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Earth Space Colonies

Earth Space Colonies は、太陽系の周囲にスペース コロニーを構築する戦略シミュレーション ゲームです。火星のテラフォーミングを最終目標として、赤い惑星に最初の自立したコロニーを設立します。 3 つのストーリー キャンペーンを一度にプレイします: 火星のテラフォーミング、ケレスでの戦い、ガニメデの探索。

2016年7月1日
シングルプレイヤー

みんなのEarth Space Coloniesの評価・レビュー一覧

kubiwak

kubiwak Steam

2016年07月04日

Earth Space Colonies へのレビュー
3

資材管理と他惑星で重要な資材について考えさせられる「教育素材としてのシミュレータ」としては優れている。
酸素や食料など、王道素材どころか、他惑星に資材を届けるためのロケットの燃料の素材の工場の建材の素材の……という果てしない生産ツリーが見どころ。

しかし「遊んで楽しいゲームか」という点では致命的にダルいままずっと続く。
CimCityやPlanetbaseの類を想像したプレイヤーには全く合わない。

いちばんの特徴として「プレイヤーが何もしないと全く発展しない」ことだ。
リアルタイムもどきの要素はあるが、あくまで「プレイヤーがボタンを押したからアニメーションが10秒あった」の延長線しかない。

各種資源について、

「生産が無限予約できずストレージ自動管理なんて存在しないので、必要量だけポチポチ押す」
「資材が足りたら自動で生産開始とか、そういうのない」
「素材必要数画面で手持ち素材数わからない」

という、経営ゲームで在って当然の抽象化した自動化/連鎖する仕組みは存在しない。
まるでボードゲームで自分が一手を指さない限り世界が動かないような、自力ですべての所持品を再集計しないと一切の情報が更新されないような感覚がずっと付きまとう。
そのため1時間もすると、会話するNPCの間で資材管理のためメモ帳(物理)片手に孤独に手を動かす自分の背中が見えてしまい、我に返ってしまう。
そのNPCから適度に次の目標が出てくるので、それに従う限り詰むころはないが、
世界観の上で部下は増えているはずなのに自分の仕事にかかわる部分は、どこまでも孤独で時間経過が全く意味をなさない。

難しいわけでは無いが、寂しさを感じさせ作業の面白さを感じる前に離脱してしまう可能性がある作品。

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