














モスメン 1966
Mothmen 1966 は、20 世紀半ばのパルプ フィクションと 80 年代の家庭用コンピューター グラフィックスにインスピレーションを得た、並外れた文章と見事なイラストの融合を特徴とするビジュアル ノベルである「ピクセル パルプ」で、1966 年のしし座流星群の奇妙な出来事の中で設定されます。
みんなのモスメン 1966の評価・レビュー一覧

Yohahiru
2023年11月21日
怪奇現象に巻き込まれ、怪物MOTHMENの目撃者となった4人の物語を綴るアドベンチャーゲームです。
まさに往年の怪奇・怪物・怪談奇譚を踏襲したような物語で、その手の話がお好きなお方にはたまらない内容となっています。
矢追純一のUFO特番やMMRやThe X-Files等々、ああいった怪奇物がお好きなお方にお勧めです。
文章は丁寧で日本語翻訳も素晴らしくMS-DOS時代を思わせるような雰囲気バッチリのドット絵も見事です。
BGMやSEもチープな感じにできていて物語を盛り上げてくれます。
物語も「あ~、そうそう、怪奇物ならこうだよね~」という感じの解決なし・投げっぱなしの物語で何だか懐かしさを感じました。
システム面では、一度読んだ文章の早送り機能がついているので周回に便利でとても良かったです。
セーブも選択肢が出ている場面以外ならばどこでもセーブできます。
不満点は途中途中で挟まるパズル?の操作性の悪さです。
その点だけが少しイライラしました。
惜しむらくは物語が短いことです。
定価で購入すると物語の短さにがっかりするかもしれません。
私は割引セール(350円)で購入したので何の不満もありませんが、定価でこの話の短さはちょっと残念な気持ちになるかもしれないな・・・と思いました。

GingerTaste
2022年07月16日
大体2,3時間で終わるショートなノベルゲーム+間にちょっとしたパズル
短いゆえに特にタイトルのモスマンがなんであるか、どういう経緯でアレが出始めたのか、登場する謎の人物の正体、とかは特に解決されない(一応憶測は出るが)
ストーリーも結構唐突に終わる。「あ、もう終わり?」って感じ
UIは選択肢が発生していないならどこでもセーブできるようになっている
しかし死んだら選択肢直前まで巻き戻してくれるのであんまり使わなかった(実績解除で使うくらい)
操作性は直感的なマウスとキーボード操作に慣れた人だとムカついてしまうかもしれない
ソリティアのカード一枚選択するのに「カーソルを右に動かす」を数回選択する必要がある
最初は気にならなかったが実績解除中はため息を吐きながら連打していた
テキストで「Right」を打ち込んでは連打するタイプでなかった事には感謝している
翻訳はまぁ良かった
一部分だけキャラが不自然に敬語になるときがあったがそれ以外は特に文句はない
モスマンに恐怖するような歳でもないので怖くはなかった
でも8bitコンピュータゲームでしか出せない不気味さみたいなものはあったと思う
グラフィックも指で数えるほどの色しか使えない中でがんばっているし
個人的に闇の中で目を光らせるトレンチコートの男のカットはかっこいいと思う
トワイライトゾーンみたいな不思議な体験や古いSFを題材にした作品で雰囲気を楽しみたかったり、自分の想像力で補完したりするのが好きな人ならおすすめできる
前述の通り特に解決することはなく話が終わったりする事が好きでなかったり、差し込まれるパズルが嫌いな人にはおすすめしない

condor
2022年07月16日
[h2]お手軽B級ホラーアドベンチャー [/h2]
2時間ぐらいでエンディングに到達。マウスだけで手軽にプレイ可。
ストーリーはいかにもパルプ(大衆向け)という印象で、かつての海外ドラマ、Xファイルやトワイライトゾーン系の謎が謎を呼び、そしてあまり解決されないまま終わるタイプの物語。ホラーとはいえ、ジャンプスケア要素はあまりなく(音で驚かせる演出があるぐらい)、グロテスクな描写は抑えられている。
途中に挟まるパズルゲームはパズルというよりもミニゲームと言えるようなもので、繰り返しプレイしていれば解ける。ゲームの進行に少し変化を与えている程度のものであり、この要素自体に期待すると肩透かしを食らうかも。
全体を通じて難しいところも無くサクサク進む反面、ボリューム的に物足りないと感じるかもしれない。自分は深夜ドラマを見ている感覚で楽しく終えることができた。ストーリーは章立てされているため、章ごとにセーブすると実績取得にも役立つと思われる。
80年代PCゲームを意識して作られたグラフィック、音楽による雰囲気は、現代の全てを緻密に描くグラフィックと異なり想像力の入り込む余地がある。こういった点にひかれる方にはおすすめしたい。

