






Her Story
Her Story は、『Silent Hill: Shattered Memories』および『Aisle』の作成者である Sam Barlow による新しいビデオ ゲームです。 Her Story は、非直線的なストーリーテリングを備えたクライム フィクション ゲームで、実写ビデオ映像が満載の警察データベースを中心に展開します。主演は、女優でありバンド「ジョー・ギデオン・アンド・ザ・シャーク」の片割れであるビバ・サイフェルトです。
みんなのHer Storyの評価・レビュー一覧

doll_player
2023年12月07日
コンプ目指してプレイしていた「HER STORY」、ようやくコンプしました。
長かった……プレイ時間のほとんどは、実は動画ファイルの並べかえに費やしていたと思われます。
本作はある男性の行方不明事件に合わせ、その男性の妻であるハナに対して行われた合計7回の事情聴取動画を検索し、事件の真相を探るというもの。
プレイヤーの目的は、メイン画面でもある古めかしいCRTモニタの端末を使って、キーワードを入力することで無数に分割された事情聴取動画データを探し出すこと。しかし、一度に見られるデータの数には限りがあるので、プレイヤーは複数のキーワードを組み合わせたり別方向からアプローチしたりといった工夫が求められます。
「手間」というのは基本的に利便性を追求すると排除されるべきものとなりますが、一方でゲームの面白さの一部をこの「手間」が担っているのも事実。本作は、「一度に閲覧できるデータの数が限られている」「動画データの順番は自分で並べ替えなくてはいけない」という「手間」を楽しめるならより没入できると思います。でも3桁ある動画データを全部並べ替えてナンバリングするのはかなり手間だった……。
発見した動画は画面下部に登録できるんですが、この動画を並べ替える際にはひとつずつ移動させなければならず、割り込ませることも出来ません。なのでファイルの移動はけっこう辛かった。まあ別にやらなくてもいいんですけどね。
事件の真相はカンのいい人ならけっこう早い段階で気づくかもしれませんが、ゲーム側からは明示的には語られません。そのためプレイヤーは、断片的な情報を頭の中で整理、想像する必要があります。動画データは取調室での会話のみなんですが、ハナを演じる女優さんの演技が非常によく、画面には映らない生活背景やそれまでの人生すら感じさせてくれます。要素を削ぎ落としたプレイヤーがPC画面の前に座ってる設定の没入型のゲームはいくつかありますが、その中でも本作はかなりの良作なのでおすすめ。

