












イモータリティ
マリッサ・マルセルは映画スターでした。彼女は3本の映画を作りました。しかし、どの映画も公開されることはなかった。そしてマリッサ・マルセルは失踪した。 Her Story のクリエイター、Sam Barlow による新作ゲーム。
みんなのイモータリティの評価・レビュー一覧

mikaze
2022年09月04日
「HerStory」が傑作で「TellingLies」が微妙な評価だったサムバーロウが、まぐれの一発屋だったのかが今作で見極められるって所で、またしても傑作を生み出してくれました。素晴らしい作品でした。
エンドロールは見ましたがいきなり物語の核に迫る映像に飛んじゃって全部の謎が解けた訳じゃないので、これから全実績解除を目標にやりたいと思います。
あと微ホラー要素あります。苦手な人は気をつけて。
[h1]良い点[/h1]
・各俳優の演技
→特にマリッサ役。作中の映画「アンブロシオ」の監督が語っていた。「純朴そうな見た目で魔性の女」という言葉が印象深く、その通りの配役と演技になっていたように思います。
・主人公マリッサ・マーセルの興味深いキャラクター。
・各映画にも印象的なカットやキャラクターが多く、普通に映画としても面白かった。
→もっと言うとライティングやフレームも割りと綺麗で、サムバーロウは映画監督やればいいとさえ思った。
・各映像に隠された仕掛け、それに気づいた時のなんとも言えない感覚。
→マジで最初見た時心臓止まるかと思ったし、底なしの沼に嵌まる感覚もあった。
・まだ不満点はあるが、前作から大幅に改善されたUI周り。
[h1]不満点[/h1]
・過去作のように映像を眺めるだけなのでゲーム性は低い。
・改善されたが、まだまだやっぱり不満点はあるUI。
→もう見た映像とかは視覚的に分かりやすいようにして欲しい。
・まだ見てない映像にたどり着くのにマラソンが必要。
→何回も同じ俳優や小道具で検索かけても、もう見た映像ばっかり出てくる。未視聴の映像が出てきやすい様な確率にしてほしかった。
[h1]総評[/h1]
あまり期待してない作品でしたが、予想を大きく上回る作品でした。
個人的にはサムバーロウの最高傑作だと思ってます。
HerStoryが好きだった人や、映画が好きな人は楽しめると思います。

g3zvn777
2022年09月02日
追記
GOTYに複数のカテゴリーでノミネートおめでとう!
ゲーム・映画の新たな可能性を模索した実験作、おすすめです!
デヴィッド・リンチ監督の「マルホランド・ドライブ」
という大好きな映画作品があるのですが
それを鑑賞した直後の心境に似て、
脳みそを丸ごと遠心分離機にかけられた感触です
たまりませんね、これは
それと、おっぱいがたくさん見れますよ、結構な回数
おっぱいが見たい方にもおススメです
作品内容ですが
「Her Story」 同様、細切れ映像を鑑賞していくという
スタイルは踏襲されています
ただしプレイヤーは、今回は言葉ではなく、
映像に映る物体を選択していくことになります
このゲームの説明ページにある通り、
3本の未発表映画のリハーサル・メイキング映像なのですが
最初の2時間はその映画の概要を理解することで精一杯
3時間ぐらいプレイしたあたりから
ある違和感を感じ始め、途端に好奇心を掻き立てられました
俳優の方々の演技が素晴らしい
リハーサルを演じるというのは、なかなか無いと思いますが
とても臨場感に溢れていました
これがゲームか、と問われると難しい
前作までの言葉選択が無くなったため、
プレイがやや受動的になったと思います
双方向の映像作品と言うべきかも
冒頭に「マルホランド・ドライブ」と書きましたが
この作品の3つ目の映画「Two of Everything」は
それを彷彿とさせる内容でした
様々な意味で、なのですがここでは割愛
このレビュー書いている時点で、一応クレジットは見たのですが
まだ鑑賞してない映像がたくさん残っているので
秘密を探る楽しみは続きそうです
ここまでいろいろ書きましたが、本作品は傑作です
「Telling Lies」は自分は受け付けませんでしたが
これは新しいことに挑戦し、成功していると思います
「Her Story」以降、似たような作品が生まれましたが
本家が戻ってきた、という印象です、おススメ

