










ダイスレガシー
Dice Legacy は、神秘的なリングワールドを舞台としたサイコロベースのサバイバル都市ビルダーです。あなたの船は未知の大陸の海岸に到着しました。サイコロを振って資源を集め、居住地を拡大して守り、冬を乗り切り、この不気味な世界の奇妙な住人たちと交流しましょう。
みんなのダイスレガシーの評価・レビュー一覧

great_tophunter
2022年11月26日
[h1]斬新なシステムではあるが…[/h1]
見たこともないシステムで、チュートリアルが不親切で何したらいいか最初はわからない。なにかが起きるたびに、ペディア開かされて何が起きたか、どう対策すればいいかはその時初めて分かる。
建物や資源地に、ロール時にランダム表示されるアイコンに対応した行動をダイスにさせるゲーム。
手動でしかゲーム内時間が停止しない割には、やたら作業(操作)が多い。(ポーズ時にダイス操作はできるが、ダイス操作時にポーズされるわけではない、建築UI開いている間にも時間は進む)
ダイス操作時に裏に建物が被っていれば、そちらの説明ポップが被ってくる。
建築・ダイス操作時にマウス1つで視点変更ができないため、意図しないところに配置される。
チュートリアル中に〇〇を建築する、と合ったとして必要資材の入手方法がわからない。
たぶん慣れてしまえばすごく面白いゲームなんだろうと思うけど、導入がイマイチで、このゲーム人に売る気有るのか?買ってほしいと思ってるのか?と思ってしまう。

ニャオえび
2021年10月21日
[h1]綺麗なグラフィックと、難易度が高いリアルタイムストラテジー風ボードゲーム[/h1]
6面ダイスを振って、資源を採取したり建物を建てたり建物で働かせたりするゲーム。
ダイスは人間であり、最大12個まで所持する事が出来る。
ダイスは農民、市民、兵士、商人、修道士の5通りが居て、それぞれ出る目に差がある。
最初は農民5人からスタートだが、徐々に人を増やして農民をパワーアップさせていく。
そして領地を広げて、一番奥に居る敵を倒そう、みたいなゲーム。
[b]とりあえず難易度が高い[/b]
他のレビューの人は導入が下手みたいなレビューが多いのだが
個人的にはあまりそうは思わなかった。
全体的に難易度が高く、資源も常にカツカツ状態。
定期的にやってくる冬は非常にうっとおしいし、攻めて来る敵もうざい。
更に幸福度が低いと暴動が起きたりして、とにかく忙しい。
やっとの思いでノーマルモードをクリアしたら、更にどんどん難しいモードが出て来る。
私みたいなポンコツにはこれ以上の難易度が高くてやり込めそうにない感じだ。
[u] ◆このゲーム『Dice Legacy』の特徴◆ [/u]
[list]
[*][u][b]グラフィックがめちゃめちゃ綺麗[/b][/u]
グラフィックに関しては全く文句が無い。
非常に綺麗だし、世界観、アートワークが面白い。
細かいところまでしっかり作り込まれている感じがする。
[*][u][b]ダイスをカスタマイズしていく[/b][/u]
中盤からダイスの出目をパワーアップさせたり
出目自体を別の種類に変えたり出来るため、中々に面白い。
ただし基本的には忙しい中で行い、資源もそれほど余裕がある訳ではないのでかなり忙しい。
[*][u][b]終盤は戦闘するゲームになる[/b][/u]
序盤は資源を集め、中盤は研究を行い、後半はとにかく戦闘するといった感じの流れになる。
序盤は少しで良かった戦力も、終盤は大半が兵士ダイスになり、大幅に戦力を増強して挑む事になる。
そういった点が実にRTSっぽくて面白い点である。
[*][u][b]あんまり底が深くないのに難易度が高い[/b][/u]
このゲームは建物の種類も多くなく
ダイスの種類も5種類しかなく、割と早い段階で作れるようになるので
あんまり底が深いようには感じない。
その割に難易度が高くて、1ゲームがかなり疲れる。
しかもあまり変わり映えが無い感じのゲームなので、ちょっと飽きてきてしまうかもしれない。
[/list]
[u] ◆非常に残念な点◆ [/u]
[list]
[*][u][b]恒久的なやり込み要素が無い[/b][/u]
この手のローグライク風の作りのゲームは
「何周もプレイしてもらう」という作りになっていない限り
どうしてもレビューの評価が低くなりがちである。
このゲームは残念ながら、ほとんどそういう作りになっていないと思っている。
理由は[b]恒久的に成長する要素が皆無[/b]である事。
このゲームは高い難易度選択や、縛りプレイのようなモードをクリアする事をやり込み要素としているが
それに挑む、またはクリアしたところで何も得るものが無い、ただの自己満足のマゾゲーになってしまっている。
少なくともプレイヤーは、クリア出来た報酬のようなものが欲しいわけで。
このゲームには「昇華ダイス」と呼ばれるものがある。
昇華ダイスは、ゲーム中に使ったダイスを保存し、次のゲームに持ち越せるというものである。
一見素晴らしいシステムのこの昇華ダイス、残念ながら使用出来るのは1プレイ限り。
結局はただの消耗品であり、恒久的報酬ではない。
私みたいな育成ゲーム好きにとってはかなり残念な仕様という印象を持ってしまう。
成長要素が無い以上、高難易度に挑む楽しみ、周回する楽しみが薄く感じてしまい
個人的には評価点を40点ぐらいマイナスせざるを得ない、非常に残念で勿体ない作りである。
とはいえ今のまま昇華ダイスを恒久的にしてしまうとバランスが崩れてしまうのは分かる。
なので例えば
「プレイ時の難易度に応じて昇華ダイスにマイナス補正が掛かる」
「昇華ダイスの作成は1ゲームにつき1つまで」という仕様にして
例えばノーマルモードであればダイスのエンパワー(出目の強さ)-3とかにして
全ての面が+4のダイスを作成したとしても、昇華ダイスとして持ち越せるのは+1にダウンしてしまうようにすれば良い。
(それでも6面を好きに書き換えたり出来るので、通常の農民ダイスより強い)
そして難易度が上がるにつれ-2、-1、0とマイナス補正を減らしていき
そのダイスを何度使っても消えないものにしていけば、本当に何度も周回したくなるゲームに激変すると思う。
(ちなみにエンパワーは最大8までであるが、そこも難易度や縛りのクリアに応じて解放式にすれば良い)
もしこの仕様であれば50時間ぐらいは軽く遊べてしまう良ゲーであった。
現状では難易度がただ高いだけの、やり込む価値の薄い残念なゲームになってしまっている。
[*][u][b]メモリーが致命的につまらない[/b][/u]
2021年10月後半にアップデートされた「メモリー」という要素であるが
これが驚くほどつまらない。
理由1 : プラス効果とマイナス効果がどちらも付いている
理由2 : 4つ目を手に入れると、使っていた3つのうちどれかと入れ替えなければならない
理由1に関しては
非常に微妙なプラス効果の反面、割と大きめなマイナス効果が付いている。
はっきり言ってしまえば、マイナス効果の方が大きいものも結構な頻度で出て来る。
普通にレア度のようなものを設定し、レアであるほど良い効果と薄いマイナス効果にし
恒久的に使えるようにした方が面白かったように思う。
理由2が更につまらなくしている。
3つまでしか持てず、なぜか4つ目以降は入手したら強制的に既存の3つのいずれかと入れ替えなければならない。
なぜこんな仕様にしたのかさっぱり分からない。
しかも「どれも要らない」という事態に陥るようなものを必ず取り替えなければならず
本当につまらなくてがっかりする要素になってしまっている。
[/list]
[u] ◆総評◆ [/u]
50点。
グラフィック、アートワークはとても綺麗。
なので正直好きな作品ではあるが
持ち越し要素や、やればやるほど強くなっていく感じの要素が無いように感じていて
その点は非常に残念であり、すぐに飽きてしまう要素かなと思う。
やはり恒久的成長要素が皆無な作りで難易度をどんどん上げていく仕様だと
どうしてもマゾゲーになり、全体のレビュー評価が落ちてしまうのではないかと思う。
キャラクターやメモリーにしても必ずマイナスの効果が同時に付いてくるので、割と致命的に爽快感が無い。
その辺は製作側はどう感じているのだろうか?
幸福度のシステムも割とストレスが強く
クラス地区に関しても面白い要素ではあるのに、実際は恩恵が低すぎてほとんど意味が無いように見える。
1500円ならまぁオススメではあるが、3000円とかだったらオススメは出来ない。