one心
2023年11月16日
圧倒的にオススメ。(が、ついていない、不思議 笑)
「体験」という、観点から言うと、これまでプレイしたゲームの中で、一番、「ここにしかない、唯一無二の体験」があり、歴史的名作と言える作品だと思った。(このゲームでしか、体験できないこと、が、あるため)
客観的に見て、85~95点ぐらい、個人的には90点ぐらいの、満足度。
断片的な情報をもとに「自分で推理する」のが好きな人向け
尚且つ
「ストーリーの細かいところや、整合性がどうこう、とかではなく、『過程』と『体験』を楽しめる」人間向けなので
ある程度、プレイヤーにも「能動的に楽しむ姿勢」が必要。
(なので、適当に、考えずにプレイするだけの人とかは、不満足な評価を選択するのかもだけど…)
自分で推理しつつ、それらが、裏切られたり、予想通りだったり、でもさらに、予想外の展開があったり…など
「実際に、何もわからない状態で、人や事件と向き合って(情報と向き合って)思考や推理をして、翻弄されている」体験ができる。
こういった体験ができる作品は、他にはないので、それだけで、素晴らしい作品だと言える。
(深く、シリアスっぽく考えてみると、「実際の裁判とかも、こんな感じで、判決を決める側とかは、何も知らない、二次情報や三次情報しか、見ていない、えん罪とかもありえるし、そういうのが考慮されていない、判決が絶対みたいな、風潮がある、日本とか、怖いよな…」みたいな、現代の問題を理解できる、という見方も可能。
取り調べをしている(しかもそれが、密室とかで、自白強要や捏造とかも、かなり、あり得る)人間がいて、その人間が「恣意的に抽出したり、記録したり、残したり、削除した情報」をもとに、その取り調べには全く関わっていない人間が、判決を出すという、客観性という点では、取り調べにおいて「全ての情報が、平等に記録されている」上で「有罪前提」ではないなら、機能するシステム(取り調べにあたった人間の私情抜きでの、裁判官などの、判断)が、密室における、取り調べのブラックボックス化の問題、起訴されたら有罪が前提、みたいな状態では、色々な問題があり…)
上記のような、シリアスや社会の問題提起、みたいな、小難しい見方をしなくても、単純に「ここにしかない、体験がある、唯一無二のエンターテイメント作品」として、楽しめる。
(個人的な、話。「ストレスが溜まる、事件や暴力系の作品は避けている」けど(主人公やメインキャラが酷い目にあう→それが、解決することで、ストレスがなくなり、-がゼロ になったことで「よかった」みたいな、ほっとするのを、楽しかったとかって、勘違いしてるだけだと、思うから)
そういう事件や暴力など、ストレス要素があっても、「短時間で終わる」(1日ぐらいで、クリア可能)な、作品で、1日ぐらいなら、多少、ストレスが多い作品に触れても大丈夫かな、と、プレイしてみた。
結果的には、4時間程度で、クリアまで到達できる作品だから「長期間、ストレスにさらされるわけではない」という点からも、オススメ)
4時間ぐらいで、クリアまで到達可能。(その時点で、全体の50% 以上は閲覧という状態になっていた)
+やり込みで、のこりの「75%以上」「100%閲覧」目指そうとしたら、+1~2時間は、かかると思う。
クリア後に、1時間ぐらいで、「75%以上」 には、到達できたため)
最後の最後まで、「閲覧100%を目指す」となると、作業度が増えてくるから、そこまで、100%を目指さなくて、良いのかも、と、思うけど。
(重要な映像は「色々なワードでひっかかる」けど、「どうでもいい、実績に影響するだけの、映像」みたいなのは、1つのワードでしか、引っかからない、みたいな、作業プレイになったりする)(具体例、「はい」しか言わない、映像、とか)
物語の理解に必要ではなくても、100%を目指すなら、検索して、見る必要がある、「内容はほとんど無い映像」とか、あるから、そのあたり、100%を目指そうと、必死になると「作業度が増えて、作品の面白さが霞む」から、コンプを目指さない方が、楽しめると思う、作品。(そういうことをわかった上で、100%を目指してしまう、自分みたいな、人間もいる…)

kumao0308
2023年10月30日
セールで驚愕の90%オフで購入しました。
ゲームシステム的に仕方がないですが、最初からすべてのストーリーを見れる都合上、
事件の一番肝心な部分に序盤で気づいてしまいました。
それでも俳優の演技や表情が素晴らしかったので全く退屈には感じなかったです。実写ゲームの良さですね。
また、海外のゲームですが日本語の翻訳に違和感はなく、検索システムも全く問題なかったです。ありがたい限りです。
【データベースをすべて見つけたい人へ】
データベースをすべて発見すると実績「名探偵」が解除されますが、これを攻略情報を見ずに達成するのはかなり難しいと思います。
ただ、達成を楽にする方法があります。
[spoiler]ゲームを1回クリアした後、再びゲームを起動し、検索窓に
[b]ADMIN_UNLOCK[/b] と入力すると、検索した時の映像の表示数が5個→15個になります。これ自体も実績になっています。[/spoiler]
[spoiler]また、検索窓に
[b]ADMIN_RANDOM[/b] と入力すると、すべてのデータベースの中からランダムでひとつ表示されます。これも実績となっています。[/spoiler]
私はこれを知らずに攻略情報を見てしまいましたが、このコマンドがあればコンプリートは幾分か楽になると思います。
ぜひプレイしてください!

ニコチン小野寺
2023年08月21日
[h1] おとぎ話?それとも作り話?
いいえ。これはただ、彼女の物語。 [/h1]
与えられたPCのデータベースにアクセス。
事件に関すると思われる語句をフリーワード検索。
ヒットする断片化されたビデオ映像を蒐集・閲覧。
これらを繰り返し、真実を追求していく。
もはやいにしえの表現かもしれないが、いわゆるインタラクティブ・ムービー・ゲームの一種。
ゲーム画面が4:3?なこと、ビデオ映像がややノイジーなことも相まって、全体的な雰囲気に懐かしさを覚える。
ストーリーと演出、それを支えるシステムのすべてはとてもうまく融合していて感心しきり。
しかしゲーム内の情報、例えば人物相関や映像の時系列、気になった事柄や語句などはゲーム内で保持されないので、ゲームの進行を助けるため、加えてストーリーへの理解を深めるために、自分でメモを取ることを推奨する。
そうして幾度となくビデオ映像を検索、閲覧、そして考察するうち、バラバラだった映像がひとつのストーリーを紡ぎ出す…そんなゲームだ。
(とはいえクリアするだけであれば、そこまでする必要もなく数時間でエンディングまで辿り着けるだろう)
「その昔、3Dダンジョンの迷路を自力で方眼紙にマッピングしながら探索することが楽しかった」
ゲームを楽しむには、そのゲームを楽しむための姿勢も大事なんだ、ということを教えてくれる良作。

