クラブ・スーサイド完全版
『Club Suicide: Complete Edition』は、アンチロマンチシズム乙女ゲームのビジュアルをフルリマスターし、BGMも新規追加で完全リメイク、各ルートの追加シナリオ、完全新規ルート、2つの追加エンディングを収録したリマスター版です。
みんなのクラブ・スーサイド完全版の評価・レビュー一覧
げす
2024年12月26日
汚くて醜いけど、儚くて美しい。
さらけ出すのも、受け止めるのも怖いけど、
痛くて苦しいことを知っているから寄り添える。
ただ、それだけでいいんだ。
否定も肯定も必要ない。
素直に生きよう。
それでも疲れたら
またみんなと「死」に向き合うために
この作品に戻ってきたい。
そう思える素敵な作品でした。
出会えてよかった。
tenryomoe
2024年12月07日
私はもういい年齢なのですが、購入してプレイして、良かったと思います。
人生色々経験してきた身なので、あぁ、たぶんこのキャラはこうだろうな…と大体予想はついてしまい、そしてそれはやっぱり当たっているのですが、自分のこんな頃の不安定さを思い出し、何とも言えない気分になり、プレイしていて楽しかったです。
自分が10代、20代ならもっと感じ方は違ったんだろうなとも思いますが、その時その時の精神成長による無限の感じ方が出来る素晴らしいゲームです。
あとスタッフロールを見たら、ほぼひとりの方が作っていて、音楽や声優もやられているようなのにびっくりしました。
才能あふれる人ってどこにでもいるなぁ。
ms.hades1031
2024年11月08日
いたるところに自分がいる そう思いました
主要人物は主人公含め６人。いろんな何かを抱えてクラブスーサイドに集います。
５人のうちひとりの物語に寄り添いながら、クラブの名前の通りの目的を実行するため一週間を過ごしていきます。不思議なことに、彼らの生い立ちや考え、思考もそれぞれなのに彼らの言動や考えの節々に自分がいるんです。これは自身が作中でも称される陰キャだからなのか、ヒトとして生まれて頭をもってしまったゆえの拙い哲学を日々こねくり回している自分にとってはシンパシーを感じずにはいられません。
これだけのお話を描いたシナリオライターさんにどうしても思いをはせてしまいます。(彼らの物語として見てはいましたが)おそらくいろんな考えや経験をもって哲学をお持ちなのだと思っていますが、ここまで創作物として形にできるのがちょっと筆舌に尽くしがたいほど圧巻でした。
通常版からの＋αとして追加エンドがそれぞれに描かれていますが、どの物語もたしかにあの一週間を過ごした彼らに描かれた全く蛇足ではない完璧なお話でした。ここまでしてくれるのか…と正直思ってしまいました。
また、完全版から現れた７人目の彼についてですが、なるほどそう来たかと唸りました。
どんな意味を持ってどんな物語を見せてくれるのだろうと思っていましたが、ちょっと違う方向から
殴られた気分で、高揚すら覚えます。
開発サークルさんはすでに解体されており、この感想が開発さんに届いているかもわかりませんが、この感想を私が書いているのはこのクラブ・スーサイドをプレイして感じた思いを拙いながらも開発さんにお伝えしたかったからです。正直書きたいことをうまく書ききれている気はしませんが、上杉伶児さん、本当にこの物語を生み出してくださってありがとうございました。こんなにも心突き動かされた人間がここにいます。
mokemoke0755
2024年10月02日
個人的に素晴らしいゲームだと思います。確かにキャラクターの考えを愚かだと感じる人もいるでしょう。私もそれを否定しません。ですが、その考え方の馬鹿らしさも人間の死生観を考える上で必要なことだと思います。笑い飛ばすのも良し、同感だと考えるのも良し。このゲームはキャラクターに同情するゲームではなく、その考え方を受けて自分はどう考えるのかが大切なゲームに感じられます。グラフィックも歌を個人的には満足です。お勧めします。
少女M
2024年08月25日
本当に情緒を狂わされるゲーム。
このゲームに出てくる男たちは皆、愚かで愛しい。各エンディングも最高に心震わせるものだった。
うつ病で憂鬱とした気分の時にこのゲームをプレイしたが、もう少しだけ生きてみようと思えた。
乙女ゲームユーザーとしては、「クラブ・スーサイド」はプレイしたゲームの中でも私の心に強い印象を与えたゲームであり、傑作だと思った。
人を選ぶ作品ではあるが、乙女ゲームが好きな方はぜひともプレイしていただきたい。
声優さんの演技、スチル、詩的な文章すべてが美しい。キャラクターのキャラデザに関しては、始めた当初はそこまで惹かれなかったのが本音だが、ストーリーを進めていくにつれて魅力に惹きこまれいつのまにか全員大好きになっていた。
自身の死生観についても深く考えるようになった。素敵なゲームに巡り合えてよかった。
yuu_amam
2024年03月26日
現行版全ルートクリア済、
完全版にて追加キャラ全EDと追加エピソード各2パターンずつ全て読み終えました。
今までプレイしたゲームの中で、心に残ったゲームとして上位に入ります。
私は間違いなくプレイして良かったと思いました。
ストーリー、グラフィック、ボイス、曲、全てとても素晴らしくクオリティが高いです。
ただ、刺激的な描写が各ルートによって違うため、
そういった描写に少しでも不安がある方は刺激的な描写が少なめのキャラから攻略されることをおすすめします。
ちなみに公式が発表している刺激度は以下の通りです。
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財膳絵馬（小）
枢姫色（中）
右睡真咲也（小）
喰ヶ島蜜木（中）
舞渕明陽（大）
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追加キャラの字読綴は個人的には小だと思いましたが、他キャラのネタバレが含まれるため最後に攻略することをお勧めします。