KATOKI
2021年10月17日
不親切ながら不思議な中毒性のあるゲームです。
縦にのびた独特の土地で街づくりをしながら、襲撃者を撃退します。
最大の特徴はタイトルにもなっているダイスの存在。これが住民の職業を模したものとなっている。ダイスの目には行動が指定されており、目的のダイスが出るかはランダムとなっている。リアルタイムでゲームが進むため(一時停止機能も存在する)、目的の目が出ずに襲撃者に街を襲われたなんてことも多々起こる。この辺がなかなかストレスもありつつ面白い。決して広くない限られたスペースとリソースの中でやりくりするのはサバイバルゲームにも感じられるかもしれません。
自分が一番よく出来ているなと感じたのは職業ごとの技術ツリーと指導者(ゲーム開始時に選びます)の特殊な能力(特定のダイス目で発動)
難易度自体は高めと感じますが、これが技術と特殊能力を使うといい感じにぶち壊してくれます。この辺のバランスはよく考えられているなと感じる。
問題点も又あります。前述したとおり、指導者の使い分けが楽しいのですが、アンロックというワンクッションがある必要性があまり感じられませんでした。
逆に色々な要素を楽しむ前に(1ゲームが結構長いため)ライトユーザーは満足してしまうのではないかと感じてしまいます。この点、すごくもったいないと思いました。
新しい建物の機能等は立ててみて「ああ、こうやって使うんだ」と分かる事が多々あり、説明不足の感が否めません。少ないリソースの中で使い道の分からない建物を建てるのは少しハードルが高く感じられました。
分かってくれば面白い部分が感じられるだけに、もう少し様々な職業を使うような上手い誘導を組み込めばもう少しとっつきやすいゲームになったのではないかと思います。
1ゲームが長時間に及び、リアルタイムなため結構疲労感が強いゲームだと思います。一つ一つダイスをその建物までカメラを動かして置いてあげなければいけないのもそれに拍車をかけていると思います。
ですが、何となく続けてしまう魅力があるのも事実です。手探りですこしずつ分かってくれば、指導者次第では結構後半は無双みたいな事も出来ます。是非、試行錯誤してみてはと思います。

