









マリンエクスプレス殺人事件
「海上急行殺人事件」はビジュアル ノベル ゲームであり、戸川蘭子の謎シリーズの第 1 弾です。
みんなのマリンエクスプレス殺人事件の評価・レビュー一覧

どんたこす@GW
04月12日
ゲームやアニメ好みのコミカルな会話が多いけどお話自体はやや重めのミステリ。
自分はあれ? この人ここにいるならこれが出来るよね? と気になってはいたから
ある程度までは真相に近づけたけど[spoiler] 最初の殺人のブレザーの少女となくなったもの、二番目の凶器が何故違うのか[/spoiler]などいくつかはっきりしないところがあってそこで詰み。
犯人は[spoiler] それまでの会話にもにおわされていた近くの盲点的存在 [/spoiler]だったので驚きもあり、面白く読んだ。
「行動には結果が伴う」
物語の主題として何度も出てくるこのフレーズを、複雑に絡んだ人間模様を解きほぐし、登場人物と読者の心に残るような影を落としこんでいく作者の腕前に感心しました。
次回作も買います :D

HANA TSUKIMIYA
04月05日
途中で犯人の予想がついてしまうので、本格ミステリーというには少しだけ物足りない気がしますが、レトロな雰囲気とキャラクター達が個性的でよかったです
本当に読むだけなので推理を自分でするとかそういうのはありませんが、主人公と相方の二人が好きなので続編を楽しみにしてます

はむーん
03月09日
【総評】
けっこう苦痛(※現時点未クリア)だが、値段を考えれば…
【詳細】※ネタバレ注意
他の方も書いている通り、選択肢はなく、日本語訳がしっかりしていてよみやすい。
ただ、いろいろツッコミどころがあり、それらを気にせずにいられる人じゃないときついと思う。
例えば…
・主人公が探偵みたいなことをしているが、ごっことしか思えない。
某〇ナンくんのように、探偵としての実績がすごいとかの描写が今のところ全くなく、正義感に駆られた一般的な学生がその場の思い付きで聞き込みや現場調査をしているようにしか見えない。
間に挟まれるギャグパートも相まって、ただのイタイ学生の探偵ごっことしか思えない。
・血を流して倒れている人間を見て、死んでいると一目で断定する。
現場で倒れている人間を見て、脈も測らず「現場を保存だ!」と言う。
・凶器を一目見ただけで傷跡と一致していることを断定する。
現場で死体を詳細に調査していたわけでもないのに、あとから見つかる凶器を一目見て「死体の傷と一致している」と言う。
LI〇Eみたいなグループチャットとかちゃんと作ってあるなあという印象ではあるが、上記のことで全体的に茶番としか思えなくなった。
しかしなぜか教師や同級生、列車の乗務員はこの学生探偵になんか信頼を寄せてるようで、聞いたことになんでも答えてくれたり、捜査頑張ってね!などと励ましてくる。
んーでも安かったからいっか!

beniko_chang
2024年12月17日
海底列車「マリンエクスプレス」で起きた殺人事件の犯人を見つけるため、
野暮ったいけど使命感の強い女の子、東川乱子が、捜査に乗り出す物語です。
このゲームはプレイヤーが操作や推理を行う形式ではなく、
純粋なノベルとして、東川乱子とアストリッドの推理の行方を眺めていく形の作品です。
(日本語訳の)テキストは難解な言い回しを避けた、比較的平易な言葉で記述されているため、
状況をイメージしやすく、非常に読みやすく感じました。
重たいテーマを扱いつつも、全体的にコミカルなタッチの文章に仕上げてあります。
また、スマートフォン内のグループチャットを通して、
乱子の行動範囲外の生徒たちの情景や心理描写を知ることが出来る仕組みは、世界観にも合っており、斬新だと思いました。
総じて、小説を1冊買うような気持ちで購入できるゲームだと思います。
(価格帯もちょうどそのあたりなので…)
ただ、このゲームのSAVE/LOAD機能は、少しゲームの階層の深い場所にあります。
右上のスマートフォンから、Settingを押した設定画面の先です。

