








Gerda: A Flame in Winter
雪が降り止むと、デンマークの小さな村ティングレフはもう以前と同じではなくなります。第二次世界大戦で自宅が占領されたことで、彼女の静かな生活が一変するゲルダの道を歩きましょう。現実の出来事にインスピレーションを得た、この親密なナラティブ RPG ライト体験で、どこに行くか、どのように行動するか、そして誰を信頼するかを選択してください。大切な人を守るためにどこまでやりますか?
みんなのGerda: A Flame in Winterの評価・レビュー一覧

BlueCoat2577榊辻
2022年11月20日
2023年5月24日にリリースされたDLCは、
本編の登場人物の一人である、
レジスタンスの少人数チームのリーダーを主人公とした、
本編の前日譚です。
敵に占領された祖国でのレジスタンス活動という状況には、
いろいろな立場や考え方を持つ人々の思惑が入り混じる、
戦場とは異なる緊張感があります。
主人公が抱えることになる
「現場のチームリーダーの苦労」
は現在でも同じようなものだと思いました。
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1945年2月。ドイツの敗色が濃厚となっているころ。
戦前のドイツ-デンマーク国境近くに位置する、
ドイツ軍政下にあるデンマークの小さな町で。
町の診療所の看護婦である主人公の夫がゲシュタポに逮捕される。
主人公は夫を救うために・・・
といった導入のアドベンチャーゲーム。
昔はドイツ領であった町は先の大戦後にデンマーク領となり、
現在はまたドイツの軍政下にある。
町にはデンマーク人とドイツ系の住民が混在している。
そして主人公はドイツ系を父にデンマーク人を母とする。
ドイツとデンマークの二つの文化が混在し、
町を支配するドイツ軍は戦争の敗北に瀕している。
このように複雑な状況のなかで、
誰をどこまで頼ってよいのか?
これを口にしてよいのか?
この行為は誰にどのような影響を与えるのか?
など、緊張感のある選択を迫られ続けます。
ストーリー終了までのプレイ時間はそれほど長くありませんが、
情景、状況、雰囲気、人物像といったものが「重い」ため、
やり応えはあると思います。