





Don'Yoku
シューティングゲームが好きで、素晴らしい音楽、画面いっぱいの弾丸パターンと大量のトークンキャンセルが大好きなら、Don'yoku はまさにあなたにぴったりです!
みんなのDon'Yokuの評価・レビュー一覧

Helmi
2015年07月01日
「秒殺(プレイヤーが)シューティングゲーム」
起動するとSTEAMブラウザのようなものが開いてゲームが起動しているのが見えないような状態になる。回避するには一度STEAMオーバレイを出す操作をしてからウィンドウを最大化するとすぐ遊べるようになる。
(デフォルトはShift+Tabなど)
120fpsでの動作を確認。
フルスクリーンモードなし。(現在はフルスクリーンモードのみ。追記参照)
アナログスティック非対応。
英語の他の言語はこのゲームのテーマである日本語のみ。
メニュー画面の「ディップスイッチ」表示からしてこのゲームはアーケードのテーブル筐体シミュレータであることが解る。狙いとしては実に潔い。
縦画面維持のために左右に配置された2枚の画像は昔懐かしいテーブル筐体のインストカードの再現。90年代風を狙った通り、日本語にしてもレトロなフォントで表現している。
イラストは元の画風がこれ(またはそれを利用している)という見方もできるが、やはり昔のインストカードの画風を再現したものになっている。昔のインストカードのイラストは、専属デザイン部門のないゲーム会社の社員が描いたこういうチープなものが多かったのだ。
グラフィックはすっきりとしてモダンな「None」、ややレトロな「マイルド」、ノイズ描画の濃い「90年代風」のレトロモードと題した3種類から選べる。「90年代風」はテーブル筐体のブラウン管のような視覚を狙ったものだが、上手く再現できているとは言いがたい。画面にチープなノイズを入れ、さらに走査線のノイズも入るようになるのだが、実際のテーブル筐体はここまでノイズが入らないので、このノイズ演出は過剰。普通のユーザなら「None」、少し味付けが欲しくなれば「マイルド」で十分だろう。
ゲームはわりとスタンダードな縦シューだが2ボタン、連射で通常ショット、押しっぱなしで太いビーム、ボムつきというのは「首領蜂」まんまの操作感覚。
機体は3タイプ。拡散ショットの「カプロニCa.10」、ワイドショットの「ソッピース・キャメル」、集中ショットの「フォッカーDr.1」から選択する。機体スピードやボムの種類も異なる。
通常ショットで貪欲ゲージをため、1ゲージで1ボム分をストック。緊急回避用のボム効果がショボイので貪欲ゲージは頻繁にためながら進むことになる。太いビームは高い威力で撃破ボーナススつき。ただしビームでは貪欲ゲージがたまらない。
ボムに仏教っぽい世界観が入っているのがクスリと笑わせてくれる。
この仏ボム(命名)はチーとも頼りにならないので遠慮なく秒殺しにやってくる3面以降は気休め程度に思っておいた方がよい。ゲーム慣れしておかないと数秒でゲームオーバーまで持って行かれてしまうのがこのゲームのユニークさ。これが…貪欲…!?
価格設定としてはやや高い部類に位置するが、好事家からするとまずまず安い部類。本作がテーブル筐体シミュレータであることを理解していれば、受け入れられる範囲の価格だろう。
BGMは可もなく不可も無くのメロディライン。トレーラームービーから流れる曲調で好みかどうかを判断してみるのもいいかもしれない。
(サウンドトラックDLCあり)
<2015/7/4追記>
7/2のアップデートでSTEAMオーバレイが解除できなくなり、プレイ不能に。開発者に問い合わせたところ7/3には不具合が解消され、再びSTEAMオーバレイが解除できるようになってプレイが可能に。その際、画面モードはフルスクリーンモードのみの動作になった。
新しい仕様ではゲームを起動して同時に立ち上がるSTEAMオーバレイを解除すればゲームがプレイできるようになる。
STEAM中級者向けソフトウェア。
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