Yohahiru
2024年08月16日
聖・ヨアキム・アカデミーの生徒たちがアメリカと日本を繋ぐ海中トンネルを走る豪華列車「マリン・エクスプレス」に乗って修学旅行を楽しんでいたところ、列車の一室で死体が発見され、生徒達に恐怖と疑念が広がる中、義憤に駆られた主人公「東川 乱子(とがわ らんこ)」と親友「アストリッド」の二人組が調査を開始する、そして・・・というミステリ物語の一本道・選択肢無しの2Dドット絵ビジュアルノベルゲームというよりもノベルゲームです。
面白かったです。キャラクター達は可愛くて途中途中に挟まれる豆知識やアニメ・ゲームネタが楽しかったです!
短編ミステリ・サスペンス物語がお好きなお方にお勧めします。
UIは分かり易く、BGM・SEも物語を盛り上げてくれてとても良かったです。
プレイ時間は7時間程でした。
ただ、私は文章を読む速度が遅いのでこのぐらいかかっていますが、恐らく普通にプレイした場合は3時間程で読み終わると思います。
少し残念だったのが日本語翻訳が甘い点です。
誤字が少々あり、文章も少々おかしな部分があり、読んでいて”うッ”と止まってもう一度読み直して考えるという作業が入ってしまいスラスラと文章を読み続けることができませんでした。
贅沢を言うのならば、このミステリ物語を止まらずに最後まで読みたかったです。
後、定価の値段的に仕方がないのかもしれませんが一枚絵がなかったのが少し寂しかったです。
折角良い雰囲気の2Dドット絵なのに見せ場(恐怖の場面や格好良い場面や笑わせる場面等々)で特別な一枚絵が出ません。
「え~!何で!?何故ここで一枚絵がないの!?」と何度も思ってしまいました。
ゲーム内容は選択肢無しの一本道で、ただただ文章を読み続けるだけです。
ですので、ゲームというよりも”短編ミステリ小説を一冊購入した”と思った方が良いかと思います。
物語は、
・修学旅行で海中を走る列車「マリン・エクスプレス」に乗った学生たち。
・列車の一室で死体が発見される。
・主人公の友達が疑われる。
・義憤と正義の心に突き動かされた主人公「東川 乱子」は親友「アストリッド」と共に調査を開始する。
・しかし、ただの高校2年生の乱子とアストリッドでは、思うように情報が集められない。
・それでも諦めず熱意と足で情報を集めていき、そして・・・。
というものになっています。
色々と書きましたが、全体的にコンパクトに纏まっていて読んでいて面白いミステリ物語でした。
短編ミステリ・サスペンス物語がお好きなお方にお勧めします。

miso-soup
2024年02月22日
ストーリーやボリュームはゲーム説明に書かれているので、
個人的に気になったシステム面について書きます。
全5章で各章から読み直せるチャプター選択あり。
セーブスロットは1ページに4つで、3ページの計12個
UI自体がかなりシンプルでセーブやバックログを見るのに画面右上のオプションから行う必要があり、操作のしづらさが目立ちました。(マウスホイールのバックログ機能がなく、右クリックで設定画面が開けません)
ただし上記の問題も遅読な私でも3時間ほどで読み終えられるボリュームですので、気になる前に読了すると思います。

「」かはし
2024年02月05日
選択肢もなく、ひたすらに読み進めるビジュアルノベル
犯人の奇天烈なトリックや主人公の天才的な閃き、は見どころではなく、主軸はひたすらに「できることを頑張る」といったお話
殺人事件だし胸糞悪くなる展開もあるんだけど、なんだかそういった感情はうまくかわされちゃって不思議と穏やかにほんわかと読み進められました
シリーズの予定があるとのことで、乱子の活躍がまた見たいような静かに過ごしてほしいような

Taik
2023年08月12日
面白かったです。
殺人事件を解決するノベルゲームで、プレイヤー自身は会話を見るだけです。
一応終盤で「全ての情報は出揃ったので考えてみましょう」というメッセージは出るので
プレイを止めて考えてみるといいかも。証拠一覧はないのですが、そんなに難しくないです。
日本語訳がユーモア満点でgood。個人的にはBGMもかなり良い。
私はノベルゲームはどんどん会話を進めてしまうので短いプレイ時間で終わりましたが、
値段を考えると十分満足です。

