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エスティルスタンドゥ

お酒を飲んだり、タバコを吸ったり、デートしたり。アパートにいるモンスターに話しかけてください。コペンハーゲンで長い夏を過ごす一人暮らしの若い女性の不安と孤独を描いた、暗くコミカルで忘れられないインタラクティブ グラフィック ノベルです。

みんなのエスティルスタンドゥの評価・レビュー一覧

yumodoshi

yumodoshi Steam

2022年03月18日

エスティルスタンドゥ へのレビュー
5

40分ぐらいで終わるほど短く、ところどころにゲーム的な操作がある以外は一本道の読みものでしかないが、
強烈なモノトーンと、ユーモアも交えて意外としっかり作られているストーリーによってかえって新鮮味がある。
Ida Hartmannの描く人物は主人公からモブまで全てがひどく醜悪で、人によっては正視に堪えないかもしれないが、
その素直な反応こそがこの作品のテーマである。
あらゆる美が反転し醜悪となった世界は、主人公の世界観そのままである。
だが主人公は実際醜いわけでも根暗なわけでもなく、ごく普通の学生生活をエンジョイするだけのスペックを持ったそれなりの若者でしかない。それでも全てが空虚で退屈で、それを自分のせいだと思い込んでいる。
この世界の落とし穴は、この世界がつまらないと気付いてしまうことだ。
その断絶と孤独によって、うだる暑さや酒によって浮き彫りになる醜い生そのものは直視できない、したくない。
主人公のそばにいる黒い影の怪物はイマジナリーフレンド的な、いつもやさしい守護天使のような存在だが、
主人公の孤独と苦痛に耐える姿を見守るその視線はプレイヤーの視線と重なる。
つまり「私」という弱さ、愚かさ、醜さと向き合うということになる。
最後に怪物は反応の先を暗示する。そこは崖っぷちのようで、おそらくスタート地点なのだ。

(Ida Hartmannのインスタをみたが、とても幸せそうでよかった。変顔の自撮りが主人公の顔にそっくりだった。)

takora

takora Steam

2022年03月09日

エスティルスタンドゥ へのレビュー
5

インタラクティブ・コミックといった感じの作品。まだ第1章を読んだだけですが、日本語翻訳の精度は良いです。

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