なっすー
2021年10月13日
負け前提で色々学んで進めていくタイプのゲーム。
その特性はある意味ダークソウル通じるところがあり人によっては楽しめると思うが大きく違う点として進行に運要素が大きく絡んでくる。そしてその運要素でストレスが結構溜まる。
具体的にいうとゲームの進行にはサイコロを振ることが必要である。
サイコロの出目(役割)が悪いと体力を削ってもう一度振ることができるが
目的の役割が決まった個数揃わないとゲーム進行も出来ずかつ体力が削られる。
体力を回復するのに目的じゃない資源を確保する必要があり、
その資源を確保するにも決まった役割をサイコロで出す必要があるなど手間がかかるため
資源に余裕がないときにサイコロの出目が立て続けに悪いとすごくストレスが溜まる。
あとストレスたまるポイントとして終盤になると敵が怒涛の頻度で押し寄せてくる。
その敵の強さが数段階あり一番低い強さだと余裕だが強い敵が連続で来ると防ぐので精一杯になりクリアまでけっこう時間かかる。
運要素については失敗から学び何度かチャレンジするとストレス緩和できような攻略方法がきっと見つかるので
地道に進めていくのが好きな方にはおすすめ。私はストレスに負けてギブアップです。

SC
2021年10月08日
「漂着の王」をクリアしたのでレビューします。
ジャンルはリアルタイムシミュレーションです。
リアルタイムでダイスを転がしながらゲームクリアまでのシミュレーションをします。
「農民」を増やして、
「市民」を増やすために「学校」を作って、、
「学校」を作るために「木材」を集めて、、
みたいな繰り返しをひたすら考えます。
「資材には限りがある」ので、
どんどん敷地を拡げ、前進していく必要があります。
終盤になると敵の襲撃タイミングが加速するので、
慌ててダイスを転がして民が滅亡の危機になったり、物資が枯渇してやはりゲームオーバーになりそうになったりします。
ダイスによる面白さはハラハラ感だと思います。だけどダイスを強化するという戦略性にゲームをクリアする手段も用意されています。
ダイスの所持数は決まっていますが、工夫することで所持制限以上の数が持てるという攻略性があります。
評議会システムや他の集落の民度によって状況が変わります。
状況に合わせたシミュレーションが必要です。
評議会の選択はとても重要です。時には一部の民の満足度のために(満足度が低いときには暴動を起こすので)、あまりよくない政策を受け入れます。リアルで面白いですね。
状況に合わせた職種ダイス選び(所持ダイスの割合の決定)も必要ですね。
ゲームクリアするまでに2回リタイアしました。
初見のゲームオーバーによって学習するゲームなのだと思います。
リアルタイムシミュレーションではありますが、
一時停止し続けて作戦を考えながらやるとやりやすいような気もします。
*気になる点
1
終盤は建物がどこにあるかわからなくなります。
例えば、画面下部では透過する、
もしくは、「建物」と「ダイス」と「資源」の一覧が実装されたら
とても嬉しいです。
2
「鍛冶場」の翻訳が「生産する」になっている所があります。
正しくは「鍛冶場」です。
3
ゲームごとのステータスは保存されますか?
「200回木材を採集しました」とか、
「30人の農民ダイスが生まれました」とか。

fugen0
2021年09月30日
通常難易度で何回かクリアしたのでレビューします。
好きなタイプのゲームで結構面白いのでおすすめしておきますが賛否両論は妥当だと思います。
(最初に妥当と書きましたがその後のアップデートでUIの不満点がほぼ改善されたので評価は上がって良いかも)
良い点
・雰囲気
・ダイスを強化していくところ
悪い点
・建物や資源が判別しづらく、建物を縦てに並べると後ろ側の置いたダイスが見えづらい。
不満としていたがアップデートで改善された点
・キーアサインを変更できるようになりました。
・停止中にサイコロ操作ができるようになり、全ての難易度で一時停止が使えるようになりました。
何回かやってゲームを理解すればクリアは難しくないですが初見では難しいと思います。
ーーーーーーーーーーーーーー
・以下ネタバレ、攻略に関して
クリア率が低く日本語の攻略情報も少ないので攻略について書いておきます。
序盤、中盤は敵の攻撃が弱く、敵の町に攻め込んだ後に攻撃が激しくなるのでそれを前提として進めるのがコツです。
1.序盤は研究を頑張る。
2.敵の領土が見えた辺りで拡張を止めダイスを強化する。
火災が起こると連鎖して多数の建物が消失する可能性があるので注意する。
3.2が十分になったら拡張して街を攻める。
育った兵士が4人程度いれば十分です。
組み立てダイスは耐久度が半減しますが最大値が倍になるようです。
(使う機会がなく未使用)

