Eternity: The Last Unicorn
古典的なゲームメカニクスと北欧神話に基づいた広範な伝承を備えたフル機能の RPG。すべてのエルフのユニコーンが連れ去られ、魔法によって呪われたため、エルフの唯一の存在が危険にさらされました。プレイヤーは、エルフの不死性を守る最後の生き残りのユニコーンを解放するための探求を引き受ける若い純粋なエルフ、オーレヘンとして、魅惑的な場所やファンタジーのキャラクターに出会うことになります。
みんなのEternity: The Last Unicornの評価・レビュー一覧
Isekai
2021年05月30日
400円セール時にキャラクターデザインと世界観が気に入って購入。
全クリ済み。
[h1]もうちょっと評価されるべきアクションRPG[/h1]
ソウルズライクだということが事前に分かった状態で、クソカメラに代表される主要クソポイントを除けばかなり良いゲーム。
以下の3つすべてに当てはまるタイプにおすすめだ。
・ソウルズライクやアクションRPGが好き
・ハイファンタジーの世界観が好きで、ストーリーを楽しみたい
・ボス戦が好き
[h2]良い点[/h2]
[h3]キャラクターや世界観が魅力的なソウルズライク[/h3]
剣と魔法のファンタジーの世界でソウルズライクを楽しめる。
ローポリ風じゃないソウルズライクをやりたいならおすすめ。
ストーリーがしっかりしていて楽しめるし、主人公のエルフが可愛い。
鐘を鳴らしに行こう。
[h3]音楽が良い[/h3]
ステージごとの音楽や、ボス音楽が非常に良い。
わくわくするBGM。
[h3]楽しいボス戦[/h3]
ボスは第二・第三形態の豊富なモーションが用意されており、ちゃんとソウルズライクしている。
初めのボス、中盤、ラスボス、どれも楽しい。
カットシーン、BGM、ストーリーがしっかりしているので、濃密なボス戦が楽しめる。
[h2]物流が閉鎖されている商人、現地調達サバイバル要素あり[/h2]
このゲームでは、回復アイテムなどを商人から購入できる。
しかし、購入できる数に限りがあり、セーブ&ロードなどで補給されない。簡単にアイテムの買占めが可能だ。
多分、ストーリーの呪いが物流にも影響を与えたんだろう。
全てのステージの商人の薬草があっという間になくなる。お金の意味がなくなることが多い。
そのため、ボス戦をする前にあらかじめ薬草を現地調達する必要が出てくる。
おすすめの薬草調達場所は湖と初期ステージの森だ。
[h2]縛りプレイ要素はあまりないかも[/h2]
このゲームでは自動でレベルが上がってしまうため、ダクソのようなSL1縛りは難しいかもしれない。
しかし、武器レベル1、初期体力縛りは可能かもしれない。
誰かがこのゲームのwikiを造り、体力がアップする宝箱と謎解きに必要な宝箱の位置を記してくれれば可能になるかもしれない。
縛りプレイできる可能性はある。
[h2]クソポイント[/h2]
[h3]ヒントなしの謎解き[/h3]
しかけを作動させないと、先に進めないことが多い。
そのとき、会話等でアイテム名を指定してくれている場合は比較的簡単。
しかし、アイテムの指定・会話・カットシーンが全くない状態で謎を解かないといけない場合があったり、そもそも風景の一部だと思っていたものが後から「仕掛けになりました」というアナウンスなく仕掛けになっていたりする。
これに出くわすとYoutubeの攻略動画を見る以外の攻略方法がない。
特に魔法武器を随時アップグレードしないと仕掛けを作動できず次に進めない仕様は全く説明がない。
また、ステージをまたいで謎解きしないといけない場合がある。シームレスではなく、さらにステージ紹介のマップしかないので謎解きのための移動・探索が非常に苦痛。
最終ステージになるとキャラの切り替えが可能になり、適宜切り替えて謎を解いていくようになる。これはかなり良くできているので、最終ステージの謎解きのような体験が序盤からできればよかった。
[h3]クソカメラで座頭市体験[/h3]
ダークソウルをプレイしていて、クソカメラと思うことは良くあると思う。
しかし、ダークソウルのクソカメラは真のクソカメラじゃない。
このソウルズライクゲームでは、真のクソカメラを体験できる。
カメラが固定視点なのは別に良い。
しかし、敵が近くにいるのにも関わらず、敵がカメラの領域外にいて、遠距離攻撃を飛ばしてくる。これは音で判断するしかない。ボス戦でもよくある。
デカブツモブ敵ももちろんいる。
これと、クソカメラとゴブリンメイジが合わさると、ゴブリンメイジの技の出かかりが全く見えないのでどうしても被弾してしまう。
座頭市系ソウルズライクと言ってもいいだろう。
このクソカメラの唯一評価できる点は、ボスの種類によって二種類のタイプのアクションRPG体験ができることだろう。イースのような見下ろし型と、三人称視点?っぽい固定カメラなソウルズライクの二種類だ。アクションRPG好きなら比較的楽しめると思う。
[h3]息をしていないロックオンと近距離エイムの弓[/h3]
このゲームでロックオンを進んで使うことはほとんどない。
一部使わないといけない敵や仕掛けに使うだけだ。
これがこのゲームのロックオンだ。
・R2押しっぱなしじゃないとできない。
・移動速度が落ちる。
・プレイヤーから最も距離が近い敵しかロックオンできず、複数の敵の場合にターゲット切り替えができない。
剣のときはロックオンを使わなければいいだけだが、弓のときがヤバい。
