









Ginka
「君とあの夏に還る…」龍星は、神隠しに遭った幼馴染みとおとぎ話のような夏休みを過ごすため、幼い頃に過ごした穏やかな時間が流れる小さな島に戻る。
みんなのGinkaの評価・レビュー一覧

Canopus615
2023年10月31日
全人類プレイするべき
読後感が爽やかで心が洗われるような作品でした。
クリア後にこの世界が終わってしまった喪失感を引きずっています。
プレイ時間は9時間程度でしたが全編通して常に感情を揺さぶられ続け全く飽きない作品でした。
あとイラストと音楽がアホみたいにクオリティ高いです
見てくださいこのヒロイン、超可愛いです。買いましょう。
ついでにATRIも買いましょう。
ATRIに続いてアニメ化してほしい

杏仁豆腐(・∀・)
2023年10月29日
ISLAND+[spoiler] 七影蝶 [/spoiler]
Kawaii(重要)
6時間で全END達成。3200円分丁度回収できた作品だと思った。ATRIと比べて1000円分の量は増えたが値段と質で見れば優れているのはATRIと感じた。
ストーリーの見せ方はその都度回想(説明)が入るので分かりやすい。内容は[u]良くも悪くも ○○を連想させる[/u]設定、舞台は多かったがそれを含め楽しむことも乙なもの。
CGは多めと感じられた(正確に言えば差分)のでヒロインのKawaiiご尊顔を多く拝められる。-人-
このページで言えば右から五番目のCG、フンフンダンスが好き。このダンスの全容見てほしい。
音楽に関しては違和感のないbgmだと思えた。特に今聴いているEDはとても好み。
気になった点は以下の通り。
・上記の通り1000円分増えたストーリー、CGも多いのになぜ保存先がATRIと変わらずNo.150までなのか。
・事が済んだ後のある重要キャラクターの変化を描写してほしかった。
・チープで似たような演出がくどく感じられた。
結局良ストーリーには変わりがないのでおすすめを選択した。きっと購入して後悔はしない。

ProtonPrime_
2023年10月27日
クリア後感想 #GINKA
儚い長い夢を見ていたような感じ、終わったあと現実に引き戻されてすごい悲しい気持ちになりました。
約9時間で終わったけど何日か引きずりそうな感覚
消えたい

ast
2023年10月27日
24 6/11追記
ver1.06のアップデートにてアフターシナリオが追加されました。私が過去に書き連ねたレビューでごちゃごちゃ言ってた部分を全て解消してくれました。素敵な神様が私の願いを完全に叶えてくれました。感謝してもしきれないです。本当にありがとう。。
そしてこんな素敵なアップデートが無料でした。とりあえずOSTもう1個買っておきます。
レビューを見る程気になってはいるなら買ってみることをお勧めします。買って後悔する人はかなり少ない素敵な作品だと思いますし、1日あれば終わる程のボリュームですので、どうか最後までプレイしていただきたいです。
また、本作は色々な所で宣伝している通り、[url=https://store.steampowered.com/app/1230140/ATRI_My_Dear_Moments/] ATRI [/url]を生み出してくださったスタッフさん達による新規の作品です。ストーリーは全くの別物であり、直接的な繋がりは一切無いので本作品からでも100%を楽しむ事が出来ます。ですが、制作陣もATRIを強く意識しているようでした。先にそちらをプレイしていれば、より楽しめる(頭を抱える)かもしれません。
[b] ※以下大きなネタバレを含む無駄に長い蛇足 [/b] (未プレイの方は完走後、暇だったら戻ってきてください)
彼には失礼かもしれないのですが、流星くんをどうしても自分に重ねて見てしまいます。
生まれ持った自分の能力に絶望し、生まれたことを後悔し、生きる意味を探す。私には彼にとっての銀花のような子はいませんでした。
私が出会ったのは一人のロボットの少女でした。高性能であることを主張する割には、簡単な家事すら出来なかったポンコツなロボットでしたが、それでも、私が「もっと生きたい」と思うようになったのは、彼女がいたからでした。彼女のおかげで初めて生きることに対して積極的になれたのを覚えています。
また、流星くんは変です。あまりのKawaiiを目の前に叫び苦しみ、勢いで不可解な言動をとるような気持ちの悪い子ですが、彼の言動は私そのもので、その気持ち悪さが本当に心地よかったです。
[spoiler] でも私は流星くんとは違う。想いを取り戻した銀花の日常を見ることが何故か出来ない。
それは私が一番楽しみにしていた時間。顔を合わせ、互いの想いを口にしたあの瞬間には思わず涙をこぼした。「やっとたどり着いた…。」これから始まる私の幸福に胸を躍らせた。しかしそこには続きがない。
勿論、あそこからもう少し話を続け、想いを確かめ合った流星と銀花の甘酸っぱい日常を描けば、間延びすることはわかりきっている。物語のピークは間違いなくあの瞬間だった。
それでも私は納得ができない。なんの為に取り戻したのか。流星にデレデレする“銀花”が見たい。プレイする反動によるリスクを理解しながらもこの作品に手を出したのはその幸福を掴みたかったから。Kawaiiの過剰摂取による死を覚悟していたから。
ですがこれらは私のエゴです。過ぎた願いは持たない方が幸せとも聞きました。
それでも、願い事とは生きる希望のようなものです。叶わない事を全部諦めていたら、なんにもなくなってしまうかもしれません。だから私はずっと願い続けます。いつか素敵な神様が叶えてくれる事を信じているから。完 [/spoiler]
私にとってこの作品は特別です。特別であるが故に全てを好きでいたいので、否定的な意見をあまり述べたくはありません。ですが、(比較対象として正しいかはわかりませんが)、ATRIと比べると納得いかない部分や、疑問に思った部分も多少あったりもしました。全部に目を瞑り全肯定することもできる範囲ではあるのですが、完璧な作品かと言われると私も自信を持って首を縦に振ることは出来ません。
私がATRIに抱く思いもあり、GINKAには少し期待を寄せすぎてしまったかもしれないと反省しています。
ですが、私が思う”完璧”ではないだけで、限りなく質の高い傑作であることは間違いないです。私がひめ島で過ごした夏休みは一瞬で過ぎ去り、心にははち切れんばかりの幸福がありました。これは満足できた証拠なのかなと思います。
そして、そんな幸福も完走後には大きな穴に変わりました。今でもGINKAの世界に取り残されることを拒み、必死にレビューを書いているほどです。
あまりに尊い瞬間に出逢うと、それが失われることを思って苦しくなります。知らずにいられれば、こんなに苦しまずに済んだのに。こんなに辛いなら、出逢わない方がよかった。そう思うこともありました。
でも、好きにならない方がよかったかと聞かれたら、はっきりとこう答えることができます。好きになってよかったと。
こんなにも辛く苦しいのは、それだけ幸せだったから。
この作品に出逢えてよかったと心の底から思っています。私の人生で欠けてはいけない、無くてはならない大切なもの。
GINKAを作ってくれて、本当にありがとうございます。