HAC
2021年09月12日
(最高難易度攻略済みレビュー)
[h1]導入が下手すぎるがわかってみると面白い[/h1]
ゲームのコンセプトやシステムは面白い。面白いが導入が非常に悪く、とても損をしているゲーム。そもそも宣伝の仕方も悪い。このゲームの前情報やトレイラーから、てっきり万人向けのターン制のボードゲームだと思っていたが、触ってみるとリアルタイム進行のリソース管理ゲームにダイス要素を織り込んだものだった。
--------------------
プレイの大前提となる最初のシナリオの目標を書こう。探索を進めて対岸にある敵の町役場を潰すことだ。ダイスは住民を表し、振って出た面に対応する作業ができる。同じアイコンの施設にはめ込んで作業をさせる感じだ。農民・市民・兵士などの職業ごとにダイスの出る目の種類や振り分けが異なる。
何回でも振りなおせるが、ダイスには耐久力=体力があり、振るたびに減っていく。これは調理場にダイスと食料を配置して少し時間を待つことでいくらか回復できる。施設からリソースを得るには時間がかかるため、時間もひとつのリソースとなる。
画面下側には12個のダイススプールがあるが、ここからあふれたダイスは廃棄しなければならない。イベントや、これによるダイスの廃棄で職業ごとに不満が高まり、最悪暴動が起きる。配置しているダイスはプールとは別カウントのため、要は12人以下で運用するか、それ以上だと暇人を作らないように回すか、どちらかが必要だ。
また、定期的に冬が来て、対策なしに作業をさせたダイスは凍結してプールを圧迫するため、対処を考えなくてはいけない。これにはいくつか手段があり、暖房の範囲内で行動させる、ビールで凍結を解除する、統治者のばくちアビリティで凍結を解除する、そもそも行動を最小限に抑える、など。(チュートリアルでは蒸気発生機を勧められるが、木材の消費が大きいため最善とは限らない)
最初は農民ダイスしか持っていないが、転職するための施設を建てると他の職業ダイスを得られる。初期状態では生産効率が悪く、資源の枯渇もあるため研究による効率アップが重要になるので、まずは研究ができる市民をまかなえる体制づくりを目指すとよいだろう。
ゆくゆくは道中の野営地に対処したり、相手拠点に攻め込むための手段も考えなければならない。職業は農民と市民以外に、兵士・商人・修道士がおり、それぞれのアプローチで戦っていける。
--------------------
...とここまでのことが、ゲーム中でほとんど説明されない。
そう、このゲームの最大のストレスは、ゲームの目的も知らされず、ルールも教えられないまま盤上に放り出されることだ。インストなしでボードゲームをやっているようなもので、とても困惑した。せめて施設のコストや効果の一覧、ゲーム上の要素やルールを網羅した事典があり、チュートリアルがしっかりしていれば話は変わっただろう。
また、UIもあまりよくない。キー設定やボタン配置が一般的なものではなかったり、どの建物がなんの施設か一見してわかりづらい、などストレス要素は多い。大きく宣伝されていた割に不親切なつくりであること、ブラッシュアップが足りていないことが悪評の要因になっていることは見て取れる。
また、1プレイが長丁場で、リアルタイムがゆえの操作の忙しさがあるので、このシステムならターンベースにしてもっとシンプルにまとめてほしかったと思わなくもない。
とまあ残念要素は多いが、わかってみるとゲーム自体は結構面白い。
研究を進めると生産性が上がり、最終的には爆発的な勢で生産できる。後半の敵の襲撃は日を追うごとに激しくなるので、対処できなくなるまでに攻めきれる体勢を整えられるかの勝負になる。それまでのさまざまな過程を楽しむのがこのゲームの真骨頂だろう。
長丁場とはいえついプレイしてしまう面白さがある。また、流れが分かればさほど難易度は高くなく、様々な手筋を試すことができる。上に書いたこともあり、万人におすすめとはいかないが、一風変わったリソース管理ゲームとして気になった方は挑戦してみてもいいんじゃないだろうか。
追記:なお、相手の港を破壊するのは偽エンドで、真エンドが別にあるらしい。鍵はモニュメントと野営地・遺跡だとか。

しき
2021年09月12日
スタンダードをクリアして、しばらく遊んだのでレビュー
◆総評
難易度が高く状況判断の連続と少しの運要素でやりごたえがありました。
運ゲーが大嫌いな私ですが、運ゲーと感じることはなかったです。
◆良い点
・考えて行動する必要がある
大雑把にガーっと施設建てたりすると資源が枯渇して詰むので、ある程度マップの資源を把握しながらどういう形で施設を建てていくのか考える必要があり楽しい
・ダイスをどう料理するのかを工夫する楽しさ
クラスダイスのバランスをどう取るのか、上限12個のスロット以上にダイスを増やして忙しく回すのか、じっくり進めていくのかプレイの度に遊び方が変えられるのが楽しかった
・ぼくの考えたさいきょうのダイス作りが楽しい
技術研究で建設できる、研究所と鍛冶場と強化チェンバーを使ってそれぞれの面を好きな出目に設定したダイスを制作して、様々なパッシブ効果を付与した最強のダイスをつくれるのが楽しい
◆良くも悪くもある部分
・一部の評議会の政策が強力すぎる
農民クラスの政策「義務○○」シリーズが強すぎるので、序盤にそれを揃えれば実質資源が使い放題に
修道士クラスの政策もかなり強力なものが多い
・冬は何もしなければやり過ごせる
冬になったら剣の出目をキープして早送りすればやり過ごせてしまうのが、過酷な越冬を台無しにしてる感がある
◆悪い点
・操作性の悪さ
マップ左右の端にある建物はアイコンが重なり操作しづらい
建物の背面にある建物も操作しづらい
(建物の裏を小麦畑にして操作の必要性をなくせば気にならなくなりました)
・昇華ダイスを持ち込めるのは1回のみ
かなり時間かけて制作した最強のダイスを新しいゲームに持ち込むと昇華ダイスリストから消えるのが悲しい
異世界転生勇者みたいな立ち位置なんだろうけれどもつらい
・ラストがあっさりすぎる
終盤がなりふり構わなければ一瞬で終わるので拍子抜けだった
◆うまくいかない初心者さんへ
・農民クラスの政策をとりましょう
毛皮のコート、義務収穫、義務伐採、義務採鉱、火災監視の5つは非常に強力です。
農民地区役場に隣接した場所や建物に効果があります。
特に序盤に義務収穫を取得し、農民地区役場の周りを小麦畑にしてしまえば季節の変わり目に小麦が自動的に増えます。畑作業から解放されます。
毛皮のコートは蒸気発生器の代わりになるので、木材の消費を防ぐことができます。
・幸福度は町の広場を建設し祝祭を開けばすぐに機嫌がよくなります
・敵が攻めてくるのが厳しい場合は、塔をアンロックして建てましょう
・放火魔は戦わずに燃えた建物を消火することで負傷を防げます
・修道士クラスはかなり強力なので使ってみましょう
◆さいごに
・スタンダードで蒸気発生器なし(一応建てたけどほぼ使わなかった)で、農民クラス政策で半無限資源でゆっくりじっくり街づくりしてクリアした配信のアーカイブがありますので気になったら観てみてください!
https://youtu.be/I5HzL6TEX4k
・漂流シナリオハードモード縛りプレイもクリアできたので気になったら観てください!
(兵士・修道士クラス禁止、強化チェンバー類禁止、昇華ダイス禁止)
https://youtu.be/5zYctog_3n4

