













The Raven Remastered
『The Raven - Legacy of a Master Thief』は、「The Book of Unwriters Tales」のクリエイターによる 3 章からなるスリリングな犯罪アドベンチャーです。紆余曲折が満載で、スリル満点の追跡劇と強盗物語のリスクと報酬を組み合わせて、物語の両面に没頭できます。このリマスター版は、フル HD 解像度で完全にリマスターされたアニメーション、照明、髪を備えています。
みんなのThe Raven Remasteredの評価・レビュー一覧
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No_Author[JP]
2022年04月03日
[h1]2013年発売ポイントクリック式AVGのリマスタードだが…[/h1]
[u][b]・ストーリー[/b][/u]
時は1963年のロンドン、大英博物館から「スフィンクスの眼」と
呼ばれる一対のルビー宝石のうち一つが、過去に名を
馳せながらもそのまま姿をくらませた、怪盗レイヴンの名を
騙る者にて盗まれた。
インターポール所属の二コラ・ルグランは、この本人であるか
どうかも不明な怪盗レイヴンを追って捜査で欧州を巡るなか、
残るもう一方のスフィンクスの眼をエジプトはカイロの美術館に
移送するため、イタリアからの海路(ギャグではない)を
取るべくオリエント急行列車に乗り込む事になる。
このルグラン警部補をサポートするという名目で事件に
首を突っ込む推理小説好きの髭[strike]&禿[/strike]オジサン、
チューリヒ警察所属のゼルナー巡査が本作品の主人公である。
(ルグランは33歳のフランス人、Inspectorなので
警部か警部補あたりの(準)キャリア組の偉い人だが、
ゼルナーはConstable、良くて巡査部長~巡査あたりの、
所謂ノンキャリ組。前者がルパンの銭形のとっつぁんなら、
後者はこち亀の大原(巡査)部長か両さん(巡査長)の階級である)
[u][b]システム[/b][/u]
昔ながらのポイント&クリック式AVG。日本語は無し。
それ以外は特筆するほどでもなく、一部パズル要素あり。
特徴としてはヒント機能があるが、ポイント消費制で
使用量などが実績に関わる。
もちろん多くの謎を解いた上で未使用の方が高評価につき、
正直なところ存在感が無い。なお該当の実績は上位互換で、
下位のものとまとめて取得可能である。
ストーリー全体で三チャプター構成である。
([spoiler]でも内訳は体感で 5 : 3 : 2 くらい?
しかも章の途中で操作キャラクターが変更され、二章目の
後半からは答え合わせのようなストーリー展開となる[/spoiler])
[u][b]・リマスタード作品ではあるが[/b][/u]
生憎と旧作は知らないが、細かなバグが点在。
・低確率ながら移動時のスタック
・レイヤー文字表示が消えない
・カットシーンから画面が復帰しない
・ライティングが改善されたそうだが、一部シーンが暗すぎ
・なのにゲーム側でガンマ値調整などができない
・バックログ機能すらない(手帳の自動メモだけ)
幸いオートセーブが別にあるため、超大幅に巻き戻される
ケースは少ないと思われる。だがバグ遭遇時に
システムメニューでロードを呼び出せず、プロセスを
落とすしかないケースも多々あり、容認できるものではない。
リマスターするなら、もうちょい頑張って欲しいと思わせる。
[u][b]・まとめ[/b][/u]
ラストの展開をどう受け止めるかで評価が分かれるであろう作品。
[spoiler]ミステリファンとか、あの展開はアリなの?[/spoiler]
つまらなくはないが、正直やや低クオリティのリマスター作品と
言わざるを得ない。旧作も一緒にバンドルされているので、
どなたか両方プレイして評価してみて下さい。
定期的に75%オフで販売されるので、その時の購入を推奨します。