SHO
2023年05月05日
[h1]「怪物が生んだ悲劇」[/h1]
[h1]概要[/h1]
マリンエクスプレス殺人事件は[b]ゲーム性少なめのビジュアルノベル[/b]である。[b]海底列車内で起きた殺人事件を推理して解決へと導く作品[/b]だ。記憶に残りやすい[b]個性的なキャラクターが多数登場[/b]し、ミステリーが主題ではあるがコメディ要素も入っている。文章は年齢層を問わず読みやすい内容となっている。そして、誤字脱字の少ない[b]精度の高い日本語もある[/b]。
[h1]物語[/h1]
お嬢様学校である聖ヨアキム女子校の一行が、アメリカの[b]カリフォルニアから日本へと繋がる海底列車に乗る[/b]ことになった。しかし、[b]待ち受けていたのは楽しい旅行ではなく殺人事件だった[/b]のである。聖ヨアキムの生徒である[b]東川乱子とその友人アストリッド[/b]は、ともに捜査と推理をし、この忌まわしい[b]事件の真相へと到達し解決をしようと試みる[/b]のであった。
[h1]ゲーム性[/h1]
この作品には[b]ほぼゲーム性はない[/b]。[b]選択肢というものも存在しない[/b]。端的に書くと[b]読み物[/b]である。時々スマホのグループチャットの文章が出るので、それを開いて読む程度しか他にやれることはない。購入の際にはゲーム性はほぼないことを理解し、[b]ビジュアル付きのノベル[/b]であると思った方がいい。
[h1]良い[/h1]
[b]ファミコン時代のアドベンチャーゲームを彷彿とさせるビジュアル[/b]がよい。そして音楽も雰囲気に合っていていい。そして[b]全体に作りは丁寧[/b]で読みやすい。
[h1]惜しい[/h1]
選択肢がないので、[b]推理をする場合には自分でメモをしながら考えて進める[/b]しかない。ただどうも最初から読み物として作られている感じなので、開発者としてはこれでよかったのであろう。
[h1]総評[/h1]
[b]古典的なアドベンチャーゲームのビジュアルの雰囲気としては満点[/b]に近い。[b]登場人物たちの容姿から性格まで個性的[/b]なので、すぐに彼らを覚えられる点でも素晴らしい。[b]音楽も雰囲気にあっている[/b]と思う。そして全体に遊びやすい作りなのも、万人が遊ぶ上でいいだろう。
一方で肝心の[b]推理部分は平凡[/b]だと感じた。文章の緩急もあまりないので中だるみしやすい。そして冗長な部分も結構あるとも感じた。文章が悪いわけではなく、[b]次が気になる展開になりづらい[/b]感じだった。シリーズにする気配もあるので、このあたりが改善してくると更に良作となるだろう。
[b]選択肢のない一本道なのは人を選ぶ[/b]だろう。ただし、推理をしたい人は自分でメモしながらやれなくもないから、そこは[b]推理小説を読んでいる感じ[/b]と同じである。ビジュアルがある分はこちらの方がイメージはしやすい。
余談ではあるが、[b]開発はスペイン[/b]であるようだ。まるで日本のゲームのようなデザインを作っているので驚いた。そして恐らくだが[b]手塚治虫の海底超特急マリンエクスプレスをオマージュしている[/b]と思われる。主人公が日本人女子だったり、忍者好きの生徒がいたり、グループチャットに格闘ゲームで有名な某人(日本人)の名前が出ていたりするので、[b]日本の漫画(アニメ)やゲームが好きな人たちが開発していると感じた[/b]。そして筆者自身はファミコン世代ということもあり、この作品のビジュアル面が気に入って購入した。[b]次作で彼らの更なる飛躍を願う[/b]。
[h1]長所[/h1]
[b]古い時代の日本のADVを思わせるビジュアル。[/b]
[b]雰囲気にあった音楽。[/b]
[b]個性的な登場人物たち。[/b]
[b]遊びやすい丁寧なつくり。[/b]
[h1]短所[/h1]
[b]セーブを挟んだ際のグループチャットの問題。(同じ内容が再度出てくる)[/b]

BlueCoat2577榊辻
2023年01月29日
ミステリー風味のビジュアルノベル。
選択肢やポイントクリックなどはありません。
生徒50人と教師たちでの修学旅行という人数の多い状況で、
列車内という移動経路の極端に制限された場面設定において、
おそらくは、ミステリーの雰囲気を維持するために、
位置関係、距離、時間が曖昧にされています。
また、探偵役が得た情報も読者には隠蔽されているものがあります。
このため、推理を楽しむミステリーではなく、
物語を楽しむサスペンスだと思いました。

AXID3
2023年01月11日
2時間ほどで読了。値段も安いしキャラクターも可愛いし
短い尺でもみんなちゃんと個性的なのが凄い。
なにより翻訳がしっかりしているので安心して読み進められます。
日本ならではのネットミームも多くて驚きです。
欲を言えばオートプレイやログ機能もあれば尚よかったかも?
今後、さらに本格的な続編もしくはアドベンチャーゲームに期待です!

Eon
2023年01月09日
ミステリーとしては正直平凡、だけどこういうので良いんだよ的なゲーム。
こっちがやることはただ読んでいくだけで、分岐もQTEも何もない。純粋ないちノベルゲームとして楽しむ内容となっている。
漫画一冊程度のお値段(というか最近漫画高くなってない?)なので、ちょっとの時間潰しとしても。
オチというか、まとめ方がすごく昨今のトレンドに沿っているので、苦手な人はいる、かも? 海外のゲームらしいといえばらしいが、まあ時代の流れですゆえ…。