Wavellite
2021年09月11日
ダイス6個縛りスタンダード(6つの目)プレイしましたので改めまして感想を。
敵兵士の出現頻度が高すぎること、負傷率も高いことから回復が間に合わなくなり、あらゆるバッドステータスを無効化する、不屈効果の付いたダイスしか戦えません。
ゲームバランスとしては、後半の敵兵士の要求ダイス合計が7~10と高く、また兵士以外のダイス値がほぼ無意味になっています。(兵士以外は4以上使う場面がありません)
ダイスというゲーム性の割に、敵兵士撃退に失敗すると1発で建物が失われる場合があり、事前に兵士を用意してロックしておく必要があります。
(強化されたダイス1個あたり最大8)
ダイスという運の要素のゲーム性が、ただの事前用意する際のストレス要素となっており、現状、楽しいとは思いません。
-------------------------------------------------------------
楽しみにしていてようやくプレイしたので感想を。
一言で言って操作性が悪すぎて全ての要素を台無しにしている。
ゲームの根幹となるロール(ダイスを振る)についてだが、全て同時に振ることしかできない。
また、ダイスロールになにか描画がある訳でもなく、スペースを押し表示が切り替わるだけである。
振りたくないものはロックする機能があるが、一度使用する度にロールする必要があるため、ロック->使用->ロール->ロックをダイスプール(初期12個、増えることがある?)で行う必要がある。
また、ロールする度に耐久値が減る事と今必要な目が出ないことを考えると、煩雑な(無意味な)上記の操作が強要される。
そのため、現状の操作性では苦痛のほうが多いと思われるため、オススメすることができない。
ただ一言、現状ではできない「1つまたは複数のサイコロを掴んで振る」事ができれば良いゲームになるのでは?と思う。
マウス移動量の検知とか、サイコロ持った状態でスペースとか、方法は考えられるのに残念です。
また、同じ種類のダイスしか同時に掴めない(使えない)点も不満だ。
「Shift押しながらダイスプールから自動配置を試みる」なんてあるのだから、複数ダイス持って所持ダイスからの自動配置は常に試みる等が出来るはず。
shift押しながら又はマウス左長押しで同じ種類は掴めるのだから、より不満に思う。
もしかして進行度による非公開機能があるかもと思うが、まだわからない。
更新あるかどうかもアーリーアクセスでもないため、期待できないと思う。
そのほか、建造/ロールの切り替えが必要だが、マウスで切り替えようとすると、それぞれのボタンがダイスプール左右に配置されているため、マウス移動量も多く右手オンリーでのプレイは若干面倒だと申し上げておく。
(方針決定するのに建造メニューを確認したりするため)
最後になったが、無意味なダイスロックに苦痛を感じるため、オススメは出来ないが
無意味な操作が嫌いじゃない(例えば前に進むために右後左前と進まなければならない)ことに苦痛を感じないのであれば
プレイに問題はないと思われる。

