








ラースト・ストップ [Last Stop]
Last Stop は、現在のロンドンを舞台としたシングル プレイヤーの三人称物語アドベンチャー ゲームで、プレイヤーは超自然的な危機の真っただ中で世界が衝突する 3 人の別々のキャラクターとしてプレイします。アンソロジードラマ『Last Stop』は 3 つの物語が 1 つにまとまっています。 この見知らぬ三人を結びつけるものは何でしょうか?運命は彼らをどこへ導くのでしょうか? Annapurna Interactive との提携により開発され、BAFTA 賞受賞作曲家 Lyndon Holland によるオリジナル サウンドトラックをフィーチャーした Last Stop は、秘密の生活、絆、そして日常の中で魔法がどのように見出されるかについてのゲームです。
みんなのラースト・ストップ [Last Stop]の評価・レビュー一覧

condor
2023年08月14日
3人の主人公のエピソードを1話ずつ順に進めて、各6話+最後のエピソードで、およそ5~6時間ぐらいのボリューム。
全実績取得まで約7~8時間ほどプレイしてのレビュー。
会話に選択肢はあるもののストーリー自体は一本道。ペナルティやゲームオーバーは無いのでほぼ海外ドラマを見ている感覚でリラックスしてプレイできる。各話ごとに前回のおさらいまでしてくれるあたりもドラマっぽい。
異世界へのゲートのようなものが登場するプロローグからSF的な物語を想像していたものの、実際は各主人公の家族とそこに起こる変化を描いている。3人の主人公それぞれに異なる立場で進行する物語は興味深くプレイすることができた。結末のみ最終章の選択で変化する。クリア後にチャプター選択ですべての結末を見ることもそれほど手間ではない。
映像的には良くも悪くもカメラワークがこっている。おしゃれな一方で、画面が切り替わった直後は自分がどこにいて、どこに向かえばいいのかがすぐに分かりにくい。 音楽・挿入歌も良く、いくつか印象的なシーンがある。
ローカライズは及第点ながら、ところどころ唐突に女性的な口調や命令形になるのが惜しい。フォントは読みやすく明らかな誤字等は見当たらなかった。
海外ドラマが好きな方や短めのアドベンチャーを求めている方におすすめ。

Amt_No1
2022年08月07日
どこか懐かしさを感じるグラフィックのSFアドベンチャーゲーム。
さえないシングルファーザーのおじさん、普通の女子高生、特別な仕事をしている主婦の3人が主人公。
それぞれのストーリーは途中まで独立しているが絶妙に繋がっており、各章ごとにどのキャラクターから始めるか選べる。
おじさんの話は明るめでコミカル、女子高生の話は少しホラー風味、主婦の話はドロドロして暗めといった雰囲気。
アドベンチャーゲームによくあるQTEやアイテムの探索はほとんど無く、ストーリーは一本道に進んでいく。
QTE失敗でキャラクターが命を落とすとか、重要アイテムを見つけたかによって展開が変わるということは無い。
また、会話の選択肢が非常に多いのだが、どれを選んでもストーリーには影響しない。
ラストで各キャラクターごとに非常に大事な分岐点となる悩ましい選択肢が提示され、どちらを選ぶかによってエンディングが変わるというだけ。
アイテム収集や細かな分岐が好きな人には物足りなく感じるかもしれない。
徒歩での移動シーンが長いので面倒に感じる時もあるが、街並みは可愛くて景色としては好きだった。
ストーリーはテンポ良く、早く続きを知りたいワクワク感で一気にプレイ出来た。
ただ非常にぶっ飛んだ部分もあるので、リアルなSFではなくアニメ的なSFだと思った方がいい。
細部まで作り込まれたストーリーではなく、矛盾や雑な部分もたくさんあるが面白かったねという感想。
一周4~5時間程度でクリア出来るので、SFアニメ映画を見ている気分で楽しめる。

トロロアニマル
2021年07月24日
ロンドンに住む面識のない3人の生活と、緑色に発光する未知の存在が絡み合っていく。
操作方法やカメラアングルなども含め様式としては「Detroit」に近い。コミカルなパートが多く、「街」も連想。
途中までの話は○。「いや、こんな行動はとらんやろ…」って謎のムーブをキャラがたまにやるけど、先が気になる。
真相は△。「なぜこんな超常的なことができるんだ?」へのアンサーはあったが、「なぜ貴方はこんなことしたの」はよくわからん。能力はわかるが動機が謎
翻訳は△。普通に意味はわかるけど、「なんですって」「そうかしら」とか若い男が言う。
ビジュアルは○。洋アニメっぽいデザインは好き嫌いが分かれるかもしれない。街並みに風情がある。
主人公の一人は、ハゲたシングルファザー。まだ8歳の娘の養育と、自身の病気に悩む。名前が似ているせいで郵便物がよく誤配される近所の若者とは、容姿もマンションのクオリティも格差がある。未知の存在によりその若者と一蓮托生の難題を背負うことに。
一人は、女子高生。口うるさい姉をうっとうしがっている。「毎日違う女、時には男といちゃつき自宅に連れ帰るが、誰一人として家から出ていくところは見せない」という謎の男の存在に気づき、尾行したところから非日常へ踏み込んでしまう。
一人は、子供もいる既婚女性。科学者かなにかで多忙、家族を蔑ろにしがち。そして家族に対し密かにある裏切りをしている。何者かに裏切りのことで脅迫の手紙を送られる。
とある大ヒットアニメ映画でも使われたネタがシナリオ上で重要になっており、その映画を連想していたところ、映画のキャラをパロった衣装が出てきたw]
クリア後、「あいつ結局なにがしたかったんだよ…」みたいな箇所は正直いくつか残った。
途中までに多くの選択肢があり、細かい分岐があるのだろうかと思っていたが、ラストの大きな選択でエンド分岐するようだ。
クリアするとチャプター選択できるようになるので、エンドや実績のコンプは楽。
エンドはグッドエンドとバッドエンドなのかなと思ったら案外どちらも悪くなく、両方見ることで深みが出た。