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Grave Keeper

あなたは賞金稼ぎで、禁断の要塞に足を踏み入れました。それはスケルトンキングによって奪われます。すべての宝物を集めるには、まず彼を殺さなければなりません。

みんなのGrave Keeperの評価・レビュー一覧

Blue_Tomato

Blue_Tomato Steam

2019年04月24日

Grave Keeper へのレビュー
3

箱庭チックなグラフィックが魅力的なハクスラ系ローグライクアクション。
ダンジョンに潜るたびに装備がリセットされるため、プレイ感は不思議のダンジョン系に近いです。
日本語版は2019年4月現在実装されていませんが、全く英語ダメな私でも問題ない程度に直感的でプレイしやすいと思います。

湧いてくるザコ敵からドロップするゴールドで手持ちの武器防具を随時強化しつつ進行していくのが基本です。
1ステージ5回の敵ウェーブを突破するとボス戦が解放され、勝利すると新しい武具やスキルがランダムで手に入ります。
充分な戦力が整った、と判断した任意のタイミングで挑戦できるSkeleton King戦が1周の区切りとなっており、勝利できれば

・ジェム(開始ボーナス引換アイテム)
・パワーストーン(パッシブスキル解放アイテム)
・ヘルスポーション(回復アイテム)

これらを入手し一区切りとなります。
実質的にこれらの報酬のみが次周に持ち越せる資産であり、何度も周回することがプレイを楽にしていくシステムです。

...しかしながら、現状ゲームバランスは非常に大味で、お世辞にも良いとは言えません。
ろくに強化していない剣の一振りで雑魚が吹き飛ぶ半面、回避の難しい密度で連射される敵の飛び道具が恐ろしく痛かったり。
ボス戦では微妙にレスポンスの悪いヘルスポーションに頼るより、スキルモーションの無敵時間でゴリ押す方が確実だったり。
各種ステージごとに固有に出現する雑魚も、結局はすべて近接・遠隔・自爆の3種類しかいなかったり。
ゲームの肝である戦闘面でのあらゆるパターンの少なさが目に付き、直ぐに飽きが来てしまいます。

拠点になる街などもなくジェムやパワーストーンの交換をメニュー内で行うため、プレイにメリハリがないのも拍車をかけます。
せめて交換コマンドをダンジョンに挑む前準備として街で行うようにして、そこに今まで入手したアイテムを閲覧できる図鑑などを用意してくれればまだコレクション要素も楽しめたのですが...
現状、固有のグラフィックと共に多数用意された装備も一周のみの使い切りであり、せっかくのレア装備も入手した達成感が感じられません。

総じてハクスラとしてもローグライクとしても作りが甘く、これらの要素を求めるユーザーが満足する出来ではないといえます。
綺麗なグラフィックや直感的なインターフェースなど評価できる点があるだけに惜しいです。
雰囲気は好みなだけに次作、または大型アップデートに期待しています。

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