






planetarian ~ちいさなほしのゆめ~
Planetarian: The Reverie of a Little Planet は、Key によって開発された日本の黙示録的なビジュアル ノベルで、全年齢対象です。物語の中心は、死んだ街で故障したロボットに遭遇した中年男性です。単に「ジャンカー」として知られるその男は、しばらくこのロボットと一緒にいて、物語の舞台となるプラネタリウムの映写機を修理しようとします。
みんなのplanetarian ~ちいさなほしのゆめ~の評価・レビュー一覧

K1anyte
03月29日
[h1] プラネタリウムはいかがでしょう。[/h1]
業界の雄であるkeyが発表した第4作目にして初のキネティックノベルである。2004年発売の作品ながら脈々とその歩みを進め2021年にはOVAも作成された作品で、時の流れの中で、星のように輝きを放ち続けている。
<所感>
プレイ時間:03H
ブランド:key
ジャンル:SF短編キネティックノベル
シナリオゲームorキャラゲーム:シナリオゲーム
インターフェース:☆☆☆
キャラクター :☆☆☆
世界観・シナリオ:☆☆☆
音楽 :☆☆☆
声優 :☆☆☆
テキスト :☆☆☆☆
ボリューム :☆☆
絵・CG等 :☆☆☆
演出 :☆☆☆☆
総評
以下、ネタバレを回避しつつ個別に感想を。
〇インタフェース
流石に2004年作であるため古臭さはあり、ウィンドウの解像度の指定などに顕著。ただ、基本的な機能は揃っている上、いわゆるチャプター機能により一度読んだことがあるならば途中から読みたい章頭から読めるようになっており、今に通ずるものがある。
〇キャラクター
主人公とヒロインの二人だけと言える。会話の中で思い出として何人かの人物が登場するものの、本質的にはただ二人である。
〇世界観・シナリオ
大戦争を経てアポカリプス的な閉塞感の漂う近未来的世界が舞台。その中で主人公はプラネタリウムを進めるロボットのヒロインと出会う、というもの。
登場人物の少なさもあって、冒頭からかなり重い世界だが、それでもどこか惹かれるものがあった。
〇音楽
短編なだけあって10曲あるかも怪しいレベルだが、それでも世界観にマッチしており、少なさは感じなかった。
〇声優
機械的な声を一貫しているヒロインに加え、主人公にもボイスがある。短編ながら満足感が高かった要因である。
〇テキスト
主人公の心情を地の文として追う形も多かったが、それでもクライマックスに向けていくにつれて、演出と相まって自然と手が進んだ。このあたりは流石のkeyと言ったところでは。
〇ボリューム
選択肢もなく、ゆっくり進めても数時間あればエンディングまで完走できる。満足感が高かったたためそれ程気にはならなかったが、もう少しボリュームがあってもよかったとは思う。[strike] あっさり目のラーメンみたい。[/strike]
〇絵・CG等
発表後はや20年がたつため、流石に違和感はある。ただ、決して下手なわけではなく要所要所ではしっかりと書き込まれており問題はない。
〇演出
要所で入るイベントCGや、ここぞでなされるスキップ不可の強制オートプレイなど、読者を引き込もうとする工夫は随所に。また、当時としては本当に珍しい位に表情差分の指定が多く、いい作品を作ろうという気概を感じた。
総評
ビジュアルノベルとしては短編且つあっさり目でありながらしっかり引き込まれる良作。ロボットと人間という組み合わせにどこか機械的ながらも情緒を感じさせる綺麗なシナリオ。泣きゲージャンルの総本山と言われるだけはあり、文章を読ませに来る引力は強く、お手軽さも相まって非常に手が出しやすい。映像化もされていることや後継作品も発表されているため、時間があるときにはそちらにも手を出したい。
これをプレイするならば、他のユーザーが評した通り、雨の日の夜、特に梅雨が相応しい。
きっと読了後には、来たる季節にプラネタリウムを見に行きたいと思わされるだろう。

Inokori
01月22日
キネティックノベルの第一作目にして鬼の様な展開力を持った名作。
Keyの作品としては、「Kanon」→「AIR」→「CLANNAD」→「planetarian ~ちいさなほしのゆめ~」ということで四作目ではありますが、今でも大事にされている作品だと思います。
キネティックノベルはビジュアルアーツの中でそう呼んでるだけでして、他の会社のゲームでも同じ様な形式のゲームを出してると思うんですが、要は選択肢の無いビジュアルノベルという事です。肝心なビジュアルアーツの公式キネティックノベルサイトに行くと、10タイトルも無いのだが、それぞれのゲームタイトルに特設サイトを設けて大切に大切に扱われているのが見て取れる。
planetarianシリーズは、小説・ドラマCD・Web版アニメ・劇場版アニメ映画・OVAにもなっており、これだけ展開出来ているのは、このキネティックノベルを読んで感動したユーザー達の暑苦しい程の応援があったからでしょう。
ゲームのUIは現在の様な洗練されたある意味固定化してしまった良く見るUIではなく、現在のモニターや解像度とはアンバランスに見える古臭いUIが並んでおります。だがそれが良い。絵もあまり無いです。登場人物も少ないです。文章も古いです。でも20年前の作品なのでそれが当たり前で、物語を伝える事をメインとして作られているのがキネティックノベルなので、逆にその狙い通り、物語は今も昔も伝わるものがあります。
エンディングテーマ曲を歌っているのはI'veのMELLさんなんですが、ブラックラグーンのオープニング曲を歌っている時のMELLさんとは別人ですか。優しくも力強い包容力のある歌声に癒されます。
当時の熱狂的なノベルゲー熱を感じたい方はやってみて下さい。