hiiragi
2021年09月11日
10/20
アップデート来たのでやってみた。
色々追加あるけれど。
メモリーズもシナリオと同じで縛りと緩和追加できる機能な感じ。
で幅は広がったけれど根本がシナリオと同じな気がする。
操作についてはサイドバーについては知らんかった。
キーボードそもそも使わないで操作できるようにマウスコンフィグするので
私には関係なかったけど移動楽になった。
やっぱり建物や森鉱山でその後ろの建物のダイスが見えない。。。
きっつい。
形がダイスなだけでスロットしてる感覚になるのも一緒。
サイコロは転がしてるだけで楽しいものなはずなんだけど。
転がしたい。 ←多分私はこれが無かったからあれれぇって思ってるだけかもね。
ダイス合成は楽しいよ。でも。
出目が出るまでスロットしてると病んじゃう。
結局イージーモードでさっくりさっぱりやるだけになっちゃうね。
だから人を選ぶなって、気がします。
9/18
ノーマルクリア&昇華ダイス作成までやりました。
とても人を選ぶゲームでした。
セオリーが分からないと最初のマップすらクリア出来ない難易度。
木材2個ゲット→家を建てる→ダイスを12個に増やすが最優先。
ノーマル農民ダイスは食材回復はせず、家で増やす。
石材と木材集めて、森と石切り場が有れば役所を隣接させて建てる。
素材集めは役所に隣接したところから優先して採取。
役所の隣に畑を作って小麦を集める。
ダイスが増えてきたら3つ市民にする。
採取場の隣に役所立てられれば立てて採取する。金は使わずスタック場所にしても良い。
建物や敵拠点の空きスロットにダイスを一時スタックすることを覚える。
学校、工房を作成して知識を貯められるようにする。
チェンバーが出来たらダイスをパワーアップさせ調理場で回復を考慮する。
最初の冬は無視。
自分のセオリーはこんな感じで後は地理や取れた素材で建物立てる順番考える。
最初はイージーモードで昇華ダイス作成を目指して近場の素材集めと
拠点防御に集中していれば、そのうち素材も建物も揃って簡単にクリアできます。
敵の拠点は耐久力が12以上あるのでノーマル農民12名だけでは足りません。
農民のパワーアップ、傭兵か兵士の作成は必須なんだけども、
大量に子供作って12個以上のノーマル農民スタックアタックもできる。
とシステム理解しないとクソゲー。ある程度分かってくるとコンセプトは神ゲー。
操作システムや建物の見にくさ、一旦敵が攻めてくると際限なく湧いてくるので
ゲームバランスは賛否が分かれると思うのでお勧めしませんに入れました。
9/11
発想は良いのに悪いところが目立つランダム要素のついたストラテジーゲーム。
独特なゲーム画面やダイスの使用、アップグレードしながら開発を進めていくのは目新しく楽しさしかない。
フルプライスでもないし色々理解しちゃえば遊べるのかと思う。万人にお勧めは出来ない。
が、期待を裏切る操作のしづらさや、爽快感の無さ、思い通りに為らないダイス目とわかりづらい建物!
冬やケガのペナルティ(敵はそんなのお構いないし)の重さ為、ストレスしかなくなる。
・基本操作はマウスだがShift+ とalt+が必須 左クリック、右クリック割り当てで良いのに。わざわざ面倒。
・ダイスが画面の下部のちょろっとしか転がらず、爽快感が皆無。転がしてる感無し。
・立てた建物の名前がパッと分からない、役場の効果範囲に建て固めると重なってダイス置き場が見えない。
・ダイス3つしか自動配置できないので4つ以降は手動で配置しなきゃいけなくて面倒。
・敵が攻めて来た時や災害、暴動、冬場の対応などランダムダイスだと対応に詰む場面が多い。
・そもそも縦スクロールなので横画面だと毎回ドラッグが面倒なのと画面の両端の施設がアイコンと重なって操作できない。
・敵が攻めて来た時にどこにいるか把握しにくい。
・リソースが有限かつ序盤から氷やケガ、ダイスロールなどで耐久力や資源の管理が最初から地獄。
・暴動が起きてからでは遅くゲームオーバーまっしぐら 敵が戦闘ダイス7個無いと対応不可とか詰む
・敵が複数出てくると戦闘ダイスが足りない上に自動配置出来ない=リロール強制→ダイス減る→詰む
・火事→戦闘後で兵士ばっか→詰む
やり方はあるんだろうけど(デベロッパーのプレイ動画とか)見づらい操作しづらい解かりづらい3拍子揃っていて
コンセプトは好みではあるけれどなんだかダイスもリング状のマップというのも活かし切れてないというか、
デメリットになっているような感じのゲーム。ともかく遊びづらいといった印象。
改善案
・建物の名前を分かるようにする。ダイス置く場所は見えるようにする。
・shift+左クリック → 左ダブルクリックor左クリック
・alt+左クリック → 右クリック
・敵の方向にマーカー
ゲームバランスは一理あるだろうからもう少しプレイしないとだけども
分かりづらいのと操作のストレスは何とかして頂きたい。

nintii
2021年09月11日
トレーラーで興味を惹かれて購入
グラフィックは素晴らしくシステムも一見の価値があるが、単純に面白くない
・本作はいわゆる開拓と発展のサイクルを回す系のゲームであるが、そもそも最終的なゴールがよくわからないのでモチベーションがわかない
・資源をためて建物を建てればできることは増えるが、プレイヤーの労力も一緒に増えるので発展している感じはあまりない
・敵が上のほうから襲ってくるのだがわざわざ定期的にスクロールして確認しに行くのが面倒
と、開拓してもいいことがあまりなくプレイ感も変わらないため、何時間もプレイしたくなるようなゲーム性はない
正直、これらはアップデートでどうにかなるものではなくそもそものゲームシステム的な問題もあると思う
ゲームシステム的にダイスを強化したり生産量が増えたりする方向に行くのは、強化の仕方が味気ないことは置いといて、まあ妥当だと思う
問題はいちいちダイスや資源を置く動作が必要なところで、ゲームテンポもよくないし、発展していく感覚がない
まだ、クリアしてないのでこの先マシになる可能性もあるが、ちょっとモチベーションが続かないかもしれない
あと、アップデートでどうにかなりそうな個人的な不満点
・建物の陰に隠れて後ろの建物のスロットが見えづらい
・設定画面でのチェックボックスのonとoffが見分けづらい