ashen
2023年01月09日
カリフォルニアから日本までを繋ぐ海底列車
マリン・エキスプレスを舞台としたクローズド・ミステリー。
東川乱子ミステリーシリーズの名の通り、
修学旅行中に発生した殺人事件を素人探偵である東川乱子が
級友のアストリッドと共に事件解決に挑む。
ゲームはADVではなく一本道のビジュアルノベル。
1,2時間ほどで読破可能。
グラフィックがスーファミを彷彿とさせるレトロCGなところも
なかなか日本の推理ADVをリスペクトしてて興味深い。
また直接推理とは関係ないが生徒達が持っている携帯のグループチャットが
定期的に流れて世界観を理解するのに丁度良い。
(ウメハラだの結構マニアックなネタも出てくるw)
ミステリーとしても佳作でなかなかオススメ。
わざわざシリーズと銘打っているので次回作も期待したい所。
蛇足だけど、マリンエキスプレスってやっぱり
24時間テレビの手塚治虫のスペシャルアニメを意識してるのかしらw

生吟醸
2023年01月06日
このゲーム・・・終始、選択肢なんてないですから・・・
文書を読み進めるだけなので注意。
マリンエクスプレスって昔、手塚治虫のアニメであったよな・・・

penta0
2022年12月28日
名門女子校の学校行事としてアメリカから日本までをつなぐ海底列車での旅に出かけた主人公たちが遭遇する殺人事件の顛末を描いたレトロ風短編ビジュアルノベル。
選択肢などのプレイヤーが能動的に行動を決める要素は一切無い。
駄洒落まで飛び出してくるほどの完璧な日本語訳と日本アニメや漫画、ゲームネタがふんだんに盛り込まれている事が特徴で、これらは本当に原文に存在していたのか疑問に思うくらいマニアックな所から拾ってきている。
ウメハラとか書いているのを見つけた時は驚いた。
ゲームとしては完全に一本道の読み物だが、短いながらも二転三転する物語を面白く読めた。
推理小説が好きな人にはお勧めできる。
キャラクターも少ない登場回数ながらもしっかり立てていて印象深い。
特にケツみてぇな口をした3人組のワイルドキャッツはインパクトがある。
ただ「テキストを読む時間は3~4時間。」とストアページにはあるが、スマホのチャットなどのテキストまで全部読んでも2時間弱くらいしかかからなかったことは書いておく。
個人的にはコストパフォーマンスも含めて満足したので「東川乱子ミステリー」シリーズの第2弾もあればまたプレイしたいと思う。
ちなみに作中で言及されたカリフォルニア州刑法第22410条(手裏剣またはニンジャ・スターの製造及び所持・販売の禁止)は実在する。
ナンデ?

Powered GM
2022年09月10日
機動戦士ガンダムのボツタイトル名がネタとしてしれっと出てきてビビるノベルゲー
たまには頭使わず雰囲気楽しむだけの、こういうゲームも楽しい

lycopene
2022年09月03日
西海岸と日本を繋ぐ海底列車「マリンエクスプレス」で起こった事件に挑む、ミステリーノベル。海底列車の設定は、犯人候補を限定するためのものなので、期待すぎないほうがいいかもしれません。
ノベルゲームなので当然テキスト量は多いですが、ちゃんと日本語に翻訳されていました。

kamioka
2021年08月01日
昔懐かしい感じのミステリービジュアルノベル。
画面を見てぴんときたなら楽しめるはず。
個性的すぎるキャラクターによるコミカルな会話が面白いです。ころころ変わる表情が楽しい。
時折スマホに通知があって生徒たちのグループチャットが見られるのですが、これがまた面白い。マニアックな豆知識があったり話のオチに笑ったり、ついつい読んでしまいます。日本ネタもうれしい。
シナリオは本格推理というより流れを楽しむタイプ。
パステルカラーでまとめたデザインがかわいく、レスポンスも良好です。
期待通りの確かな面白さ、そしてそれ以上に楽しいゲームでした。

朝比奈 / Asahina
2021年07月31日
[b]2022.9.2 日本語追加に伴い更新[/b]
[hr][/hr]
[h1]日本語翻訳/ローカライズ[/h1]
[strike]2021.7.30のリリース時点ではゲームタイトルのみで中身は日本語に対応していないが、開発元より「2021年の後半に日本語対応予定」とアナウンスが出ている。詳細は以下の開発元からのツイートを参照してほしい。
https://twitter.com/1564Studio/status/1416021081962467334?s=20
[code]Twitter上で「タイトルが日本語なのに日本語対応していない?」というツイートに開発元が1件1件地道にリプライしているようだったため、このアナウンスを把握していないプレイヤーに向けて情報共有の目的で投稿した。[/code][/strike]
2022.9.2のアップデートでついに日本語に対応した。当初アナウンスされていた予定からは1年近く遅れた形になったが、約束を果たしてくれたので素直に感謝したい。
https://store.steampowered.com/news/app/1673560/view/3349010806018788358/
プレイ後にまたレビューを更新するつもりだ。