kam
2023年08月14日
面白くてエンドロールまで一気にプレイしてしまいました。何が起こったのか知りたいという好奇心のまま、能動的に情報を引き出していけるのが楽しかったです。ゲームの「考察」なんかを読んだり自分で考えたりするのが好きな人は特に楽しいと思います。
演出でちょっとだけびっくり要素があります。知っていればそこまで怖くもびっくりもしないレベルだとは思います。プレイヤーが勝手にびっくりしてますが多分怖がらせるための演出ではないと思います。
びっくり演出内容↓(ストーリーのネタバレは無し)
特定のクリップを視聴し終わると[spoiler] 画面にぼんやりと人の顔が映ります。 [/spoiler]たまに音が出る場合もあります。[spoiler] 幽霊とかではない [/spoiler]ので大丈夫です。
推理物のつもりで挑むと難易度は高くないというか、解き明かしてやろうと意気込んで臨んだらかなり早い段階で決定的なクリップに辿り着いてしまいました。それでも十分面白かったのですが、次々出てくる新たな情報に振り回されたりじわじわ真相に迫っていったりする感覚を得られた方が良かったのかな……とちょっともったいないことをしたかもと思います。最初から推測で捻ったワードを入れるよりも見た映像に出てきた気になるワードを素直に検索する遊び方でもよかったのかも。
今までのレビューで語られ尽くしていますが、このお話は確かに実写の演技あってこそだなと思いました。本当にそんなことがあったのかもしれないなという気がしてくるのは俳優さんの演技のすごさと記録映像という体のフレームのおかげなんだろうなと思います。満足しました。

ぷにすけパチェコ
2023年07月28日
セールで120円、日本語対応
XBOXのコントローラー対応
全実績アンロックに3時間
検索欄にキーワードを入れると事情聴取をしている映像が出てきて、それを見て事件の真相や彼女の正体を推理するゲーム
彼女の発言から気になったワードをどんどん検索していく感じ
システムも実写なのも、他のゲームにはない新鮮な体験ができて面白かった
推理ものやビジュアルノベルが好きな人におすすめ
ブラウン管の古い雰囲気もいい
~アドバイス~
ゲーム内のビデオクリップにメモが出来ますが、自分でスマホにメモした方がいいです
発言や起きたことなど気になった部分を時系列順にメモするとストーリーが分かりやすいと思います

Lord_Hossi
2023年07月27日
推理ゲームが好きな人にオススメです。特にReturn of the Obra Dinnが好きな人は確実に気に入ります。
「なんか取り調べ?の動画を見て推理するゲーム」以上の情報を持たずに始めるのがいいでしょう。この作品でネタバレは致命的です。
あと、バラバラの映像から真相を探るという意味では映画「メメント」も近い存在ですね。
(以下ゲーム内容について)
このゲームには必要以上の説明も、決まった攻略ルートもありません。検索欄に言葉を入れて見つかった動画から得られる情報を整理するのみです。検索結果の表示件数や出てくるワードから、やんわりとした誘導はありますが、出てきた固有名詞を調べるとか殺人事件に関わる単語を入れてみるとか、プレイヤーは何からしても構わないシステムです。まぐれでいきなり核心に迫ったり、一本の動画で前提が崩れたりするかもしれません。おそらくプレイヤーによって違った驚きがあるゲームでしょう。
多くの推理ゲームにあるような、「これが大事な証拠です」という強調はほとんどありません。証言はひとつひとつ記録しておくのが必須になります。ただし、このゲーム内のメモ機能では全く足りないので自分はスプレッドシートに記録していました。こういう手作業を求められるのはレトロゲーの雰囲気です。(ゲーム内のUIも90年代風)
不便なUIを使って動画を探し、ゲーム外で自力で情報を整理して……
不親切ですが、おそらく意図的なものです。
プレイ中もプレイ後も独特の感覚を残す作品になっています。

