








The Stillness of the Wind
誰もが一人ずつ、かつて賑わっていた村を離れて街へ向かいました。タルマ以外の全員。現在、人生の終わりが近づいている彼女は、農場とヤギの世話をしながら、生き延び、生計を立てながら、シンプルで孤独な生き方を維持しています。 農場や動物の世話をしながら、自分自身のルーチンを確立しましょう。ヤギの世話をし、ヤギの乳でチーズを作り、卵を集めて食事を作り、野菜を育て、街にいる家族からますます不穏な手紙を持ってくる旅商人と物々交換をしましょう。 絶賛された『ヤギのいるところ』の続編である『風の静けさ』は、人生と喪失についての静かな反芻です。
みんなのThe Stillness of the Windの評価・レビュー一覧

nbunbun
2024年02月10日
[h1]腑に落ちなくて心がざわざわする老婆生活シム[/h1]
何を伝えようとしているのか、制作者の意図は何なのか判然としないが丁寧につくられており記憶に残るゲーム
どういう層が対象なのかも謎で、ほのぼのとしたビジュアルに惹かれて手に取った人は悪い意味で裏切られたと感じる可能性がある作品
3hほどの短い作品・Steam Deckで全編プレイ済み
[h3]ゲームプレイ[/h3]
小さな農場で自給自足しながら孤独に暮らす老婆となり、お手紙を通して外の世界の情報を知るゲームループ。
歩行速度がきわめて遅く、動作の一つ一つがゆっくりで意図的にフラストレーションがたまるつくりになっている。体力面や昼夜サイクルなどいろいろな制約があり、やりたいことが全部はできない体験を通して老婆の生活を味わえる。
手紙を届けてくれる配達員とアイテムの物々交換ができるが、やはり制約があり選択をせまられる。
[h3]ストーリー[/h3]
手紙を通して情報を得る他、オブジェクトからも過去の出来事などを知れる。読み忘れなどをしてもクリアでき、いろいろ情報を集めてもストーリーは判然としない。
獲得アイテムなどで多少のストーリー要素に変化はあるようだが、エンディングは同じ展開になる。やはりストーリーでも製作者の伝えたいことははっきりと分からず、アートと言ってしまえばそれまでなのだがその腑に落ちない様が独特のゲーム体験につながっている。
[h3]ビジュアル[/h3]
イラストのようなビジュアルはとても美しく、無駄な要素が省かれた見た目で没入感が高い。

Just YURI
2022年09月15日
[h1]テーマがいいだけにもったいなく感じた[/h1]
正直なところ過大評価だと言わざるを得ない。テーマは素晴らしく他のゲームよりも「生命」「死」「孤独」をより感じられるが、それを”ゲームとしての評価”を通すと霞んでしまうほどゲームシステムが面白くない。
移動スピードから来るアイテムを手に入れることへの億劫さを、おばあちゃんらしさとして捉えることも可能だが、さすがに無理がある気もする。
動作など出来ることへの説明がかなり省かれておりそれがリアリティだというならば、ゲームに不慣れなライトユーザーに対してあまりに不親切設計である。
日々の繰り返しはたしかにそれは生命活動であり死への準備だが、[u]これはゲームでありプレイングが致命的に怠惰なループに思えるならもはやゲームでなく小説でも替えがきくと感じる。[/u]
[b]ストーリーが良いや、テーマ性が素晴らしいの前にゲームとして面白くないということでおすすめはかなり難しいです。[/b]

zensai3805
2022年05月23日
牧歌的な雰囲気から状況が悪化していくのは良いのですが、限界集落化のような自然発生ではなく、意図的におばあちゃんを死に追いやるような展開で、個人的には趣味は良くないなと感じています。
また、エンディングのひとつについても、個人的には受け入れられない、作品として用意すべきではないものだと感じたので、オススメしないとしています。

nknmks
2021年08月27日
とにかく説明がなく、様々なことがバグなのか仕様なのか分からない。
もっとキャラクターが事象に言及する等、仕様だよアピールが欲しかった。ゲームに慣れている人ほど困惑すると思います。
特にスタッフロール中にクリックしたら突如終了したのは驚きでした。(エラーメッセージもないので仕様なのか?)
雰囲気は大変良く、手紙の続きに興味をひかれたので最後まで遊べましたが、最終的にはプレイヤーの解釈に丸投げしてくる感じ。
諸行無常的なものを感じたい人にはハマるかも?

nonomy
2021年06月16日
終盤の足早な展開に正直ついていけませんでした。プレイヤーのことを考えていない。ゲームを進めても少しの詳細も語られることはなく、丸投げ。だったらこの世界観は必要ないと思えてしまいました。普通のさびれた農村が舞台でよかったのでは?

redviolin
2021年03月07日
とても好きな雰囲気でした。
3~4時間もあれば終わる内容です。
やり込みというか、若干のマルチエンドではあるみたいです。
でもそれを探すことを求められている感じではありませんでした。
とても素敵なゲームではあるけれど、気持ちが沈んでいる人はあまりプレイしないほうがいいかもしれません。
みなさん、よい終末を!

