






Beholder
全体主義国家は私生活と社会生活のあらゆる側面を管理します。法律は抑圧的です。監視は徹底しています。プライバシーは死んでいる。あなたは国が設置した集合住宅の管理人です。州はテナントを監視し、違法または破壊活動を報告することを義務付けています。ただし、情報を秘密にしておくか、住民を脅迫するために使用するかを選択することもでき、その結果、多数の選択肢と結末が待っています。
みんなのBeholderの評価・レビュー一覧

DETTEIU
2017年04月29日
コンセプトは面白いが、システム面、操作、ゲームバランスがまずい。
まず居住者の違反行為を密告するときの情報入力が面倒くさいことこのうえない。
Paper pleaseのようにしたかったのだろうが、このゲームにおいては必要性を感じなかった。
警察に違反行為を通報するのに、なぜ通報者が法令番号や施行日まで
警察に伝えなければならないのか疑問である。
居住者の趣味嗜好などを報告するときも、部屋番号・性別・同居人など
逐一毎回入力しなければならない。(間違えると罰金)
ゲームのバランス面でも序盤からキツすぎる。まだゲームの勝手が分かってない時期でも、
タスクで大金を必要としてくる。
ゲーム内時間で48時間以内に20000用意しろなど、
かなり厳しい時間制限があるのでタスクをクリアするためには、
そのタスクを受けずに貯蓄しないとクリアできない。
(1回の違反行為を居住者に対して恐喝して1000しかもらえない)
もう少し緩やかに難度が上昇していけば良かった思う。

pop
2017年02月21日
雰囲気や音楽、ビジュアル、世界観といったものは良いがゲームシステムがよろしくない作品。
遊びがなく選択肢をミスしたら終わる死にげーだと考えていいだろう。操作性はThis War of Mineと似ているがThis War of Mineのように、次にどう行動するかといった選択する楽しさのようなものはたいしてなくイベントが起きるまで時間を加速させて待つのがこのゲームの遊び方である。大体ストーリーに沿って進むのでリプレイ性もほぼないノベルゲームのようなものだと考えてもいいかもしれない。
まず難易度設定がよくない。しばらくゲームを進めていくと息子の大学費用と娘の病気ために急にとんでもない額を要求される。これらは普通にプレイしていたらまず払えない人がほとんどだろう。(まあ大学費用は払わなくても鉱山で働きたくないと息子から恨み言を言われるだけで別に影響ないが。)*一応低難易度モードもある
そして一番悪いのが肝心の監視がたいして面白くない。部屋に忍び込んだのがばれても追い出される程度で特にペナルティはなく、のぞき窓からのぞいているときに至っては誰かに見られても住人は何も気にしないのだ。要するに部屋に侵入するスリルが全くない。ついでに言えば部屋に侵入する前に人がいないかのぞいて確認する必要もない、なぜならドアをノックすれば人がいるかどうかわかるからだ。
ちなみに証拠は見つけるだけでは意味がない。説明文の赤文字をクリックして初めて証拠として追加される。これに気付くのに最初の2時間を費やした。
結論として、このゲームはよく引き合いに出されるPapers,Pleaseのようなゲーム内背景とプレイヤーの心情、ゲーム性がうまく絡んだゲームとは遠く及ばないものであると私は感じた。100点中65点そんな感じのゲーム。
期待していたためどうしてもがっかりする部分が目についてしまった。

mainasuboy
2017年01月22日
英語が不得手なので探り探りの状態だが、非常に面白い。選択肢によってストーリーが変化するし、どんなエンディングになるか考えるのが楽しい。
一つバグらしきものを発見したので、ここに書かせていただく。
このゲームは、あらゆる人々を監視し、犯罪を見つければ警察に通報できるのだが、それは身内であっても可能なようだ。
身内の中には、ストーリーの選択肢によっては死んでしまう人物がいるのだが、その死んでしまうタイミングで、警察に通報していると、警察がずっと家の前に立ち続け、商人との会話がしづらくなる。
つまらないことかもしれないが報告まで。

