






















Feudal Baron: King's Land
国王はあなたに王国の一部を統治する権利を与えました。 Feudal Baron: King's Land は、中世の都市を建設、開発、統治し、住民の世話をし、王国の敵から都市を守る戦略ゲームです。
みんなのFeudal Baron: King's Landの評価・レビュー一覧

wowyanne
02月11日
アーリーやりこんだ某中世街作りゲームが待望の正式リリース以来スペック不足か全くプレイできず傷心でSteamを彷徨っていた時、ふと目のあった人好さげなイケてる面相の貴族ありけり
「中世で男爵やってみない?今ならお得なほぼ半額だしキングのやつに『オメーの城ねぇから』されたんでイチから国作れるし時々待ったなしで巻き込まれる戦がいいスパイスになるよ。しょっちゅうキングにシノギふんだくられるけど嫌なら断れるよ。カチコミはかけられるけど勝てば棒引き、負けたら男爵が人生終わるだけだからヘーキ」
目下キャンペーン進行中。
海外バロン勢で類似ゲーム挙げるお声が様々ですが個人的には戦闘要素をブレンドした封建風味のPatronかと。ちなみに研究要素なし。実績で解放できる建造物がある実務派です。レビュー時点で評価は賛否両論、体験版のプレイ動画はいくつか見られたものの現状本邦バロン勢の評価は見当たらず。その理由として考えられるのは恐らくなんか地味。中世系のゲームをある程度嗜んでいるのであれば大体知ってる要素ばかりで目新しさがないといえばそう。男爵イケメンなのに…なおプレイヤーが本人になるわけなのでプレイ中に愛でることはできません。惜しい。
肝心のゲームについては、街づくり自体はテンポよく進められ地形と天然資源からどう町割りを進めるかなど考えるのが楽しい。海外バロン勢不評の各施設の範囲選択については必要な部分だけ選択出来たり管轄のエリアがわかるので個人的には面倒だけど嫌いじゃない。ただし貿易画面で個数など入力から反映まで時間がかかったり、すごろくみたいなターン制の戦闘画面になると急に動きがもったり(こちらのPCスペックの問題かもですが)なのでそのテンポがくじかれる。
あとキャンペーンタスクでヒントが薄すぎてどうすればいいのかわからんのがいくつか(ちなみに建築物囲め問題では塀の他必ず門と塔が必要。あと貿易経路の増加問題は取引可能な地方と複数取引すればクリア)
致命的に残念なのは火事問題。防災設備は監視塔程度で火事になったら民草が消火にあたる…ようですが反応が遅すぎ。消火中になっているのに全く消えず延焼する場合もたびたび。そんな最中に出陣して帰ってきてもまだ物理的にも民草のメンタルも炎上中を目の当たりにしたら、これには男爵もがっかりですよ
その都度リロードというのも甚だ無粋と存ずるが如何か。
日本語は一部まことに遺憾な誤訳(HIVES→[蜂の]巣箱が「じんましん」とか、ストーリーモードのお題の「From The Ashes 」Ashes→灰が肺になってて日本語訳が「肺の中から」とシリアスそうなお話が別な意味で不穏な感じに)はありますがおおむね丁寧で本邦バロンにも楽しんでほしいという心遣いを感じます。開発様まことに有難し
日本語訳があってよかったと思ったのは城を追われ辺境暮らしを余儀なくされた先代の忘れ形見に心を痛め、仮住まいの藁のお布団を牛さんに食われて嘆くなど色々と気苦労の絶えないキャンペーンでは大体お世話になるアドバイザー(先代から仕えているとのことなので個人的には家老ポジ的「爺」と呼ぶ)なる人物がとてもいい味を出してるとこです。しまいには爺のために頑張って国作ろ…となるレベル。
キャンペーンモードの他複数のストーリーや爺が出てこないフリーモードもあり、マップは現状1種類ですが結構な広さで各モードの条件などでアプローチが変わるのでやりごたえはあります。多分。でも爺と一緒に追加マップにも行きたいなぁ
正直ゲームとしてはお勧め!と言い難い部分はありますがリリースから日も割と浅く、リリース後も磨きがかかってさらに良くなるものもある…あってほしい。ので地味イケ男爵と加納五郎左衛門ちっくな爺との掛け合いが幻視できる方であればきっと楽しいと思います。そんな感じの意味でオススメです。あくまで個人の感想ですが。