osa
2020年11月29日
ひたすら陰鬱、じり貧、撤退戦を強いられる感じ。
心に元気があるときじゃないとお勧めできません。
チーズが[spoiler]ダメになるなんて分かっていたら、もうちょっと先行投資したわ・・・[/spoiler]

GROSSULA
2020年06月09日
おばあちゃんと、度々訪れるおじいちゃんのやり取りにくすっときてしまい好きでした。
ほのぼの系と思いきやストーリーもしっかりしている。

Lycoris
2020年05月01日
おすすめとも駄目とも言いづらいけれど、心に端っこに何かが残るような作品です。
タルマおばあちゃんの余生を過ごすゲームです。
タイトルの意味は「風の静けさ」
ラストはまさにタイトルに相応しいものでした。
ただ、普通のほのぼのを求めている方にはおすすめしづらいです。
途中からホラーとも取れるような演出もありますし、オオカミの襲撃も有りのんびりとは過ごせなくなっていくのがネック。
最初の雰囲気のまま穏やかに終わってくれたら手放しでおすすめしていました。
ですが、このゲームは最初に言ったようにある意味心に残る作品だと思います。
トラウマになるというほどのものではないのでご安心を。
あなたはタルマさんの「最期」に何を感じ取れるだろうか。
人それぞれの解釈や考えが生まれる作品だと思います。
ほのぼののみを求める方にはおすすめできませんが、タルマさんの「最期」を見てもいいと思う方にはおすすめいたします。

s00r
2019年09月29日
ゲームでこんなに心乱されるとは…
前半と後半のギャップがひどすぎでは…?穏やかにしまっていきたいけれど、人生そればかりではない(むしろそうでない人も多い)ということを否応にも突き付けられます。そういう意味ではものすごいゲームです。
このゲームを思い出す度、お年寄りに優しくしようと思います…

Standard of Ur
2019年07月03日
主人公のタルマお婆ちゃんが変わりゆく世界の中で変わらない限界集落、というか一軒家で静かに息を引き取るまでの最期の日々を描く・・・そんなゲームを期待していただけに購入してちょっと残念だったなぁと
周囲の環境がどんどん悪化していくばかりで、その死は自然的と言うよりも追い詰められた末の悲惨さを含んだものにしか見えないんですよね
ノベルティックに楽しめればと思っていたのに陰鬱さ加減が表に出過ぎていて、僅かな救いはあったのかも知れませんがやはり後味の悪さが印象に残りました
個人的にはオススメできないです、あまりに暗い

miyamame
2019年05月02日
空気を読んで「お勧めする」を選ぶべきなのかもしれないけれども、ほのぼのゲームを大いに期待していた分、クリアまで精神的にとてもしんどく、「おすすめしない」としました。
最初の雰囲気のまま、ラストまで行って欲しかった…。
※あと、ネタのつもりなのか、「ほのぼのゲーム」だとレビューしている方、ネタだとしても面白くないですし、本当に勘違いする人も出るでしょう。わりと悪質なレビューだと思います。

PNDMCJNKY
2019年03月16日
[h1]おばあちゃんになってまったり老後ライフ[/h1]
黙々とチーズを作ったりたまにくる老人と会話をしたり、
手紙を読んだり、畑を耕して作物を作ったりと割と癒しになるゲームです。
ただ、時間経過が速いのであっという間に夜になるため何か1つのことをしてるとすぐ夜ですw
FPSとか鬼畜死にゲーが多い昨今で一服の清涼剤となるゲーム。
そういうのに疲れた方に気分転換にたまにはこういうゲームでまったりするのもありだと思います。

seth3
2019年02月21日
子供も知人も去ってしまった村で一人農業をいそしむおばあちゃんになって余生を送るゲーム。できることはヤギのチーズ作り、畑作り、ニワトリの卵や野草の収穫だが一日の時間も長くなくおばあちゃんの行動もゆっくり。ゲームとしてのノルマもなければ説明も少ないので全てをやろうとせず感じるがままにやった方がいいかも。おばあちゃんの体力バーとか日数だとかそういう表示もないです。全体として何かに追われるゲームではなく何かを感じ取るゲームな気がします。
ほぼ毎日行商人がもってくる手紙を読むことで去った家族の近況や世界情勢がなんとなくわかる。近未来な描写もあるがゲームに出てくる風景は牧歌的です、おばあちゃんの暮らしの外にはプレイヤーはいけないので。何かが世界で起こっているがおばあちゃんにできることは、ただ日々を送ること。そして時々近況を知ることくらい。何かを感じることはできても、変えることのできることはとても少ない、プレイヤーがおばあちゃんを操作するという意味ではリアリスティックなゲームです。

aoirosansyoku
2019年02月17日
ほのぼの系ゲーム!?
ひたすらチーズを量産し物々交換し時々周囲に探索に行く、周囲に出るオオカミをショットガンで撃つ!
のんびり楽しんでいたのですがだんだんと...
Limbo系が好きな自分にとっては絵柄・ストーリーともに最高でした。

