









SickWay VR
Sickway は、街の高地で電気二輪車を運転し、降りることを目標とするリアルな VR ゲームです。良いアドバイス: 落ちないように注意してください。トラック エディターで創造力を発揮したり、マルチプレイヤー マップで友達の中で最速になることもできます。
みんなのSickWay VRの評価・レビュー一覧

mrawekul
01月16日
セグウェイのような乗り物で高層ビルの上の細い足場を走るVRゲーム。
グラフィックはリアルでスリルはあるが、体感・成り切り要素が煩わしめである。
腕を前に掲げてコントローラーのグリップボタンでハンドルを握り、ハンドルを倒す動きで前進後退や旋回を行う操作方式しか無く、容赦なく腕が疲れる。
プレイエリアか何かの情報を参照しているのか、不可解な車体の出現位置にも煩わされる。高さ調節のオプションやゴーグルの正面リセットで調節は可能だが、もっと手軽にスティックやボタンで調整させて欲しい。
道中ではハンマーを拾って釘を打ったりナイフでロープを切ったりする作業を要求されて、現実の障害物との干渉に煩わされる。
後半には高所とは関係のない屋内の迷路などもやらされるが、ボール投げや射的、ボウリングのミニゲームは無視して進むことも可能。
転落時やボタンでの任意実行でリスポーンできるチェックポイントの配置はまばらで、長い距離をやり直させられることも多い。
PVでは時間がカウントダウンされているが、実際には制限時間などは存在せず、時間と根気があればクリアは可能。
本編の初回クリアには40分以上かかったが、セーブやチャプター選択などが存在せず、腕が疲れたときなどに中断して後日続きをやったり、気軽にタイム更新や後半のミニゲームの実績に挑戦することはできない。
自機の動きのフレームレートの問題か、旋回時などの視界の動きがなめらかでないのも気になる。
本編とは別にコースエディット機能が用意されているが、背景は一枚絵のみで、本編のようなビル群の景色を楽しむコースは作れない。
部品には宙に浮かぶ足場類の他、2点間を往復する足場やレーザーの廊下など本編にはない仕掛けがいくつか使えるが、自由度は物足りない。建物をデザインできる立方体や、移動床などを制御するスイッチや鍵、センサーなどが欲しいところである。
エディット画面自体はまあまあよくできていて、手軽に未来的なVR上での立体創作の気分を味わえるが、パーツをドラッグで掴もうとすると菜箸で摘まんだみたいに遠くで保持されがちだったり、作業スペースが無駄に広くて回転させると手元で弄っていた部分が遠く離れた左右の隅にすっ飛んでいったり、試走から戻ると表示範囲がリセットされていてスクロールし直さないとならなかったり、大きなグループや長い移動床を動かそうとしたときに作業エリアからはみ出すと削除されてしまったり(赤くなっているのに削除されない場合もある)、1x1チップの向きが見た目で分からず、1x3はパレットから横向きで取り出されるのに1x1は奥向きだったりと、使い勝手には改善の余地がある。
作成したコースはワークショップで公開できるが、リリース当初に保存したコースの選択画面にバグがあったせいか、全然賑わっていない。
オンラインマルチプレイも過疎っているが、用意されたコースは一人でもプレイは可能である。
そんな感じで、今のところ残念な箇所は多いが、高所の景色だけでなくミニゲームやエディット要素などにも興味があれば、価格分くらいは楽しめるかもしれない。