amakana
2023年05月05日
[h1]制作者にただ拍手を[/h1]
ゲーム開始後、パソコンの画面が表示され、特定のワードで動画を検索。そうして動画群を確認していくことで一つの事件を紐解いていく作品。
こういった形式のゲームを遊んだことはなく、プレイしていてとても新鮮だった。このゲームシステムには感嘆するほかない。一回の検索で5つしか動画がヒットしないという制限もうまい。それと同時に、プロットや台本作成に多大な時間を要したのだろうという、制作時の大変さも想像してしまう。
ゲーム難易度に関して、察しがいい人は30分~1時間程度で真実の片鱗に気づけるのではないかと思う。以降、その仮説が正しいのかどうかの検証のために動画を見て回るといった感じでプレイした。全体の半分以下の動画を確認しただけでも、十分内容は理解できると思う……が、最後の『質問』に関しては驚いた。その視点でこのゲームをプレイしていなかったので、慌てて調べ忘れたことがあったかと思い動画検索に戻ってしまった。
最後のオチも含めて、このゲームをプレイ出来てよかったと思う。映像媒体、文字媒体ではできない、ゲームだからこその『体験』だった。
……それはそれとして特定の動画を視聴後、画面に人影が映る描写があるので、ホラーが苦手な人は気を付けてほしい。初見で超ビビった。

ali004617
2023年03月05日
一発モノのストーリー勝負!と聞いてセール購入。
ストーリーやゲーム性は評判通りすごく良かった。
誰にでもおすすめできるゲーム。
フルプライスでもお釣りはくると思う。
しかし、人によって様々な進捗推移があるかと思うが、
私の場合は僅か6回目のトライで核心部分に触れてしまったため、
結論ありきの捜査になってしまったのが残念だった。
(なぜ?の部分を探すのは楽しかったが)
自分の性格上の問題だが、一番最初からデータベースをデータベース化
するような手法で進めたことも災いして、せっかくの一発モノを十分に
噛みしめることができなかった。
また、ある程度の話のスジが見えたら、当てモノのような力技が
通用してしまった。それで9割ほどいけた。
セルフ縛りを設けた方が良かったが、一発モノのため今更である。
似たゲームが他にもあり、バンドル版を買ったので次作もプレイ
する予定。
あまり関係ないが、5W1Hを明確にしたメモの残し方を勉強する
良い教材だと感じた。

田中たけし
2022年12月30日
[h1][b]良い所も惜しい所もある[/b][/h1]
プレイ目安:3~5時間
ジャンル:FMV(フルモーションビデオ)(ADV)
結論から言えば、お薦めできるが指摘したい事もあるといった所。
[h1]ゲームの特徴[/h1]
日本のSTEAMユーザーを想定した場合、ほとんどの方が新鮮に映るのではないかと思います。
理由として特徴を3点挙げます。
[b]●自分で考えた単語を打ち込む「コマンド入力式」[/b]
この形式の意図する所は、字幕にある単語を打ち込むだけでなく、思いついた単語を入力する事が出来る点です。これはコマンド選択式では出来ませんし、推理ものと相性が良いです。
[b]●実写映像主体[/b]
日本のADVで実写作品ってほとんどありませんから、それだけでも貴重です。アニメ調の作画が苦手な方もいるでしょうから、そういった方には特にお薦めできます。
[b]●各自で補完するストーリー[/b]
本作には一応EDがありますが、明確な解答パートのようなものはなく、基本的には自分で情報を組み合わせて推察する形になります。端的に言えばナラティブ(主観的な物語体験の感得)なストーリーということですね。
以上、現在主流のADVから見るとどれも珍しい特徴と言えます。
[h1]気になった点[/h1]
先程私は新鮮という表現を用いましたが、それはあくまで多くのプレイヤーの主観がそうであろうという話であり、本作は決して斬新なゲームデザインではないという事です。
まずはコマンド入力式についてですが、かつて主流だった形式でありこれだけをもって斬新とするのは無理があります。
また、真相に至るまでの過程は短いので、実際問題この形式の特性を活かした時間は割合として少ないでしょう。これに該当するワードは極少数です。
また、FMVといってもかつてのインタラクティブムービーと大差ありませんし(「リース」を「サブスク」というラベルに張り替えると新しいものっぽく見えるのと似ている)、ビデオを再生する進行も思いつくところで『serial experiments lain』なんかもあります。ナラティブなストーリーも近年そういった言い回しが発明されたに過ぎず、こういった作風は以前からありますからね。
結局、本作が新しく成し得たものってないんですよ。
低予算作品でどの要素もプレーンな仕上がりということも相まって、斬新どころか先祖返りに近い印象になります。
[h1]まとめ[/h1]
とりあえずプレイして欲しい作品ではある
コマンド入力式は今や非常に珍しい形式ですし、俳優さんの演技はとても良かったので結論としてお薦めにしています。とはいえ、レトロPCゲームを知っている方からすれば、得るものは少ないでしょう。
ゲーム業界には【枯れた技術の水平思考】という格言があります。ゲーム&ウォッチをDSとして甦らせたように、FMV然りコマンド入力式然り、廃れた要素を現代の技術で何かしらのテコ入れがなされていれば、私の印象も違ったものになったでしょう。
今回の例で具体的に言えば、そうですね・・・『シーマン』辺りになるでしょうか?入力部分をドリームキャストの技術で音声にする事が出来た訳です。目の付け所は良かっただけに、こういった工夫があれば拍手喝采だったんですけどね。

