A Boy and His Blob

ぶぎー

2016年02月04日

敵に当たると即死だしジャンプは膝の高さくらいまでしか届かないひ弱な少年を、
各種のキャンディーを食べさせることで姿形が変わる練り物を利用して、
ゴールまで送り届けることが目的となるステージクリア型アクションパズルゲーム。

ステージごとに使えるキャンディーの種類が指定されていて、しかも個数制限がないので、
進み方が分からなくて悩むということはあまりありません。代わりにジャンプの操作など
アクション的な操作精度を求められる場面が多くて、アクション7割パズル3割という印象です。
特にステージの区切りがなく、キャンディーの数にも制限があったFC版とは
かなり感じが違うので、あれそのまんまを期待してる人は注意してください。

プレイ時間は、エキストラステージまでクリアして15時間程度。
通常ステージを真っ直ぐクリアするだけだと、単調すぎて面白くないと思います。
通常ステージに配置された宝を全部集めて、解放される
エキストラステージも全部クリアするところまでやれば、
よくできた佳作ということになるでしょう。緻密で暖かみのあるアニメーションも見所。
なおゲーム内では一切言語を使わないので、特に英語を読めなくてもプレイに支障はありません。

最後に気になった点をいくつか。
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[*]ゲーム内で操作方法のインストラクションが皆無。元は家庭用機で説明書があったからよかったんだろうけど、そこは少し補って欲しかった。
[*]序盤の難易度が低すぎて、面白くなるまでに時間がかかる。ワールド1は全部チュートリアルと思っておいていいくらい。
[*]ブロビーを呼んだときのレスポンスが悪い。一度呼ぶと通常の移動方法で少年の所へ来ようとするが、それでたどり着ける場合が少ないので、いちいち呼ぶ動作を4回繰り返して地形を無視できる風船移動をしてもらわないといけない。ゲーム中で多用する操作なので、非常に面倒。
[*]ハシゴの上り降り関係の操作性が悪い。捕まれる範囲の判定が狭い上に、登り切ったり降りきったりしたときにハシゴを離れる動作が出にくい場合がある。
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