Tch
2023年09月04日
ずっと積んでいてやっとクリアしましたが、気づけばSteamでおそらく購入できなくなっていました。
作品としてはめちゃくちゃ良かったです、普通に泣きました。
短いながらもしっかりと世界観とストーリーが練られており、ちゃんと完結します。
主人公声優が小野大輔さんでとても良い声と演技なのも素晴らしかったです。
今はHD版が購入可能になっているようなので、気になった方はそちらをチェックすると良いと思います。

𓂃 Pinchan2.0 ₍^ >ヮ<^₎ .
2023年07月09日
˚₊‧ ずっとそばにいる… 絶対に忘れない… 俺はお前と一緒にいる… ✩°。

Eizyu
2023年04月22日
泣いた
雨が降り続ける荒廃した世界で擦れた主人公とひたすらに健気なロボ娘がプラネタリウムで心を通わせる話。良質なBGMとテキストで、CG数は少ないものの使用されるシーンはどれも印象的。(最後のとかもう…ね)絵柄は少し古さを感じるが、絵本のような作風にむしろあっているように感じた。
皮肉屋な主人公も、すこしこわれたロボットも、この物語を読み終えるころにはたまらなく好きになっていました。ただ、終わり方は好みが分かれるでしょうね。(僕は好きですけどいろんな意見の人と語りたいのでみんな買ってください)

LC_aze
2022年07月02日
プラネタリウムの美しさと荒廃した世界観とその設定に引き込まれ何度でも読みたくなるゲームです。また本編だけでなくアニメとドラマCDもセットに観賞したほうがより作品に没頭できておススメです

u.n.owen
2022年04月13日
昔アニメ化されたものを見たことがあったので懐かしさもあり購入
短めなのでサクッと読めるのでおすすめ
アニメもおすすめ

vtuber_wolf
2022年02月06日
これkey作品で一番最初にやったゲームだから結構思い入れありますねぇ
planetarian ultimate editionってのが今keyから出てるんで、これよりultimateを買ったほうが良いです

dmaku
2022年01月21日
keyのロボ少女とか[spoiler]絶対最後機能停止するって[/spoiler]分かってたのに泣いた

平均秒速4.6mで動く天P
2021年10月13日
壊れた世界で壊れたロボットと壊れた男がプラネタリウムで星を見る。それだけだった。
でも、それだけでよかった。
二人が最後に見たのは、きっとたぶん、本当の「星」だった。
シナリオに選択肢はなく、短めでした。
古い作品のリメイクなので昔の作品の雰囲気が味わえます。
気取った事ばかり書いているので率直にまとめますと、切なくて涙が零れる話で私は好きな作品でした。
そこまで値段も張らないので、泣けるストーリを探してる方は購入してみてはいかがでしょうか。

sunohara_ababa
2021年09月23日
新作OVAが発売されたこともあり久しぶりにプレイしました。
やはり良い作品ですね。

Colorless Cat
2021年08月02日
ゲームクリア時間:3時間前後
ルート分岐のない一本道のビジュアルノベルです。
良い点:メインヒロインが健気かわいい。
幼少期のプラネタリウムに行った記憶が思い起こされ、行きたくなりました。
悪い点:すんなり終わってしまうボリュームなので読み足りなさはありました。
key作品のファンはもちろん、そうでない方にもオススメします。

