










Eternal Threads
Eternal Threads は、時間を操作し、選択し、結果をもたらすシングルプレイヤーの一人称視点のストーリー主導のパズル ゲームです。
みんなのEternal Threadsの評価・レビュー一覧
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No_Author[JP]
2023年10月09日
[h1]やろうとしてる事は買うのだが…[/h1]
実績全解除できたのでレビュー。
[h2]■概要(分かる人だけ分かれ)[/h2]
未来から来た工作員43が、世界線を変えるために2015年の英国で起きた
住宅火災から6人の住人の命を救い、ついでに個々のお悩みを解消して
シュタインズ・ゲートを目指すんだわ、というストーリーのゲーム。
やる事はオカリンの代わりにDメールの内容を取り消していくような
ものだが、最後に火災が発生するという未来は変えられない。
言ってしまえばアトラクタフィールド内で未来方向へも可能な
タイムリープを繰り返して世界線の修正を試みるような進行。
ただ主人公の工作員43は基本的に物理的な干渉は行えず、
住人の意思(選択)に干渉することで未来を変えていくこととなる。
要はバタフライエフェクトものである。
[h3]特にダメなところ[/h3]
・壮大なバックグラウンドと対照的な、小ぢんまりとした住人のストーリー
→アメリカンホームドラマの域を出ていない
・地味なバタフライエフェクト
→感銘を受けるようなギミックが出てこない
・階段の上りで異様なほど引っかかる
→デバッグしてんの?と疑うレベルでスムーズに上れない
・タイムラインの一括セット、リセットができない
→イベントが埋まってくると、どこを変えたのか混乱してくる
オートセーブのみなので、ぐちゃぐちゃになると大変(要はメモれ)
・エンディング
→[spoiler]もはや何も言うまい[/spoiler]
日本語化されれば取っつきやすくなるのだろうが、日本語化されて
面白くなるかと言えば、正直微妙としかいいようがない。
海外ではこういう作品は少ないのだろうか?
日本では昔から工■ゲーという、エヴェレット解釈と親和性の高い題材が
豊富というか飽和状態なことも、評価のハードルを上げている気がする。
作品解説にもあるように、アドベンチャーものとしてではなく
素直にストーリー付きのパズルゲームと割り切った方がいいと思われる。
そう考えた場合リプレイ性はないため、定価は正直高い。
でもこういう作品が減ると困るので、やむを得ずサムアップを押す。