mimonelu
2022年07月14日
何はともあれ、まずデモ版をプレイしてください。おそらくは「盛り上がりに欠けるけど、そこそこ楽しめるな。話が進めば盛り上がるだろうし、買ってみよう」という結論に至ると思います。しかしそれはモスマンの罠です。このゲーム、話が進めば進むほど「作者は一体何がしたいんだ?」という疑問ばかりが頭に浮かび、最終的には溜息と共に返品される運命にあります。私の場合はそうでした。あなたの場合はどうかわかりませんが…。
本作は1966年にウェストバージニア州で起きたモスマン目撃事件を題材に、ヒューマンドラマを交えて謎の真相に迫っていく…そんな海外B級ホラー映画的なアドベンチャーゲームです。が、実はモスマンあんまり関係ありません。ネタバレになるので詳しくは書けませんが、少なくともモスマンがテーマのゲームではないようです。それどころかメインとなるテーマは何なのか、まったくわからない。モチーフが多すぎる上にどれも魅力に欠ける、思い付いたアイディアをパッチワークのごとくつなげただけ、という印象でした。とは言え、私もまだ未クリアなので断言はできません。しかしあまりにもひどすぎるため、途中で我慢できずにリタイアしてしまった次第です。
我慢できないと言えば、ちょっとした選択式のミニゲームが随所にあるんですが、これも苦行でした。まったく面白くもないし、本筋とは無関係だから意味もない。何で商品棚の整理なんてしなきゃいけないんですかね?わかりません。
確かにビジュアルは素晴らしい。純粋なドット絵ではないものの、アニメーションも丁寧に描き込まれています。サウンドも8bit風アレンジで好感が持てます(…が、やはりチープ過ぎますかね、もう少しリッチにしてほしい欲求はあります)。コストも900円であれば納得。しかし「散らかり過ぎて頭に入ってこないシナリオ」「本筋とは何の関係もない理不尽なミニゲーム」これらがひどすぎるため、オススメはできません。

Son of a biscuit eater
2022年07月14日
[h1]X‐ファイルを彷彿とさせる不気味なノベルゲーム[/h1]
[h1]オススメする→オススメしないに変更。[/h1]
※下部にクリア後追記あり
レビュー時点で第5章まで読了。
このゲームの特徴は…
[b]・独特なカラーで不安にさせる絵面
・不快感と不穏さをミックスさせたようなおどろおどろしいサウンド
・非常に興味がわく海外ドラマのような連続するシナリオ[/b]
特にシナリオについてだがタイトルにもある通り[b]あの有名なUMA、”モスマン”[/b]を題材としている。
まさに一世を風靡したドラマの”X‐ファイル”のような怪しさ満点のストーリーを、そのままビジュアルノベルに落とし込んだゲームといえる。
そのため[u][b]”X‐ファイル”が好きで観ていた方や、UMAや怪しい組織などオカルト好き[/b][/u]にはうってつけの作品である。
不満点を強いてあげるなら…
・物語を読む際に少々邪魔なパズルもどきの要素が存在すること
である。
その体験した部分たちが開発の方が仰っている「脳が刺激されるパズル」なのかわからない、
しかし正直あまりに評価し難いパズルのようでパズルではないシロモノもあった…。
幸いリトライできペナルティもなく、その直前からリスタートできるので進行に支障はないが、
スキップすることもできないので面白くないと言えば実際面白くはない残念ポイント。
ただその不満点を凌駕する[u]物語性と、不穏な挿絵やBGMの雰囲気が秀逸[/u]なのでかなり楽しめている。
値段的にも気軽、それでいて[b]三部作[/b]になるようなので今後の楽しみが増えてうれしい。
(早く読み進めたいし期待しかない)
_______________________________________________________
[h1]クリア後追記[/h1]
[u]「オススメできない」に変更せざるを得ない。[/u]
シナリオ面では三部作に絡めていく気なのか、たしかに半ば強引にまとめた感はある。
その三部作すべてをプレイ後に判断したほうが良いかもしれないが、
この”モスマン1966”を[b]単体の作品で見た時、つぎの作品を買いたいかと問われるとそう思えるまとめ方ではなかった。[/b]
[u][b]そして問題は、絶望的に面白くないパズル要素である[/b][/u]
もうどう表現したら良いかわからないが、あれは[b]パズルではない。[/b]
分かりづらく謎解き要素のない決められた正答のために、ただただ選択肢を当たるまで選び続ける作業。
はっきり言えば「ストーリーを楽しむのに非常に邪魔な存在だった」
後半の[spoiler]エルズというL字の形合わせ[/spoiler]パズル、[spoiler]前半のコヨーテパズルの使いまわしのようなモスマン撃退[/spoiler]パズル、[spoiler]祖母とのライフル押し合いパズル[/spoiler]、そして[spoiler]最終防衛ラインを○○人間から守る[/spoiler]という緊張感や不穏さを払拭する勢いのどうしようもないパズル。
評価を変えざるを得ないほどシナリオの足を引っ張る不適切な要素といえる。
[b]読み進めて集中して没入してきたころに挿入される[/b]ため、どれもこれもシナリオの邪魔ばかりしてくるとしか言えない気もする。
あと何度も言うがやはりこれは「パズルではない」。
結果的に、
[h1]オススメする→オススメしないに変更させていただきました[/h1]