この弓、アイアンサイトやクロスヘアーもなく、三人称視点っぽい固定カメラで射撃するか、ロックオンで射撃するしかないのである。
カメラ領域外によくいる後衛のゴブリンメイジやレイスを弓でボコりたいのに、複数体敵が要る場合接近してきている前衛がロックオンされる。近づいてロックオンしないと弓で射れない。キレそう。
弓ロックオンはなぜか距離によって当たらないこともよくある。
[h3]全スキップか待つしかできないビジュアルノベルストーリー[/h3]
ストーリー解説として突然ビジュアルノベルが始まることがある。
そのときにストーリーの続きが読みたいが、ビジュアルノベルストーリーが進行するのがやたら遅い。
スキップを押すと、ストーリーの続きを全部飛ばしてしまい、後からリプレイができない。
ストーリーがいいので、残念。
[h3]道中よくおきる山羊デーモン戦体験[/h3]
ダクソの山羊デーモン戦に壁ハメされた経験、それがこのゲームでは道中でも体験できる。
壁の近くで敵が近くにいるときにステップしてしまうと、壁か敵にめり込み一定時間操作不可能になってしまう。
そして敵に囲まれ、ハメられてしまう。
このゲームでは状態異常があるが、この表記されていない状態異常が最悪の状態異常だ。
ステップが最強ではないことを教えてくれる。特に、アンデッドの自爆やゴブリンメイジの魔法をステップ回避しようとしたら、後ろが壁で行動不可能になり山羊デーモン戦が始まってしまうことが良くある。
デカブツボスフェンリルは、体に密着して回避すると同様の現象が発生する。相撲取りフェンリル。
[h2]初期ステージにいかないとクラフトできない[/h2]
クラフトシステムは良いが、初期ステージにいかないとクラフトできないのがだるい。
また、クラフトしたアイテムは安い金額でしか売れない。
[h2]敵[/h2]
[h3]モブ[/h3]
・キノコ蜘蛛
突進コンボが痛いが、基本雑魚。
・岩カメ
ソニック回転が痛いが、基本雑魚。
・ゴブリン剣士
基本雑魚だが、大体ゴブリンメイジとセットで出てくる。
・ゴブリン騎士
シールド値を持っており、それを削らないとHPが削れない。
シールド値があるときは、攻撃を食らってもひるまないのでヒットアンドアウェイする必要がある。
シールド値が削れると兜が取れ普通のゴブリン剣士になる。
・ゴブリンメイジ
デカブツモブを差し置いて最強のモブ。
味方回復、回避つぶしの置き技、弾幕、近接用の牽制技なんでもござれ。
カメラ領域外にいると大変なことになる。
ゴブリン剣士とHPが変わらないので、弱点はない。
チームプレイの鏡。
・レッドキャップ
攻撃力とHPが上がったゴブリン。
種類・モーションは通常ゴブリンと同じ。
HPの高さと、技の出かかりがスーパーアーマー持ちで、遠近両方いけるレッドキャップメイジが最強。
物理ダメージ無効結界を持っているとキレそう。
・アンデッド素手
自爆が厄介。
・アンデッド武器持ち
至近距離だと攻撃を回避しても食らう毒エンチャントと自爆が厄介。
・青アンデッド
アンデッドの強化版。
一定時間無敵になるエンチャントが強力。
・トロール
いわゆるソウルズライクなデカブツ。
範囲攻撃が厄介で、食らうと一定時間ひるむ。
・アンデッドウォーモンガー
デカブツその二。
強化版がボス。
・ゴブリンキング
デカブツその三。
強化版がボス。
・レイス
良モブ。
遠近両用、エンチャント持ちだが致命を取るとプレイヤーが回復できる。
よく物理ダメージ無効結界が搭載されている場合があり、面倒。
[h2]ボス[/h2]
・アンデッドウォーモンガー
初期の良ボス。デカブツ。ソウルズライクの基本ムーブを覚えるのに良い。
・女王蜘蛛
イース的なボス。巨大ボス。あまりソウルズライクではない。
・堕天使スカーグル
美しい女戦士で非常に強い。
理不尽要素はなく、純粋に強い。
・ゴブリンキング
ゴブリン召喚を使ってくるデカブツ。
召喚系ボスだが、本人のモーションも基本がしっかりしている。
良ボス。
・フェンリル
クソボス。デカブツ。
初期形態のガン下がりと発生が早い猫パンチコンボが最強ムーブ。
また、巨体を活かしてめり込みハメを多用してくる。
他にも回復、カメラ領域外からの突進などなかなかのウザさ。
第三形態からまともなソウルズライクボスになる。
モーションは豊富で設定も魅力的だが、理不尽なのが残念なボス。
めり込みハメと猫パンチコンボのためノーダメ討伐は絶対に不可能で、薬草消耗合戦を強いられる。
カメラ領域外からの攻撃を音で見切る座頭市の練習台。
・旧き王ウルフリック
法王サリヴァーンかな?
追尾回転連撃が主な特徴だが、このゲームの回避にスタミナ消費の概念がないので、簡単に対処可能で初見で行ける。
モーションが強いのに雑魚ボスの一角。
・沼地の触手
イース系巨大ボス。ソウルズライクではない。イース系ボスとして非常に楽しい。
・巨人
設定がちゃんとしているのにゲームで一番の雑魚ボス。デカブツ。
反転ジョイスティック入力と攻撃を永遠に繰り返せば勝てる。
攻撃自体はちゃんとしているが、異常に打たれ弱い。
初期ボスのアンデッドウォーモンガーの方が強い。
・堕天使スカーグル完全体
ゲーム一番の良ボス。純粋に強い。
弦一郎っぽい感じで、第三形態の雷落としみたいな技を使い始めてから隙が大きくなる。
・魔女グルヴェイグ
ラスボス。魔法使いなのに近距離も強い。
仁王の飛閻魔に近い感じ。良いラスボス。