sixous
2019年02月16日
詩的でアンビエントなインタラクティブゲーム。おばあちゃんの淡々とした日常とは逆に、街に住む子供や知人から届く手紙は別世界の出来事のようで、しかもどこか不穏な内容。移ろいゆく季節や時間はどこか幻想的だが徐々に破滅を予想させる様相を見せ始める。シミュレーションの要素もあるが、メインは手紙や思い出の場所からおばあちゃんの人生に触れることだが、行商のおじいちゃんから買える本や手紙に添付されている本が、とても短い内容だが、こちらも幻想的で味がある。8時間ほどでクリアしたがしみじみとした気分になった。やや大人向けのゲームかもしれない。ディベロッパーは一人らしいので、制作に時間がかかるかもしれないが、次回作も期待している。とても気に入った。

Nene
2019年02月13日
タルマおばあちゃん。あなたの生活で出来ることは畑で作物を育てる、家畜から卵やミルクを収穫してチーズを作る、農場の周りを散歩しながらキノコを採取しつつ思い出にふける、行商人と世間話をして物々交換をしてもらい、家族からの手紙を受け取る、闇夜と共に現れる犬畜生におばあちゃんのショットガン捌きを見せ付けて追い払い家畜を守る。これだけです。
でもおばあちゃんの一日は短いし、チュートリアルなんて存在しないので全てをこなすことは難しいでしょう。
まず乳搾り用のバケツが家の前においてありますね。それをもってヤギからミルクを貰いますが、このバケツには沢山ミルクが入るので1頭絞ったらいちいち作業場まで持って行く必要はありません。
チーズ釜にもチーズ複数個分のミルクが入るのでヤギから絞れるだけ絞ったら一気に作ってしまいましょう。
ただしチーズ作りは重労働です。おばあちゃんの体力を最も多く消費する作業でしょう。
おなかが減って仕事できなくなったら食事してくださいね。畑で育てた作物や卵、もちろんチーズも料理に使えますが、価値の高い物ほどおばあちゃんの体力を回復してくれるようです。一日の締めくくりに毎日食事を取ってくださいね。
そしてカゴは鶏小屋で卵をとったり、畑の作物を収穫したり、農場付近に自生するキノコを収穫するのに使います。
沢山とって家に持ち帰ると料理に使えます。
午後に行商人が来ることがあります。おばあちゃん特製チーズが1番レートがいいようですよ。
ロードしなおしても行商人が持ってくる商品は変わらないので、ショットガンの弾や干草などの消耗品は買えるときに買っておきましょうね。
そして夜、オオカミがおばあちゃんの家畜を狙って農場を襲うこともあるでしょう。
その日のために、普段から柵を開けっ放しにして放し飼いなんて事をしない生活習慣を身に着けましょう。
家畜がどこにいるのかわからなかったら、いくらおばあちゃんほどのショットガンの腕を持っていても守れません。
鶏はいつの間にかいなくなる生き物です、ヤギさえいれば良いと思います。
バケツが拾えなくなるバグがありますが、そんなの可愛いものです。アイテムの位置をリセットするか、その日をやり直せばいいんです。
もっと最悪なのは二度とチーズが作れなくなるバグです。その日をやり直しても無駄で、棚いっぱいにチーズを並べる夢が絶たれて生きていく気力がなくなります。

野生のドワイト
2019年02月08日
配信開始からすでに完璧な日本語訳搭載で、神ゲーかな?と思いました。
夕日に染まったような鮮やかな情景の中、まったり歩くおばあさんをみるのは
まるで絵本のページをめくっていくようなゆるやかな世界で、とても美しいと感じました。
身内が皆独立して老後一人で家を営むおばあさんが主役の田舎でスローライフを送るゲームです。
とはいうもののスローライフ「風」と思っていたほうが良いと思います。
1日のペースがStardewVallayより速いので最初はみんな面食らうでしょう。
なにせヤギの乳しぼりを2回してチーズを2回作ったらもう夜ですから・・・。
のんびりまったり癒しのある雰囲気を醸し出してはいますが
家を出た先にぽつんとあるお墓や、送られてくる手紙の内容を見ると寂しさや不穏さが垣間見えてきます。
出会う生き物、人物をかたどった人形が時々発見されたり、不穏な夢を見る時もあり
このおばあさんの見ている世界はいったい何なのだろうと少しヒヤリと感じる瞬間もあります。
The wild eightというサバイバルゲームにとてもよく似たゲームデザインだと思いましたが
このゲームはサバイバルゲームというわけではなく、あくまでおばあさんが家を営むゲームです。
山菜を摘み、山羊の乳でチーズを作り、自炊をし、畑で作物を育て、育った花をみて癒され、時折くる商人と
世間話をしながら日用品を購入し、手紙で身内の様子を知る、
そんなおばあさんになりきってスローライフを楽しんでください。