






Hegemony Gold: Wars of Ancient Greece
Hegemony Gold: Wars of Ancient Greek で古代ギリシャの世界を征服しましょう。この壮大な戦略戦争ゲームは、受賞歴のある Hegemony: Philip ofマケドニアを新しいコンテンツと機能で拡張および洗練させたものです。衛星に正確な古代ギリシャの連続地図上でキャンペーンを行いながら、偵察や襲撃から野戦や山岳封鎖まであらゆる戦争を体験してください。供給ラインを遮断したり作物を燃やしたりして敵を包囲し飢えさせながら、成長する王国を支援するために独自の供給ネットワークを構築して保護します。 3 つの歴史的なキャンペーンでマケドニア、アテネ、またはスパルタとしてプレイするか、壮大なサンドボックス モードで 26 の勢力から 1 つを選択して独自の帝国を築きましょう。ダイナミックな新しい外交オプションと大幅に拡張された戦術を備えた Hegemony Gold は、古代戦争の新しい標準を設定します。
みんなのHegemony Gold: Wars of Ancient Greeceの評価・レビュー一覧

Miyaoka
2014年12月27日
[h1]テーマ[/h1]
アレクサンドロス大王の父親、マケドニア王フィリッポス二世となって紀元前の古代ギリシアを統一していくゲーム。信長の野望で言えば信秀の野望と言えそうなスポットの当て具合は地味でマニア好みだけれど、岩明均の描くヒストリエのファンであれば当時のマケドニアの先進的なイケイケ具合がぐっと馴染み深いはず。
[h1]シームレスな戦略・戦術マップ[/h1]
ゲーム的にはTotalWarのような会戦RTS。しかし部隊操作の規模感としてはTWの半分か3分の1程度。その代わりTWのようなターン制の戦略フェイズとRTSの戦術フェイズに分かれること無く、シームレスに一体化した戦略と戦術操作ができるのが特徴。マップをズームインすればフィールド上で戦うRTSの部隊操作になり、マップをズームアウトすると古地図の上に並べられたチップとして表示されるのはR.U.S.E.と似ている。これを中途半端と見るか、うまく両立させていると捉えるかで評価の向きが変わるんじゃないかと思う。
[h1]淡々と目標をこなす[/h1]
マケドニアの擁する重装歩兵ファランクスは当時の最強ユニットであり、とにかくまともに戦えばどこでも敵無し。進軍していけばいいだけなので、この単調具合が好きかどうかも評価の分かれそうなところ。北方にはイリュリア人などの山岳勢力、南には中央ギリシアの都市国家、東方にはトラキアやペルシア勢力、海からはアテネが上陸スパムをかけてくる。これらをとにかく倒して四方に進出すれば良いわけだけど、どの順番でどう平定していくかは自由。各地域には達成目標が設定されていて、指定された都市を攻略すると予算が増えたり部隊が増えたりする。その場その場でやるべき目標が提示されてそれを淡々とこなしていくのは単調な進軍っぷりとは相性が良い。
[h1]兵站を重視した部隊運用[/h1]
最強と言えどもファランクスには弱点も有り、課題としてはその運用となる。部隊人数が多いので人員や食料消費が多いし、重装で足も遅い。ファランクスを何部隊もまとめて同じ戦線に投入しても過剰戦力だし、前線の食料は尽きてしまうし、別の地域の敵に対処しづらい。なので領土が拡大するに従い、各地域にファランクスを中心として投槍・弓兵、騎馬兵を伴った部隊を配備して、限定戦力で戦っていく運用感となる。
またファランクスは投槍には滅法弱いので、単身で突っ込むと敵後方からの射撃によってあっさり潰滅してしまう。そのためこちらも射撃ユニットで応戦したり、騎兵で裏に回りこんで叩くといった兵科の協調がRTS戦術パートとして重要になる。
[h1]まとめ[/h1]
グラフィックもパッとしないし、題材もアツいけど地味だし、とにかく淡々としてて、特にTotalWarなんかに比べると映画的スペクタクルは到底及ばない。でも小競り合いを繰り返して徐々に進出していく感じがプレイ感としてだいぶ気楽だし、古代の戦争としてもこちらのコンセプトのほうが性に合ってる気もして、なんというかこれはこれ、といった良さがある趣き具合です。