また、右睡真咲也は私の感覚では中くらいに感じました。
素晴らしいゲーム体験をありがとうございました。
クリスタのログボ
2023年12月17日
もっとこう悪趣味で怖い描写がたくさんあるのかなと思っていたのですが、ちょっと違いました。
作中の随所に、キリスト教で言うところの「隣人愛」を感じさせる作品でした
誰かと一緒にご飯を食べて、おいしいね、お腹いっぱいだね、と言ったりするそういった日常のちょっとしたシーンがとてもかけがえのないものに思えました。
小林ダイアモンド
2023年11月06日
みんなの結末に苦しくなると同時に救えた時に一緒にいた時間は無駄ではなかったとそう思える素敵な作品です。絵馬君という推しにも出会えました。またあおぺろちゃんカレー食べに行こうね。
lettuce
2023年09月27日
情緒が破壊されるノベルゲーム。
作品紹介やキャラクターのビジュアルに惹かれるものがあった方に、買って損はないと太鼓判を押したい。
全員のことが知りたくてたまらなくなるけど、一周一周の余韻が深すぎて、読後はすぐには動けない。
読み込むほどに想いが重くなるけど、彼らに会わずにはいられない。
この優しくて切なくて苦しくて愛おしい味わいは、是非、その目でご確認ください。
ひとつ留意点とすれば
隠しキャラルートは、全容ではないですが他ルートの結構な深度のネタバレがくるので、
最初の5人の人生を見届けてから入ることをおすすめします。
horumon_udon
2023年09月20日
かわいい かわいい アオペロは
みんなの かわいい アオペロは
ふわふわほっぺの おしゃまさん
あいされじょうずな こねこなの
ムルチコーレ
2023年06月17日
以前別プラットフォームで購入、その時実装されていた全てのルートを回収しました。
自殺を考えている少年たちの一週間を追い、彼らがなぜ死にたいのか、どう死ぬのか、何を考えて生きているのかを知っていく。
その過程で彼らの、そして自分の中での死生観を考える。
基本的に仄暗い内容ではありますが、日常パートでは死の香りを漂わせながらも楽しく過ごすこともあり、
それが余計に死の輪郭を強調しています。
主人公が捻くれ者なのもあり、テキストにはユーモアも多くサクサク読めます。
主人公を含めた登場人物全員にそれぞれの過去がしっかりとあり、死のうとしている人間なのにうっかり親しみを抱いてしまいます。
彼らが一週間後どうなっているのかはわからないのに……。
時折挟まれるスチルのクオリティも高く、ギャラリーなどが実装されるとより嬉しいと感じました。
完全版で謎の青年のルートが増えたようなので、今からとても楽しみです。
完全版の完成・配信おめでとうございます。
リリース直後なので、割と重大なバグがあります（2023.6.17時点）
テキストスキップ使用時、未読テキストへ続く選択肢を選んだり未読部分に突入してもスキップが止まらず、文字化けが発生します。（iMac使用 OS:Ventura 13.2.1）
選択肢の場合、選ぶ部分ではない場所をクリックしスキップを解除した後に選択することで回避できます。
そうでない場合は未読部分直前にスキップを解除すると回避できます。
yuzuking
2023年06月13日
自分は現行版をすでにプレイしており、もう一度だけ少年たちと会いたかったのでSteam版を購入しプレイした。現行版よりも豊かに、綺麗になった表情。でかい画面。素晴らしい。
いくらかの人がギャラリーがないのが惜しいと言っているが、私はキャラクターのことをキャラクターとして見ることが苦手なので、無いことが嬉しボイスを聞き直すこともできなくて良かった。
脚本も演技も相変わらず良い。目を背けたくなるし、置いていかれるし、一緒に泣きたくなる。
urei0528
2023年06月12日
とても考えさせられるお話ですが、プレイし終わると長編映画を見たような達成感があります。この作品に出会えてよかった…。
あみと
2023年06月12日
自殺を考える少年たちと、自殺を前に恐れをなしたが同時に惹かれた少女との一週間を描いた作品。
彼らの生と死に触れる中で、プレイヤーの自分自身の死生観もあぶり出されていくような、奇妙な経験をしました。
生きること、死ぬこと、生きたいと思うこと、死にたいと思うこと、6人の少年たちとの一週間とその結末（少年たちそれぞれに4つの結末が用意されています）を通して、何度も何度も考えさせられます。気づけば少年たちの生や死に本気で涙する自分がいました。
センシティブなテーマですし、精神が不安定なときには引っ張られる可能性もあるので誰にでもおすすめ、というわけではありませんが、間違いなく唯一無二の作品だと感じます。出会えてよかったです。
にゃんばいあ
2023年06月09日
購入検討中に完全版が出るという情報があったので発売を楽しみにしていました
とりあえず１０エンドほど見たので気になる点だけ
１．ウィンドウモードにできない
２．重要選択肢がわからないのでルート分岐がかなり分かりづらい
３．スチルを見直す手段が再プレイしかない
４．綴ルートだけ副会長の音声が小さいと思う（音量上げたら他のメンバーの声がデカくなりすぎた
１３００円代でこのクオリティは買って損はないと思います（ほぼボイスがついてる
個人的にはウィンドウモードに変更ができると嬉しいです・・。
あとスチルはいつでもみたいです・・・ギャラリー追加してほしいです
キムかも
2023年06月08日
[strike]バグが多く進行不可になるバグもあるため、物語の没入感を損ないたくない人は後日プレイするが吉。
アプデでスキップ機能が読んでいない文も飛ばしてしまうようになったので、現在周回している方も手を止めたほうがいい。[/strike]
現在は修正済み