nyan2
2021年05月08日
少女終末旅行のような退廃的な世界観が好みでした。
シナリオは良いので、短編がやりたい方にはオススメです。

Name is nothing
2020年12月30日
ゲーム性としては皆無だけど、安いノベルものとして見るなら悪くはなかった。内容は良かった方だと思います。最後が…つらかった。[spoiler]ラストで主人公が彼女のメモリーを取り除き息を引き取り、メモリーを取った主人公と彼女が記憶されてるメモリーどうなったか気になりますけど、ゲームはここで終わりですから仕方ないですね。[/spoiler]
欠点を上げるなら普通のビジュアルノベルじゃないから各ルートを楽しみたいなどという方には不満だと思います。ストーリーは良かったからもう少しボリュームが欲しかったですね。
どこで聞いたことある曲が流れてたと思ったらキリスト教の讃美歌が流れてたわ。
アニメ化もされてたのか。
これは私の事例ですが、これをインストールして起動したらブロックされれ起動できないという事態が発生しました。マカフィーのほうで誤ってウイルスだと認定されたのが問題だったみたい。解決方法はこれみてね。
https://service.mcafee.com/webcenter/portal/oracle/webcenter/page/scopedMD/s55728c97_466d_4ddb_952d_05484ea932c6/Page29.jspx?showFooter=false&locale=ja_JP&articleId=TS101715&leftWidth=0%25&showHeader=false&wc.contextURL=%2Fspaces%2Fcp&rightWidth=0%25¢erWidth=100%25&_adf.ctrl-state=11xrwx7icl_109&_afrLoop=163586000539585

銀鱈とろろ
2020年11月26日
悲しくもいいお話です。
プラネタリウムに行こうなんて思ったことなかったけどこの作品をやってプラネタリウムに足を運んでみました。
優しい気持ちって大事だなって思いましたね。
スマホ版を持っていたけどSteam版も買ってしまいました

白月
2020年07月23日
A decent visual novel.
Good music and a decent story.

sasyame
2020年07月05日
昔一年に一回、家族とよくプラネタリウムに行ったことを思い出した。
暗闇の中、投影機から映し出される星々…。今はもう思い出の中にしかない
プラネタリウムは大切な人と見に行くことでその素晴らしさがあった。
この作品それを教えてくれた。
内容を語るのは野暮でしょう。

Kizaki_4014
2020年06月13日
最初にオート設定おすすめの設定を書いておきます
ゲーム中に右クリックでAutoMode Settings を押下して
文字間隔0.15秒
最小時間0.5秒
にすると初期設定よりもオートモードで楽しめると思います。
/**************************************************/
非常に心を揺さぶられた作品でした。
古くはありますし、今の画面で全画面表示した場合はゲーム側の解像度が足りなかったりしますが、
そんなこと以上に人類が今なお目指し続けている宇宙、それを投影するプラネタリウム……という身近ではあるけど、日頃あまり気にしていないそんなテーマに興味を持ちプレイしました。
ゲーム概要ですが、登場人物のほしのゆめみ(ロボットの少女)と屑屋(廃都市を漁りに来た男性)が恋愛関係になるとかそういった内容ではありません。
屑屋が30年間放置されていたプラネタリウムで稼働していたゆめみと触れ合う4日間の中で、(ゲーム内の世界の)現代で生きていては決して得られなかった気持ちを抱いていく。そんなストーリーです。(異論はあると思うので認めます)
冒頭のコミカルなゆめみと屑屋のやりとりシーンはノベルゲームに慣れていない人にとっては冗長的に感じるかもしれませんが、そのやり取りから『ロボットは人ではないためプログラムやデータ以上のことは基本出来ない』『本作のロボットは自己の機能内でできないことは対応することはできない』というある意味当然の事と本作に登場するロボットについて確認するような内容ですので飛ばさずに見ることをお勧めします。(その方が後の展開を飲み込みやすくなります)
後は特に選択肢はなく読み進めていくだけの作品となっておりますので、CG回収で周回等は必要ありません。
エンディングは宮崎賢治さんの書いたあの曲となっておりますので、是非とも最後までちいさなほしのゆめをお楽しみ下さい。
以下、純粋な感想です。
ロボットだからプログラム以上の事は出来ないけど、それでも一生懸命に人に寄り添おうとするゆめみを見ていて、ロボットでも人でも誰かのためを思う心(ゆめみはロボットですが...)や行動はとても綺麗な物だと改めて思いました。
2020上半期が過ぎようとしていますが、現在新型ウイルスの影響なのか、人間関係が今までよりもドライになってしまったように感じます。そしてそれは小規模ではあるかもしれませんが新たな争いも生み出しています。
これらは物理的な人と人との距離が離れてしまったせいで心と心も離れてしまったからなのでしょうか。
それとも、ウイルスへの拒否反応が、ウイルスを持っている可能性のある隣人達へ向いたせいなのでしょうか。
こんな時にこそ他人の心を思いやることが必要なんじゃないでしょうか。
世の為、人の為に頑張っている人って素敵なんです。その姿勢を見せてくれるだけで自分も奮い立たされるような気持ちになります。だから、このゲームのゆめみちゃんを見て自分は力を貰いました。
この力を誰かにリレーしていくことも大事だと思い、まず本ゲームのレビューをしたためた次第です。
まだ星が見えているこの世界を大切に生きようと思います。
以上です、長文失礼しました。

Hika
2020年06月04日
プラネタリウムはいかがでしょう
どんなときも泣かさせて満面の涙がとまりません
プラネタリウムはいかがでしょう