ZenueG
2016年12月23日
監視社会ディストピアを告発する側でプレイする、昏い悦びに浸れる良ゲーム。
…なのだが、リアルタイムで進行するゲーム中にセーブが自動で行われるだけで
クエストの進行ごとに行われるというが、それもいつ行われたか認識しづらく
また、そのタイミングもゲームが完全に詰む寸前でも容赦なく行われるため
解法を探してる途中で時間切れの緊急連絡が鳴っている状態でセーブされたのには参った。
おかげで主人公は何度も何度もパンツを破られるハメに。
そういったシステム上の窮屈さが許容出来る人にはオススメだと思います。
私は任意セーブが実装されるまで撤退かな。日本語化もあるのに惜しい。

omochi/HD
2016年11月24日
少しやった感想。
世界観は小説、1984年のそれに近く(このゲームの時間が1984年である事から、明らかに意識していると思われる)、全体主義国家が舞台であり人々は国家の厳しい監視の中生きている。ただ、主人公は1984年のように監視される側ではなくする側である。
ゲームを簡単に説明すると、マンションの管理人となった主人公は様々な住民に対して様々な監視や操作を行い、国家の安全のために尽くすという、いかにも社会主義国家でありそうなシチュエーションである。ただし、主人公の行動次第で物語は変化していき、住民どころか家族をも容赦なく見捨てたり住民を匿ったりすることもできるのが面白いところだ。
操作感覚は、This War of Mineとほぼ同じで、クリックしたところに主人公が移動していく感じだ。ただ、床をクリックしないと反応してくれず、少し操作性は気になった。あと、鍵穴から他人の部屋を思いっきり覗いているのをその部屋の住人に見られても、全くお咎めなしといった不自然な要素が少しあるのが残念だ。
悲しいことに、このゲームは日本語に対応していない。ゲームの性質上、住民たちの言ったことを覚えておかないと途中で詰みかけたりもするので、辞書片手にやらざるを得ない。ただ、非常に面白いゲームだと思うので英語である事など気にせず、ぜひ買ってやってみてほしい。特に、全体主義だったり過剰な管理社会といったことが好きな人にはおすすめだ。

Orangista
2016年11月15日
11時間ほどプレイしての感想です。
値段以上には楽しめるゲームだと思います。ジョージ・オーウェル風の監視社会を生き抜く側でなく、運営していく側に立ちつつ、厳しい家計をやりくりしながら家族を守ったり(あるいは見捨てたり)するバランスを求められる一本になっています。
ここまではPapers,please!を髣髴とさせるゲームですが(ちなみにPapers,please!という実績があります)、両者の違いはストーリーの分岐の多さ、そして(誰かの)死に繋がる選択肢の多さにあります。それも何が自分に有利な選択肢か、何が生き残れる選択肢なのかほぼヒントがないのがこのゲームの面白みでしょう(いわゆる”死にゲー”の類だと思うのでそれが面白くない人には向いてません)。
ゲームを有利に進めるアイテムを買うには通貨や評判度が必要になる訳ですが、どちらかが赤字になってもゲームオーバー。怪しげな商売に付き合った末のイザコザで射殺。窃盗がバレすぎるとゲームオーバー。窃盗しないでいたら金策が及ばず娘が死亡。息子まで死んでしまうと妻は服毒自殺を図って後日死亡。そして家族が死ぬたびに多額の葬儀代が請求されるためにそれで破産、ゲームオーバー。昔主人公と会ったことのある人との会話で、ある発言を選択すると射殺(一応回避することもできる)…死はいつでもこちらを伺っているのです。私はあと一体何人のカールを殺せばクリアできるのでしょうか。
気に入らないやつをハメて刑務所送りにしたり禁制品所持を理由にワイロを要求したりする楽しさと、その対極、予算と指令のはざまで誰を生き残らせるか選択していく現実が同居した一本です。
英語が読めても勘違いが起きうる程度に説明が雑な部分や軽いバグもありますが、すぐ慣れるレベルだと思いますので、ぜひやってみてください。