エルデの王
2022年09月01日
[h1] 「Her Story」「Telling Lies」に続く最新作! [/h1]
サム・バーロウ氏のHer StoryとTelling Lies(以下、「前作」と呼ぶ)をクリア済みの私が約半日ぶっ通しでプレイした感想です。
■内容
・無名から大抜擢され、誰もがそのスター性を疑わなかった女優・マリッサ。彼女が出演した3本の映画は、何故かいずれも公開まで至らなかった。その理由をそれぞれの映画のカットシーンを見て探っていく
・前作と比べてホラー&ちょっとグロ(ホラーはいわゆるjump scare的な感じではなくじわじわ来る感じ)
・結構[b] エロい [/b](配信は控えた方がベターかもしれません)
■システム
こちらは他の方が紹介しておりましたので細かいことは省きますが、前作プレイ済みの方ならすぐに慣れるかと。
この新システムのおかげで動画を注視する時間も増え、没入感や雰囲気を味わいやすいかも。
■総評
バーロウ氏や開発元を応援し、次回作に期待も込めて私はほぼ定価で購入しましたが、そうでなければクリアまでに必要なプレイ時間なども考慮するとセールを待って1000円弱以下で買うのが良いかと、前作が面白いと思った方はオススメです。
[hr][/hr]
以下、手っ取り早く攻略したい方向け※ネタバレ注意
[spoiler] とりあえず新しい動画を最後まで見たら全部巻き戻してみる(巻き戻しと早送りの速度には段階があり、早すぎると見逃します)
※以下は超手っ取り早く攻略したい人↓↓[/spoiler]
[spoiler] BGMが不穏になったところや、巻き戻し中に残像が見えた部分で超スローの巻き戻しor早送り(マウスなら左クリック長押ししながら横にドラッグ)[/spoiler]
[spoiler] (前作同様?)真相のすべてや登場人物のその後がキチンと整理されて語られているわけではなく、「こういうことなのかな~」って感じで終わると思います(少なくとも私はそんな感じでした) [/spoiler]

トロロアニマル
2022年08月31日
一旦エンドロールまで見たがまだ途中。
おっぱいがぽろぽろ出てきてびっくりした。
数秒~数分程度の大量の動画を探して全容を探るのはHer Storyと同じ。
検索方法は大きく変わり、文章を打ち込むことはない。
例えば画面の中のリンゴをクリックしたら別の動画のリンゴのあるシーンに飛ぶ。
クリックできる箇所にワードが設定されているらしく、リンゴは「フルーツ」と設定されているのか、リンゴをクリックしたらミカンに飛ぶこともある。
動画の最初・最後に一気に飛べる機能や、巻き戻し・スロー巻き戻し・早送りが可能。早送りはもっと早くても良かったな。
3つの作中作が登場し、一度見つけた動画を現実の時系列順だけでなく、映画の時系列順にもソートできる。
(同じロケーションでの撮影はまとめて撮っていたりするため)
撮影の前や後の雑談、撮影中の監督からの指示の声、プライベート動画などもあり、映画の役者やスタッフの人となりもわかる。
「なんで各映画は公開されなかったか」を知るために動画を探していたが、映画自体のストーリーも面白い。1作目はマシュー・グレゴリー・ルイスの「マンク」という小説が原作。エロい。
ゲームパッドでプレイしていると、時々妙なシーンでバイブする。その時は何か怖い音楽が流れる。
不穏な雰囲気を醸し出すためのものかなーと思っていた。どの映画も怖い要素があるし。
[spoiler]バイブするシーンで巻き戻しすると、映画本編に登場しない謎の人物が透かしで映る。ほどよい巻き戻し速度にLT+Rスティック(Rスティック不要の場合もある)で調整すると画面が完全にその人物パートになる。複数動画で使い回される謎人物パートもあるが、特定の動画独自のものもある[/spoiler]

zyeno
2022年08月30日
まずこのゲームを探偵推理的なアドベンチャーゲームだと思うのなら、一旦購入は待って欲しい
そもそもこの作品をゲームと呼んでいいのかすら自分には分からない。
ストーリーを解釈するための説明や、それを分かりやすくするための順序のよい展開などはなく
流れる映像が全てだ。
継ぎはぎだらけの各映像から、気になる部分を一時停止してクリックし
似た構図の映像にジャンプしていける。これの繰り返しで映像を収集。
映像が何を語りたいのかを自分の想像と考察のみで探っていく
そうしていくうちに、一つ一つの映像に紛れ込んでいる「アレ」の存在に気づき
さらなる謎の世界に迷い込んでしまう。
私のプレイ時間を見てほしい。
これは決して、つまらないとか、挫折したとか、詰んだとかではない。
私には早すぎたのかもしれない・・・