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Flowers 春篇

謎の過去を持つ内気な少女、周防白羽は、新たなスタートを切るべく、聖アングラエカム学園の高校1年生として入学する。彼女は新しい学校で友情と謎を乗り越え、愛にはさまざまな形があることを発見します。

みんなのFlowers 春篇の評価・レビュー一覧

海塩巻

海塩巻 Steam

2024年12月01日

Flowers 春篇 へのレビュー
5

相変わらずの社風で、映像も音楽もよくできる。少女の心のコントロールは正確で。同類の作品と比べて、筋は繊細でかつわざとらしくありません。
手がかりのも問題を解くのもかなりのハードルがある。

Flowers 春篇 へのレビュー
5

[h1][b]“FLOWERS” - Another Episode -[/b][/h1]

[h2][b]『 少女たちの步み 』[/b][/h2][b]文:志水はつみ[/b]

——息をするのを忘れてしまう程の煙景だな、と白羽蘇芳は思った。

左右の道をトンネルのように覆った桜並木、見頃を過ぎた所為かはらはらと散ってゆく花弁は、

まるで暗夜に降り積もる雪のように音なく舞い、辺りを異界にしていた。

——まるで、夢の中の情景のよう、と花菱立花が言い同じ思いを抱いていた私は微笑み、

そうねと頷く。

アミディエは眼鏡の奧の瞳を細め、舞い散る花びらを摑もうと手を伸ばす。

しかし、薄桃色の花弁は白魚のように逃げ手に取ることはできない。

両手を広げ気持ちよさそうに陽光と桜の花弁を浴びる彼女。

心地好く目を細める彼女へ、親密な花弁が舞い、髮を飾った。

その情景を視て、まるであの人のようだ——と私は想う。

“天に行わるる如く、地にも行われんことを ”

主の祈り、キャンバスに描かれていたその言葉の意味を、

只引用した一節だと捉えていた私は、彼女を——……

——約東に遲れてしまうわ、と立ち止まっていた私は彼女へせかされ先を急ぐ。

桜色の絨毯を步み行く。

一步一步が彼女との思い出を紡ぎ、心を温かくし冷えさせもした。

桜色の絨毯を歩き続けていると、ようやく開けた場所へとたどリ着く。

白く劍を思わせる墓標の隣には寄り添うようにニワトコの樹が生えでいた。

そう、彼女の樹だ。

そして——

桜色に塗れた墓所で佇む少女は私へ、

——やっと見つけてくれたんだね。嬉しいよ。蘇芳。

万景の中、桜の中に咲いた百合の花弁は、そう私の名を呼んだ…………。

靈韵_Symph0ny

靈韵_Symph0ny Steam

2022年01月09日

Flowers 春篇 へのレビュー
5

短い時間過ごせましたが、これはゲームではなく 最も美しい作品であった

towpik

towpik Steam

2022年01月06日

Flowers 春篇 へのレビュー
5

すみません、やはりあなたでないと意味がないようです、 まゆり。

Minatoaqukinn

Minatoaqukinn Steam

2021年01月05日

Flowers 春篇 へのレビュー
5

I like this game.

緒方 倫

緒方 倫 Steam

2020年08月20日

Flowers 春篇 へのレビュー
5

吹爆!

裸男(HADAKA OTOKO)

裸男(HADAKA OTOKO) Steam

2016年09月05日

Flowers 春篇 へのレビュー
5

シリーズモノ百合ADV
今作春篇は起承転結の「起」の物語となる

[h1]ストーリー[/h1]
全寮制のミッション系女学院「聖アングレカム学院」では、仮初の友を作り衣食住を共にする「アミティエ」と呼ばれる制度があった。
白羽 蘇芳は友人のいなかった過去の自分を変えるため、アミティエ制度のある聖アングレカム学院へ入学する。
着実に友人を増やしていく蘇芳だったが、ある出来事がきっかけっで蘇芳のアミティエがクラスから居場所を失ってしまう。
友人の無実を証明しようと蘇芳は事件の解決に奔走する。

[h1]キャラクター[/h1]
白羽 蘇芳
春篇主人公。美人でスタイル抜群、人付き合いが苦手
小説、映画鑑賞が趣味、自らを書痴と呼ぶほどの本の虫。

匂坂 マユリ
春篇ヒロイン。人付き合いがよく社交的
誰にも言えない秘密を抱えている

花菱 立花
春篇ヒロイン。堅物委員長、紅茶ジャンキー、
シリーズを重ねるごとにネタキャラ化していく。

車椅子の少女
夏篇主人公。男性的口調でからかい癖、猫のような性格
本が好きで児童書から辞書までなんでも読む。蘇芳とは書痴仲間。
日頃の恩からバスキア教諭に頭が上がらない。
シナリオライターのお気に入りなのか出番が多い

沙沙貴 苺&林檎
秋篇ヒロイン。泣き黒子2つが姉の苺、1つが妹の林檎。
苺は活発で落ち着きが無いが、林檎は対照的におっとりしている。

小御門 ネリネ
秋篇ヒロイン。生粋のカトリック信者。
英語発音のガバっぷりに定評がある。

八代 譲葉
秋篇主人公。ガッカリ美人。
ネリネの幼馴染
ニカイアの会(生徒会と同義)の長で学院の裏を知っている

ダリア=バスキア
夏篇ヒロイン。教師
おっとり系おばさん

[h1]システム[/h1]
ほぼ通常のADVゲーム。
ルート分岐に影響する選択肢を選んだ際、どのルートへ進行したのか右アイコンの発光した色でわかる。
ルート数は少なく、次選択肢へジャンプ機能により分岐回収で苦労することはほとんどない。
ストーリー上で数か所の謎解きパートがあり、そこでは間違った選択をすれば即ゲームオーバーになってしまう。
・CG枚数45
・ルート数はグッド2、バッド5
・日本語はボイスのみでテキスト無し(日本語化は自分のプロフィールページから)

[h1]その他[/h1]
ここから先はプレイヤーによって考え方が変わるので参考程度に。
このゲームの特徴は小説や映画からの引用がとにかく多いこと。
これは好き嫌いが分かれるらしいです。私はこの手の知識が得られるので好きですが。
春篇単体での評価なのですが、1作目だけあってその後のシリーズと比べると少しだけ残念に感じます
理由としては
・嫉妬心の交錯する三角関係(俺はみんなハッピーが好きなんじゃい)
・異常な難度の謎解き(蘇芳ちゃん並の知識量じゃないとゲームオーバー不可避)
気になるところはこの二つくらい。続編でこれらは解消されてます。

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