menjue
2016年11月13日
一応数種のエンドまで迎えられたのでレビューでも。長文なのはゆるして。
「Beholder」は40年間戦争をし続けている国の善良な市民となり、[strike]法律違反を犯して逮捕された[/strike]前任に変わって管理人となってアパートを運営していくゲームだ。
「Beholder(注視する者)」のタイトルの通り、アパートの住人が何が好きで、どういった嗜好なのかを「注視」し、それらをレポートとしてまとめて国に報告するのが主な仕事となる。
しかし残念なことに住人たちは「プライバシー保護」を重要視する傾向があり、おいそれと住居の中を見せてはくれない。
ではどうするべきか?
・・・そうだね、監視カメラだね。
住人が国家転覆を企てるような反乱分子ではないことを証明するには、「反乱分子ではない証拠」を集めて報告してあげなくてはいけないのだ。[strike]勿論反乱分子だったり法律違反の証拠があればお国のために報告するように。[/strike]
もし報告を怠れば、「法律違反を報告しなかった」という法律に違反したことになり、自分が逮捕されることになる。注視する者もまた注視されているのだ。
さて、監視カメラは支給品がふたつ。それ以上入手するには「Reputation(評判)」ポイントが必要になる。主な入手方法は上記の国への違反者の報告と、もう一つは住人・家族の申し出をこなしていくことだ。
例えば家族が失くしたお人形を見つけてあげたり、高価な教科書を用意してあげるとこのポイントが貰える。[strike]そのポイントで監視カメラを買うのだから世も末だ。[/strike]
ただ最初はこの程度なのだがだんだんと要求もエスカレートしていく。やれ「パクった缶詰を転売してくれ」だの、「彼女を見つけてくれ」だの、果ては[spoiler]「原子爆弾の設計図を手に入れてくれ」[/spoiler]なんてのもあるからたちが悪い。どこまで要望を聞くか決めるのも管理人の大事な仕事だ。
ちなみに管理人なので当然マスターキーも持っており、これを使って住居にお邪魔して物色することも可能だ。見つかっても一度なら見逃してくれるので、積極的にお邪魔して監視カメラを設置、タンスの中身を物色しよう。
[strike]窃盗しても構わないが、警察が突如室内に現れて詰問されることもあるので覚悟しておくように。[/strike]
そうして管理人としてやっていくうちに国からの評価日が迫ってくる。ここまでに身の振り方をどうするのか、というところでエンディングが分岐、種々の結末へとつながっていく。
ちなみに筆者は初見で[spoiler]「模範国民・管理人としてクローンのオリジナルに選ばれる」[/spoiler]というエンディングとなった。どういうことなの・・・
ゲームシステムに関して補足。
操作性やゲームの世界観は他の方のレビューにもあったように「This war of mine」に近い。
また説明が無いので見落としがちだが、家具の中のアイテムを選択、赤字の説明文をクリックすることで「そのアイテムから類推できること」「違法か否か」を判断することができる。
例えば「テニスラケット」があれば、「この住人はテニスが好きらしい」ことがわかったり、「拳銃」があれば「銃刀法違反」で報告・逮捕することができる。
序盤の「Task」はこれを使わないといけないのに説明がないのはちょっと不親切だ。
長々と書いてしまったが、非常に面白いゲームだと思う。住人が出かけたのを見計らって部屋に入って物色するのは楽しいし、窃盗するか否かもとてもスリリングだ。盗品転売しないと序盤からお金に困るからね。ちかたないね。
ただ、クリックしたところに行ってくれないことがあったり、ダブルクリックで行うダッシュが各アクション(会話や覗き)には適応されなかったりと、操作性に若干難がある。日本語サポート対象外なのもつらいところだ。
またキーバインドもカメラ移動程度しか設定できず、一時停止・倍速ボタンにショートカットがないので逐一クリックしなければならないのも不便な点だろう。
しかしこれらを差し引いても、値段以上に楽しめるゲームだし、英語さえどうにかなるのなら買って損はないと思う良ゲーだ。

ToysHeart_JPN
2016年11月10日
操作性はthis war of mineみたいな感じで、サバイバル要素を消してアパートの住人を監視して報告(チクる)する
そんなゲーム
住人の行動パターンを見ながら部屋に進入し怪しいものがないか調べたり、隠しカメラを設置する
時には家政婦は見たバリに鍵穴から部屋を覗く
世界観がダークな感じでティムバートン映画が好きな人とかは気にいると思う
日本語は対応してないけど中国語は公式対応してるので、日本語化も出来るはず
日本語化出来るようになったらじわじわ売れる予感がするそんなゲーム