sosuu10009
2022年11月20日
傑作、、なのであるが、なんとまぁここまで布教しずらいゲームはほかにないと思う。
ゲームプレイの98%は、検索ウインドウに単語を入力し、事情聴取映像を見るだけである。その映像だって殺風景な取調室と犯人の女性のみ。細かくブツ切られており、わかりずらいったらありゃしない。華美な演出や、音楽、グラフィックそういったものなんて一切ない。
しかし、凡百のADVにはない独特な興奮がある。
没入感というのだろうか、このゲームの主人公はプレイヤーなんだという不思議な実感がある。ゲーム内のキャラクター達ががどんどんストーリーを進行していくようなことは一切なく、自分自身が、映像の違和感を見つけ、疑問を類推し、断片化された情報を繋ぎ合わせ、犯行の背景に迫っていく。
そして最後の、あのエンディング前の展開……没入しただけ、しみじみとした悲しさが…おすすめです。

inogashira56
2022年11月14日
見る小説?なのかうまく言えないけれどもそんな感じの作品。
プレイ後も考察したくなるストーリーで感想書きたくなるけどネタバレはやめときます。
何も知らないまま、進め方だけみてプレイしていたのでかなり楽しめました
初回で攻略やガイドを見てしまうと残念な結果になってしまうので興味があれば何も見ずに始めてほしい
そんな作品でした。

nta
2022年09月04日
こういった映像主体の作品は日本ではやるドラシリーズやスクールデイズなんかがやや流行った印象があるが最近ではとんと見かけず寂しく思っていた。
しかし、海外ではデトロイトビカムヒューマン等の大作を筆頭に映像主体ゲームの流れるはあるように感じる。
この作品はそういった映像主体の作品の中でもかなり異質で、ある女性の断片化された取り調べ映像を漁り断片的な情報からキーワード検索を続けて事件の真相を突き止める事件捜査シミュレーターとも言える作品。
とにかく地味だがプレイする人によって検索するキーワードは変わってくるのでそれぞれ異なった体験ができるというのはデトロイトに通じるものを感じる。
ただし、明示的なルートやエンディング分岐というのはない。
以下、ゲームのコツ。
無数にあるビデオクリップを全て時系列順に並べるという作業は最初から諦めた方が良い。
手元にメモを用意して人名とのキーワードを記録しておくと1日でクリアできなくとも記憶の保管になるのでおすすめ。
ゲーム開始後、暫くの間はとにかく未視聴のビデオクリップを探す方針で間違いはないかと。
ひとりオセロで引き分けにするという実績があったので実績コンプは諦めた。

showgo
2022年08月20日
[b]日本語翻訳レベル[/b]
☐ きっとどこかに存在する場所で、キャラクター達は実際に生きているに違いない
☑ 世界観やそれぞれの登場人物にマッチしている
☐ センスはないけど、言いたいことはわかる
☐ 人形が喋っているみたいに硬い
☐ 機械翻訳のほうがマシ
☐ 言葉はいらない
[b]翻訳周りの不具合[/b]
☐ 未訳箇所あり
☐ 読みづらい文字のフォントや大きさ
☐ 読みづらい改行位置
☐ 世界観を損なう誤訳
☐ ゲーム進行にとって致命的な誤訳(例:「進むしかない」→「進まない」)
上質なアドベンチャーゲーム。翻訳で何かが損なわれているということも一切ない。
字幕翻訳でありがちな読みづらい改行もなく、映像との同期も違和感なし。