるため、自分にわかりやすいよう翻訳をカスタムすることも可能。とにかくすごいツールなので、英語が苦手な方は導入推奨。
[h1] 多すぎるほどの新しい変更点 by [url=https://www.illwinter.com/dom6/docs.html] 公式HP [/url] [/h1]
[b]「前作とは何が違うの?」[/b]というユーザーの疑問に対して [u] "すべてを言及するには多すぎるほどの新しい変更点があります"と言い切り、400ページ100万字超えのpdfマニュアルを剛速球で投げつけてくる。 [/u]
基礎ルールは変わっていないので、ユーザーが得られる選択肢と遊べる幅が極端に広がった。UIがコンパクトになりショートカットキーでの操作前提の作りとなっているため、最初は苦労するかもしれない。詳しいショートカットは[url=https://wikiwiki.jp/dominions4/Keyboard%20Shortcuts] Dominions Wiki [/url]もしくは400ページマニュアルに記載があるので、開きながら遊ぶと快適度が上がる。
[h1] 醍醐味は"魔法" [/h1]
とにかく意味の分からない魔法が多い。超巨大なドラゴンを召喚したり、相手の目をピンポイントで焼き潰す呪文、空から隕石を振らせたり、カエルが降ってきたり。。。軽い遊び方として「この魔法ちょっと面白そうだな」と思える物を目指して、神や国家をデザインするのが良い。
勝利条件が結構大変なため、最後までゲームをやり切るにはかなり時間がかかる。なので、魔法という少目標を少しづつクリアしていってゲームそのものの理解を深めていくのが、初めてこのゲームをプレイする方にはおすすめなプレイスタイルかもしれない。
[h1]何が強いかより、何が必要かを理解する[/h1]
このゲームには無数のステータスが存在する。HP/攻撃力/防御力はもちろん、怪我/年齢/属性など。見える数字ステータスだけでも無限のように感じるが、更に拍車をかけるのが"特殊能力"の存在。特定の能力がなければ出来ない行動・魔法・建設が存在する。最初は"◯◯をする為の必要なステータス・特殊能力"を覚えるのが良い。
例1:Claim Throne of Ascension をしたい
必要なステータス:God or Prophet or Lv3 priest
Godとは:神。最初に作ったやつ
Prophetとは:預言者。ゲーム開始後、"Become Prophet"したユニット
Lv3 priestとは:ステータス欄のPriestLevelが3以上のユニット
例2:夏ライオンを召喚したい
必要なステータス:Conjuration Lv5、FireMagic Lv3、FireGem13、Ritual
Conjuration Lv5とは:F5キーを押した時に出る魔法一覧で、リサーチが完了しているレベルが5以上
FireMagic Lv3とは:ステータス欄のFire mageが3以上のユニット
FireGem13とは:占領した州のMagicSiteから得られるFireGemが13個必要
更に
リサーチとは:魔法ユニットのステータス欄にあるResearchAbilityと、州に建設されたLabを利用した「Research」のこと
MagicSiteとは:占領した州を調べる(SearchMagicSite)ことで発見できる、特別な効果がある建築物
達成したい目標によって行動が変わる。しかし情報量が膨大なため、必要な情報をしっかりピックアップし実行するのが重要。
[h1]1ターンに一喜一憂する[/h1]
このゲームに強烈なエッセンスとして存在する「ランダムイベント」。ただ戦闘をして州を制服するだけではなく、突発的に様々なイベントが発生する。急に治安が悪くなったり、地下からトロールが湧いたり、英雄が爆誕したり。国にとってプラスなイベントもあればマイナスのイベントもある。それらのランダム要素が多く、同じ国家・同じマップでスタートしたとしても同じ再現はほぼ不可能。故にリプレイ性が高く、何度も新しい発見や経験を繰り返し遊べるゲームとなっている。
[h1]低スペックPCでもじっくり遊べる[/h1]
グラフィックの質はお世辞にも良いとは言えないが、その他の要素が複雑に絡み合っているため「動作を快適にするためこのグラフィックにしている」らしい。処理の複雑さはマニュアルを見れば一目瞭然だ。低スペックPCではターンのローディングが少し長くなる傾向があるが、グラフィックボードの搭載されていないノートPCでも遊ぶことができる。ゲームパッド操作にも対応しているため、割とデバイスを選ばずに遊ぶことができる。
残りはもう少し遊んでからレビューを追記していこうと思う。

osinko
2024年01月18日
正直Dom4→5と比べてプレイ感は劇的には変わってないですが、これからも末永く続けて欲しいのでオススメします。
尚、UIの改善とか要素の追加は結構されているので、これからDominionを始めるなら6を買いましょう。
地味に収録されてる音楽が非常に好みかつ毎作完全に新しいのになってるので、仕事中はサントラ代わりに流してたりします。