










No Case Should Remain Unsolved
チョン・ギョン上級警部が退職してから12年後、彼女を若い警察官が訪ねてくる。その女性はソウォンの事件を再捜査してほしいと懇願する。しかし、記憶が明らかになるたびに、一つだけ明らかになるのは、ソウォンの近くにいた全員が嘘をついていたことだ。
みんなのNo Case Should Remain Unsolvedの評価・レビュー一覧

cotowaza
02月18日
微妙。複雑な仕組み。チュートリアルと思ったらゲーム本編で結構すぐ終わった。察する能力とゲーム慣れ経験の2つが必要なので自分は横にいた人間と補い合ってできたが、一人だとゲームの仕組みというか動かし方(ハッシュタグを使うこと)が分からなくて放置したかも。キャラクターの名前が変で覚えにくかったり、他の名前も変、変なくせに内容と絡んでくる。途中からはややこしかったので考えるというより作業ゲームのようにして解いた。エンディングがよくわからなかった。

yokke
02月16日
仕事や勉強で向き合う問題で、あれこれ本気で悩んだ末に、あるとき全てが氷解するときの言葉にできない麻薬的な快感。しかもその解が「なぁんだ、こんなことだったんだ!」と拍子抜けするようなネタであるほど、その麻薬的快感には安堵感や脱力感がスパイスになって、より味わい深く晴れ晴れとした気分になるものだ。
『未解決事件は終わらせないといけないから』は、そんな誰しも人生で何度か直面できる悦楽を、コンパクトに経験させることに特化した良質なアハ体験ミステリーテキストパズルゲームだ。
発話者も時系列もバラバラの発言カードがSNSのタイムラインのように提供され、その中の単語から派生をすることで、その発言カードも発話者もどんどん増えていく。序盤ヒントも少なく、途方に暮れるしかない。だが、この“拡散”のフェーズこそがこのゲームの味わい深さで不可欠のものなのだ。
“拡散”フェーズでは、冒頭でさえよくわからん状況と、発言カードが増えることで絶妙なペースでプレイヤーの推理・想像を掻き乱す設定になっている。「別居?離婚?既に故人…??児童虐待か?養子?子供の取り違え?…オカルト?幽霊?タイムリープ?そんな馬鹿な…」と、これまでの人生で体験してきた玉石混交のコンテンツと照合をしながら、あらゆる可能性を想像して振り回される。この時点で自分はゲーム開発者のことを信頼はしていないので、前述の想定のような「とんでもねぇクソみたいな突飛なギミックとオチが用意されてるかもしれない」という猜疑心が、この可能性の拡散を更に加速させる。
この“拡散”は取り留めがなく、本当に納得のいくカタチでクリアできるのか…?と不安になり始めるまさにその頃合いで“収束”に転化する。父親[spoiler]達[/spoiler]の会話を拾う中で [spoiler]犀華という名前の女の子が2人いたのでは?[/spoiler]という仮説が立て続けに補強されていくタイミングがあり、その時の目が覚めるような…モヤの立ち込める五里霧中の道程のさきに、急に広い風景が開けたような解放感とともに、物語がいっきにまとまっていく。前半で感じたフラストレーションから転換する“収束”フェーズの入り方とスピード感の妙味が、このタイトルでずっと頭をもたげていた、開発者への不信すら消滅させてしまうのだ。
蓋を開けてみれば「なぁんだ、こんなことだったんだ」と思えるオチだと言えるかもしれない。途中に(開発者を信じないが故に)あれこれと想定した雑な超展開に比べると、随分地味な落着だろう。だが、この実直なミステリードラマのような地に足の着いた現実的なギミック(それこそ『相棒』で取り扱われてもおかしくない程度の)は、散々やきもきと道に迷った時の苦しみに「ただ単に自分の思い込みだったのか」というある種の納得感を与え、冒頭で述べたようなクセになる安堵感や脱力感を心地よく教授することができたのだ。
存分に悩む中で登場人物達にも十分に感情移入ができており、犀華ちゃんの母親が抱く[spoiler]もはや対象を失った[/spoiler]掛け値なしの愛情や[spoiler]亡き娘への小学校の入学通知を見て心が壊れる瞬間の[/spoiler]壮絶な悲壮感、父親[spoiler]達[/spoiler]の苦悩と愛する者を守ろうとする覚悟、犀華ちゃんの兄の子供らしい懊悩といじらしい健気さ…ごく短いゲームプレイにも関わらず、彼らの感情に生々しい温度感と深い共感、あるいは深い同情を引き出せる手腕も、見事な作劇としか言いようがない。
休日にサクっとプレイして、こんな晴れやかな気分にさせてくれるインディーゲームとの出会いが、今年も来年もありますように。
その他細かい感想
・登場人物達も結局は全員が[spoiler]善意に基づいた行動しておらず、そして等しく可哀想。 [/spoiler]
・キービジュアル等で見栄えしてよく使われている「手紙らしきものを持って感涙している女性」の絵を、クリア後は直視できない。これを宣材で使うのは、人の心がないのでは…?
・ローカライズが非常に高品質。言葉尻を捉えて疑うゲーム性ゆえに細心の注意を払っている努力を感じる。韓国人名→日本人名の置き換えもまったく違和感が無い。
・「孤独に漂う寂しさを嘆くすべてのクラゲたちに、このゲームがささやかな慰めになることを願って」

nacii
02月16日
いい話だった。
システムとしては、ある事件の複数人の供述を、発言者や時系列を推測して並び替えて全容を明らかにしていくような感じです。
難しくもなく、そこまで多くもないので、情報の多さに混乱することもなく集中してできる絶妙なボリュームだと思います。
なんかもう内容については何も言ったらいけないと思うんで、ここ見てる暇があったら買って遊んでくれ。
3時間もあれば終わると思うんで

blackviking
02月16日
最初は話も操作どうすりゃいいんだよ状態だったけど手探りで進めるうちに話が繋がっていくのが楽しい!
ストーリーに関しては何も情報を入れずに始めて欲しい。
一つ目のエンディングの方がすっきり終わって好き。

ayateenu
02月14日
満足度が高く、面白かった。
エンディング分岐についてはぼやけてる部分もあったけど、全体的にストーリーも複雑すぎず、ミスリードされた故にピースが上手くハマった部分は爽快感がありました。
恩田陸さんのドミノに近い印象で好きです

Switch2当たって欲しい
02月13日
基本的なルールとしては2つ
・SNSのタイムラインのようにどんどん増える証言を「誰が言ったのか」「どの順番で言ったのか」整理する
・鍵がかかっている発言が出た場合は、条件を満たして解除する
この2つだけ
詳しいことは言えないのですが、ゲームを進めていくことで「点と点が繋がって線となる」感覚が素晴らしい作品です。
2~3時間でクリア可能ですが、遊んでよかったと心から思えるような作品でした。