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Eliza

Eliza は、AI カウンセリング プログラム、それを開発する人々、そしてそれを使用する人々を描いたビジュアル ノベルです。エブリン・イシノ=オーブリーが過去の人々と再会し、イライザをカウンセリングに利用するシアトルの人々と知り合い、自分の将来の方向性を決定する様子を追いかけてください。

みんなのElizaの評価・レビュー一覧

blc1709

blc1709 Steam

2024年11月01日

Eliza へのレビュー
5

独特な雰囲気を持つビジュアルノベル

エロ無しグロ無しキャラ萌え無し恋愛無し
それでも、まごうことなきビジュアルノベルなので、日本人のゲーマーはとっつきやすいだろう

世界観や舞台設定が非常にしっかりしており、カウンセリングシーンやAIとの対話シーンなどの演出面も派手さこそないものの丁寧に作りこまれている。なにより、この手のゲームには珍しい完璧な日本語対応はありがたい

優れた海外ドラマをビジュアルノベル化したものだと言えば、イメージしやすいかもしれない

Kumatora

Kumatora Steam

2023年08月13日

Eliza へのレビュー
5

セールでかなり安かったので買ってみました。
日本語対応。機械翻訳ではなく、しっかりとした翻訳で読みやすい。正しい日本語なだけに禁則処理されていない文頭が気になるくらい。
基本的に静止画の場面ばかりですが、英語音声が各人物のイラストや感情に合っており臨場感を出すのに貢献しています。
設定的には近未来のSFものですが、最近のAIの発展を見ると夢物語ではないような世界観です。
ストーリーは、身近な人の死で打ち込んでいた仕事に対する熱意を失い、3年を無為に過ごし、そして3年前に作ったAIが利用されているカウンセリングの仕事で社会復帰し、そして...といった感じです。
仕事を経験した大人には刺さる部分があると思います。勧善懲悪、恋愛、推理とかラノベやアニメのようなストーリーではないのでそういったものを求める人には合わないと思います。
あとZachtronicsの変態ソリティアが1つ遊べます。

midokuma

midokuma Steam

2023年05月06日

Eliza へのレビュー
5

開発の皆様、日本語対応、ありがとうございます
機械翻訳ではないので物語に違和感無く没入できました
音声があるのも感情がわかりやすく良かったです

Panon

Panon Steam

2021年07月01日

Eliza へのレビュー
5

チャプター3までプレイした感想です。

■言語について
ストア情報の通り、日本語は正式サポートされていません。
が、内部的には完璧で違和感のない翻訳がされており、問題なく表示も行われます。
「ゲーム中のGUIでの」設定は出来ないのでそこは自己責任でゴニョってください。
…正直、なぜ日本語非対応のままにしているのか分かりません。

■ゲームについて
ごく一般的なノベルゲームという感じ。
オートプレイ、会話ログ、会話選択、可もなく不可もなし。
いつものミニゲームがついているのも逆に普通のノベルゲーっぽい

■内容について
全体的にリラックスした雰囲気。
多少ディストピア感はあるが、EXAPANKのようなGEEKY感はない。
ちょっと人生に疲れた主人公が日常を過ごしていく話。
セラピーを題材としているが、このゲーム自体が瞑想ゲーかもしれない。

newgameminus

newgameminus Steam

2020年09月11日

Eliza へのレビュー
5

舞台はアメリカ、シアトル。主人公イヴリンは、AIを利用したカウンセリングシステム〈イライザ〉の開発に携わっていましたが、燃え尽き状態に陥ってしまい、会社を離れることとなりました。それから3年後、彼女は素性を隠したまま、古巣の別部署で働き始めます。〈イライザ〉の代理人(proxy)となったイヴリンの新しい仕事は、カウンセリングセンターを訪れて自分の目の前でセラピーを受けるクライアントに対して、AIの提示する返答を、あたかも自分自身がしゃべっているかのように一言一句そのまま伝えるという風変わりなもの。一方、イヴリンの元上司や元同僚などの知人たちも、今やそれぞれに新たな活躍の場を見出そうとしているのでした。イヴリンは、さまざまに悩みを抱えたクライアントと接する中で何を思い、どのような道に進むことを選ぶのでしょうか?

パズルゲームで有名な Zachtronics によるビジュアルノベル([strike]レビュー時点では日本語非対応[/strike]2022年12月に日本語テキストが実装されたようです)。本編のプレイ時間はおよそ5時間強。作中に分岐はいくつかあるものの、基本的には一本道の展開で、ラストの選択によって結末が変化するという形です。なお、パズル要素のない作品ではありますが、おなじみのソリティアだけは作中のスマートフォンアプリとして遊ぶことができ、最高難度のクリアが本作唯一の実績となっています。

正直なところ、手放しでおすすめしづらい作品ではあります。なぜなら、一言でいえば地味だから。派手なSF的ガジェットは出てきませんし、ホラーやサスペンスのような起伏に富んだ展開もなく、登場人物の個性も控えめで、作品を構成する要素の何もかもが現実的な範疇に収まっています。そのことに退屈さを感じる人がいてもおかしくありません。

ただ、それでも個人的に楽しんでプレイできたのは、作品全体が丁寧に作られているのが伝わってきたからです。スマートフォンのメニュー画面やアプリのUI/UX、アニメーションする背景、〈イライザ〉のカウンセリング中のARなど、ビジュアル面は細部にまでこだわって作られていますし、メールやメッセージングアプリには大量のテキストが用意されていて、作中の世界観に深みを与えてくれています。中でも注目したいのは声優の演技。カウンセリングのクライアントは老若男女さまざまですが、それぞれに抱えている悩みを主人公にぶつけては、すっきりしたりしなかったりして帰っていく。彼らの揺れ動く心情が巧みに表現されていると感じました。

生き馬の目を抜くようなアメリカのIT業界を舞台にしつつも、忙しない人生の中でちょっとだけ立ち止まって自分を見つめ直すような落ち着いた雰囲気の物語になっていますので、そういった気分の人は遊んでみて損はないと思います。

ところで前述のとおり、カウンセリング中、主人公は〈イライザ〉の指定したセリフをそのまましゃべらなければなりません。つまりゲーム的には、他のパートと違って、ひたすら「一つしかない選択肢」を選び続けることになります。当然プレイヤーとしては非常に窮屈なわけですが、では最後までそのままなのかというと――それはプレイしてみてのお楽しみということで。

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