Elheim
2021年09月11日
なぜ、ターンベースではないのか?
無駄なダイス目が多い上、それを有効活用しようがない。
ボードゲーマーとして、苦痛でしかない。
無理やり、利用できる施設を立てても、算出資源を有効活用するのにも、他で使う出目が必要で、だったら要らないなぁと思う。
結局、無駄にダイスをロールし、目当ての出目を待つだけ。
ダイスを育てる要素もあるようだけど、戦略的にダイスを成長させるところまでが行くのが、面倒くさい。
RTS風なシステムにするなら、ダイス配置の自動化や、ダイス所持上限の引き上げを行える建物など、欲しかった。
操作性も悪く、UIもただただ見にくく、使いづらい。
不便であること、ゲームの難しさは別。
あと、リングワールドである必要性も感じられず、没入感もない。
ボードゲーム風に仕上げるなら、ちゃんとテストプレイして、多くの意見を参考にした方が良いと思う。

kyorobo
2021年09月11日
とりあえず最初のシナリオをスタンダード難易度でクリアしたので軽くレビューを
このゲームはダイスを使ったユニークなRTSで、資源を集めつつ集落を拡張・ダイス(住民)を強化していきながらマップの真反対にいる敵の港を破壊するのが目的です
ぱっと見のビジュアルが好みだったのでよくゲーム内容を確認しないで買った結果、当初自分が想像していたダイスをジャラジャラ振りながらのんびりと村を作っていくターンベースのシムシティ系とはだいぶ違い、刻一刻と迫る冬の恐怖と無限に湧いてくる敵兵士にいかに素早く的確に対処するかというなかなか忙しいゲームでした
マップに点在する資源は有限で、特に序盤は資源が乏しくひと冬越すのもなかなか大変ですが、後半になると技術進歩のおかげで資源の産出量・ダイスの目の単価が増加し集落の運営に余裕が出てくるのでいかに早く安定軌道に乗せるのかが重要なゲームなんだと思います
ひとゲームは3~5時間といったところで、初期のシナリオをクリアすると「ずっと冬」などの特殊ルールをもったシナリオがいくつか出てきて、ことなる初期資源と特殊能力をもった複数の指導者・5段階の難易度・ランダム生成のマップとリプレイ性を重視した作りになっているので繰り返し楽しめるようになっています
また、強化したダイスを次のゲームに引き継ぐこともできるので、なかなかクリアできないときにうまく利用したり「俺の考えた最強のダイス」を作る遊びも出来ます
全体的に完成度が高く、独創性もあるので面白いのですが、一つ難点を挙げるとすればマップにある施設や資源がぱっと見で見分けられないことですかね
どの建物もそこまで見た目に違いはなく、効率を考えると密集して建てることになり、さらに冬には全部真っ白になるので余計に見分けがつかなく、急いでるときはもどかしい思いをしました
とは言ってもこの値段で遊べるゲームにしてはかなり高品質でまとまっているので、くり返し&気軽に遊べるRTSに興味のある人にはおすすめできるとおもいます
*youtubeにライブで垂れ流していた動画をあげているので良かったら参考にしてみてください
その1~2は初回プレイからゲームオーバーになるまで、3~4は2度めのプレイからクリアするまでです
https://youtu.be/CMFQJndm99M
**9/12追記:ずっと冬のシナリオもクリアしました
最初のシナリオと比べかなり縛りがきつく難儀しましたが、他のシナリオもこれくらい攻略の道筋が違うのならばかなりやりごたえがあるかと思います

dahliapaeonia
2021年09月10日
トレーラーでとても興味を引いたので衝動買い。思ってたのと違う感がなくはないがゲームとしては面白い。
・雑感
第一印象はBanishedをボードゲーム風のRTSにした感じのゲーム。
そういうのが好きな人にはお勧めだが、逆に4X(stellaris等)やコロニーシミュ(Rim world)のような物を期待していると一時停止中にダイス操作ができなかったりそもそも高難易度だと一時停止自体ができない為かなり不満を覚えるだろう。一時停止できないのはプレイヤーの思考時間、プレイ時間もリソースに含まれるという意味なので私は面白く感じた。
・ゲーム内容
ゲーム内容を簡単に説明すると、ダイスを増やしてリソースと領土を確保し、研究によって生産効率を上げつつ敵ユニットから村を守り、最終的にはリングの反対側にある蛮族の港を破壊することで勝利となる。ダイスの色ごとに幸福度が存在し、ダイスのリロール回数を使い切ったり別のダイスに転向したりでいずれかの幸福度が0になると敗北となる。
手元に持てるダイスは12個までだが盤面に置いた物はカウントされないので自転車操業のようにダイスを設置することになり中盤以降から勝ち確定になるまでかなり操作が忙しい。
・ひっかかった部分
チュートリアルステージがなくプレイの進捗に合わせてゲーム内FAQが随時更新されていくので初プレイではよくわからないまま蛮族に放火されたり略奪されて幸福度がなくなりゲームオーバーという負け方が多いだろうか。画面端のマスにダイスが置きづらかったり細かいところで不満に感じる部分はあるが今後のアップデートに期待したい。
このゲームに限らずストラテジーあるあるなのだが山場を越えて勝てる状況になるとあとはさっくり勝ててしまうのでクリアしたことへのカタルシスというよりは中盤の忙しい時間のやりくりを楽しむゲームだと思った。ただこのゲームにはダイスの強化とそのダイスを別のゲームへ持ち込むことができるので敵を封殺しておいてゆっくりダイスを強化して遊ぶこともできる。
・総評
箱庭ゲーに見せかけてがっつりPVEなゲームなのでそこを間違えるとがっかりするかもしれない。逆にBanishedで戦うNPCがほしいと感じたプレイヤーやボードゲーム風のRTSと聞いて興味がわいた方にはぜひお勧めしたい。

datenti_yua
2021年09月10日
[h1]ボードゲームを遊んでいるような、でもしっかりデジタルの良さも使っている良作戦略ストラテジーゲーム[/h1]
初期キャラ初期難易度でクリアしたのでレビュー致します。
クリア時間は一時停止も挟んで4時間程度でした。
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◆良いところ
◆気になったところ
◆総評
◆初心者向けアドバイス
◆おまけ
以上でまとめさせていただきました。
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[b]▼良いところ[/b]
[u]・ゲームバランスが絶妙[/u]
正直最初は「ストラテジーゲームにサイコロという運ゲー要素を組み合わせて大丈夫なのか?」と不安でした。
確かに新しい切り口のゲームデザインなので興味を惹かれましたが、運ゲーが嫌いな身としては気になる点でした。
しかし、実際遊んでみるとダイスの耐久値や資源の獲得秒数等のバランスがとてもよく、きちんと管理出来れば他ゲーでありがちな特定の資材が余りまくり、枯渇しまくりな状態にはなりませんでした。
このバランスがサイコロの目によって少し手が詰まることもあった上で成り立っているので感服しました。
[u]・敵のラッシュが緊張感があり面白い[/u]
恐らく特定の状況になると敵が高頻度で攻めてくるのですが、そのラッシュが進行状況的にタイミングがよく、資材がやや余り始めるかという時期に来るのでこちらも全力で戦い、侵攻に挑めるのが面白かったです。
ただ、ここで無作為に攻め入ってるとあっという間に資材が枯渇したり、ダイスの運ゲーに頼ることになるのできちんと視野を広く保ち続けることが必要でハラハラしながら遊べました。
[u]・ダイスの種類と数を状況に応じて試行錯誤するのが楽しい[/u]
このゲームにはダイスの役職を変える施設がありますが、例えば「敵の攻撃が多いから兵士を増やそう」とか「農場や研究をたくさん使いたいから市民を増やそう」といった戦略が考えられるのが面白かったです。
特に兵士数については敵の猛攻にそれまで農民だった人が人手が足りずに徴兵されてるようで謎の緊迫感がありました。
そういったロールプレイ(?)みたいなものが考えられるのも役職が別れた村人の魅力ですね。
[u]・技術の伸ばし方次第で様々な戦略が作れそう[/u]
今回1回だけクリアしてレビューを書いてますが、そのプレイ内で使わなかった施設や研究もたくさんありました。
中には特定の施設を超強化出来るようなものもあり、リプレイ性も確保されているのかなと思います。
[b]▼気になったところ[/b]
[u]・建物の影に隠れた建物のキュー状況が見にくい[/u]
これは単純なUIの問題です。
[u]・組み立てダイスの面選びの基準などがわからない[/u]
ダイスを合体させる組み立てダイスですが、目の選び方になにか法則性があるなら、ヘルプに載せていただきたいなと思いました。
[u]・建物ごとの詳細な説明(図鑑のようなもの?)が見たい[/u]
デフォルトの状態で何秒作業にかかるのか、ダイス目のパワーに応じてどれくらい収集出来るか等のデータがあると嬉しいです。
特に「薬草収集者の小屋」は森に隣接させますが、隣接してる数によって収穫量に差が出るのか気になりました。
[b]▼総評[/b]
非常にやりごたえのあるストラテジーゲームでした。
正直難易度自体はデフォルトでも数回リタイアする程度高いと思いますが、
正しい状況判断と操作速度があればダイスの運ゲー等と考えることはなくクリア出来ると思います。
[b]▼初心者向けアドバイス[/b]
基本的に右上の目標に沿っていけば良いですが、慣れない中だとゲーム中一番キツいのは最初の冬になります。
酒は十分な数はまず用意できず、蒸気発生機も木材を大量に使うことになるのと鉄を集めておく意識が必要です。
蒸気発生機を使うなら森が複数ある場所に建て、木を集めて燃料補給しつつ、その範囲内に作業場を作るようにしましょう。
ただ、個人的にオススメなのは家を回しまくることです。
家は1回使うのに60秒と時間がかかりますが、逆に言えば60秒に1回しか凍結チャンスはありません。しかも生まれた村人は恐らく凍結しないようになってます(凍結は雇用された村人に発生するデバフなので)
これで最初の冬の間に人数を増やし、次の夏から一気に発展させるのがいいのかなと感じました。
[b]▼おまけ[/b]
4時間程度でクリアした配信のアーカイブがありますので、気になった方は下記URLよりご覧くださいませ!
https://youtu.be/CGpworFM--E

guruguru
2021年09月10日
挑戦的で完成度の高いゲームだと思うのですが
快感よりストレスの方が上回るゲームバランスが全てを台無しにしているように思います。
街づくりの自由度は低く、実際には見た目ほど選択肢がありません。
常に出目次第で理不尽に詰む可能性を含んだ運ゲーです。
マップ上の資源は厳しめの有限で、時間停止は出来るものの停止中は操作できず実質的な時間制限があり、見た目の良いヘクスマップからは現状把握が難しく、リソース管理はストレスフルです。
そして前に進む目的、上達への意欲、自国を発展させたり思い通りにする喜び、面白いテキストや探求心をくすぐる目新しい世界観など、モチベーションとなるものは与えられません。
これを楽しめる人は相当な玄人かと。